モンキー的映画のススメ

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モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「ブルックリン」感想 解説 今年上京した女子は観るべし!色合い見事なクラシカルムービー。

7月3日

ブルックリン

 

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笑っていいとも!ずんの飯尾さんが「長男はブルックリンくん」ていう一発ギャグやってたの誰かおぼえてねぇかなぁ。

そんなブルックリン君は今やクロエ・グレース・モレッツの彼氏だもんなぁ。

え?ブルックリン君て誰って?ベッカムの息子だよ!

え?この映画に出てるのかって?

ごめんごめんぜんぜん関係なかったww 

というわけでアカデミー賞ノミネート作品がようやく公開ということで見てまいりました。

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

夢と仕事を求めてアメリカに移り住む人が後を絶たない第二次世界大戦後の1950年代 。

入り口でもあるニューヨークのブルックリンにアイルランドからやってきたエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は高級デパートで働き始めるが、新生活にとまどい、故郷からの手紙を読み返しては涙を流してホームシックに。

やがて大学で学び、新しい恋と出会うと笑顔を取り戻し、驚くほど洗練された女性へと変わっていくだが・・・

ある日、突然の悲報でアイルランドに戻った彼女を、家族や友達の優しさと運命的な再会が待ち受けていた・・・。(HPより引用)

 

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督・キャスト

監督はジョン・クローリー

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なんか画像検索したら龍虎の拳のキャラが出てきて思わず笑ってしまいました。そんなキャラ覚えてねーしww

とりあえずいつもように誰だこの人?何監督した人?から調べてみました。

 

アイルランド生まれの方で、舞台監督などを経て、2003年に長編映画として作り上げたのが、強盗計画をたくらむ若者が繰り広げる群像劇コメディ「ダブリン上等!」。この作品でデビューし高評価に。

次作として、少年時代に罪を犯した青年が社会でもがく姿と少し筒明かされる過去を巧みに魅せた問題作「BOY A」でベルリン国際映画祭審査員賞を受賞、

最近では、話題の海外TVドラマ「トゥルーディテクティヴ シーズン2」で複数話を監督したようです。

 

 

 

 

 

 

 

主演のエイリシュを演じるのはシアーシャ・ローナン。

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まだ22才ですよ!ずいぶん前から主演してたからもっと年齢いってるかと思いましたが。なんといっても目が綺麗ですよね。

ちなみに彼女、親がアイルランド人でNY生まれ、育ちはダブリン郊外という境遇の持ち主。彼女以外演じることは不可能!!

 

2007年に公開されたキーラ・ナイトレイ主演の「つぐない」で13歳という史上7番目の若さでアカデミー賞助演女優賞にノミネートされる快挙を成し遂げる

その後も、無残に殺されてしまった少女が現実と天国の狭間で、崩壊した家族の再生二尽力し自身の悲劇を乗り越える姿をファンタジー且つサスペンスフルに描いた「ラブリー・ボーン」では、主役の殺された少女を見事に演じ、

「つぐない」のジョー・ライト監督と再びタッグを組み、元CIA工作員の父により殺人マシーンと化した少女の宿命と過酷な戦いを描いたアクション映画「ハンナ」では本格的なアクションと金髪姿が印象を残し、

知的生命体と自身と2つの魂が宿った少女がお互いを理解していくことで、侵略者による人類絶滅の危機に立ち向かっていくSFアドベンチャー「ザ・ホスト 美しき侵略者」では別の人格を使い分けるという難役にも挑んでいます。

そして、とうとうこのブルックリンでアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、大人になったシアーシャのこれからに益々期待がかかります。

 

 

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 シアーシャがめっちゃ綺麗です。

 

謎の知的生命体“ソウル”の寄生により体をのっとられていった人類は反乱軍を結成、反撃を伺っていた。その中の一人であるメラニーも寄生されるが支配に抵抗、やがて一つの体に2つの魂が存在することに。やがて共鳴し人類を救う術を見出すが・・・。

 

ガタカ」「TIME」などで知られる近未来映画ばっかり作ってるアンドリュー・ニコル監督ということで、予想通りのおかしな世界をぶっ壊す展開なんですが、恋愛がっつりでヤングアダルトな内容にびっくり。それ以上に砂漠と銀色の衣装、金髪女性たちの美しさと風景のコントラストにうっとりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

エイリシュが帰郷して恋するジムを演じるのが現在お仕事絶好調!!ドーナル・グリーソン

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イギリス人で肉食系ならトム・ハーディで、草食系なら彼で決まりですね。ほぼ独占状態なんじゃないでしょうか。

エクス・マキナで説明したのでそちらも是非。

 

monkey1119.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

そして、ブルックリンでのエイリシュの恋人、トニー役にエモリー・コーエン

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はい、初めて見る方です。調べてみあたら一応「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」に出演してるそうなんですが思い出せん!!ライアンのカッコよさしか記憶がない・・・。今回の演技を目に焼き付けておくことにしましょう。

あ、一応待機作としてブラピのNetflix映画「ウォー・マシーン」に出演してるそうです。これもいつ配信なのか全然情報がない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、今や4人に一人がアイルランド系アメリカ人というアメリカの基礎を作った時代で一人の少女がブルックリンでどう刺激され成長していくのか、人生、家族、恋人、故郷と大切なものをどう選択していく物語なのか。

それでは、鑑賞後の感想です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地方から都会へてた人ならわかるだろ?彼女の気持ちが!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辛かろう、寂しかろう、でも頑張ろう

1人の少女が都会の洗礼を浴びながらも逞しく成長していくといった、決して壮大な物語でもなく至ってシンプルなストーリーでした。

アイルランドの小さな町での息苦しさからカバンに夢と希望と少しの荷物を詰めてたどり着いた街での、思っていたのと違うよ!感は、かつて私が地元から東京へ出てきた当時と重なる部分が多々あり、それはそれは共感するシーンばかりでした。

 

今でこそ連絡手段は便利なものに発展し離れていても声や言葉はすぐ届くけど、50年代では手紙が主流。手紙の返事にどれだけ待ちわびたことでしょう。

1人で姉からの手紙を肌身離さず何度も読むエイリシュの涙がそれを物語っていたし、

知り合いもいないし職場に慣れないといった環境に馴染めないといった部分もエイリシュの辛さがひしひしと伝わりました。

 

そんなホームシックになりながらも、恋人との出会いや簿記の資格を取るために勉学に励むことで厳しい環境でも楽しく生きていけることを知り、やがて周りの人たちの態度も変わっていく姿は非常に微笑ましい印象を受けました。

 

 

 

 

アイルランドは緑

エイリシュが纏っている緑色の服は故郷への依存度を示したものになっていました。

冒頭の地元の雑貨店で働いてるところから緑色のカーディガンを着ていたり、ニューヨークへ向かう船の中、ホームシック真っ只中の日常には必ず緑色のコートを着ていました。

ニューヨークへ向かう船の中で相部屋だった女性からのアドバイスで、入国審査の時はアイルランド人とバレないようにアメリカ人ぽく振る舞うようにアドバイスを受けるんですが、その時に赤いスカーフを身につけるんです。

都会へ出てきたのだから、都会の色にならなければいけないという現れになっていたシーンだったと思います。

 

そして恋人が出来ることで、田舎者の殻を破り、緑色以外の様々な色の衣服を着ることからはれて都会の女となり、故郷に依存しなくなっていくのがわかります。

 

逆に故郷へ戻った時の浮きっぷりが面白かったですね。すれ違う人が「何アレ?」「今の見た?」と振り返りうしろ指を指すシーンは、田舎ならではといった光景だったように思えます。

 

 

 

 

アイルランド移民の末路

アメリカでは4人に1人がアイルランド系だそうで、今の大国の礎を作ったのも彼らと言われています。

当時公共事業の建設ラッシュに伴い仕事を求めやってきたアイルランド人たちは、橋や高速道路などあらゆる建築物を作っていきましたが、工事が終わると次の仕事にありつけなかったそうです。

そして職を失いホームレスとなっていくのですが、この映画ではそんな使い捨てのように扱われたアイルランド人たちがクリスマスパーティに訪れるシーンがあります。

パーティの手伝いにきたエイリシュは彼らから感謝の気持ちを歌でお返しされるんですが、故郷を捨てて出てきたけどここにも居場所がない彼らの歌を聞いたエイリシュの表情がとても印象的でした。

 

 

 イタリア系移民の恋人

イタリア人のイメージ。

ジローラモのモノマネでもあるように、趣味は?と聞かれたら「オンナ〜!♩」と言い放つくらいナンパであり陽気なイメージですが、

本編にでてくるブルックリンでの恋人トニーは超純粋でした。

素直にアイルランド人が好きなんだと白状したり、夜間大学に通うエイリシュに次のデートまで待てないからと欠かさずお迎えに来ては家まで送り、大事な話があると言われると臆病になってしまう超純粋青年で非常に好感が持てました。

 

面白かったのはトニーとの食事。エイリシュは出された料理を忘れるほど自分の話に夢中になってるのがわかります。それだけ、トニーが聞き上手なんですね。

で、これと対比して故郷で出会ったラグビー選手のジムとの食事では、ジムの一方的な会話に嫌な顔は出さないながらもエイリシュが常に聞き手に回ってる姿がわかります。

これが違う国の男というだけでない比較対象になっていたのがよかったです。

女の子ならやっぱりトニー派なんですかね。

 

 

 

 究極の選択って…

まあ色々と好感触だったことをかきましたが、エイリシュみたいな田舎者が都会の荒波に揉まれ成長していくのはよかったものの、それ以外は何だよソレ!と思うことが多々ありました。

まあ、エイリシュみたいな女は個人的には好かないですw

相手の立場から見たらこいつカマトトだなぁと。いや正確には計算女か。

トニーとの会話の端々にそんな部分が見えました。愛してるっていってその場で言わない。で、翌日に大事な話とか言ってもったいつけたり。

特に故郷でのシーンは常に腹がたってました。そりゃあ、ブルックリンでの不安定な場所よりも仕事もあって仲良い友達やハイスペックな男が目の前に現れたら目移りするのもわかります。核心ついちゃうんでこれ以上書きませんが。

まあ彼女の究極の選択なんて、違う方選んだらタダの恋愛体質な女の話になっちやってますから。

 

 

 

 

 

 

とにかく、ゆったりと物語が運ばれるシンプルな構成の上京女子の恋に仕事に故郷に都会に悩むお話でした。

意地悪いクソババアやトニーの末っ子の弟のくせ者感といった脇役たちにも注目してもらえたらと思います。

これは男女で意見の別れる作品かなぁ。

 

満足度 ☆☆☆☆★★★★★★4/10