モンキー的映画のススメ

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モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画『HERO』の感想

TVドラマ・マンガ原作
7月18日

HERO

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やはり私の世代は、このドラマに思い入れの強い方が多いんじゃないでしょうか。
去年の第2弾のドラマ、そりゃあ興奮したさ!で、また映画化ですから。
テレビ映画と揶揄されてもただただファンとして見届けに行ってきました。
しかも、今回は舞台挨拶中継つきというおっきなおまけ付き。






ネウストリア公国大使館の裏通りで、パーティーコンパニオンの女性が車にはねられ死んだ。東京地検城西支部の久利生公平検事(木村拓哉)は、事務官の麻木千佳(北川景子)と共に事故を起こした運転手を取り調べる。すると、ふたりの前に、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子)が現れた。現在、大阪地検難波支部で検事として活躍する雨宮は、広域暴力団が絡んだ恐喝事件を追っており、その重要な証人が、久利生が担当する事故の被害者女性だったのだ。そして、久利生と雨宮は合同捜査を開始、ネウストリア公国の大使館員から話を聞こうと、大使館に出向き直接交渉を試みるものの、あっさり断られる久利生。なぜなら、大使館には日本の司法がまったく及ばない「治外法権」が存在するからだ。「日本のなかに存在する外国」、国際社会における各国の当然の権利であり、たとえ正義の名の下にでも、それを侵すことは外交を崩壊させかねない禁断の行為でもあった。諦められない久利生はアプローチを重ねるが、当然の事ながら大使館側はまったく応じず、やがて、事態を重く見た日本の外務省・松葉圭介(佐藤浩市)から、思いがけない圧力さえかかってくることに。さすがの久利生も、「大使館」という決して侵してはならない「絶対領域」の前になす術なく、捜査が進展せず暗礁に乗り上げてしまう…。果たして、久利生は「大使館の壁」の向こう側にある真実に辿り着くことができるのかーー。(HPより抜粋)




監督は、前作HEROにに引き続き鈴木雅之
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まあ、テレビマンの映画なので、この人だから!みたいなのは特にないです。
他にも、プリンセストヨトミやNIN×NIN忍者ハットリくんなど。あ、どっちも見てるww


そして、主演の久利生公平役はもちろんこの方、木村拓哉
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よく、この人が何をやっても木村拓哉とか言って彼の演技を批判する方がいますが、個人的には逆にそんなことできる俳優いるのか?と。そして、こんなに画面に映える役者はいるのか?と。
そのズバ抜けたオーラと松田優作チックなしぐさ、アドリブはやはり見る者に強烈なインパクトを与えるのはさすがだと毎回見て思います。スターですよ、やっぱり。
ただ、スターが故にこの人は脇役ができない。受けの演技ができない。相手を立てる演技ができない。まあ、まだ今はやらなくてもいいけど。



そして、雨宮舞子役ももちろん松たか子
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ファンならこの人なしではHEROではないっ!!と思った人もたくさんいたでしょう。去年のドラマでは、久利生の意味深なセリフ以外出る気配も無く、がっかりしてましたが、満を持してのHERO復帰!!いやぁ、待ってましたよ。
どんな絡みで、そして、どんな展開が待っているのか楽しみです。
とにかく90年代後半のTVドラマから、木村拓哉松たか子というベストカップルを今また見られるのはホント嬉しい限りです。攻めの演技をする木村拓哉をちゃんと受け身の演技で返せる松たか子の掛け合いが大好きです。




で、ドラマから新しく久利生の事務官を担うことになった麻木千佳を演じる北川景子
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正直未だ違和感しかないっす。この人がキレイだから、華やかだから、主役の横にいるような顔じゃないんだよなぁ。
主演でやったほうがキャラが立つんだよなぁ、この人は。そこまで演技うまいわけじゃないんだけどww


そして、今作のゲスト、松葉圭介役は佐藤浩市
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とりあえず、お堅い感じの役どころで大御所っつったらこの人っしょ。相変わらずスーツが似合うこと似合うこと。やはりお父さんに似てますよね。



他にも、ドラマ同様、角野卓造松重豊吉田羊杉本哲太小日向文世八嶋智人濱田岳正名僕蔵と勢揃い。
他にもゲストとして森カンナ新井浩文イッセー尾形アンジャッシュ児嶋など。
最初のドラマのキャストは今回松たか子以外に出るんでしょうか?
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そんな、地味だけど深い治外法権をテーマとしている新作HEROの感想は、






う〜ん…盛り上がりに欠ける…


以下、ネタバレも若干含んでます。



全体的に浮き沈みの少ない印象を受けました。もちろん、起承転結の通りの展開でしたが、案外サラ〜っと話が進んでしまい、前作のような裁判も無ければ異国での調査といった派手なものは無く、よく言えばいつも通りのドラマで悪く言えば、映画ならでは!のものはありませんでした。

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やはり、城西支部のみんなはいつも通りの忙しさで久利生に振り回されながらも真実を追求していて、ドラマファンとしては待ってました!とニヤけちゃいます。

ドラマを見てるからこそ、雨宮という存在を知っていて、雨宮と共に働いた元同僚たち、そして、雨宮を知らない城西支部の面々、その心理描写もファンならではの駆け引きもあり笑わせてくれます。


でも、どうして2人は離れてしまったのかという過去のエピソードは描かれていないのが残念でした。
やはりすれ違いとかが原因だと思うんですが、事件の話も大事だけど、そっちももう少し時間を割いて欲しかったなぁ。
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序盤に思ったのは、検事はたくさん案件を抱えてるが故にいちいち外に出向いて現場検証なんかしないとあれほど雨宮は言っていたのにすんなり2組で現場検証に行っている点、
まあ考えてみれば久利生の元で散々やってきたのだから、検事になった雨宮も同じことをきっとしていて了承したのかな、と。
でも、そこの下りを入れてたらまた面白いかなぁとも思ったのですが、全く無いので、ん?と疑問に思いました。
何かしらのやり取りを入れて欲しかったですね。まだ現場検証とかしてんのか?とか、私も真似して現場行ってます、とか。
仮に、雨宮も大阪で久利生と同じことをしていたとして、
これ以上進展がないし、事件をたくさん抱えてるから帰るというシーンもなんかおかしいな、と。


そして、治外法権という無理に等しい難題に直面したにもかかわらず、法で攻めず、情で攻める点。
今までのテーマはなんとか通用してきた久利生ならではの解決法も今回ばかりはちと無理があったかな…
ドラマチックではなかったかな。
壁をクリアした後の見る側としての納得度は低かったです。

でもって、相変わらずのカメラ目線の連発。日本映画、いや、テレビ映画ならではのカメラワークですが、この連発は、飽きます。
まぁ、これは仕方ないんだろうけど。
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今後続編をやるのであれば、やはり久利生の成長も描かないと厳しいかなとは思いました。
検事になった雨宮はやはり8年ぶりに城西支部に帰ってきて成長を遂げてきたし、麻木も試験勉強をしてるし、
セリフにもありましたが、相変わらずジーンズ穿いて茶髪の久利生も何かしらの変化は欲しいです。
根っこにある信念は変わらなくていいので変化はほしいなぁ。
踊る大捜査線の青島でさえ、管理職の立場で最初はもがいてたのだから、
そんな所があってもいいのではないでしょうか。
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今回初回は舞台挨拶を生中継というおまけ付きでした。
やはり城西支部のメンバーは和気藹々でチームワークはさすがだな、と。
なかなかこういうのは見ることが出来ないのでレアものでした。
しかも、今作は試写会がひとつもなかったそうで、そういう意味では初日の初回に見れてファンとしては満足でした。



ちなみに、最大の収穫は牛丸次席の娘の正体が明かされます。
察しはつくと思いますが、あの人ですww




とにかく、またTVドラマとして続いてほしい作品の一つでした。




満足度 ☆★★★★ 1.5