モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密の感想

3月16日

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

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近年グイグイキテるベネディクト・カンバーバッチ主演の映画。
よく考えたら主演の映画は初めて見るかも。


1939年、イギリスがヒトラー率いるドイツに戦線布告、これにより第二次世界大戦が始まる。天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は英国政府の機密作戦に参加する。
その作戦とは、ドイツが誇る世界最強の暗号“エニグマ”の解読。
最強と謳われる理由はその暗号の組み合わせにあった。暗号パターンが10人が24時間働き続けても調べるまで2000万年もかかるほど。
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解読の為集められた6人の天才たちは、諜報機関MI6のもと、分析を始めるが、アランは一人勝手に奇妙なマシンを作り始める。
子供の頃から孤立していた彼にとって集団行動など皆無に等しかった。
無論、グループ内で孤立し始めるアランだったが、クロスワードの天才ジョーン(キーラ・ナイトレイ)だけは彼をフォローし、彼の中にある閉ざされた扉を開かせていく。
そして、彼らのわだかまりが解けた時、遂にエニグマを解読したのだが。
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主演のベネディクト・カンバーバッチは作品同様、先月のアカデミー賞にノミネートされるほどの演技派です。
イギリスのドラマ、シャーロックでブレイクしてから、個人的には裏切りのサーカスそれでも夜は明ける、8月の家族たち、そして、スタートレックイントゥザダークネスなどでの好演が印象的でした。

決してイケメンではない顔立ちだけど、その細い体から放たれるオーラと感情にいつも心動かされる人だと思います。



で、感想ですが

ただの暗号解読劇では済まされない!!


物語は、アランの少年期、戦争期、そして、戦争後のある事件と3つの時代を行き来します。
そんな中で巧みに計算された構成で観衆を魅了させてくれます。

もちろん、暗号解読の中盤までの道中は非常に楽しませてくれるワクワクでハラハラドキドキが押し寄せます。
仲間との確執をジェーンがうまく取り持つことで芽生える友情や、上官との攻防戦。
ここまでなら、半沢直樹ばりの緊迫感と爽快感を味わえることでしょう!
ま、倍返しみたいな仕返しはありませんが。

で、解読した後の話が切ないけど納得せざるを得ない虚しさに駆られ、
ラストに待ち受ける事実に悲しみが込み上げます。

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今作はもちろんカンバーバッチがすごいんですが、それを支えるジェーン役のキーラ・ナイトレイが素晴らしかった!
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いつもは、おてんばで少々天然気質な役のイメージでしたが、今作は終始受け身でカンバーバッチとのアンサンブルも心地よく見えました。


天才が故に、過去のトラウマが故に、彼は殻にこもっていましたが、そんな自分自身と戦い偉業を成し遂げたにも関わらず、その孤独の根は深く彼を最後まで悩ませてしまっていました。
ネタバレになるんで、天才数学者の秘密は伏せますが、そんなアランの話を2時間でここまで深く思わせてくれるこの映画を観て本当よかったです。
是非観に行って欲しいです。必見です。


奇しくも先週末は博士と彼女のセオリーとこのイミテーションゲームという2人の天才対決な公開日でしたが、個人的には後者に軍配を上げたいと思います!



満足度☆☆☆★★ 3.5