ナイトミュージアム エジプト王の秘密
久々の続編と思いきや、これで見納め。
なんてったってロビンウィリアムズの最期なわけで。
寂しくもありますが、見納めてきました。
アメリカ自然史博物館の夜間警備員のラリー(ベン・スティラー)は博物館のプラネタリウムのリニューアルパーティーの指揮に大忙し。
夜になると魔法の石板によって命を授かる展示物たちを使って盛大に盛り上げようと奮闘する。
しかし、スピーチでテディことセオドア・ルーズベルト大統領(ロビン・ウィリアムズ)の身に突如異変が生じる。
そして、他の展示物たちも勝手に暴れ回りパーティーはめちゃくちゃに。
どうやら、石板が緑色に錆びつき始めたことに原因があることに気づいたラリーは、館長のコネでアクメンラーの父ファラオ王(ベン・キングズレー)が眠る大英博物館に高校生の息子ニッキーたちと忍び込み、原因を探ろうとするが…。
コメディスターのベン・スティラー
去年はLIFEで監督と主演も務め、個人的にも去年のベスト10に入るほど感動した作品を作った彼。
代表作ズーランダーの続編もやるそうなのでまたまた笑わせてもらいたいです!
テディ役のロビンウィリアムズも、相変わらずでかい声で見事な存在感。あーもう見れないのか、彼の新作を。
そして、シリーズではおなじみのジェデダイア役のオーウェン・ウィルソン!
とオクタヴィウス役のスティーヴ・クーガン!
彼らの出番もちゃんとあります!あんなにいがみ合ってたのに、手をつないじゃうシーンは微笑ましかったw
とまあ、いつもの役者陣に加え、今作ではファラオ役にベン・キングズレー!
んー!!豪華です!さすが人気シリーズ!
んでもって、隠れ大物ハリウッドスターもチョイ役で出てます!
歌が超うまくて、ワイルドで、気さくなあの人が本人役で出てますww
これは見てのお楽しみ。
ちょうど来月から大英博物館展をやるというドンピシャなタイミングも相乗効果出そうですね。
そもそもこの展示会、すげー興味あったんで足を運んでみようかな。
そんなわけで、感想は、
娯楽作としては大変よかったです。
アメリカのコメディはなかなか日本では公開されにくいジャンルですが、この作品に至っては親子の物語でもあるゆえ、全然下品な笑いではなく、オーソドックスに笑うことが出来る数少ないコンテンツだと思います。
それでも、レンタルビデオでいいやみたいな風潮のせいで、ついつい映画館に足が遠のき、集客は減り、興行側はなんとか映画館で見て貰おうと考え、挙げ句の果てに著名なタレントを吹替の声優に使ってしまう、非常に残念な悪しき慣習が出来てしまいました。
ま、それを始めたのがディズニーで、しかも当たっちゃったからバツが悪い。
今作もお笑い芸人が声優をやってます。
というか、吹替しかやってなかったので、仕方なく吹替版を見てこんな愚痴っぽく書いてしまってますが、
作品自体は面白かったんす!!
ちゃんと笑わせて、ちゃんとホロっとさせて、ちゃんとハラハラさせて。
娯楽作の基礎を忠実にやってくれてます。
今作の見どころは大人への階段を上っている息子と父の親子の部分。
警備員になるまで体たらくな父親だったラリーにとって息子にはちゃんと立派になってもらいたい、
方や息子は大いなる未来に可能性を信じやりたいことをやってみたい。
よくある話ですが、大英博物館への旅の中で親として子として理解が深まっていくのが今回の見どころではないでしょうか。
そして、久々にはしゃぐ、いや、動き回るベン・スティラーも見ものです。
今回は他の役も演じてるので大いに笑わせてくれます。
春休みにはもってこいの映画だと思います。ぜひ、親子で家族で見に行って欲しいものです。
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10