モンキー的映画のススメ

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モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「ビューティー・インサイド」 感想 評価 レビュー

ヨーロッパ・アジア

1月22日

ビューティー・インサイド

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なんか毎週毎週大作続きで2016年早々おなかいっぱいな1月後半ですが、ここで箸休め的な感じでキムチ!じゃなくて韓国映画です。

 てか、予告見て、あらすじ面白そうだなぁと思ってチェックしてた作品です。

早速、見てまいりました。

 

 

あらすじ

家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の、姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子供、外国人・・・。人に会う仕事が出来ないため、才能とインターネットを活かして活躍している。 そんな彼の“病気”のことを知っているのは母と親友だけ。

ある日、アンティーク家具店で働く美しいイス(ハン・ヒョジュ)に出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。彼女に告白する“見た目”になる日を待って、ついにデートに誘い、二人はロマンティックな3日間を過ごす。

しかし、同じ姿ででいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きるとまったく別の顔に・・・。

ウジンはイスに真実を話すことが出来るのか?

イスは、毎日姿が変わるウジンの愛を受け止めることが出来るのか?

最高に特別な恋が今はじまる!《HPより抜粋》


映画『ビューティー・インサイド』日本オリジナル予告編

 

 

 

監督・キャスト

 監督はぺクさんという方。

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CM制作や、広告デザイン、MVなどを手がけ今作が長編映画デビューの模様。

この作品の原案となった40分に及ぶソーシャルフィルムが2013年のカンヌ広告祭グランプリを受賞し、はれて映画化になったそうです。

最近はこういった映像を手がける方が映画界で監督として活躍するようになってきていますね。

斬新なアイディアも大切ですが、いくら面白いからといって、映画本来のあるべき部分も失わずに作り上げて欲しいなぁ、と。

とにかくどんな作品か楽しみですね。

 

 

主演のウジンが恋するイス役にハン・ヒョジュ。

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韓国で絶大な人気ドラマで日本でもレンタルDVDがバカみたいに高回転だった「トンイ」や日本映画「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」に出演した経歴を持つ彼女。

韓国の女優さんはどれも同じ顔に見えるし・・・名前も同じに聞こえるし・・・。

この人の作品見たことないし・・・。

と知らないことばかりです!これを機に気になる女優さんになってくれたらいいなぁ。

 

 

そして、主演のウジンを演じるのは、なんと!!な、な、なんと123人!!!

みんなギャラいくらで出たのさ!?

まぁ、全部挙げられないので、適当に見つけた画像からピックアップします。

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左上から右の流れで。

代表作に「建築学概論」のユ・ソンヨク、「7番房の奇跡」のパク・シネ、「怪しい彼女」のイ・ジヌク、日本からご存知上野樹里、韓国ドラマ「ドラゴン桜」のイ・ヒョヌ、「サニー 永遠の仲間たち」のチョン・ウヒ、アイドルグループ5urpriseのソ・ガンジュン、「グエムル 漢江の怪物」のコ・アソン、「パーフェクトゲーム」のパク・ソジュン

とたまたまあった画像で簡単な紹介です。作品自体は見たりしてるのですが、誰が誰かはやっぱりわからん!!

やっぱり上野樹里だけ顔が韓国人じゃないよなぁ。

 

 

まぁ、特にこの人の作品でいい映画って取り上げるのも難しいので、

さっさと感想いきますか!!

外見が変わることで愛の本当の意味を問うファンタジーロマンス、そんなコンセプトで描く恋愛映画の感想は、

 

 

 

 

 

 

 2時間超のCMを観てるようでした。

以下、核心に触れずネタバレします。





これは家具屋の企業CMですか?

結論から言って、これは映画、のようには感じませんでした。
映像面で言えば、非常に画質がよく、オシャレでクリエイティブな作りになっていましたが、
CM制作やMVの監督ならではの演出というか色彩というか、全体を通してキレイすぎるのです。
陽の光を意識したものや影を落として暗さをイメージするようなコントラストも特に目立つことはなく、あくまで平坦で薄っぺらい印象でした。

それに反映するように物語全体もキレイすぎる話で、2人がくっついたり離れたりするのにドラマチックな展開はなく、浮き沈みのないベターっとした平坦な展開で、問題解決に説得力も感じられない、
グワーっと盛り上がる部分も無ければ、思いっきり沈むこともない、感情の起伏が全く感じられませんでした。

主人公ウジンの職業がオートクチュールで作る家具のデザイナー、一目惚れしてしまうイスは家具屋で働く販売員兼バイヤー、という具合に家具という共通項によって出会い、その美貌と自分と似たような感性に惹かれ、
毎日姿を変えてしまうという障害を、どう2人が乗り越えるか?という話なわけですが、

2人を結びつけたのは一点ものの家具でした。
みたいな企業CMを2時間見せつけられた感覚に陥ってしまい、
ウジンがどんなに悩もうが、イスがどんなに苦しもうが、頭に入ってこなかったのが非常に残念でした。

普通にあのソファー欲しいなぁ、と余計な事を考えてしまう始末。
こんなのカップルで観に行って是非私達もあんな椅子、部屋に置きたいね、なんて語り合えばいいと思いますww



アイデアはすごくいいのに。

冒頭から主人公ウジンがどうして毎日姿が変わるのか、変わった時の対処は、周りに助けてくれる人は、などなど、
まず、観てる人への素朴な疑問を丁寧に解決するように説明されているので、ある程度の不可思議な部分は解消されてました。

年齢、性別、国籍、症状など傾向などなく毎朝起きたらドキドキな展開。月日が経てば慣れるんだろうけど、これなりたての頃は、鏡見るまで心臓バクバクだったんだろうなぁ、と軽く同情。
なのにもかかわらず、イケメンになった日は親友にそそのかされバーへ行き、いい女と良いムードになり、そのままホテルへGO!
でもって朝起きたら、誰だこれ?の繰り返し。
あー、バカたな、こいつ。と。
バレないようにこそこそ帰るなら女が寝た隙にドロンしちゃえばいいのに。

と、イケメンの日は自分へのご褒美とばかりにハメをはずすウジンが、ピュアな恋をしちゃうんだから、なんかしっくりこない。

で、総勢123人のウジンが出てくるわけですが、要所要所で出てくるウジンはイケメンで、イスとの2人のシーンは非常に微笑ましく、スクリーンに映える誰もが羨む映像でしたが、
そこはやはりウジンシャッフル、もといウジンルーレットの引きの強さはハンパないな、と。
都合良すぎだろ!と。なんでそういう時だけイケメンなんだよ!

上野樹里が出演したシーンも、韓国語は聞き取れるけど、日本語しか話せないパターン。
何だそれ?韓国語話せない役者に合わせたムリクリな設定じゃねーか!ややこしいから韓国人以外起用すんなや!

そう、こんなシンデレラみたいに毎日寝て起きたら魔法が解けてしまう病気ならもっとハプニング起こした方が絶対面白いと思いました。

それこそ、家族に紹介するときに限って親父より年上のオッさんだとか。
ホテルをチェックアウトするときに5歳児になってたりとか。
わたしはアイデアマンじゃないので、こんなしょーもないアイデアしか出てきませんが、クリエイターあがりならもっと面白おかしくハプニングを作って欲しかったですな。

 

 

親友!おまえナイス!

批判ばかりなので良かった点も。

ウジンは18歳からこの症状に悩まされ、高校にも行けなくなり引きこもってしまうのですが、それでも懲りずに彼の家を訪ねる親友がいました。

ウジンとしては、誰にも知られたくなかったから引きこもっていたわけで、正体を明かした途端、親友はゲラゲラ笑いだし、吊られてウジンも今まで人に会うのを怖がってた のがバカみたいに笑いだし、友情を深めていきます。

この親友が、感情や思ってる事をすぐ表に出すことでウジンは救われるんですが、欲望剥き出しで、

美人になったウジンに一度でいいからヤらせてくれと懇願したり、俺のしてるとこ見ててとお願いするところは、あまりにも欲望に素直すぎて爆笑でした。

そんな彼の好きな日本の女優は蒼井そらだとさww

他にも、ウジンをダシにして女を口説こうとしたり、ひとりでなんかブツブツ愚痴をこぼしたりと、この映画の笑いは全て彼が作っていました。

 これなかったら非常にきつい話だったなぁ。






韓国映画ならでは、なのか知りませんが面白いアイデアなのにキレイにまとめようとした純愛モノに仕上がっていて、個人としては非常に勿体無いと思ってしまったのが、1番大きな感想であります。

外見でなく中身で愛は成立するのか?という問題に焦点を当てた作品だと思いますが、

だったらブサイクなおっさんでキスシーンして笑いあえや!とフィクションなのに、その不都合さに毒づいてしまう私の心が狭いのがいけなかったんでしょう。

そして、全てが平坦すぎる企業CMに見立てたようなつくりをする監督には、もっと映画を見てもらってから次作に取り組んでもらいたいな、と思ってしまいました。

映画にも相性は大事ですww


 満足度 ☆☆★★★★★★★★2/10