モンキー的映画のススメ

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モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)の感想

4月10日

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

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パーマンのお師匠さんでも、ミッシェルガンエレファントの名曲でも、SMAPのアルバムでもない。

そう!

今年のアカデミー賞最優秀作品賞はこの作品でした。
ここ最近の最優秀作品賞では一番面白そうで期待してました。
やっと公開、んでもって昨日見たセッションの興奮冷めやらぬままの期待作にドキドキしながら見てきました。


かつてのスーパーヒーロー映画「バードマン」で一世を風靡した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は現在失意のどん底にいる。
そんな彼が、意を決してブロードウェイでレイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語るところ」の脚色・演出・主演で一世一代の大舞台に立とうとする。
しかし、出演俳優が大怪我をして降板してしまう。そして、代役に抜擢された実力派俳優マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)を迎えるが、彼の才能に脅かされたリーガンは、次第に精神的に追い込まれていく。
果たして、仕事も家族も失ったかつてのスーパーヒーローは復活を遂げられるのか?彼を待ち構える奇想天外なトラブルとは…。
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監督はバベルやビューティフル、21グラムでおなじみ、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。
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いやー、どれも未見です。すいません、勉強不足(-。-;
最新作にはディカプリオが出るそうです。あー、尚更見なきゃ、バベルくらいは。

そして、主演のバードマンこと、リーガンを演じたのはは今年のアカデミー賞主演男優賞ノミネート!惜しくも、エディ・レッドメインに最優秀主演男優賞を奪われ哀しみの表情を浮かべたマイケル・キートン
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かつてはティム・バートン版のバットマンバットマンやってたあの人です!
その後はー、ぱっとしない映画ばかりで。
そう、これこの映画の主役リーガンとモロかぶりの人生を送ってきたという、なんともいえないキャスティング
地で演じたのかはわかりませんがノミネートされるだけの圧倒の演技でした。
かつての栄光を忘れたいのか必死で演劇に身を投じ、輝きを取り戻そうともがくも、もう一人の自分=バードマンに邪魔されるという葛藤はさすがでした。
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でも、個人的には、
マイク役のエドワード・ノートンの方が芸達者な気がして一枚上手な印象でした。
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主役を張るような派手さはないけどいい俳優ですよねー。真実の行方なんか最高に良かった。リチャード・ギア食われてましたからww
そんな彼もアメコミ映画インクレディブル・ハルクでブルース・バナー=ハルクを演じて(その後降板しましたが)びっくりしました。


そして、超大好き❤️リーガンの娘サム役のエマ・ストーン
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彼女もアカデミー賞にノミネートされてましたね。父との口論のシーンや、マイクとの屋上で目を逸らさず瞳を潤ませる表情!かわいいし、罵られたいっす( ̄◇ ̄;)
そんな彼女の代表作といえは、アメイジングスパイダーマン、ピーターの恋人グウェン役です。

このように、主要キャストみんなアメコミ映画に出てたんですねー。

そう、この映画、所々、今ハリウッド映画界を席巻してるアメコミ映画、その役者たちへ警鐘を鳴らしてるかのようなブラックジョークが多々見られます。
あらゆるアメコミ映画で名を馳せた俳優の名前がチラホラ出てくるので要注意です。


他にも、ハングオーバーでお馴染み、リーガンの親友で劇のプロデューサー、ジェイク役にザック・ガリフィアナキス
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ハングオーバーといい、デューデートといい、ブッとんだ演技しか見たことないので、ちゃんとした役どころは初めて見ましたね。
てか、痩せた?


他にも、今作で念願のブロードウェイデビューを果たす女優レズリー役にナオミ・ワッツ
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彼女の下着姿が写るんですが、意外とポッコリお腹なのはびっくりしたなww

とまあ、豪華な面々。



そんな、この映画の感想は!

話はもちろん◯!で、脅威のカメラワークが◎!!


リーガンがかつてスターダムにのし上がった代表作バードマンという影と葛藤、対峙しながらもラストでのカタルシスに感服。
これこそ、無知がもたらす予期せぬ奇跡!!

そして、カメラワーク!
撮影監督は長回しで有名なエマニュエル・ルベツキ。ツリーオブライフやトゥモローワールド、最近では、ゼログラビティなんかが有名。
この映画、ほぼ全てワンカットのような撮影で途切れることをしません。カメラがぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるどかーん!!
な感じで、途中目が回るくらい。
まー見事。どうやって繋げてるかわからない。舞台裏から舞台袖、舞台と縦横無尽に回り、外に出れば夜からそのまま朝になり、街をぶっ壊したかと思えばもとどおりになってたり、
とにかくすごいから!

で、これに合わせるかのように不気味なドラムの音。ちょいちょいそのまま叩いてる人が出てくる演出も面白い。

で、それがなんかオシャレな映画にも見えちゃうから不思議。
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似たような葛藤からの脱却した映画で、ブラックスワンやレスラー、(どっちもダーレンだな)とほぼ同等の評価だけど、やっぱり昨日みたセッションの方が感動が上だった。見る順番間違えたな。



現代の忘れられたくない一心でひたすら自分をアピールする我々とリーガンの内面もリンクしてたり、
今の娯楽映画に様々な問題を投げているようにも感じたり。
奥が深いな、イニャリトゥ!


そうそう、一番笑えたのがこの舞台の向かいで上演されてる有名な舞台を忘れないで下さい。
リーガンの顔が最後のオチはこれなんで。気付いてる人いるかな?



満足度☆☆☆☆★ 3.5