モンキー的映画のススメ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

【スポンサード リンク】

映画「SCOOP!/スクープ」感想 ネタバレ 解説 衝撃の後半!福山雅治が男臭くてエロくてかっこいい!!

ヒューマンドラマ

10月1日

SCOOP!

f:id:monkey1119:20160914085853j:plain

今年はスクープ連発でしたねぇ~。SMAPに清○にベッキーに甘利大臣、舛添etc

 そんな有名人著名人のスキャンダルで飯を食うというカメラマンが見せる記者魂を新婚ホヤホヤ男が今までのイメージを覆し新境地を開拓すべく、夜の街で妖しい目をギラつかせるクズなパパラッチをやるというのだから見たいよね、と。

しかも監督はチャンネーとエロとサブカル大好きなあの人で!音楽はTOKYO NO.1 SOUL SET!!やべ~久々に「夜明け前」とか聞いちゃおうかなぁ~。

そんな期待度の高い作品を早速鑑賞してまいりました!!

 

 

 

 

 

 

あらすじ

かつて数々の伝説的スクープモノにしてきた凄腕カメラマン・都城静(福山雅治)。しかし、その輝かしい業績も、現在の雑誌編集者たちにはほとんど知られていない。

過去のある出来事をきっかけに報道写真への情熱を失ってしまった静は、芸能スキャンダル専門のパパラッチに転身。それから何年もの間、自堕落な日々を過ごしてきたのだ。

そんな彼に、再び転機が訪れる。ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」に配属されたばかりのド新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組まされる羽目になってしまったのである。 案の定まったく噛み合わずケンカばかりの静と野火。ところが、この凸凹コンビが、まさかまさかの大活躍で独占スクープを連発!そしてついに、日本中が注目する重大事件が発生する・・・。(HPより抜粋)

 

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督・キャスト

監督は去年の「バクマン。」に続いての作品となる大根仁

f:id:monkey1119:20160928100129j:plain

イメージとしてTVあがりからの映画監督は毛嫌いしてしまいがちですが、この方は別。「モテキ」「恋の渦」「バクマン。」どれもこれも、ピュアでエロくてサブカル愛が色濃く描かれた、現代の思春期映画を量産している監督であります。

そして、何が面白いって商業映画3作連続して舞台は編集部ということ。ナタリー集英社ときて今作は公表はされてないが某有名写真誌編集部。監督自ら徹底した取材とその情熱は、きっと常に表舞台に立つこと無く仕事をこなしてきた人たちへのリスペクトをこめたものなのでしょう。

次作は「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」が来年公開。何それ?

監督に関してはこちらで書いてますので是非。

 

monkey1119.hatenablog.com

 

 

バクマン。Blu-ray 通常版

バクマン。Blu-ray 通常版

 

 

 

 

 

 

 

主演の中年パパラッチ・都城静を演じるのは新婚ホヤホヤ福山雅治。

f:id:monkey1119:20160928100130j:plain

ぐはぁ~~。カッケ~~。ギラついた眼差しから放たれる危うさ、やさぐれ感。いい顔してるなぁおい。ラジオなどでカマす下ネタやプライベートでも写真が趣味と公言しているだけあって打ってつけの役柄なんじゃないでしょうか。

自分が知る上で歌手としても俳優としても第一線で継続しながら活躍してるのは彼だけではないでしょうか。歌手としての彼も好きですが、俳優としての彼も近年は演技力も増し非常に魅力的なので、出演すんの!?うし見るか!と毎回見るようになりました。

今年はTVドラマ「ラヴソング」とこの作品。どちらも着ているのはレザージャケット。今年のアウターとして個人的にも欲しいアイテムなので衣装もチェックしておこう。もちろん買うなら似たような感じの下のランクのやつですがww

 

そんな彼の映画での出演歴ですが、やはり90年代からTVドラマで活躍していた人は映画界に進出するのが遅く、きちんと出演したのはTVドラマ「ガリレオ」からの映画化である「容疑者Xの献身」。

その後もフジテレビ×東宝製作の出演が続きます。端役で出演し話題を呼んだ作品で、外交官が異国の地で巻き込まれた事件を解決すべく奮闘する「アマルフィ 女神の報酬」とその続編「アンダルシア 女神の報復」にフリージャーナリスト役で特別出演、「ガリレオ」シリーズの続編で、開発計画に揺れる小さな海辺の町で起きた殺人事件の裏に潜む悲しい秘密と切ない人間模様を描いた「真夏の方程式」、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した作品で、子供の取り違えを聞かされた対照的な親たちの決断までの苦悩と葛藤を経て、大切なものに気づいていくドラマ「そして父になる」などがあります。

 

真夏の方程式 Blu-rayスタンダード・エディション

真夏の方程式 Blu-rayスタンダード・エディション

 

 

 

容疑者Xの献身 ブルーレイディスク [Blu-ray]

容疑者Xの献身 ブルーレイディスク [Blu-ray]

 

 

今後の待機作として高倉健主演映画「君よ憤怒の河を渉れ」をジョン・ウー監督でリメイクする「追捕 MANHUNT」に主演することが決まっています。

 

 

 

 

新人記者・行川野火役に二階堂ふみ。

f:id:monkey1119:20160928100131p:plain

監督、彼女使いたくてしょうがなかったんだろうなぁ、と勝手に妄想。どんな羞恥な演技をさせるのやらww

菅田将暉と共に馬車馬のように映画俳優として表向きは重宝、裏向きは酷使されている、なんて勝手なイメージ。

「清純派でずっと演じてきた宮崎あおいにハードな役どころがオファーされ断った結果、そのオファーを彼女が受け、こなしてきたのが二階堂ふみ」説が濃厚だとこれまた勝手にイメージ。だって似てんじゃん。ファンの方すいません!

それだけ彼女は純情可憐な女子高生からサイコパスな女まで演じる幅の広さに加え、1年にどれだけ映画出てんの!?と思うほど出まくっている仕事量から、私のイメージに共感する人も結構多いのでは?なんて。

そんな彼女の出演作というと、この若さでこんなに!?なので代表的でみたやつを。

役所広司の監督デビュー作「ガマの油」で映画初出演。その後、愛のない家族によって未来を絶望した少年の葛藤と周りの人物たちの交流を園子温監督が手がけた「ヒミズ」でヴェネツィア国際映画祭で最優秀新人賞を受賞

これを機に出演作がグンと増え、心を持たない男をめぐった謎と勃発した事件の行方をミステリアスに描いた「脳男」ではサイコパスな爆弾魔を演じれば、ヤクザの組長が突然娘を主演にした自主映画の製作を、居合わせた青年と共に巻き起こす任侠コメディ「地獄でなぜ悪い」でも愛に飢えたサディステッィクな組長の娘役として、ロックスターを目指す若者の物語をユーモアでエモーショナルに描いた「日々ロック」ではEDMを駆使した次世代アイドルの歌姫を強気に時に健気に演じたりと演技の幅を常に広げています。

最近ではバラエティ番組などにも積極的に出演したり、今年はドS男子学生に彼氏のふりを頼み振り回されるも次第に恋心が芽生えていく「オオカミ少女と黒王子」で等身大の女子高校生も演じています。

待機作は就職活動中の学生たちのリアルな日常を描いた「何者」で意識高い系女子なる役を演じます。

 

地獄でなぜ悪い コレクターズエディション [Blu-ray]

地獄でなぜ悪い コレクターズエディション [Blu-ray]

 

 

 

 

 

 

他の出演者として、「SCOOP!」編集部で芸能と事件を仕切る副編集長・横川定子役を、織田裕二との共演作が控える吉田羊

同じく編集部でグラビアを仕切る副編集長・馬場役を、「半沢直樹」でブレイク以降映像作品に欠かせない存在となった滝藤賢一

静と腐れ縁の情報屋・チャラ源役を、主演の福山とは公私共に仲のいいリリー・フランキーが演じます。

f:id:monkey1119:20160929213319j:plain

 

そして!!彼らがスキャンダルネタを求め標的とされる人たちもたくさん!

若手議員・小田部役に斉藤工、モデルの恋ちゃん役に石川恋、トップアイドル元気くん役に澤口奨弥、グラビアアイドル役に山地まり、プロ野球選手・須山役に鈴之助、女子アナ・上原桃役に護あさな、BarレディANRI役に沖田杏梨、用心棒べーちゃん役に阿部亮平、アイドルるいるい役に寿るい、文芸誌編集長・多賀役に塚本晋也、個性派俳優・石渡龍役に久保田悠来、不肖・宮嶋役に宮嶋茂樹、花井編集長役に中村育二、コールガールあかり役に星野あかり、そして連続殺人犯・M役は???誰が演じているのでしょう?

なんとなくわかると思いますが、グラビアアイドルやセクシーアイドルもいるのでなまめかしい姿が拝めることでしょうw

 

f:id:monkey1119:20160929213303j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、中年パパラッチと新人女記者がどんな掛け合いを見せスクープを連発するのか、エンタメ作品としてどんな演出で楽しませてくれるのか、ネットで囁かれている衝撃のラストとは!?

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予想もしなかった展開!やさぐれ男の生き様を目に焼き付けろ!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下ネタ全開!それ演技?素?

まずは率直な感想を。

予告編を観て、あーそういう流れで行くのかあ〜なんて呑気な気分で見に来たら終盤思いもしない展開に、前半の下ネタ全開なゲス笑いのオンパレードが吹き飛んでしまうほどの衝撃でした。

はじめこそお荷物扱いしていたことで衝突ばかりだったベテラン中年パパラッチと原宿系新人女性記者の2人が、副編集長の指示のもと、張り込み、罠をはり、特ダネ激写を繰り返していく。そして、野火の中のジャーナリズムが開花し始め、連続レイプ殺人事件の犯人が現場検証する時の現在の顔を撮るべく、チーム一丸となってとんでもない作戦を実行する。

 

なんでもかんでも野球で例える静がタバコを加えながらゴキブリ以下ドブネズミ以下のゲスな仕事と言い張り、

カタギが眠ってる間に目を光らせてネオンの街の影に潜み獲物を狙う姿に、中年男の色気が惜しげもなく漂ってるだけで画になってしまう。

これだけで男女問わず見入ってしまう福山雅治の魅力はやはりとんでもない。

そして行動を実行にうつす時に流れる川辺ヒロシの音楽が、バレてはいけない潜入取材の緊張感と、ハメを外しているターゲットたちが蔓延る夜の街を一層魅力的に怪しくさせる。

それに加え、2分に一度くらいのペースで放り込まれる、規制だらけの世の中に一石を投じるかのごとく放たれる下ネタのオンパレード!

冒頭から張り込みの時間つぶしにコールガールとカーサックスで始まれば、仕事終わりに早朝ヘルス、ポールダンスで客を楽しませる怪しいバーでバーレディに挨拶がわりにオッパイ鷲掴み、処女だヤリマンだオレのはデカいだたまには乳首攻めてくれだとガンガン女性に向かってオブラートに包まず140キロストレート級のエロ発言だらけな内容にツボに入ること間違いなし!

新車と処女には乗らない主義」なんて静語録がまたたまらない!悩み相談したら「とりあえずソープに行け」と答える北方謙三と肩並べるレベルですよ、ほんと。

で、そんな女性が思う男の嫌なところベスト3に入るような軽薄な男が、急に仕事モードで真面目な顔つきに変わって、いいショット撮ってはしゃぐ姿を見る野火の眼差しも恋する乙女的にいいわけで。

 

そんな最高な盛り上がりで終わるかと思っていたのに!!物語の中でなーんか不安と危うさを秘めた部分がついに狂気となっていくんですが、これは観て感じていただきたいと思います。息が止まります。

ハドソン川の奇跡」とはまた違った、仕事に賭けた男の生き様と、男臭いノリが詰まった映画でした。

 

 

演者に関して

はっきり言って福山雅治は演技がそこまで上手いとは思えない。

ガリレオの湯川教授のような、ある程度キャラが固まったものでなければ彼のいい部分が生かされないと思ってます。

今回はあることで報道カメラマンの一線から身を引く羽目になった男が、やさぐれ借金を抱え、その日暮らしな生活をしながらそれでも「俺にはカメラしかない」と秘めた想いを抱きシャッターを押す毎日を送ってる、そんな設定だったわけですが、プライベートでもカメラが趣味だけに、どうすれば格好がつくか手順や構えはお手の物で決してカタチだけのものではないのが見て取れたと思います。オマケにラジオでも事あるごとに下ネタをブチ込んでいただけあって、様になってる。

ただ1つ鼻についたのは、やさぐれたりチャラチャラしてる演技がクサい。彼が「パーフェクトラブ」で演じたチャラい感じの役柄がどうも自分はダメで、それを思い出してしまったためかもしれないです。

これがもっと意表をつくような演技をしてたらよかったんですが、見て早々あ、このパターンか、と。

 

でも、これは決して彼のワンマン映画でなく、彼の周りの演者たちが良いから作品が成り立っています。だから福山も決して悪くない。

相棒である二階堂ふみの新人ならではのヘタレっぷりや最低→最高に変わっていく瞬間だったり、真剣な眼差しでカメラをおさめる顔つきも真に迫ってて。そして監督は絶対これを撮るために彼女を抜擢したとしか思えないベッドシーンも前半からは想像できない女の色気を醸し出していました。

 

でもって、福山と公私ともに仲のいいリリーフランキーも、おまえいくつ引き出し持ってんだよ!!と吠えてしまうほど安定と不安定を作品にもたらす演技。素性のわからないキャラをホント素性がわからないように演じ、毒なのか薬なのか、癒しなのか渇きなのか、とにかくツメ跡を残してくるあたりがすごかったです。

 

個人的には馬場演じる滝藤賢一が良かったです。元々彼自体が好きなんですけど今回も彼のセリフ回しとか抑揚のつけかたがすごく聞きやすいし入り込みやすい。泣きじゃくるシーンもうまいし、それでいてユーモラスな演技も面白い。男はなあ!オッパイは命なんだよ!って聞こえるか聞こえないかなところで叫んでたのと、ラグビーの戦いの前の儀式で気合いを入れるシーンは面白かったですね。

 

そうそう、今回も編集会議シーンがあります。監督はこれ好きだよなあ。すごく楽しそうな現場というのが毎回伝わる演出で好きなシーンのひとつでした。その中にちゃっかり編集者役で松居大悟監督の姿が!!えー演技もできるんだこの人!とビックリ。今年は「アズミハルコは行方不明」公開ですからねチェックして見てみてください。

 

 

ロバートキャパ

劇中で静がカメラマンを志したきっかけについて話すシーンで、戦場カメラマンであるロバートキャパの写真をみてカメラマンになりたいと思ったと話しています。

彼はハンガリー生まれの写真家で、スペイン内戦や日中戦争、第二次世界大戦よヨーロッパ内戦などを撮ってきた20世紀を代表するカメラマンだそうです。

劇中でも映っていた「崩れ落ちる兵士」というタイトルの写真は特に有名で、アメリカの写真誌「LIFE」に掲載され世界的に有名になったんだそうです。

f:id:monkey1119:20161001123804j:image

静もまた彼のようなカメラマンになりたいと思いながらもなれてませんが、カメラマン魂はきっとロバートキャパに匹敵するものを持ってたように思えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、日本でよくこれできたな!と感心してしまったカーチェイスやビルの屋上の花火、恵比寿中目黒六本木のよく知る街並み、もちろんお色気シーンなどなど見所がたくさんあります!

そして何度も言いますが、衝撃の展開!大化けするアイツ!!ビックリです!そして切ないです!

中年パパラッチのカメラマンとしての生き様を最後まで見届けてみてください!

やっぱり大根仁大好きだ!!

あ、満足度だけで判断しないでねwこれでも良作評価なんで。

 

SCOOP!  通常版Blu-ray

SCOOP! 通常版Blu-ray

 

 

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10