モンキー的映画のススメ

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モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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フレンチアルプスで起きたことの感想

7月5日

フレンチアルプスで起きたこと

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昨日のアベンジャーズの余韻も冷めやらぬまま、昨日公開のこちらも気になってたので本日観て参りました。
ヨーロッパ映画は、偏見ですが国ごとの映画のイメージがあり、かなり食わず嫌いな部分が個人的には多いのですが、予告を見る限りこれは面白そうだなと。





フランスの高級リゾートにスキー・バカンスにやってきたスウェーデン人一家。スマートなビジネスマンのトマス、美しい妻エバ、愛らしい娘のヴェラと息子のハリー。普段仕事に忙しいトマスは、たまに取った休暇で高級リゾートを奮発し、ここぞとばかり家族サービスに精を出す。バカンス2日目。たっぷりとスキーを楽しみ、陽が輝く絶景のテラスレストランで昼食をとっている最中、いきなり爆発音が鳴り響き、彼らの目の前の斜面で雪崩が発生する。それはスキー場の安全確保のため、人工的に起こした雪崩であった。トマスや他のスキー客たちは、ダイナミックな光景に面白がってカメラを向けるが、エバは何かがおかしいことに気づく。果たして、雪崩は予想外に勢いを増し、テラスめがけて向かってきた。真っ白な雪の煙がだんだんと晴れていく。幸い大事には至らず、人々は再び笑いと活気を取り戻すが、雪崩の瞬間、トマスが見せた“期待はずれの行動”は、エバと子供たちを大いにガッカリさせ、家族の間の空気がぎくしゃくし始める。
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去年のカンヌ映画祭にて、ある視点部門審査員賞を受賞した本作。
監督は、スウェーデンの新生監督リューベン・オストルンド監督。
今回監督作は日本初上陸だそうです。
フランスから口コミで広がり、瞬く間にアメリカで沢山の賞を受賞したようで、(500)日のサマーやグランドブタペストホテルなどで知られるFOXサーチライトでリメイクが決定したとのこと。
こちらも楽しみですね。




さて、そんな新進気鋭の監督が作り上げた家族のお話の感想は、




男って情けない生き物なんです…






まず、雪で覆われたアルプス山の大自然を、まー綺麗に撮れてますねー。
澄み切ったスカイブルーの空に真っ白な雪が映える映える!
カメラの画質がホントにキレイ。
オープニングからどんな話が待ち受けてるんだろう、
とかの前にこの映像が目に飛び込むや否や、思わず「うっわ〜きれ〜っ!」と心の中でつぶやきましたね。


そして、面白いな、と思ったのはカメラがほぼ動かない点。
ほぼ固定になってて、観客が第三者として夫婦を別の視点から観てるように思えば、
ホテルの掃除係の視点で夫婦を観たり、
たまたまホテルで出会ったバカンスに来た女性の視点で、
カップルの視点で、
これを固定したカメラの目線で見る事ができます。
固定してるからその情景を切り取って見え、長回しだったりするからこっちは
じ〜〜っと眺めるかのように見える。
目線がコロコロ変わるようなものも嫌いじゃないけど、固定されたままってのもいいですな。
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そして、お話はというと、自分が雪崩から家族をほっぽり出して逃げたことを認めない夫が徐々に妻から責められやがて精神が崩壊していく様はまさにブラックコメディ。
いやあ、同じ男として情けないっすwwでも、同じ状況で自分に当てはめたらやはり同じ行動をとるんだろうな、と同情の念も感じるも、なぜ否認するのかは疑問。
プライドが許せないんでしょうか。
アルプス山の雪崩と夫の心が削られていく様はリンクしてるようにも思えました。
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一方妻の方はというと、最初こそ気丈に振る舞うも、やはり忘れることはできず誰かが間に入るたびにこの一連の話を蒸し返し第三者に同意を求めようなんて考えてるのか、物的証拠を突きつけ夫を精神的に窮地に追い込んでいくという、これまた自分が夫の立場なら考えたくもないおぞましいことだなぁと。
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いわば、男女の性質の根本的な違いを指摘した長〜いコントです。
妻は雪崩の件含めちょっとした不自然なことに敏感になるほどナーバスで、
夫はそれに対して大丈夫だよーとのほほんな感じ。
そんなところも垣間見えます。
うちの両親もそんなだったなー。
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問題なのは終盤、家族が最終日スキーをする中起こったアクシデント。
これをよかったー!と捉えるか
はたまたその行動を見ていた人への演技なのか。
場面が切り替わる瞬間どうも引っかかりました。

そして、スキー場からバスで下山する場面。
これも何を意味しているのか。

見た人にしかわからないと思いますが、これから見る人は意識してみたら、より面白く感じると思います。



満足度 ☆☆☆★★ 2.5