ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
今週は2大映画の激突!なんて日だっ!
とはいえ、ジュラシックワールドはさほど興味がないので、こちらにしました。
IMFのエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)は謎の多国籍スパイ組織<シンジケート>を秘密裏に追跡していたが、催涙ガスによって敵の手に落ちてしまう。目覚めると後ろ手に拘束されており、目の前には謎の女と、3年前に死亡したはずのエージェントがいた。まさに拷問が始まろうとしたその時、女は驚くべき格闘術でイーサンを脱出させる。ブラントからIMF解体を知らされたイーサンは<シンジケート>の殲滅を誓うのだが、彼は国際手配の身となっていた…。組織の後ろ盾を失ったイーサンと仲間たちは<シンジケート>とどう闘うのか?敵か味方か、謎の女の正体とは?そして究極の諜報バトル、その結末は―??(HPより抜粋)
ついに5作目となったM:Iシリーズ。段々エスカレートしていくトムの体張りましたシリーズもとうとう飛行機に捕まって飛び立つというたけし軍団でさえ不可能なアクションを見せつけた予告を見て、見たいと思わない人はいないんじゃないでしょうか。
監督も、ブライアン・デ・パルマからジョン・ウー、J.J.エイブラムス、ブラッド・バードとバトンタッチを繰り返し、今作は、トムの映画にゆかりのあるクリストファー・マッカリー監督が抜擢。
監督業よりも、脚本業としての彼の方が有名で、私の好きなユージュアルサスペクツを筆頭に、ツーリスト、ウルヴァリンSAMURAI、アウトロー、ワルキューレ、オールユーニードイズキルなどなど大作映画には欠かせない脚本家が監督とあってトムとしても数々のタッグを組んできただけあってのムチャぶり飛行機アクションなんじゃないか?と思ってしまうくらい信頼してる仲なんじゃないでしょうか。
そんな、無敵のスパイ野郎イーサン・ハント演じるトム・クルーズも53歳!!
マジかよっ!
いい歳しても体使ってお仕事なんてオトコの鏡だなぁと。近年アクション映画の連発だけど飽きさせない彼の活躍ぶりにほんと頭が上がりませんm(__)m
既に、M:Iシリーズのファミリーと化したIMFのガジェット担当ベンジー・ダン演じるサイモン・ペッグ。
もう隣にニックフロストがいなくても立派なハリウッドスターになりましたね。
もちろん、エドガーライト監督の作品こそ彼らしさがでるのは承知ですが。
近年はJ.J.エイブラムスに気に入られたのか、M:I.3からレギュラーになり、スタートレックにもクルーの一員になり、今度はスターウォーズまで出演するなんて。そうとう気に入られてんのかな。
気がつきゃM:I全作に出演してる天才ハッカー、ルーサー・スティッケル役のウィング・レイムス。
何に出てたかあまり記憶にありませんが、やはり一番印象的なのはパルプフィクションすね。どうも肌の色と髪型と強面とガタイでマイケルクラークダンカンに見えたりしてしまうのはオレだけ?
そして、前作からレギュラーになった分析官ウィリアム・ブラント役のジェレミーレナー。
一月前は弓を片手に人工知能と戦ってたいぶし銀な彼ですが、こっちはこっちで影でイーサンを支えるやはりいぶし銀なオトコとしてチームをまとめてますね。
もう主役やんないのかな。
今作のヒロインは、敵かな?味方かな?とエキセントリック少年ボウイのカウボーイ顔負けの正体不明の女スパイ、イルサ・ファウストを演じるレベッカ・ファーガソン。
全然知らない方ですが、スウェーデンの方だそうで、去年公開したドウェインジョンソンのヘラクレスに出演後の大抜擢なようです。1983年生まれ?老けてない?
そんな、IMFチーム再集結のミッションインポッシブル最新作の感想は、
トムの限界突破ショー!!
この先、核心はつきませんがネタバレになりかねないのでご注意を。
ど頭から予告で散々流れた飛行機スタントで一気に観客の心を鷲掴みにするありえねーアクション!本編がいかにアクション満載かっていうのを予感させる映像から、
当初のスパイ大作戦をより現代風にアレンジしたオープニングがスタイリッシュに構成されていてワクワクしました。
序盤はダレるような展開もなくいきなりイーサン危機一髪っ!!
んでもって、委員会でIMFはCIAから散々文句を言われ、傘下に入ることになり、毎度毎度肩身の狭くなるチームに同情すらします。
イーサンはいっつもハデにやらかしちゃあ事件解決してチャラにしやがるっ!運がいいだけじゃねえか!
とCIA長官から罵られるブラント。
かわいそうと思いつつも長官、あんた正しいよwwと思わず心の中で拍手。
そんな序盤から黒幕を探すためのミッションが始まるわけですが、
まあ〜トム・クルーズ53歳頑張る頑張る!!
江頭よりも長い時間水中息止めミッションをやったかと思えば、お決まりのカースタントからのバイクで峠をグイングイン越えてのバイクスタント!これはM:I.2のバイクスタントよりも軽やかに疾走してましたね。
もう何かにとりつかれたように、
オレの次のミッションはぁ…とヘロヘロになりながらも軽々とこなすアクションの連続に誰か代わってやんなよ〜と嘆きつつもやっぱりトムでなきゃ!とうなずかせる彼のさばきっぷりにこれまた釘付けでした。
と、アクションばかり目がいきがちですが、話もしっかりしててテンポも悪くなく、ご都合主義でオーソドックスにも感じましたが、娯楽としては全然アリな展開。
少々長いかなーとも感じたのがたまにキズ。
ロンドン、ウィーン、モロッコと世界規模のロケーションも見ものだし、
過去の作品に対してのオマージュも恐らく入れていたと思います。
シンジケートの正体を暴くミステリーな部分もあり、ベンジーのいつも通りの抜けた演技も微笑ましくきちんと笑わせてくれます。今回かなり活躍してるし。
6作目の制作も決定したM:Iシリーズ。次回はどんなことをしてくれるのでしょうか。益々トムの活躍に期待です。
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10