モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「22年目の告白 私が殺人犯です」感想ネタバレあり解説 元の作品は見ないで楽しもう。

6月10日

22年目の告白~私が殺人犯です~ 

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このポスターの伊藤英明がイケメンになった両さんに見えるのは私だけでしょうか。

それはまぁいいとして。

夜神月、カイジ、伊藤直輝(パレード)、清丸国秀(藁の盾)、MONSTERZでの超能力者、志々雄真実。

これまでさまざまなクズというクズ、感情と苦悩と叫喚を最大限に表現してきた男、その名は藤原竜也

そのクズキャラの歴史に今回新たなページが刻まれる。

なんて楽しみなんだっ!!!

 

竜也さんの今回の役どころは、時効を迎えた連続殺人事件の犯人が、その告白本を出し、時の人となって、新たな事件を巻き起こすという、とんでもねークソミソ野郎をやらかしてくれます。

 

是非、ラストは醜態をさらし無様に死んで欲しいと渇望しておりますww

というわけで早速見てまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

2012年の韓国映画「殺人の告白」を「SR サイタマノラッパー」シリーズでお馴染みの監督が日本映画としてリメイク。

未解決のまま時効を迎えてしまった連続殺人事件の犯人が、突如世間の前に現れ、告白本を出版することで、再び世間やマスコミ、被害者家族、そして事件を担当した刑事までをも巻き込んでいくサスペンスリラー映画です。

 

22年目の告白-私が殺人犯です-

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あらすじ

 

 

かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。

その犯人が、事件から22年後、突然自ら名乗り出た。

会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる曾根崎雅人(藤原竜也)という男だった。

顔をさらし、肉声で殺人を告白する曾根崎の登場にネットは熱狂!

賛否両論を撒き散らしながら本はベストセラーに。それだけでは終わらない。

マスコミをつれての被害者遺族への謝罪。刑事への挑発。そして、サイン会まで。

その全てがあらゆるメディアを通じて発信され、SNSで拡散されていく。

それは日本中を巻き込んだ新たな事件(ゲーム)の始まりだった――。

 

日本中が釘付けにされる告白の行方は?事件(ゲーム)はとんでもない領域へと加速していく!

(HPより抜粋)

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

監督

監督は入江悠

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 彼といえばサイタマノラッパー。

当時レンタルビデオ店に勤めていた頃、同僚がめちゃめちゃオススメ作品として薦めてきたが、よし見てみるか、なんてこれっぽっちも興味がわかず、それ以来いまだ手を出しておりません。

そのシリーズも3作作られるほど人気があったようですが、未だに見ていない。

何か良いきっかけがあればいいんですが。

 

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とはいうものの、「日々ロック」は鑑賞済み。野村周平の明らかにやりすぎな演技と二階堂ふみのキュートでドSな役どころしか覚えてないんですが、別につまらなくはなかったですかね。

自主制作畑から商業映画でただいまガンバっているようですが、快作ってのはあまり聞かないですね。

今作が面白ければサイタマノラッパー見てみようかな。

 

さすがに商業映画が不振だったのか、上から下から板ばさみ状態に嫌気が差したのか、次回作は原点回帰ということで、地元埼玉を舞台にしたオリジナル脚本作品「ビジランテ」が12月に公開予定とのこと。

 

 

 

 

 

キャラクター紹介

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めんどくさいんで人物相関図で。

 

  • 曾根崎雅人(藤原竜也)

 

 

22年間の連続事件の犯人。「私が殺人犯です。」という告白本を出版し世間を騒がせる。その容姿端麗な顔つきから人気が過熱していく。

(HPより抜粋)

 

 

 髪型がから既に嫌なオーラが出ています。竜也さん、「キンキンに冷えてやがる」以上の名言をお待ちしています。

 

  • 牧村航(伊藤英明)

 

 

組織犯罪対策課の刑事。22年前の事件で上司を殺された過去を持つ。

そのときに犯人を取り逃がし、後悔している。

(HPより抜粋)

 

過去にサイコパス(悪の教典)をやっていたので、竜也×英明のサイコパス対決ってのでタッグ組んでほしかったですね~。 これもいいけども。

 

  • 岸美晴(夏帆

 

 

22年前の事件の被害者遺族。当時5歳で父親を殺され、勤務先の書店でっ告白本が売れていくことに、怒りを覚える。

(HPより抜粋)

 

好きでーす。付き合ってくださーい。

 

 

あとはざっくり。

  • 小野寺拓巳(野村周平)・・・牧村の妹の恋人。
  • 牧村美香(石橋杏奈)・・・牧村の妹。
  • 春日部信司(竜星涼)・・・牧村の部下。
  • 戸田丈(早乙女太一)・・・橘組系のチンピラ。
  • 滝幸宏(平田満)・・・22年前の牧村の上司。最後の犠牲者。
  • 山縣明寛(岩松了)・・・事件の被害者遺族。妻を殺され、現在病院の院長。
  • 橘大祐(岩城滉一)・・・橘組組長。事件の被害者。報復をたくらむ。
  • 仙堂俊雄(仲村トオル)・・・報道番組のメインキャスター。

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、このクズや朗がどんなことをしでかすのかも気になりますが、情報が行き交う現代の、欲しがる視聴者、加熱する報道にも言及していそうな作品ですかね。

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

日テレ製作ってことでメディア演出が巧い!!

そして藤原竜也が殺人犯て時点で騙されましたww

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺やっちまったよ・・。

時効成立後突如現れた殺人犯が書いた告白本により、メディアや大衆は騒然となり一大ブームとなるが、テレビの生放送を皮切りに、隠されていた真相が明かされていく様を、テレビ局制作ならではのリアリティある演出、事件当時の日本が阪神大震災であったことを紐づけながら、元の作品を、より日本風に仕上げたリメイク作でありました。

 

冒頭から、事件当時のニュース映像を不気味に見せたり、巨大スクリーンを使ってのド派手な演出で朗読をし、発表する告白本の出版会見、日テレアナウンサーを使っての、架空のワイドショー番組で、事件の全容と時効とその後の法改正の説明、静粛にしなければならない病院という場所にもかかわらず、空気を読まない押し寄せるマスコミ、夜のニュース番組でのスタイリッシュなセット、そのニュースキャスターに密着するドキュメンタリー撮影などなど、普段テレビで見るようなリアリティある演出が巧かったように思えます。

 

役者陣も、武骨で荒々しい中堅刑事を熱演した伊藤英明、ミステリアスな雰囲気を醸し出しながら登場し、こいつ絶対反省してないよなぁという不敵な笑みをカメラの前にさらす藤原竜也といったメインキャスト、自分の職場で加害者の本がバカ売れしてる様子に耐えられない被害者役の夏帆、怒り狂った様子が素なのか演技なのかわからないほど目力の強かった鉄砲玉の早乙女太一、これもそのまんまヤクザの組長の岩城滉一など、ナイスキャスティングだったと思います。

 

そしてこの映画、サスペンスというだけあって、後半からは大どんでん返しが待ち受けています。

これを言ってしまったら、超ネタバレになるので語れませんが、ヒントを与えるとするならば、藤原竜也が殺人犯ということで、この記事の冒頭新たなクズキャラ史に名を刻むとか言ってましたが、そう思ってる人は、既に騙されていますww

これ以上は言えません・・・。

 

だからきっと本編を見てる最中、驚くことでしょう。

 

しかしながらつい先日、この映画の元である「殺人の告白」を、予習と称して見てしまったのです。この映画の核心が描かれているとも知らずに・・・。

 

やってしまいましたよこれは。

おいらぁてっきり、時効だと思ってた事件が実は時効になってなくて、犯人を捕まえられなかった刑事たちが、うまく殺人犯を誘って捕まえる、そんな話だと思ってたんですが。

いや、あながち間違ってはないんですが、クライマックスのオチの畳みかけに見事にやられてしまい、「殺人の告白」を見終わった後、本作が決して同じ内容でありませんように、オリジナルの結末でありますように、と祈ったわけです。

 

だから、結果この作品と比較しながら見てしまったんですね~。

 

 

「殺人の告白」との比較

やはり元の作品が韓国映画ということもあって、クオリティ、演出、編集、内容、オチの畳みかけなど、すべてにおいて本作より良かったです。

やはり娯楽映画ということをわかっていて、アクションもてんこ盛り、伏線の回収もラストに一気に持ってくることで、見てよかった~!!と思えるような内容でした。

 

それに比べると、本作は大きなオチをクライマックス前に持ってきてしまい、その後の真相が、大方の人ならわかってしまうような運びになっていたことが非常に残念でした。

 

「殺人の告白」はその辺をテレビの討論番組で、すべて真相を掲示が激白することでゾクゾクするような運びだったので、本作もこういう風に進んでほしかったなぁ、というのが本音です。

こうした方が謎が全て溶けてスッキリするはずなんですけどね~。こっちと差別化を図りたかったのかなぁ。

 

 

殺人犯を憎む被害者たちが、殺人犯を襲撃するシーンがありますが、これも元の作品とはずいぶん違います。

「殺人の告白」では、この被害者たちが結託して復讐計画を立て、実行する流れになっており、ここで刑事がこの殺人犯を守るというものでした。

もちろん刑事ですから、いくら殺人犯とはいえ、時効を過ぎたのだから一民間人であり、彼を救出するのは当たり前です。

この刑事の行動が後に大きな意味をもたらすので良かったです。

 

本作は、5つの事件がありながら、被害者たちは各々の意思で、殺人犯を襲撃します。ある者は人を使って、ある者は自らの手で。もちろん牧村刑事が、未然に防ぐんですが、できれば全被害者が同じような行動をしてほしかったなぁと。

第一の事件の被害者なんか、被害者出てきませんからね。

そんなこと言ったら「殺人の告白」も10人を殺害していながら、全被害者出てこないんですけども。

 

そうそう、本作の犯人は、目撃者の前で殺害を実行するというとんでもない犯行を、自らルールと称して実行するんですが、「殺人の告白」ではそんなことしてません。

冒頭飯を食ってる刑事の前で、メシ屋の女将を殺そうとするだけでした。

まぁクライマックスでは、じつはとんでもないクズ野郎ってのが判明するんですけどね。

 

一番の比較は、アクションがあるかないかです。

「殺人の告白」では、荒いCGが目立つものの、カメラの切り替えを何度も駆使した豪快なアクションや、大雨の中のアクロバティックな逃走と追走、高速道路でのカーチェイス、しかも走行中の車の上での格闘、クライマックスも再びカーチェイスから、血みどろな肉弾戦と、サスペンス要素以外でも楽しめたりします。

これに加えユーモアも混ざってるからエンタメ映画としてすごく楽しめる作品でありました。

 

本作は、そんなエンタメ要素をサスペンスに特化した内容。

ユルさもないし、豪快なアクションもなし。あるといえば冒頭のチンピラ戸田との追いかけっこくらいでしょうか。

そもそもアクション必要か、なんて話ですが、個人としては元の作品が面白かった、だからリメイク作品も面白くあってほしい、なのに、面白い要素削ったらいけないんじゃないの?っていう考えだったわけで。

 

 

元と比較して本作を悪く言ってるような書き方になってしまってますが、本作が元より勝っているなぁと思った点はメディアのリアリティさですかね。

SNSやニコ生を多用した世間の反応は、最近の映画では必要不可欠なのでこういう演出はあって当然だし、ソネ様信者が群がったり、出版社にデモをする告白本反対派、街頭インタビューといった世間を巻き込んでる演出は良かったです。

 

元の作品は、トンチンカンな人権派弁護士や評論家が、あさっての方向で議論していたり、時代が時代なだけに、ネット界隈の演出がほぼなかったり、世間の反発の声がほとんどなかったのが、少々おかしいなと。

 

そういう意味では、本作の方がちゃんと練った演出だったので、ここに関しては良かったと思います。

 

 

最後に

事件当時が1995年の冬から春ということで、阪神大震災やシャ乱Qの「シングルベッド」が流れたりするんですけど、そもそも阪神大震災を扱う必要があったのか疑問です。殺人犯がこれによって精神に異常をきたしたようなら使う意味は合ったと思うのですが。

 

もちろん牧村の妹が結婚できない理由や東京へ来る理由として位置づけているので、整合性があるといえばあるのですが、別の理由でもいいじゃんと。

シングルベッドは、妹の彼氏の心情と後に重なってくるのでアリでしたね。

 

まぁまとめると、元の作品見ちゃったから、驚きはなかったんだけど、決してつまらなくはなかったよ、てのが感想です。

あえて言うならば、案外そのままの流れでやった方が話としては良かったような気がしますが。

ほんと核心に触れちゃうんでこれ以上書けませんww

是非楽しんでください。きっとビックリします!!

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10