ミケランジェロ・プロジェクト
紆余曲折を経てようやく公開した豪華キャストの競演。
TOHOシネマズのシネマイレージウィークで安く見られるということで新宿にて鑑賞してまいりました。
あらすじ
芸術の専門家で結成された特殊部隊“モニュメンツ・メン”は、美術品を奪還するため1944年7月、フランス・ノルマンディに上陸。
ヨーロッパ各地を手分けして捜索するも、全ては奪われた後だった・・・。
そんな中、敗北を悟ったヒトラーは、ついにネロ指令――ドイツが敗北した祭には全てを破壊すること――を発令し、一刻の猶予もなくなる。
世紀の美術品はどこに隠されているのか・・・あることに気づいたとき、彼らの怒涛の快進撃が始まる!《HPより抜粋》
監督・キャスト
今作の監督・脚本・製作・主演を務めたのが枯れないザ・ナイスミドルのふくろう顔、そして、落ち着いてネスプレッソが飲めない男、ジョージ・クルーニー。
ジョージ・スタウトという美術学者をモデルにした、モニュメンツ・メンのリーダー、美術史学者フランク・ストークス役どころ。
個人的には中学の頃受験勉強の合間にBSで見ていたTVドラマ「ER 救急救命室」からの好きな俳優の一人で、ニヒルでかっこつけたリーダーの役が多いイメージですかね。オーシャンズシリーズはもちろん、自らの評判を下げてしまったバットマン&ロビン、フロム・ダスク・ティル・ドーンといった90年代の作品からマイレージ・マイライフ、ゼロ・グラビティ、トゥモローランドなど好きな作品は数知れず。
監督としては、スーパー・チューズデーしか見てないのすが、活動も政治的な面が多い彼だからこその題材を作品にしたポリティカルサスペンスだったと思います。
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つづきまして、ジョージに呼ばれたらやるしかないよな・・・主役級なのにジョージの前ではサイドキック、イヤ、子分止まり。ご存知ハリウッド界のジミー大西、ブタ顔イケメンのマット・デイモン。
学芸員ジェームズ・ローリマーという人をモデルにした、メトロポリタン美術館のキュレーター、ジェームズ・グレンジャーという役。
アゴの割れた親友と作り上げたグッドウィルハンティングをはじめ、ジェイソン・ボーンシリーズ、オーシャンズシリーズ、ディパーデッド、最近では、幸せのキセキや、ちゃっかりインターステラーに出てたり、その役がまだ忘れられないまま、来年には宇宙もの「オデッセイ」が公開予定です。
彼の代表作であり、彼の作品で一番好きな映画。記憶をなくした元CIA工作員が自分の正体をを知るために逃亡しながら黒幕を追うアクションサスペンス。
とっちゃん坊やなイメージだった彼が、肉体改造してたくましく男前になったなぁ、と感じた作品でした。同時期に別の工作員の物語としてボーン・レガシーという駄作もありましたが、ジェイソン・ボーン イズ バック!ということでちゃんと続編が決定されてます。撮影も順調なようでめちゃめちゃ楽しみです。
そして、だんだん江波杏子化しているとしか思えない大女優、ケイト・ブランシェット。
美術館職員ローズ・ヴァランをモデルにした、美術品の行方を知る女性、クレール・シモーヌ役。
お高くとまった、プライドの高い感じの役のイメージが多いかな、と。エリザベスで脚光を浴び、アビエイター、ロード・オブ・ザ・リング、ベンジャミン・バトンなどの出演が有名ですかね。今年はシンデレラにも出てましたか。もちろん、悪い人でww
やっぱりこれですよー、ケイトといえば。ウディアレン作品の中で、ミッドナイトインパリのような作品をシュガーというなら、この作品は完全スパイシー。セレブが落ちぶれるとこうも滑稽で見苦しいものかと苦笑しながらみてました。切ないというよりはざまぁみろな目線でw
この演技が評価されアカデミー賞始め数々の賞レースをかっさらってましたね。
でもって、コメディ俳優の重鎮、ビル・マーレイ。
建築家ロバート・ポージーをモデルにした、リチャード・キャンベル役。
ジョージ・クルーニーは友達が多いことで有名ですが、ここも繋がっていたとはっ!!
もうこのお方については、ヴィンセントが教えてくれたことの感想で書きましたので、気になる方はそちらもどうぞ。
他にも、彫刻家ウォーカー・ハンコックがモデルの、ウォルター・ガーフィールド役にコーエン兄弟作品の常連ジョン・グッドマン、ジャン=クロード・クレルモン役にサイレント映画アーティストで一躍有名になったジャン・デュジャルダンというオーシャンズを思わせる豪華なメンツ。
そんなジョージの人脈でおそらくそろえたキャスト陣との共演も話題の戦争のさなかでの美術品奪還計画の感想は、