モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「テラフォーマーズ」感想 評価 レビュー よくもまあこれだけのタレント揃えてやっちまったなぁ。

4月29日

テラフォーマーズ

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去年気になってコミックレンタルしたんですよ、15巻くらいまで。原作は普通に面白かったんです。途中で中だるみしてきたけど。

 

 

 なんだかんだで、1巻が一番面白かったんですけど。おそらく登場人物から推測するに1巻ベースにした作品だと思います。

そんなことはどうでもいいとして、危険なニオイのする映画であることは間違いないっ!!

そんなことわかっておきながら見てみたくてしょうがない気にさせる三池監督最新作。早速見てまいりました。

 

 

 

 

あらすじ

21世紀、人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画。人類はコケと“ある生物”を送ることで火星を地球化させようとした。それから500年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員15人のミッションは、その生物の駆除。

ところが、“ある生物”は人型に異常進化した凶暴な驚愕生物へと姿を変え、隊員たちに次々へと襲い掛かる。

絶体絶命な状況の中、彼らの体に秘策が仕込まれていたことが明かされる。昆虫のDNAによって虫の姿に“変異”し、超人的なパワーを発揮できるのだ。

騙されたことに怒りながらも、獰猛過ぎる力を与えられた小町小吉(伊藤英明)のもと立ち上がる隊員。

ついに人類対テラフォーマーの壮絶な戦いが始まる!

だが、その裏で、もうひとつの陰謀が着々と進んでいた・・・。(HPより抜粋)

 


映画『テラフォーマーズ』予告編

 

 

 

 

 

 

 

監督・キャスト

 監督は色々と手を出し過ぎてもはや偉大なのか愚かなのかわからなくなってきた三池崇史監督

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その昔、活躍が期待される非英語圏の監督としてジョン・ウーと共に名が挙がるほどの有望株だったようですが、最近ではカンヌで出品してもコケにされることもあり、せっかく名だたる監督から絶賛されてるだけの実力があるのに、最近は商業モノ、いやコミック原作モノばかりで少々残念な気も。

 

Vシネなどでその名を知らしめ、映画のオーディションにやってきた女性の中から再婚相手を探す中年男性が描いたサイコホラー「オーディション」、歌舞伎町を舞台とした気弱で泣き虫な刺客と、マゾヒストな若頭の抗争を残虐的な描写で話題を呼んだ「殺し屋1」などが海外で評価された後、

近年では、「クローズZERO」、「土竜の唄」、「神様の言うとおり」などといったコミック原作モノ、「忍たま乱太郎」、「ヤッターマン」、「逆転裁判」などのアニメ・ゲームを原作とした異色モノから、

十三人の刺客」、「一命」、「悪の教典」、「藁の盾」などの小説やリメイクといった作品を手掛けるなど「映像化可能なら何でもやってみる」という信条の元、数々の作品を手掛けている、ある意味珍しい監督でもあります。

来年はSMAP・木村拓哉を主演に迎えたコミック原作の時代劇「無限の住人」が公開予定です。

 

十三人の刺客<Blu-ray>通常版

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 近年の監督作品の中では一番好きな作品。

 

 

明石藩主で老中になることも決まっている松平斉韶(なりつぐ)の暴君ぶりに幕府の存亡に危機感を募らせた老中・土井利位は、御目付・島田新左衛門に斉韶暗殺の密命を下す。さっそく男たちを集めた新左衛門は、総勢十三人の暗殺部隊を組織、入念な計画を練り上げていく。

 

 

多少のおふざけがなけりゃいい時代劇なのになぁと嘆きつつも若い人でも十分楽しめるエンタメ時代劇です。なかでも、現在療養中でもある松方弘樹の殺陣!みんながむしゃらに斬っていくスタイルの中、一人だけ溜めや間を作り鬼の形相で相手を斬る様はさすが遠山の金さん!と声を上げたくなるほどの威圧感と存在感。これだけでも一見の価値はあるのではないでしょうか。個人的には稲垣吾郎は上手い演技とは思わなかったんですけどねww

 

 

 

 

 

キャスト陣はキャラが多いのでざっくりと。

主演の小町小吉役に伊藤英明。

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スラム育ちで妹のようにかわいがっている奈々緒(武井咲)をかばい殺人罪に。その罪を免れるべく渋々火星に参加することになっていく。

 

三池監督とは「悪の教典」「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」でタッグを組んでいるだけあってお互いいい信頼関係にあると思います。

 

次っ!

 

秋田奈々緒役に武井咲。

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不幸な境遇を救ってくれた小吉を心から信頼している。天真爛漫で楽観的。火星行きも軽いノリ。だがそれは小吉の為でもあった。

 

おいっ!伊藤英明と年齢差ありすぎじゃね?はなっから設定に矛盾が生じてきてますがそこはがんばって伊藤英明が若作りするってことでww

三池監督とはなんだかよくわからないがエネルギーはすごかった「愛と誠」以来の出演。

 

次っ!

 

武藤仁役に山下智久

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自分より強いやつがいることが許せない、闘争心のカタマリの元キックボクサー。

原作ではタイ出身のムエタイ習得しているもとストリートチルドレンのティンがベースになっています。

メイクか修正かわかりませんがだいぶ頬がコケてますねぇ。役作りでしょうか。彼には演技は求めてませんww画が映えてくれれば、それなりにアクションができれば御の字だと思って見ます。

 

次っ!

 

蛭間一郎役に山田孝之

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病気の母親と幼い兄弟たちを支える長男。極貧の家族を養うため火星行きを志願する。

 

はい、この後書きますがほんとコミック原作には欠かさず出演するカメレオン俳優。これで何作目だい?

三池監督とはクローズZERO,十三人の刺客、悪の教典、土竜の唄など多数出演しています。

 

次っ!

 

本多晃役に小栗旬

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 天才頭脳と奇抜なファッションを誇る、尊大で無慈悲な科学者。テラフォーミング計画を立ち上げる。

 

はい、山田孝之と公私の仲であるコミック原作実写化絶対出演しますバカの小栗さん。もう原作とかけ離れた格好がすでに謎です。奇抜なファッションって・・・。twitterでYMOの時の坂本龍一みたいだって言ってた人がいたのがツボだったんですがww

この人は好きな漫画のキャラを演じるって言うだけでほんと楽しく仕事をやっている気がします。ある意味うらやましい。

三池監督とはクローズZERO、スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴで出演しています。

 

はい、あとはダイジェスト!

 

元テロリスト、ゴッド・リー役にケイン・コスギ。元警官、森木明日香役に菊池凛子。バグズ2号の艦長、堂島啓介役に加藤雅也。バグズ2号の副艦長、大張美奈役に小池栄子。元少女売春組織のリーダー、大迫空衣役に篠田麻里子。連続殺人犯、手塚俊治役に滝藤賢一が出演します。

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原作との違いを比較すると、ゴッド・リーは原作ではイスラエル出身になってますが今作では純日本人という設定。

森木明日香は南アフリカ出身のヴィクトリア・ウッドをベースに、

堂島啓介は宇宙飛行士を目指していたアメリカ出身のドナテロ・K・デイヴスをベースに、

大張美奈は中国出身の元スパイ、張明明(チョウミンミン)をベースに、

大迫空衣はジャイナ・エイゼンシュテインをベースに、手塚俊治はインド出身のテジャス・ヴィジがベースになっています。

原作ではこの出身地が後に重要な部分になってくるんですが、これを全員日本人にしたということは、おそらく続編ありきの企画と匂うだけに気になる点ではあります。まぁ、ただ単に進撃の巨人同様外人の配役を日本人がやるっていうのが無理だってだけの話だと思いますが。

 

 

 

彼らがどんな能力を持った変身を遂げるのかはコミック読んでもらうとして、とにかく豪華なキャストであることは間違いないでしょう!!

なんてったって、山Pと山田孝之の競演なんてロングラブレター以来じゃないですか?小栗&山PもおそらくStand up以来。個人的にはこういうところで興奮しておりますww

 

 

 

 

というわけで!

 

大人気コミックを実写化した豪華キャストア~ンド世界の三池監督で作り上げ、無駄にアイスランドまで行って撮影された(www)、人間対テラフォーマーの戦いやいかにっ!!

こっから感想です!!









えー。期待してた通りの萎えっぷりでしたよ。

以下、核心に触れずネタバレします。











正確に言えば超つまらないわけではなかった。

とりあえず、良かった点から言いましょうか。
登場人物からわかる通り原作1巻をなぞった話で、変にその後の火星での国同士の争いを入れず、あくまで日本の世界での地位を確立するための計画というものに置き換えた点は上手くまとめたといっていいのかな、と。
2巻以降入れたら100%収まらないですからね。

あとは、彼らに施した昆虫の説明ね。池田秀一さんのナレーションが心地よく、原作から絶対に削いではいけない大事な説明を入れたのは正解でした。

うーん、もう出てこないなぁ。
あ、ゴキブリたちね。フォルムとかCGはまぁ置いといて、死骸とか体液の生々しさは平成初期あたりの特撮ものを想像させた気持ち悪さでしたね。これはゴキブリを叩き潰したあとのなんとも言えないグロさを表現するのにはCGよりも小道具で見せるのは良かったと思います。

あとはぁ…もうないwww





全てにおいてテンポが悪い!

バトルアクションに関して。
タイマンでの戦いを早回しとスローで1カット1カットカッコ良く見せたいのはわかる。でも、圧倒的な数のゴキブリを相手にするのだから一掃できるような原作にはない技なんか入れても良かったのでは?と思った。
でないと、この数相手の戦いに爽快感が全くもって生まれてこないからだ。

戦いのテンポの悪さ以上に悪かったのは、緊急離陸しなければいけない非常事態にもかかわらず始まる会話劇。
いやいや、お前らの心情吐露よりもこの危機を乗り越える方が先じゃね?
と思えるようなセリフの入れ方。
危機感がまるで感じない。
この危機感の無さが随所に現れます。特に戦いの中で。
まあよく見るシーンと言えばそうなんだけど、相手人間じゃないぜ?害虫だぜ?死にそうな奴との最期の別れに待ったなんかしてくれねーぜ?
というように登場人物たちは状況を把握できてません。



他にも急に変身後の姿からへんなシーンを挟んでからの、昆虫の説明ね。肩肘ついて見てたら滑りましたよ。
んだよっ!そのシーン入れる意味あるか!?
と。編集おかしいでしょ。
あとは、顔のどアップで表情を映すシーン。
間が長い!!じれったい!!そんなにどアップ要りませんw

ウケ狙いも相変わらずの透かしっぷり。今回は小栗旬が頑張ってファッションバカと変人っぷりを怪演してたわけですが、もー自分の笑いのツボをどこもつかないすべり芸にはウンザリでしたね。会場誰も笑ってなかったぞ。
極道大戦争もそうだったけど三池監督のコメディセンスはホント合わないですね。

一番気になったのは火星に向かって39日目なのにもかかわらず、お互いを理解してないところ。
いやいや、それだけ一緒に過ごしたなら素性とか大体わかってるっしょ?なんで志願したとかオレには家族が居ないとか。そういう話したと思うんですよ。

あとは登場人物の多さ故誰にも感情移入できない部分。重要人物に時間割いて描いているにもかかわらず、浅い描写に誰にものっかることができない。

こんな感じで挙げて見ました。なんかねー、久々にずっと真顔で見てた気がします。




そもそもこれ手出しちゃダメな原作じゃん?

火星を舞台にした映画だと今年はオデッセイという良作がありました。
やはり、宇宙ものを描くには日本はまだまだ難しいだろ。というのが今作でより浮き彫りになった気がします。
とにかく予算が少ない。で、少ないなら少ないなりに特殊メイクやら特撮といった古き良き日本映画の技術を取り入れて作っているわけですが、こればかりは無理がありすぎた気がします。
アイスランドで撮影したそうですが、多分俳優たちはロケには参加せず合成処理だったと思うし、変身も特殊メイクでなんとか形になっているもののチープさが目立つ仕上がり。

総じて言えば、ウソくさいものをどれだけリアルに再現できるかをお金の面で怠り、ウソくさいままになってしまっているというのが映像に関して思ったことであり、こういうのはホント大国に任せれば良いんだと改めて感じました。

金が作れないなら無理すんな、日本映画。せっかくの俳優たちがスゲえ演技下手くそに見えるわ。






やはりつまらない映画には文章がノリません。深夜に見たシビルウォーの3分の1にも満たない文量になってしまった。
俳優たちのファンには申し訳ないが今年のGW映画、もっと面白いのがたくさんあるのでそちらを見て欲しいと切に願います。

満足度 ☆☆★★★★★★★★2/10