モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「ミスペレグリンと奇妙なこどもたち」感想ネタバレあり 奇妙でかわいい子供たちの成長譚!

2月4日

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

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風邪をひきました。熱はないですが、寒気と筋肉痛と頭痛と鼻水が止まらない。まぁなんとか気合で直してやりましたよ。皆さんうがい手洗いは欠かさずにやりましょう。

 で、この奇妙な子供たちがどうみてもミュータントとしか思えないんですけど、私だけですかね。どうでもいいけど。

というわけで早速見てまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

全米で300万部以上の売り上げを記録しロングセラーになったランサム・ルグズの小説「ハヤブサが守る家」を原作にティムバートン監督がありったけの想像力で描いた、ティムバートン史上最も奇妙なファンタジー映画です。

 

潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>

潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>

 
潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

 

 

 

 

あらすじ

フロリダで育った少年ジェイク(エイサ・バターフィールド)は、周囲になじめない孤独な少年。そんな彼の唯一の理解者である祖父が謎めいた詩を遂げた。

祖父の遺言に従って小さな島を訪れたジェイクは、森の奥で古めかしい屋敷を発見。そこは美しくも厳格なミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)と、奇妙なこどもたちが住んでいた。

やがて彼らと心を通わせ、夢のような時間を過ごしたジェイクは、自らに宿ったある❝力❞に気付き、屋敷に迫る恐るべき脅威に立ち向かって行くのだった・・・。 

 

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監督

監督は奇才ティム・バートン。

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去年公開した「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」は製作総指揮で携わったので2年前の「ビッグ・アイズ」以来の作品になるんですかね。

奇想天外な演出で楽しませてくれる監督ですが、彼の作品にはいつも社会からはみ出された者をフォーカスし、暖かい手を差し伸べるかのような作品が多いです。今回はどんな映画に仕上がってるのか楽しみですね。

さて、どんな映画を手掛けてきたのか、代表的な作品をさらっと紹介。

監督の原点ともいえるブラックなホラーコメディ「ビートルシューズ」の成功を経て、DCコミックのヒーロー映画「バットマン」を手掛けます。娯楽要素を抑え暗めの演出から賛否はあったものの、続編である「バットマンリターンズ」も手掛け、ティムバートンの名を知らしめます。

その後も名作映画のリメイクである「PLANET OF THE APES 猿の惑星」や、おとぎ話のように奇想天外な人生を振り返る父とその息子の絆を描いたファンンタジードラマ「ビッグ・フィッシュ」などがあります。

そして彼と多くの作品を作ってきたジョニー・デップ主演作も忘れてはいけません。

純粋な心を持った両手ハサミの男の切なくも悲しいラブファンタジー「シザーハンズ」や、謎に満ちたチョコレート工場見学する子供たちが驚きの体験をしていく「チャーリーとチョコレート工場」、不思議の国のアリスを基に、19歳になったアリスの新たな冒険を描いた「アリス・イン・ワンダーランド」など、これまでに8作もタッグを組んでいます。

 

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 ほんとこれせつないよね。

 

 

 

 

 

 

 

キャラクター紹介

 

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 ジェイク(エイサ・バターフィールド)

大好きな祖父の死をきっかけに、ミスペレグリンの屋敷を訪れた多感なアメリカ人少年。本人は気づいてないが、ある特殊な能力を持っている。

 

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ミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)

外界で生きられない奇妙なこどもたちの保護者。ルールには厳しいが、心はやさしく時間を操作し、ハヤブサに変身できる能力を持つ。 

 

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バロン(サミュエル・L・ジャクソン

邪悪な異能者たち(ホローガスト)を率いるリーダー。不死の力を獲得するために、ミス・ペレグリンとこどもたちえお捕まえようとする。 

 

 

あとはまとめて奇妙なこどもたちを紹介。

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左上から、

エマ(エラ・パーネル

ジェイクと心惹かれあうブロンドの美少女。空中浮揚能力を持ち、普段は宙に浮かないように鉛の靴を履いている。 

 オリーヴ(ローレン・マクロスティ

 自由奔放な赤毛の女の子。指先から火を放ち、手でお湯を沸かすことができる。

 ブロンウィン(ピクシー・デイヴィス

最年少の少女。小柄な外見からは想像できないほど、とてつもない怪力の持ち主。 

 フィオナ(ジョージア・ペンバートン

キュートなお下げ髪の少女。 あらゆる植物を生長させる力を持っている。

 クレア(ラフィエラ・チャップマン

お人形のような女の子。後頭部にある鋭い歯の口で、ぱくりとご飯を食べる。 

 ヒュー(マイロ・パーカー

体の中に無数の蜂を飼う少年。いつも養蜂用の防具をつけている。 

 ミラード(キャメロン・キング

悪戯好きの透明人間。服を着ていないと、その姿を認識することができない。 

 双子(ジョセフ&トーマス・オッドウェル

常に一緒に行動する無口な双子。頭にマスクをかぶった見かけはちょっと奇妙。 

 イーノック(フィンレー・マクミラン

最年長の少年。オモチャなどの無生物に一時的な命を吹き込む力を秘めている。 

 ホレース(ヘイデン・キーラー=ストーン

スーツ姿の少年紳士。予言的な夢をスクリーンに投影することができる。 

 

 

 

 

 

 

というわけで、奇妙なこどもたちと謎のペレグリンおばさん、そしていかにも子供を誘拐しそうな感じのバロンなるおっかねーおじさん、どんな危機が訪れ、どんな冒険をするのか。

ティムバートンが魅せる、世に奇妙なダークファンタジー。

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

こどもたちは奇妙などではない!監督の異形への愛が詰まったタイムスリップファンタジー!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督らしい作品

まずは率直な感想を。

昔のティムバートン節が戻ってきたといったところでしょうか

かわいらしい子供たちにちょっと気味の悪い能力をつけさせ、キレイな庭園にちょっと古びたお城で過ごす、んでもってそこを仕切るのは、普段ならヘレナ・ボナム=カーターなんだけど今回はエヴァ・グリーン扮する時間きっちりおばさん。まばたきしないから怖ぇよ!

そんな彼らが同じ日を何度も何度も繰り返すことで最悪の事態から逃れ、年を取らずに平穏に暮らしてる中、忍び寄る悪の手、バロン率いるホローガストたち。バロン自体がまず怖ぇ!白めに白髪にサミュエルのあの怪演。あれは夢に出るわ・・・。

そしてホローガストの造形ね!パッと見パックンフラワーみたいな感じだけど、動き方だったりくねくね伸びる触手だったりと気味が悪い。でもグロテスクな中にもかわいらしさもあって。

他にもゴシックホラーっぽい実験装置や、クライマックスでのイーノックの能力で生まれたガイコツ兵士たちとの総力戦など世界観はバートンワールド全開の世界でありました。この辺りは、久々にこういう映画を作った監督の作品が見れたということで、おおむね満足であります。

 

ただ、今回はこのこどもたちの多さ、能力を見せていく流れ、それ以前に祖父であるエイブとジェイクの関係性など見せなくてはいけないなど、本題に入る前の準備が多いためか、前半はややテンポが悪く説明も多く、少々退屈に感じてしまったのが残念。自分はあらかじめキャラをなんとなく把握していたからよかったものの、こんなに一気に出てきて、どの子がどの能力で・・・って覚えるのはちときついかも。

これに加え、今作ではループという同じ時間を繰り返す能力がカギとなっていて、彼らが過ごしていた時間ともう一つの時間が登場し、やや困惑してくる人もいるのかも知れません。ただでさえ、前半セリフが多い上に設定も二重三重になってくるのは、映像で楽しめる故にもったいないなぁと。

 

 

こどもたちの成長譚

そんな監督らしい作品の中で感じたのが、異能者という世間一般の人とは違う子たちがジェイクと出会うことで、危険を顧みず自由を手に入れる成長物語だったように思えます。

外界に出てもはじかれてしまうのなら、殻に閉じこもって穏やかに暮らしたほうがマシ、と思いたくもなる生活。それが彼らにとって最善と考えてるペレグリンもまた過保護なだけにしか見えず。だけどそうせざるを得ない事件がありました。それはヴィクターという男の子がホローガストによって殺されてしまったから。

そんな恐怖に打ち勝つ起爆剤となったのがジェイクだったわけです。彼の能力に関しては伏せますが、彼によって危機は訪れるものの、彼のおかげで強い心を手に入れたクライマックスでの戦いっぷりは非常に頼もしいです。

 

そしてジェイクも子供のころから祖父のモンスター退治話を信じるあまり、みんなとは違うと仲間外れにされてきた過去を持ち、父はおろか祖父を心から信じられないでいました。でも、祖父の遺言を機に訪れた場所で祖父が語ってきた昔話は本当だったということに気付き、彼らのために生きることを決意します。

エイブもただの孫LOVEじいちゃんってわけじゃなく、自分の能力を受け継いだから一生懸命話をしてたんですよねぇ。だけど、クラスでバカにされ父親からも鵜呑みにするなといわれ、ジェイクもかわいそうだけど、じいちゃんもかわいそうだなぁと。

 

もろX-MENじゃんw

この作品を見る前から思っていたこと。能力が完全にミュータントと一緒じゃん!というツッコミを胸に秘め、いざ鑑賞、やっぱりそうでしたw

まず、体が空気のように軽いため空中浮揚するエマは空気を操れる能力も持っていました。海中での沈没船で部屋を密閉し空気は吐き出すことで普通の人間でも息を吸える環境を作れるわけです。

オリーヴもどんなものにも火を起こします。登場してはジェイクを助けるためソッコーで家に火をつけたりw、やかんを火にかけたり、暖炉にひをつけたりと、一家に一人いたらガス代浮きそうな大活躍でした。

意外と戦闘向きだったのjはイーノックのオモチャに命を吹き込む能力。劇中では当初自分でつくったキモカワな人形で戦いごっこして遊んでましたが(これがコマ撮りでいいのよ)、クライマックスでの戦闘シーンでは、ガイコツ兵士からサイの模型にまで命を吹き込み敵を一掃していました。

他にも、夕食で使うにんじんを能力で栽培するフィオナ。くそでけーニンジンでしたwそれをいとも簡単に抜く怪力少女のブロンウィン。彼女もホイホイ椅子やソファーなど投げ飛ばし、しまいにはメリーゴーランドの木馬を引っこ抜く大技まで見せてくれます。透明だからって素っ裸でいい時と悪い時があるんだからね!と怒られていたミラードも最後まで実体はありませんでしたが、ちょいちょい頼もしいことやってました。

食事の際口を開けると蜂が出てきてみんなに迷惑をかけるのでネットをかぶって飯を食う、ちょっとかわいそうなヒューや、骨付きチキンを後頭部からバクバク食うクレア、夜の上映会はお前の夢ばっかりかよ!と思ってしまった予知夢能力者のホレースは、戦闘には向いてませんでしたが、キャラ的にはナイスでしたね。

 

そしてこれは能力は伏せますが双子!お前チートすぎるよ!!お前最初からあれ全部やればコトが丸く収まるってなもんだよwwwもしかしてワンタイム能力なわけ?これには思わず「え~っ!」って心で叫びましたよ。気づいた人も結構多いんじゃないかな。最初からそれやれよって。

まぁそれじゃあ物語も成立しませんから、軽いツッコミということで。

 

 

 

まとめ

いつもの監督が戻ってきた!という喜びの反面、ややテンポの悪い描写や展開、そして説明の多さに残念な感じでありました。

個人的には祖父とジェイクは仲を戻せたのだから、父子の関係も修復してほしかったなぁという思いがあります。

ちゃっかり監督出てたの気づいた人いるかな?遊園地でのシーンで一瞬サングラス欠けたおっさんが出てくるのでお見逃しなく。

というわけで以上!あざっした!!

 

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満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10