ビューティー・インサイド
なんか毎週毎週大作続きで2016年早々おなかいっぱいな1月後半ですが、ここで箸休め的な感じでキムチ!じゃなくて韓国映画です。
てか、予告見て、あらすじ面白そうだなぁと思ってチェックしてた作品です。
早速、見てまいりました。
あらすじ
家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の、姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子供、外国人・・・。人に会う仕事が出来ないため、才能とインターネットを活かして活躍している。 そんな彼の“病気”のことを知っているのは母と親友だけ。
ある日、アンティーク家具店で働く美しいイス(ハン・ヒョジュ)に出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。彼女に告白する“見た目”になる日を待って、ついにデートに誘い、二人はロマンティックな3日間を過ごす。
しかし、同じ姿ででいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きるとまったく別の顔に・・・。
ウジンはイスに真実を話すことが出来るのか?
イスは、毎日姿が変わるウジンの愛を受け止めることが出来るのか?
最高に特別な恋が今はじまる!《HPより抜粋》
監督・キャスト
監督はぺクさんという方。
CM制作や、広告デザイン、MVなどを手がけ今作が長編映画デビューの模様。
この作品の原案となった40分に及ぶソーシャルフィルムが2013年のカンヌ広告祭グランプリを受賞し、はれて映画化になったそうです。
最近はこういった映像を手がける方が映画界で監督として活躍するようになってきていますね。
斬新なアイディアも大切ですが、いくら面白いからといって、映画本来のあるべき部分も失わずに作り上げて欲しいなぁ、と。
とにかくどんな作品か楽しみですね。
主演のウジンが恋するイス役にハン・ヒョジュ。
韓国で絶大な人気ドラマで日本でもレンタルDVDがバカみたいに高回転だった「トンイ」や日本映画「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」に出演した経歴を持つ彼女。
韓国の女優さんはどれも同じ顔に見えるし・・・名前も同じに聞こえるし・・・。
この人の作品見たことないし・・・。
と知らないことばかりです!これを機に気になる女優さんになってくれたらいいなぁ。
そして、主演のウジンを演じるのは、なんと!!な、な、なんと123人!!!
みんなギャラいくらで出たのさ!?
まぁ、全部挙げられないので、適当に見つけた画像からピックアップします。
左上から右の流れで。
代表作に「建築学概論」のユ・ソンヨク、「7番房の奇跡」のパク・シネ、「怪しい彼女」のイ・ジヌク、日本からご存知上野樹里、韓国ドラマ「ドラゴン桜」のイ・ヒョヌ、「サニー 永遠の仲間たち」のチョン・ウヒ、アイドルグループ5urpriseのソ・ガンジュン、「グエムル 漢江の怪物」のコ・アソン、「パーフェクトゲーム」のパク・ソジュン。
とたまたまあった画像で簡単な紹介です。作品自体は見たりしてるのですが、誰が誰かはやっぱりわからん!!
やっぱり上野樹里だけ顔が韓国人じゃないよなぁ。
まぁ、特にこの人の作品でいい映画って取り上げるのも難しいので、
さっさと感想いきますか!!
外見が変わることで愛の本当の意味を問うファンタジーロマンス、そんなコンセプトで描く恋愛映画の感想は、
2時間超のCMを観てるようでした。
これは家具屋の企業CMですか?
アイデアはすごくいいのに。
親友!おまえナイス!
批判ばかりなので良かった点も。
ウジンは18歳からこの症状に悩まされ、高校にも行けなくなり引きこもってしまうのですが、それでも懲りずに彼の家を訪ねる親友がいました。
ウジンとしては、誰にも知られたくなかったから引きこもっていたわけで、正体を明かした途端、親友はゲラゲラ笑いだし、吊られてウジンも今まで人に会うのを怖がってた のがバカみたいに笑いだし、友情を深めていきます。
この親友が、感情や思ってる事をすぐ表に出すことでウジンは救われるんですが、欲望剥き出しで、
美人になったウジンに一度でいいからヤらせてくれと懇願したり、俺のしてるとこ見ててとお願いするところは、あまりにも欲望に素直すぎて爆笑でした。
そんな彼の好きな日本の女優は蒼井そらだとさww
他にも、ウジンをダシにして女を口説こうとしたり、ひとりでなんかブツブツ愚痴をこぼしたりと、この映画の笑いは全て彼が作っていました。
これなかったら非常にきつい話だったなぁ。
韓国映画ならでは、なのか知りませんが面白いアイデアなのにキレイにまとめようとした純愛モノに仕上がっていて、個人としては非常に勿体無いと思ってしまったのが、1番大きな感想であります。
外見でなく中身で愛は成立するのか?という問題に焦点を当てた作品だと思いますが、
だったらブサイクなおっさんでキスシーンして笑いあえや!とフィクションなのに、その不都合さに毒づいてしまう私の心が狭いのがいけなかったんでしょう。
そして、全てが平坦すぎる企業CMに見立てたようなつくりをする監督には、もっと映画を見てもらってから次作に取り組んでもらいたいな、と思ってしまいました。
映画にも相性は大事ですww