モンキー的映画のススメ

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モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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アメリカン・スナイパーの感想

2月21日

アメリカン・スナイパー

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いよいよあと2日でアカデミー賞受賞式。
そんな中、絶妙なタイミングで公開するアカデミー賞ノミネート作品。
配給のワーナーさん、さすがです。
客層もクリントイーストウッドを昔から好んでたかのような年配の方でいっぱいでした。
アメリカでは、大ヒットなようで監督としては最高の興行収入なんだとか。
果たして日本ではどんな反響になるんでしょうか。

クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は、弟とカウボーイとして有意義に過ごしていたが、米大使館襲撃のニュースを見て感化され米海軍特殊部隊ネイビーシールズに志願する。 
訓練中にタヤという女性と出会い結婚するや否やイラクへ派遣の命令が下る。
最初の派遣で彼は子供の頃に父から教わった射撃の才能が開花し敵の命を奪い、やがて仲間たちから「レジェンド」と呼ばれる。
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ただ、戦争で常に緊張下の中でいたクリスは家に帰っても心は休まずにいた。
やがて、戦場と家庭の暮らしを行き来する中で彼の心は蝕まれていく。



主演のブラッドリー・クーパーといえば何と言ってもハングオーバーシリーズで有名ですが、
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何てったってカッケー!!なぜ、日本でブレイクしないのか不思議でしょうがない。
尚且つ、今回のアカデミー賞主演男優賞で、3年連続ノミネートしてるという快挙。顔も演技もすげー!ってわけです。

世界にひとつのプレイブックでも評価されたように、彼は精神を病んでる役がうまいです。
今作も緊張が解けないせいで高血圧なクリスを、すぐカーッとなる様や瞳孔開きっぱなしで佇む所、生活音に敏感になってしまう演技やしくざは上手く見せていたと思います。

感想は、まあークリント・イーストウッドならではの出来。
いぶし銀で淡々と話は進み静かに幕を閉じる。
前作「ジャージーボーイズ」も良かったですが、それとは真逆の映画でしたね。
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家族ものでもありますが、生々しい戦争を描いてるので女性はきついのでは。
個人的にも戦争モノは得意じゃないので後味悪いのが拭えないのもありますが、さすがです。
仲間を殺され、復讐に燃えるクリスですが、それを果たした所で何も残らない。
残ったものは心に負った大きな傷だけ。その傷は、家族との生活も影響を及ぼしかねない。
仲間のために復讐しても、女子供が武器を持って攻撃しようとしても敵とみなし射殺しても果たしてそれは正義なのか。
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彼がそんな行為を繰り返したことで迎えた末路は考えさせられるものがあります。
作中で、奥さんのタヤがクリスに放つセリフ、「戦争で影響を受けない人はいない」という言葉にぐっときました。
ほんとそう思います。


きっとこれは反戦の意味を込めた映画だとは思いますが、片一方では、クリス・カイルという男の名誉を称えた映画にも見えてしまう人もいるかと。
それは観た人にしか得ることのできない目線だと思います。そんなことを、
エンドロールでは無音状態で進んでいくので考えや気持ちを整理して映画館から出て行くことを薦めます。

一つわからなかったのは、クリスが読みもしない聖書を肌身離さず持っていたこと。神を信じてるとかそういう意味合いだったんでしょうか?


とにかくアカデミー賞で何か受賞できるのか楽しみです。


満足度☆☆☆★★ 2.5