マッドマックス 怒りのデス・ロード
今年の上半期も残り僅か。毎度毎度上半期のベスト10選を選考しようと思いきや、夏休み映画の第1弾がどんどん公開する時期のせいでまたもや嬉しい悩みが訪れました。
待ちに待ったマッドマックスの新作です!ちゃんと午後のロードショー見て復習したよ、もちろん!!
石油も水も尽きかけ、荒れ果てた世界。元警官のマックス(トム・ハーディ)は、愛する妻と子供を殺され、本能の赴くままに生きながらえていた。
資源を独占することで恐怖と暴力を武器に民衆を支配するジョーの軍団に捕らわれたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)と配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)とともに、奴隷として捕らわれた美女たちを引き連れ、自由への逃走を始める。果たしてジョーの手から逃れることはできるのであろうか。今マックスの怒りが目を覚ます。
監督は、マッドマックスシリーズ全作を手がけたジョージ・ミラー監督。
こんな狂気と暴力の溢れた男気マ〜ックス!!な映画を撮ってばっかと思いきや、ベイブやハッピーフィートといったファミリー感満載の映画も手掛けてる。なんて振り幅が広いんだ!!
先日来日した時にたまたまテレ東の午後のロードショーでやってたマッドマックスを見たという奇跡も起こしてますww
主演のマックスはメル・DV・ギブソンから代わって抜擢されたイギリスが生んだ黙っててもいいオトコ。トム・ハーディ。
世界的に有名になったのはやはりインセプションでのイームスでしょう。ケンワタナベが羨ましくて仕方なかった。
その後は、裏切りのサーカスやブラックアンドホワイト、そして、ダークナイトライジングのベインですね!ベインみたいな仮面つけて今作に敵ででてたらそれはそれで面白いんでしょうけど、今作は主役なんで。マッドな部分を見せつけて欲しいとこです。
今作のボス、ジョーの右腕フュリオサ役にハリウッド界の米倉涼子wシャーリーズ・セロン。
おー!ボウズ頭ぢゃないですか!これじゃあ、エイリアンのシガニーじゃんw
といっても戦う女戦士って感じでかっこいいっすな。
モンスターでアカデミー賞取ってからしかあまりよく知りませんが、個人的にはヤング≒アダルトが一番好きです。お高くとまった40前の女やらしたらキャメロンディアスよりリアルでたまらないw
そして、ジョー軍団の手下ニュークス役にニコラス・ホルト。
こちらも頭を丸めて役者魂を見せつけてます!主な作品としてジャックと天空の巨人やウォームボディーズではゾンビが人間に恋する模様をうまく表現してました。そして、何と言ってもX-MENのビーストでしょう。次作アポカリプスにも出演してくれることでしょう。
そんな狂気乱舞なマッドマックス最新作の感想は、
アドレナリン全開!大画面で観るからこその満足度!
今作はおそらく核戦争によって荒廃した世界=マッドマックス2の世界をリメイクしたものと思われます。
オープニングでは、まだマックスの愛車インターセプターがマックスの所有物になってるので。
これをフル活用してマックスには暴れて欲しかったですが、残念!!
ネタバレですが、このあとジョー軍団に奪われちゃいます。
とはいえ、この映画話云々でなく、カーアクションがほとんどなのでそのど迫力なシーンを身体中に染み込んで堪能して頂くことがこの映画の核であってネタバレなんかどうだっていいんです!
あらすじでも書いた通り、ボスの女を解放するためにボスの手から間一髪逃れたマックスとフュリオサがひたすら荒野の中を逃げる!追われる!戦う!
それだけの話です!
ど頭から体の血が肉が細胞が踊り出し、口をあんぐりしながら釘づけになることでしょう!
中でもノドがカラカラになりそうな砂嵐の中でのカーチェイスは瞳孔開きっぱなしです!
思わずむせてしまいそうなくらい画面上が砂で覆われます。
もちろん、車だけでなくバトルシーンもすごい。
砂の上での格闘って足もってかれるから鈍くて地味になりそうな部分をきもーち、コマ送りしてスピード感をあげ、カメラ割りも細かくしたおかげでより緊張感のあるそしてハデなシーンになってたと思います。
忘れちゃいけない小者ども扮する敵達も素晴らしい!
なぜか白塗りのボウズ達が暴れまくってくれます。こういう風貌ででてくるもんだからいかに荒廃した世界かってのが手に取るようにわかると思います。
一番印象的だったのが車の前で突っ立って爆音でギターを弾きまくるやつ!
これは一言でバカですww
ヘッドから火が出るってどういう仕組みだ!?
そしてお前必要か?ww
敵のボス、イモータン・ジョーも不気味すぎて怖いを通り越してキモいです。
自分の女を奪われ総動員で追いかけ貴重な資源と人員をフル活用してしまい大赤字だよ、これじゃあ。
幹部もさぞかし計画性のない無能なボスに頭を悩ませたことでしょうww
とっておきは、荒野に咲く五輪の花!ジョーのペットたち。
荒れ果てた世界に小汚いキャスト達とは対照的に温室育ちの汚れを知らない正にハコイリムスメ!
これは目の保養になります。
こんなキモいボスにいろんなことさせられてたかと思うとそりゃあ逃げたくなるわな。同情します(^◇^;)
やはり、この作品の肝なのが、アクション押し、いや、目で体感して欲しいというコンセプトなのだと思いますが、ムダのないセリフです。
よけいなおしゃべりは一切ありません。
そぎ落としてます!
これのおかげでメルギブソン以上にマックスがかっこいい!!
頷くだけ、親指上げるだけ、名前全然名乗んねー!シビれます!!
そして朗報!どうやら3部作になるそうなのでこれは序章ということになりそうです!
これは楽しみだっ!!
今回はなんか解説っぽい内容になってしまいましたが、ザ・アクション映画なので文章では伝えづらいっすね。
とにかく大画面で見ていただきたいこの夏おすすめの1本だと思います。
満足度 ☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10