モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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ソロモンの偽証 後篇の感想

4月11日

ソロモンの偽証 後篇 裁判

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もう前篇見てから3ヶ月経つので半分くらい忘れてましたが、ダイジェストやってくれたのでだいぶ記憶を取り戻しての鑑賞ができました。


主人公藤野涼子(藤野涼子)のクラスメイト柏木卓也の死の真実を探るため、学校内裁判がいよいよ開廷される。
匿名による告発状により容疑をかけられた問題児の被告人大出俊次が重い腰を上げ裁判にでることが決まり、裁判員たちクラスメイトは落ち込んだ空気から解放されやる気に満ちていた。
そして、告発状を送ったとされている三宅樹里も藤野たちの訪問による地道な努力により、出廷を決意。ようやく役者が揃った。
そして、柏木卓也の家の通話記録を入手した藤野率いる検事たちはある共通点を見つけ、そこから新たな疑問が生まれることで5日間に及ぶ裁判が幕をあける。



宮部みゆきの原作ミステリーを2部作で、しかも松竹120周年記念と銘打ってとあって配給側も並々ならぬ気合いっぷり。
コケるワケにはいかないんでしょうね。

前篇では、事件の勃発と学校内裁判をやるまでの過程という序章に過ぎずひとつの映画として成り立ってるかどうか話だけに関しては評価しにくかったのが印象的でした。
ちなみに、私の師匠は1時間以上は削れたよなー、とボヤキメールが届きましたww
ごもっともです。特に伏線を多用してるわけでもなかったので、3時間以内に1本の作品にしても良かったんじゃない?
と前篇の時点で思ってしまうほど。


そして、前後編見終わった感想は、

長い!!U2の歌合ってない!!

裁判のその後少ない!!



まず、終始見て思ったのは、生徒たちがオーディションで勝ち上がった10代だからか、演技経験が未熟なのかアンサンブルはぎこちない、加えてこの学校の生徒たちがお行儀が良すぎるww
俺中学生の時は、目上の人が来て、こっちが座ってたらすぐさま立ち上がるとかそんなマナー知らないからw
大人でもやらないやついるのに。
セリフも固いし、性格も固いし。中学生日記だってもうちょっとユルいやついたと思うけど。
何、進学校なの?

とにかく素行の悪い被告人の大出くん以外ダラけた奴がいないのは比率としてもリアリティーを追求してほしかったな。
裁判自体が非現実なので。


大オチ以外は7〜8割前篇をみとけば想定内の判決なのはわかります。
残りは、薄々感付ける人もいるかな?
ミステリーといえども、どちらかといえばヒューマン色の強い映画なのでそこに重点を置かず、彼女たちが自分の信じた答えを固辞せず、議論して追求して誰かの声に耳を傾け真実を見出す、という成長を見届けるのが正しい見方なんじゃないでしょうか。
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一番残念なのは、柏木くんのバックボーンが殆ど描かれていない点。
前篇でもちょこちょこ藤野涼子の前に出ては、偽善者!と罵り、担任の先生まで怖がってしまう柏木くんは、何故そんな風になっていったのか。ここ描かないと結末でても同情も否定も出来ない。
この映画が、渦中の生徒たちが無謀なものを最後までやり遂げる、だけしか焦点がないことが不味い。

2人目に亡くなった松子のお父さん役のドランクドラゴン塚地の貫禄というか佇まいはもはや芸人ではなかった。
佐々木蔵之介永作博美と肩を並べてるし、出番もそんなにないのに偉い印象に残った。
芸人はホントすごい。もっと演技面で評価されるべきだ。
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まとめとして、1本にまとめることは難しくはなかったこと、生徒たちはもっとワークショップなんかやってから撮影しても良かったんじゃないかということ。プロットをもっとしっかり練り上げること。
原作になぞって忠実にやることも大事だけどもっと脚色したっていい時があると思います。

満足度☆★★★★ 1.5