モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「アリスインワンダーランド 時間の旅」感想 解説 時をかけるアリス!わかりやすくて味気なくなっちゃった!

7月1日

アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅

 

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夏休み映画1発目は約6年ぶりの続編です。今回は残念ながらジョニデの来日はありませんでしたが、ヒットすることは間違いないでしょう。アメリカの評価は低いようですが。

 というわけで、早速見てまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

美しく成長したアリス(ミア・ワシコウスカ)は、父の形見のワンダー号の船長として、3年に渡る大航海を成功させてロンドンに戻ってきた。だが、彼女を待ち受けていたのは、父の愛した船を手放すという厳しい現実。途方に暮れる彼女の前に、突然、青い蝶アブソレムが現れ、友だちのマッドハッター(ジョニー・デップ)の危機を告げるのだった。アリスはハッターを救うため、鏡を通りぬけてワンダーランドへ―。そこには、死んだはずの家族の帰りを待ち続けるハッターがいた。
白の女王(アン・ハサウェイ)らは、ハッターの家族を蘇らせるため、アリスに過去を変えてほしいと頼む。そのためには、時間の番人<タイム>(サシャ・バロン・コーエン)が持つ、時を操れる<クロノスフィア>が必要だった。クロノスフィアを盗んだアリスは、タイムの追跡を逃れながらワンダーランドの時間をさかのぼり、仲間たちの“子供時代”へ―。だが、アリスは知らなかった。それがワンダーランドの“はじまり”の真実を知る、禁断の時間の旅となることを…。果たしてアリスはハッターを救うことは出来るのか?そして、ワンダーランドの運命は…?(HPより抜粋)

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監督・キャスト

前作監督したティム・バートンは続編嫌いという噂通り、今回製作に携わるのみということで抜擢されたのがジェームズ・ボビン

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はい、初めて知るお方です。どんな人物かもちろん調べました。

っておい!!「ザ・マペッツ」の監督かっ!!これは知らなかった。

監督の経歴が短いので「ザ・マペッツ」の紹介をば。

 

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 パペットマペットって言えばわかるかな?それのマペットの方です。

 

仲良く暮らすマペットのウォルターと人間のゲイリーは彼女とL.A.に旅行に行くことに。マペット・ショーの熱狂的ファンであるウォルターは、あこがれのマペット・スタジオに行けると大興奮するが、いざ訪れてみると、マペット・ショーの殿堂はすっかり寂れており・・・。

 

ジャンルはミュージカルコメディになるんでしょうか。マペットと共存する世界だからファンタジーにも感じますけど。「セサミストリート」だと思ってみればなんら違和感はございません。ディズニー映画ならではのノリで歌いまくり踊りまくりの良作です。続編は公開してたけど見に行ってねぇな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、キャラ紹介とともにキャストの方々を。

主役はもちろんワンダーランドの救世主、アリス。演じるのも前作同様ミア・ワシコウスカ。

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3年前のアンダーランドでの冒険で成長し、亡き父の後を継いで船長として活躍する勇敢な女性。だが厳しい現実に直面し、愛する父や理解者を奪い去る時の流れに敵意を抱く。そんな彼女が再びアンダーランドに誘われ、過去に心奪われた友・マッドハッターを救うため、<タイム>と戦い、過去を変えようと時間をさかのぼる。

 

なんかロシアっぽく見えますけどオーストラリア出身の方なんですね。

やはりブレイクは前作「アリス・イン・ワンダーランド」のアリス役の抜擢でしょう。

その後も、精子提供により妊娠出産したレズビアンカップルとの生物学的父親の存在が気になり始めた子供たちが織り成す複雑な人間模様を描いたヒューマンコメディ「キッズ・オールライト」や、

何にも屈せず成長した女家庭教師の過酷な運命と真実の愛を描いた古典的名作のリメイク「ジェーン・エア」、

最近では、問題を抱えたハリウッドセレブ一家が封印した存在の出現により歯車が狂っていく様をシニカルに描いた鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督作「マップ・トゥ・ザ・スターズ」、

ギレルモ・デル・トロ監督最新作で、古びた大きな屋敷を舞台に恐ろしくも美しい幽霊譚を描いたゴシック・ホラー「クリムゾン・ビーク」などに出演しています。

 

 

 

 

 

続きまして過去に囚われた帽子屋、マッドハッター。役も前作同様ジョニー・デップ。

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 奇天烈で、傷つきやすい心を持つ帽子職人。アリスと心の絆で結ばれている。どんな時でもアリスを信じ、彼女のためには自身の危険も顧みない。だが今や、過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けている。自分の世界に閉じこもり、元気を失って妙に真面目になってしまった彼は、アリスの記憶すら失って危機的状況にある。

 

相変わらずのド派手っぷり。普通の人間の役に物足りなさを感じるのが世界共通になってしまったからにはとりあえずこの役はジャック・スパロウまでのつなぎってことでw

 

今年はこれがありましたね。

 

monkey1119.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

お次はこの方、ワンダーランドの暴君、赤の女王。演じるのはヘレナ・ボナム=カーター

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アンダーランドの暗黒時代を支配したかつての暴君。3年前のアリスの活躍により、荒涼たるアウトランドに追放された。巨大な頭を持ち、残忍で、感情を抑えられず、「首をはねよ!」が口癖。妹・白の女王に激しい嫉妬心を燃やす。過去も現在も未来も支配する野望を抱き、<タイム>に取り入り、アリスを捕らえようとする。

 

特殊メイクに奇抜な衣装といえばこの人以外出てこない。そしてこの人を見るたびに広田レオナが頭から離れない。てか姉妹だろww

ティムバートン作品にはなくてはならない存在。それもそのはず、籍は入れてないものの内縁の妻ってやつですかね。子も設けたそうですが残念ながら破局。その後のティムバートン作品は正直パッとしないなんて声もちらほら。

 

文豪ヘンリー・ジェイムズの名作を映画化した「鳩の翼」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート後、「PLANET OF THE APES 猿の惑星」「ビッグ・フィッシュ」「チャーリーとチョコレート工場」「スウィーニートッド」「ダークシャドウ」という具合にティムバートン作品には欠かさず出演しております。

もちろん、「英国王のスピーチ」では献身的な妻を演じアカデミー賞助演女優賞にノミネートしたり「レ・ミゼラブル」ではすばらしい歌声を披露するなど見た目のインパクトだけではなく確かな演技力も備え持つ女優さんであります。

 

 

 

 

 

 

ワンダーランドの賢君、白の女王。もちろん前作同様我が姫、俺の!アン・ハサウェイ!!

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 赤の女王の妹で、現在のアンダーランドの統治者。皆から愛される美しい女性。マッドハッターを救えるのはアリスだけだと考え、時間の番人<タイム>の存在と、時間をさかのぼる禁断の方法をアリスに明かす。全てをハッピーに見せる善き女王の彼女だが、実は複雑な心を抑えている。赤の女王との間に幼少期の秘密を抱える。

 

いえ~い!!超好き~!!超大好き~!!でもこの役きら~い!!白塗りこわ~い。最近出産したから体ムチムチだよね~。

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これはこれでたまらんのだけど。

 

去年の作品。ワーキングママは必見。

 

monkey1119.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

最後!今作の敵になる時間を操る番人、タイム。サシャ・バロン・コーエンが演じます。

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 無限の空間にそびえる永遠の城に棲む、<時間>の化身。尊大にして孤独。万物にパワーをもたらす万物の大時計を守り続けており、その大時計とシンクロする時計仕掛けの心臓を持つ、半身人間、半身機械の摩訶不思議な存在。過去を変えようとして時間をさかのぼるアリスを追い、その行く手に立ちふさがる。

 

長くなってきたので彼についてはまた今度。

 

 

 

 他にも、おなじみのキャラクター達がたくさん出てきます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス・イン・ワンダーランドをおさらいしよう

 

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 正直言って皆さん覚えてないでしょ?私も覚えてません。復習のために見直しました。

 

 子どもの時に体験した不思議の国(ワンダーランド)での記憶をすっかり失くしていた19歳のアリス。ある日、好きでもない相手からの突然のプロポーズに困惑していた彼女は、チョッキを着た白うさぎを目に止める。その不思議なうさぎを追いかけて穴に落ちてしまうアリス。

辿り着いたのは、アンダーランドと呼ばれているあのワンダーランド。白うさぎをはじめこの世界の奇妙な住民たちはみな彼女の帰りを待っていた。アンダーランドは今や独裁者・赤の女王に支配された暗黒の世界で、アリスこそが年代記が予言する救世主だったのだ。

そして、そんなアリスを誰よりも待ちわびていたのが、赤の女王への復讐を誓う謎多き男マッドハッターだったのだが…。

 

 われわれがよく知る原作のその後を、そして不思議の国をさまよっているだけの夢オチというアニメとはまったく違うテイストで描かれています。

ワンダーランドは実は幼少のころの記憶違いでホントはアンダーランド(地下世界)、ずっと夢の中だと思っていたこの世界は、現実に存在するんだという記憶を取り戻し、

周りの人によって仕組まれた結婚や、アンダーランドでの預言の書からも逃げ出したりと自分で何も決断できなかった少女が、マッドハッター始め沢山の仲間から励まされ、やがて自分の意思で判断し、運命は自分で切り開くものだと悟り、大人の女性へと成長していくサクセスストーリーは、ディズニー映画として安定の出来であったと思います。

 

「私おかしいのかな?」

「君はおかしい。でも、おかしい人は皆優れている。」

 

かつて父の言葉で救ってもらったようにマッドハッターにもこの言葉で彼を救うシーンは印象的です。

 

もちろんティムバートンが描く原作に忠実で、しかも独創的な世界観は見事です。華やかな中にも毒を盛り込んだような演出はお手の物。

体が大きくなるケーキや小さくなる飲み薬、トランプ兵やチェシャ猫たちも原作同様、不気味でありながらもどことなく可愛らしい存在であり、

赤の女王の暴君ぶりから動物たちを足蹴にする様、そんな彼女を煽てる取り巻きからは独裁政治を思わせる。

監督なりの風刺もちゃんと入っています。

 

ただ終盤戦うっていう展開はどうかと思いましたが、構成上仕方ないのかなぁ。

当時映画館で見たときは3Dがしょぼく感じた印象が残っています。後付けだったんだっけ?忘れてしまった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで待望の続編は、どこまで成長したアリスを見ることができるのか?マッドハッターはどうしてしまったのか?今回もあの不可思議な踊り、ファッターワッケンはお披露目されるのか!?

それでは鑑賞後の感想です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成長したアリスにさらなる壁!前作よりわかりやすい!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイムトラベルアドベンチャーです。これ。

細かいことは抜きにしてティムバートンの世界観をそのまま引き継ぎ、不可解な部分は省いて非常にわかりやすい物語となっていました。

もちろん映像技術は日進月歩。CGは前作と比べ物にならないほど鮮やかで、極彩色で覆われたアンダーランドや、時空の海を駆け巡るシーン、そしてクライマックス。その美しさにIMAXでみとけばよかったと後悔。

話に関しては、前作のティムバートンぽい、あってもなくてもいい不可解なセリフを容赦なくカットしたことで、観衆がいちいち立ち止まるようなこともなく、とにかくわかりやすくことが運び、アンダーランドの過去を紐解くことで、どうして赤の女王が暴君と化したのか、マッドハッターと父との溝、終わらないお茶会の謎も解明され、見終わった後は前作よりスッキリすることでしょう。

 

ただ個人としては、あれから3年経ったからかアリスの影を背負ったような下がった眉毛は見当たらず、マッドハッターたちの答えのないなぞなぞもなければ、あのファッターワッケンもない!

白の女王の少しズレたお嬢様っぷりもなければ、赤の女王の名ゼリフ「首をハネろー!!」もあまり連呼されず。

前作でのみんなと違うことは決して悪いことじゃないという名言があったように、普通とは少し違うティムバートンのマトモじゃないあの感じがあってこそのアリスだと認識していたせいか、

案外みんなマトモになっててそこは少々残念ではありました。

 

 

そして、今作はマッドハッターの過去にいって真相を探るというタイムトラベルに。

しかも追っ手がやってくるわ、時間を扱う作品あるあるナンバーワンである、歴史をいじると世界が崩壊するという王道パターンはハラハラドキドキもあり子供達でも楽しめるお話になっていたと思います。

前作でのジャバとの戦いに剣と鎧着て挑むアリスに違和感MAXでしたが今回はそんな違和感もなく堪能できたかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

成長したアリスにさらなる壁

ちょっとネタバレ度が上がりますが。

前作でのラストで、父が成しえなかった中国までの航海を終えたアリス。途中海賊に襲われても、不可能は一番嫌いな言葉だ!と言い切って、信じることを諦めなかったその佇まいから既に前作の薄幸なアリスはどこにもいませんでした。

 

そんなアリスに大きな試練が待ち受けます。航海の間に会長が亡くなったことで、現会長が前作で結婚の申し入れを断ったヘイミッシュに。

仕事と割り切って付き合うアリスに対し、ヘイミッシュは復讐心ありあり。

突きつけた内容は、担保にしていた家を返す代わりに父の船をよこせというもの。

父を亡くしたアリスにとって船は父そのもの。理不尽な要求に悩んでいた時、あの世界の生き物が彼女をまたアンダーランドへ誘います。

しかも、マッドハッターに異変が。

アリスは再びアンダーランドへ旅立ちます。

マッドハッターに何が起きたのか。そして、父の船を手放すことになってしまうのか。

 

 

 

前作は穴の中からアンダーランドへ行く手筈でしたが、今回は鏡が入り口でした。

鏡は自分自身を投影するものとしてよく使われることからやはりアンダーランドはアリスが作った世界なんだということが今回強調されてるように思います。

そんな知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中(ミスチルw)で彼女は時間というものをひどく憎んでいることがわかります。

それを指すものは父を失ったという過去。そんな気持ちに問いかけるようにマッドハッターの悩みが重なり不可能なものとしてしか認識できず、

あれだけ信じることを諦めなかった信念をあっさり放り投げるかのような言葉をマッドハッターに浴びせてしまい家を追い出されてしまいます。

 

時間はアリスをどう苦しめ、どう救うのか。彼女の力量が試されていきます。

 

 

 

 

 

 

 

アリス感はやはり無い、か。

同じことになりますが、やはりアリスっぽさが全く感じられないというのが、不満点。

アリスっぽさって何よ!?と言われても困りますが、私の知ってるアリスはやはり前作のあの感じ。あれがほとんど感じられない。

大時計のハチャメチャシーンはアンダーランドっぽく見えないし、サブキャラ達の出番もほぼない。

ジェリーブラッカイマーが絡んでるじゃないかってくらい予定調和な話があまりにも平凡に感じてしまう。

前作はけっこうムダな描写があったんだけど、序盤のちっちゃくなっておっきくなって、またちっちゃくなってとか。

今回は一気に場面転換したりテンポか早い。

やはり監督が変わるとこうも違ってくるのか。

檻に入れられたはずのデカヘッドはそもそもどうやって出てきて、どうやってタイムと関係を作ったのか。

マッドハッターは太ったんじゃないか?白塗りでほおのコケ具合がデーモン閣下並みに強調されてたような。

そしてアリスが一度現実世界に戻ったことで避けて欲しかった部分が見えてしまい、せっかくのファンタジーが台無しじゃねえか。これはいただけない。戻る理由がない。

 

 

こんな感じで不満点、いや、疑問点といった方がいいかな。

とにかく監督降板での続編は覚悟してみるべきかと。

 

 

 

 

 

 

 

良く言えば娯楽映画としてわかりやすい、楽しい。悪く言えばティムバートンが作り上げたアリス感は失われてしまった。

というのが感想です。

良くも悪くもディズニー映画でしたね。

そうそう、前作のど頭。三日月からチェシャ猫に化けて始まるというオープニングでしたが、今作は過去に行くというのがテーマだけあって、チェシャ猫が三日月に変わるという凝った演出でした。

こういうの大事。

満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10