モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「グレートウォール」感想ネタバレあり解説 このトンデモB級映画をまずは楽しめ!

4月14日

グレート・ウォール

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今月一番地雷を踏みそうな洋画の登場です。え?マット・デイモン主演の歴史アクションみたいな感じなのに?面白そうじゃん!?

 そう思ったあなたは、この映画がアメリカでどれだけ大コケしたか知らないからだ!

 

当時マットは、アカデミー賞ノミネート作品「マンチェスター・バイ・ザ・シー」に主演で出るはずだったが、その役を親友であるベン・アフレックの弟、ケイシー・アフレック(通称干されケイシー)に役を譲り、自分はプロデューサーに回った。

その後彼はこっちの本作に出演。蓋を開ければ、マンチェスターは絶賛され、プロデューサーの役目は果たしたが、肝心の「グレート・ウォール」は米興収7500万ドルもの大赤字をたたき出したのだ!やっちまったなぁ!!

これを今年度のアカデミー賞で司会にいじられ苦笑していたマット。会社からしたら笑い事じゃねーぞw中国興行に媚びを売るからこうなるのだ!大体この時代に白人が・・・って設定で嫌な予感はしなかったのだろうか。

 

にしてもだ、案外面白いぜ!って声もちらほら聞こえるもんだから、どれだけ駄目な映画なのか、なぜ面白いと思える人がいるのか、逆に見てみたい欲求が私の中で沸々と湧き出たので、ここは抑えずに早速見てまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

アジアを代表する巨匠が挑んだ超アクションアドベンチャー大作は、中国が誇る歴史的建造物、万里の長城を舞台に、なぜそれが作られたのか、そこでどんな戦いが繰り広げられたのかという存在理由を大胆な解釈で描き、超一流ハリウッドスターと、アジアを代表する俳優たちがタッグを組み壮大なスケールで描いた作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

金や名声のために世界中を旅する傭兵ウィリアム(マット・デイモン)は、20数名の部隊とともに半年に及ぶ旅の末、ようやくシルクロードの中国国境近くにまでたどり着く。

だが部隊は砂漠地帯で馬賊の襲撃を受け、多くが命を落としてしまう。真夜中、闇に身を隠していた部隊は謎の獣に襲われる。ウィリアムがとっさに剣を手にし、その獣の手首を切り落として退散させるものの生き残ったのはウィリアムとトバール(ペドロ・パスカル)だけだった。

翌日、再び馬賊に追われた二人は、荒れ果てた大地をひたすら馬で駆け抜け、やがて彼らの目の前に長く、巨大な城壁が現れる。その城壁こそ万里の長城であった。

馬賊が後方に迫るなか、二人は武器を捨て、長城防衛の命を受ける禁軍に降伏することを選択。長城の前線基地ではウィリアムらの処分を決める会議が開かれる。

即刻処刑すべきという武将たちの声が大勢を占めたが、戦略を司るワン(アンディ・ラウ)はウィリアムが持っていた獣の手に興味を示し、彼らの利用価値を示して処刑を思いとどまらせる。

ワンは、ウィリアムを襲った獣の正体は二千年前から60年に一度現れ、幾度となく中国を襲ってきた伝説の怪物、饕餮(とうてつ)であり、万里の長城が築かれた最大の要因であることを明かす。

饕餮が長城を超えて都に迫れば国の滅亡が避けられないばかりか、人類すべてが食いつくされてしまう。饕餮の大襲来を止めようと、都を守る禁軍の全部隊が万里の長城に集結していた。(Movie Walkerより抜粋)

 

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監督

監督はアジアの巨匠、チャン・イーモウ

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 はい、もう有名な監督さんですね。

とか言いながら、自分1本も見てない!いかんです!何をやっとるか。

最近ではTVドラマ「バイプレイヤーズ」で、彼がリメイク版「七人の侍」を日本人キャストで撮るというウソの設定の下、わき役たちが一つ屋根の下で共同生活を送るなんてのがありましたが、本人全くかかわってないですからねw

 

やはりチャン・イーモウといえば数々のヒューマンドラマを生み出したことが有名です。

紅いコーリャン」で監督デビュー。作品が賛否を巻き起こしながらも、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。これを機にヨーロッパの複数の映画祭で選出されることも増えていきます。

その後も、内戦や文革といった激動の中国を生きた一家の30年を描いた「活きる」でカンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞、中国の農村の小学校で13歳の少女が突如先生をやる羽目になり子供たちに奮闘する「あの子を探して。」ではヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、二人の男女が惹かれあうも革命の波が恋路を阻んでいく、チャン・ツィイーを世界的に知らしめたことで有名な「初恋の来た道」でベルリン国際映画祭審査員グランプリを受賞と、新作を作るたび世界的に評価されていきます。

2000年代に入ると、秦の始皇帝を狙う刺客をすべて打ち取った男の物語が華麗に展開する「HERO」や互いに策略を秘めた3人の男女の攻防と愛の行方を描いた「LOVERS」といった武侠映画も手掛けています。

 

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 この2本は見ないと・・・。

 

 

 

 

 

 

キャスト

世界を股に帰る傭兵、ウィリアムを演じるのは、マット・デイモン。

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最近の彼といえば、余命わずかの改造人間(エリジウム)、ほぼ別行動の美術館のキュレーター(ミケランジェロ・プロジェクト)、遠い星でひとりぼっち(インターステラー)、遠い星でひとりぼっちその2(オデッセイ)、記憶をなくした男カムバック(ジェイソンボーン)と、インテリから貧乏人、サバイバルもあればほのかな恋愛模様といったいろんな役をやられてます。

そろそろ普通の現代劇やりましょうよ!と思ったらまたまたアクション映画。しかも傭兵。お前はどんだけ強くなりたいんじゃ!

もう「グッドウィル・ハンティング」の時のような彼は見れないのでしょうか。

とりあえずこの髪型は嫌いです。

彼に関してはこちらをどうぞ。

 

www.monkey1119.com

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他のキャストとして、ウィリアムの相棒トバール役に、TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」や「キングスマン」続編に出演が決まっているペドロ・パスカル。

禁軍で戦略を司るワン役に、香港の大スターであり、個人的に超好きな「インファナル・アフェア」に出演したアンディ・ラウ

女性司令官リン隊長役に、「キングコング髑髏島の巨神」で特に出番なしだったジン・テイエン

謎の西洋人バラード役に、サム・ライミ版「スパイダーマン」でのグリーンゴブリンや、「ジョン・ウイック」の殺し屋役が記憶に新しいウィレム・デフォーらが出演します。

 

 

 

 

 

 

 

はてさて、大赤字となったマットの歴史大作アクション映画。どんな謎が、どんな戦闘が描かれているのか。期待低めです!

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

ツッコミどころ満載なんだけど、全然楽しい怪獣スペクタクルバトルアクション映画だったぜ!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんとにチャン・イーモウ?

世界七不思議のひとつとされる万里の長城。なぜそれが作られたのかを一つの伝説から着想し、自らの欲のために生きてきた男が大儀のために生きてきた民族に感化され、一つの目標に向かって団結し、首都から伝説の怪物を守るため決死の攻防を繰り広げる熱い歴史スペクタクルバトルムービーでございました。

 

なんですか?チャンイーモウさんは、世界的に芸術性の高いヒューマンドラマを作ってきた方なんじゃないんですか?もう人間ドラマなんか薄い薄い!!その分、戦う、休む、戦う、休む、悲劇、裏切り、墓穴、戦う。はいこれだけ!

もしかしたら彼のファンは落胆するかもしれません。でも彼の作品を見てない私にとって、こんなに楽しめる作品だと思ってもみませんでした。

 

恐らくこれが彼の特徴なんだなという部分は覗けた気がします。

それが色合いや風景でした。冒頭から見下ろす荒野の美しさ、長くそびえ立つ頂上kらの山々、戦いの前の静けさと朝もや、禁軍たちが切る色分けされた鎧、たくさんの灯篭を空に浮かせる中国伝統の儀式、陛下の住む金で覆われた豪華絢爛なお屋敷、その周りを囲う五重塔のステンドグラス、そこから漏れる光。

ああアジアの歴史モノってこんなんだよなぁと感じたし、その美しさとは真逆の醜い怪物が映える映える!この差はうまくできてたんじゃないでしょうか。

 

そしてほんとにチャンイーモウ?と感じたのは、伝説の怪物、饕餮のフォルム。

体は牛か羊、曲がった角、虎の牙、人の爪、目は離れ、口は大きく、体は緑色。おいおいいったいどんな怪物だよ・・・

はいどーーーーん!

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あはははっははっはっ!!!

ブサイクすぎるぜ!!

怪物は気持ち悪さと恐ろしさをお兼ね備えてこそであります。とはいえ愛される要素も実はあるんですが、これは愛せない!!チャンイーモウよ、いくら伝説の怪物だからってこれはないぜw

史実を基に考えたんだろうが、もうちょっとどうにかならなかったのか。

 

これがなんと何万匹も長城めがけて襲い掛かってきます。その絵面はまさに「ワールド・ウォー・Z」のそれであり、「スター・シップ・トゥルーパーズ」のあれであり、とんでもないことになってます。

何も知らずにこの映像観て、この映画は誰が作ったでしょう?ってクイズ出したら、大体の人がチャンイーモウなんて答えませんよ。エメリッヒでしょってなりますよ。

 

それくらい彼っぽさもありながら全然彼じゃない作品でありました。

 

 

チーム禁軍

あんまりバカにすると叩かれそうなので、これカッコイイじゃん!!てのを解説しましょうか。

この長城で饕餮から首都への侵攻を防ぐ役目を果たすのが禁軍と呼ばれる戦闘の精鋭たちであります。ウィリアムは彼らに降伏し囚われの身となり、戦いの場でほったらかしにされるんですが、ウィリアムはその素晴らしい戦いぶりに度肝を抜かれるんですねぇ。

 

まず驚くのは、鮮やかに色分けされた兵士たちの鎧です。

三国無双」かこれ!?と。「敵将、討ち取ったり~!!」とかいっちゃうの!?え、まさかのKOEIさん協力!?というくらいカッチョイイ鎧です。

そしてこの色分けにより、どこかヒーロー戦隊を見てる感覚に陥ります。なんか得意技とか掛け声出して繰り出すのか!?と期待しましたが、さすがにそれはありませんでした。考えすぎでした。

 

赤い鎧を着た兵士たちは、弓矢を使い射手として饕餮を高台から狙う役目を果たし、黄色い鎧は壁の中でせっせと岩に火をつけて飛ばしたり、壁をよじ登ってくる饕餮を隙間からでっけえハサミで首チョンパ!!と力と賢さを兼ね備えた戦いを見せます。

将軍と同じ黒い鎧の兵士たちは、歩兵と騎兵の混合舞台として戦いに尽力し、紫を着た鎧の兵士たちは、盾で守りを固めながら接近して戦う地味でオーソドックスだけど能力がないとすぐやられてしまうだけに相当な精鋭たちなのでしょう。

リン隊長が属するへしたちは全員女性で構成され、ヌンチャクで太鼓を叩き、戦う兵士を鼓舞し、長い槍を持ちバンジージャンプで獲物を一刺しして仕留めるという、女性の身軽さを利用したくせに、めちゃめちゃ危険な戦い方をするという、5種5様にしてうまくバランスをとった攻め方で楽しませてくれます。

 

ウィリアムは元々、食っていくために金のために生きていくために、ただ欲望に任せて、どこにでも参加し戦ってきた傭兵。誰も信じないからこそ生き延びてきた彼にとってその光景は、何かが芽生え始めた瞬間だったのです。

リンも小さいころからここで育ち戦いを学び、生え抜きで隊長の座にまで上り詰めた実力派。選択の余地もないまま成長した二人でしたが、根本的なものが違っていました。それが掲げている旗です。

禁軍はお互いを信頼し合うことで団結し大儀に忠誠を誓う。全員にその意志が、掲げたものがあるから団体行動でき、力を発揮できる。ウィリアムはそのことを少しづつ学んでいき心変わりしていくんですねぇ。

 

 

ツッコミどころがスゴイ!!

宣伝では、万里の長城ができた本当の理由が明かされる!みたいなキャッチコピーでしたが、ぶっちゃけ冒頭で理由を言ってしまっているという、まぁわかりやすい入口。

おいおい、もういっちゃうのかよ!?と。よそ者が突然来たんだからもうちょっと黙って利用するとかはいかなかったのかい。いかなかったよねぇ、だって話進まないもんw

そんなこんなで外へほっぽりだされ、まじまじと戦いを見ていたら、柱の陰からおんなじ人種がこっち観てるじゃありませんか。

はい出ました。ウィレム・デフォー!ちょっと待て、お前が5分刈り坊主で驚いてる顔がまずオモロイw出オチじゃねーか。

しかも彼演じるバラードは、ここへ潜り込んで25年も外へ脱出できないでいるという残念な奴。他の西洋人も訪れたそうですが、きっと彼と脱出を試みては失敗し、現在に至ったのでしょう。その間ちゃっかりリンに英語を教えているわけで。もう住み慣れてるじゃねーかw

 

ウィリアムとトバールは、西洋にはない武器、火薬を求めて中国まで足を運んでいました。その火薬持っている禁軍の隙を見計らって彼らは強奪し逃げようと試みるんですが、それを禁軍はなぜ早く使って饕餮を倒そうとしないのか。

序盤の戦いなんか捨て身ですよはっきり言って。特にバンジージャンプして戦うリン隊長の軍団は刺すの失敗してガブガブ食われてましたし、明らかに接近戦で倒せるような相手ではございません。60年前はどうやって倒してきたんですかw

 

饕餮には一つ弱点があったんですねぇ。まぁこういうのはよくある設定なんですが、それがなんか希少価値のあるように描かれてたんですが、それをもっと集めて利用して戦うことはできなかったのでしょうか。まぁそれが少ないからピンチとチャンスが生まれてドラマチックになるんですけどねw

 

他にも、リンしか英語喋れる奴いないのかと思ったら、軍師であるワンも喋れたり(さてお前もバラードから教わったなw)、そのワンが軍師なのに終盤の戦略が実は推測だったり、その大きさでその人数じゃあ気球もたないよとか、ウィリアムとトバールの曲芸ならぬコンビプレーがモノスゲー計算で敵をドンピシャしとめたりとか、禁軍よりも饕餮の方が賢くて人間間抜けだなぁとか満載でございます。

 

 

 

最後に

そんなことを言いながらも決してそこがダメなんじゃなくて楽しめるのがこの映画のいいところだと思います。むしろ気にしないくらい豪快で単純でわかりやすい娯楽大作だったんじゃないでしょうか。

クライマックスは、饕餮たちの「うそーーーーん!?」な総ズッコケを素晴らしい眺めで拝めるという大迫力な映像が待ってます。そんな終わり方何度も見てきたよ俺はww

ご都合主義と片付けずに、まずは映像そのものを楽しんでいただきたいですね。

というわけで以上!あざっした!!

 

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満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10