サウスポー
左利きってタイトルがこの物語にどれだけの意味を持つのか。きっとないと思うけども・・・。
実は私もサウスポーであります。親の教育もあって箸と筆は右なんだけど。
そんなことはどうでもいいんだ!!感動!感動!とごり押しの宣伝に半信半疑で私も映画館というリングに上がってきたしたよ!!
いざ、ゴング!!
例えベタ!!
あらすじ
誰もが認める無敗のライトヘビー級王者、ビリー・“ザ・グレート”・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は、ボクシングの聖地マディソン・スクエア・ガーデンで行われた試合で強烈な右で逆転KOを決め、脚光を浴びていた。
彼の武器は怒りをエネルギーにする過激なスタイルだが、妻(レイチェル・マクアダムス)と娘の心配は絶えない。そして、その怒りが引き金となり、最愛の妻の死を招いてしまう。
悲しみに暮れ自暴自棄な生活を送るビリーは、ボクシングにも力が入らず世界チャンピオンの称号を失い、信頼していた仲間、そして娘まで失ってしまう。もはや何もない。明日の生活にさえ困るどん底の境遇の中、ビリーは第一線を退き古いジムを営むティック(フォレスト・ウィテカー)に救いの手を求める。(HPより引用)
監督・キャスト
監督は、アントワーン・フークア。
んー、いわゆるガンアクションものが基本だけど、そこからにじみ出る人間描写がうまいというかなんというか。有名どころしか見てないので、こんな特徴しか挙げられませんが。
大学卒業後、コマーシャル製作やMV製作を経て、非常な裏社会に身を投じながらも心を持った殺し屋をチョウ・ユンファ主演で描いた「リプレイスメント・キラー」で監督デビュー。
その後、新人刑事がベテラン刑事とタッグを組んで訓練するも、想像していなかった事態に巻き込まれていく「トレーニングデイ」で、主演のデンゼル・ワシントンがアカデミー賞主演男優賞を受賞し話題に。
他に、元開閉の凄腕スナイパーが国家的陰謀に立ち向かうサスペンスアクション「ザ・シューター/極大射程」。
最近では、デンゼルと再タッグを組み挑んだTVドラマの劇場版で、過去を捨て正体を隠している男が、出会った少女の背後にいるマフィアと戦うために過去の封印をとくクライムアクション「イコライザー」などがあります。
次回作は、なんとデンゼル、イーサン・ホーク、クリス・ブラット・イ・ビョンホンを集め、あの西部劇の傑作「荒野の七人」をリメイクが控えています。
悪には悪で、ってどっぷり浸かってんじゃねーかww
ロス市警の麻薬取締課に配属となった新人刑事が一緒にコンビを組んで仕事を教わるベテラン刑事。そのカリスマぶりはまさに手本であり憧れ。だが実際は、犯罪摘発のためと自ら法を犯していくベテラン刑事の姿だった・・・。
イーサン・ホークが新人っぽくなくて、デンゼルのギャングまがいな感じに戸惑いますが、普段のバディものとは真逆の方向へ進んでいくお話で、新人刑事特有のまっすぐな正義とベテランゆえのゆがんだ正義の攻防が見ものです。
主演のビリー・“ザ・グレート”・ホープを演じるのはジェイク・ギレンホール。
はい、6月期待の作品でも書きましたが、演技派、ストイック、イケメン、ギョロ目、筋肉バカ、そして姉がブス。彼について連想するワードはこんな感じです。
ホント最近はインディペンデント作品にばかりで存在感発揮してますね。大作映画はペルシャでコケたからもうコリゴリ?
彼に関してはこちらもどうぞ。
ビリーの妻、モーリーンを演じるのは、ハイ来ました!!オレのレイチェル・マクアダムス!!
・・・っておいっ!!誰だこれ!レイチェルじゃねぇぞっ!!誰だこのケバいネーちゃんは!これじゃ道端レイチェルじゃねーか!!
・・・と愚痴りたくなるほど、これぞボクサーの妻って感じの変身振りですね。
でもね、あたしゃ認めないよっ!こんなレイチェル!
もういいか。
レイチェルに関してはこちらをどうぞ。
ビリーをどん底から這い上がらせるためにトレーナーを引き受けるティック役にフォレスト・ウィテカー。
ハリウッドのべぇ師匠と勝手に言ってますが、演技も熟成された演技で存在感を常に残す俳優さんです。
舞台やテレビから俳優として活躍し、クリント・イーストウッドがジャズ音楽に対する熱い想いから作られたサックス奏者チャーリー・パーカーの生涯を描いた伝記映画「バード」で主演し、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞、
その後も、あらゆる作品で純粋なお人よしを演じれば、めちゃくちゃ悪い役を演じたりと、幅広くキーパーソンとして活躍。
その結果ウガンダで大統領となった男が独裁政治へと変貌していった史実に基づく話を白人の医者という架空の人物からの支店で描いた「ラストキング・オブ・スコットランド」でアカデミー賞主演男優賞をはじめその年の賞レースを総なめにし、絶賛され、
最近では、ホワイトハウスで7代に渡って仕えた黒人執事が、激動するアメリカの歴史を政治の中枢からみることになった波乱万丈の伝記映画「大統領の執事の涙」で久々の主演を演じ、観客の涙を誘う見事な演技を披露しています。
この男のクセが強いんじゃっ!!
スコットランドの医学校を卒業したニコラスは、高い志を胸にウガンダのムガンボ村にある診療所へとやって来たと同時に、ウガンダでは軍事クーデターによってアミン新大統領が誕生、そして偶然にも、ケガをしたアミンを救ったことで彼の主治医に抜擢される。公私にわたって信頼を築いていくが・・・。
独裁者は怖い。そんなのわかっておきながらもフォレストウィテカー演じる大統領がニコラスに不気味に近づき不気味に笑い、やがて本性を現し疑心暗鬼に駆られた彼の狂気に震えてください。マカヴォイ演じたニコラスの、欲におぼれ我に返り制裁される若気の至りっぷりにも注目。
果たして、無敵のチャンピオンがどんな風に転がり落ち家族とともに這い上がり再生していくのか。そこにどんなドラマが待っているのか!
それでは、鑑賞後の感想です!!