アサシン・クリード
冒頭からなんですが、正直そんなに興味はありませんw。
ただ、映画を見ないゲーム好きの後輩がこれは見たい!!といっていたので、ゲームをまったくやらない私にとって彼との話のネタになれば位の感じで見てみようと。
一応ゲームが原作の映画ということから後輩は見たいといっていたと思うのですが、どうもゲーム原作の映画よなると「バイオハザード」の時のようなにおいがしてならない。
ただこっちは演技派俳優2人が主演なわけですから、その辺は楽しみの一つであり、アクションもすごそうだなと。
というわけで早速見てまいりました。
作品情報
2007年に発売されて以降、全世界で累計3700万本以上売り上げ、プレイヤー自身がアサシン(暗殺者)となって次々と任務を遂行していくという、フランス発の人気アクションゲームを映画化した作品です。
ゲームをどこまで再現しているかはもちろんのこと、どれだけ激しいアクロバティックなアクションを繰り広げているか楽しみな作品です。

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- 出版社/メーカー: ユービーアイソフト株式会社
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: Video Game
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あらすじ
遺伝位相差によって人間の暴力性を取り除くとされる❝エデンの果実❞を巡り、自分たちの目的のために政治を腐敗し、宗教を悪用し、権力と富を追求し、人間の支配を目指す「テンプル騎士団」と、歴史のどんな場面でもその身をさらすことなく使命を全うし、自由意思を重んじ秘密を守る「アサシン教団」の間では、長年争いが繰り広げられてきた。
2016年、記憶を無くした死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー) はアニムスという装置から遺伝子操作によって、DNAに眠る祖先の記憶を追体験することに。
カラムは、自分の祖先がアサシン教団の伝説のアサシンだったことを知る。
エデンの果実の秘密を求めるカラムは、自分の遺伝子に隠された<禁断の秘密>を知ることになる・・・。(HPより抜粋)
監督
監督は、ジャスティン・カーゼル。
初めて知る方です。
それもそのはず、今作が長編映画3作目で日本公開した作品は、一昨年の「マクベス」が初めての模様。
そのマクベスですが、実は今作で主演を務めるマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールが主役で出演してるんですねぇ。
公開してたのは知っていたわけですけど、え?マクベス?シェイクスピアわかんね~興味ないわ~、と完全スルーしてました。
2度目のタッグということもあり、監督が2人にほれ込んでるのか、2人が監督にほれ込んでるかはわかりませんが、きっと息の合った現場だったことでしょう。
後で見てみますか。
キャラクター紹介
アサシン教団
カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)
幼いころ、母親が父親に殺されるという悲劇を体験。
苦悩を抱えたまま成長し、殺人を犯して死刑を執行されるも、実はアブスターゴ財団に連れ去られていた。
❝アニムス❞という装置に接続され 、祖先であるアギラール人の追体験する。
何度も15世紀のスペインを追体験しながら、アブスターゴが探す❝エデンの果実❞の秘密に近づいていく。
アギラール・デ・ネルハ(マイケル・ファスベンダー)
15世紀のスペインで、アサシン教団に属する。
教団の教義である❝アサシンクリード❞を遵守。グラナダのスルタンの王子を、テンプル騎士団から守るなど、❝マスターアサシン❞として暗躍していた。
歴史上で❝エデンの果実❞の秘密に最も近づいた人物とされており、子孫の絡むが彼の記憶を追体験する。
「光をくれた人」や、プロメテウスの続編「エイリアン・コヴェナント」にも出演しています。
マイケルに関してはこちら。
マリア(アリアーヌ・ラヘド)
勇敢なアサシンの一人。
かつてはアギラールを指導する立場でもあった。
❝エデンの果実❞を奪うべく、アギラールと共闘するが、使命に忠実なあまり、悲劇に見舞われる。
テンプル騎士団
ソフィア・リッキン博士(マリオン・コティヤール)
アブスターゴ・インダストリーズで暴力の治療法を研究している。
遺伝子の記憶をたどることができる❝アニムス❞を開発。
父からの強い要請もあって、❝エデンの果実❞の在り処について重要なヒントを握るアギラールの子孫、カラム・リンチをアブスターゴへ連れてくる。
母親をアサシンに殺されており、似た境遇のカラムに同情している。
「マリアンヌ」、「たかが世界の終わり」に出演しています。
マリオンに関してはこちら。
アラン・リッキン(ジェレミー・アイアンズ)
ソフィアの父親。アブスターゴ・インダストリーズのCEO。
テンプル騎士団のメンバーで、騎士団の長老会から「❝エデンの果実❞を早く見つけないと、ソフィアの研究への資金援助を打ち切る」と通告されている。
ソフィアの反対を押し切って、肉体が回復しないままのカラムをアニムスに接続させる。
「バットマンVSスーパーマン」や「ある天文学者の恋文」に出演。
ジェレミーに関してはこちらをどうぞ。
舞台が15世紀と、個人的には非常に苦手な歴史が舞台のSFアクション。
アクションや❝エデンの果実❞の秘密といったミステリー要素もあるのでエンタメ要素は高そうな今作。
果たしてどんな作品に仕上がっているのでしょうか。
ここから鑑賞後の感想です!!!
感想
作品1本分が前フリ??過去と現在を融合したらわけわかんないよ!
以下、核心に触れずネタバレします。
話の流れはこうだ!
14世紀のスペイン。
民衆を統制し支配しようと企むテンプル騎士団は、その力を得るために人間の暴力性を取り除くことができるといわれる「エデンの果実」を手に入れようと暗躍していた。
それを阻止するべくアサシン教団は「エデンの果実」を彼らに渡さぬよう守っていた。
そして1986年、カラム・リンチは家に帰ると父の手によって母親が殺されたことを知る。
装束をまとった父から逃げろと言われ、わけもわからぬまま一目散に逃げるカラム。
それから30年後、カラムはポン引きを殺した罪により刑務所に入れられ、絵を描くことに没頭していた。
そして死刑執行。
どんなに強がっていても死は怖い。
そんな恐怖に怯えながら投薬され、目を覚ますと目の前には一人の女性。
ソフィアと名乗る女性はカラムに淡々と自己紹介し、ここがどこなのかを告げる。
アブスターゴ社の研究施設で、説明もなくアニムスという名の装置につなげられ、カラムは、15世紀のスペインの世界へと意識を飛ばす。
カラムはアサシン教団の伝説的存在アギラールの子孫であることを知ります。
ソフィアは人間の暴力性をなくす研究をしていて、そのためにはエデンの果実が必要不可欠であることを説明されます。
エデンの果実に一番近づいた男アギラールの子孫ならその在り処が分かるはず、そうにらんだソフィアは彼の過去を調べ、ここへ連れてきたわけです。
この施設を取り仕切っているのが、アブスターゴ社のCEOであり、ソフィアの父アラン。
彼はテンプル騎士団に属する人間でした。
実はこの研究施設の援助はテンプル騎士団から受けているもので、現在でもエデンの果実のありかを探している騎士団にとって、施設は手がかりの一つなわけですが、結果が出なければ意味はない。
ということで結果を出さなければ資金援助を打ち切られることを長老会から宣告されていました。
上からせかされ焦っていたアランは、シンクロして間もないカラムを直ちにアニムスでシンクロさせるよう命令します。
再びスペイン。
キリスト教による異端審問が行われ、是が非でもエデンの果実を手に入れたい騎士団は、グラナダ国王の息子を拉致、アギラールと相棒マリアは現場へ向かうも捕まってしまいます。
立て続けにシンクロしたことにより心身ともにオーバーヒート状態になったカラム。
幻覚に悩まされるなどの副作用が彼を襲います。
施設には彼以外にもたくさんの教団の子孫がいました。
みな何かしら暴力をふるい逮捕された者ばかり。
カラムがアブスターゴに協力するのではないかと思い、全員がカラムを敵対視していました。
なかなか果実の手掛かりがつかめないアランは、カラムの父がここにいることを伝えます。
心底父を憎んでいたカラムをうまくこちら側へ誘導しようと目論むアラン。
アサシンブレードをカラムは受け取り、30年ぶりに父と再会。
殺意むき出しなカラムでしたが、母が死んだ真相を聞かされたことで、全ての災いの元は果実だということに行き着く。
そしてカラムは果実を見つけ出し、破壊することを宣言し、再びアニムスでスペインへ向かいます。
エデンの果実はどこにあるのか、カラムの肉体は耐えられるのか、施設にいる教団の子孫たちは何を企んでいるのか。
カラムの戦いが、今始まる。
ものすごく疲れる・・・。
これはゲームをまったくやらない私にとって非常に厳しい内容でありました。
恐らくゲーム経験者にしたら、あのセリフキタ――――っ!とか、
今のカット、ゲームそのものじゃん!!とか、
はい出ましたイーグルダイブ!!とか、ワクワクしちゃうんでしょうが、専門用語も多いし、話の内容が全然入ってこない。
おまけに一番見ないジャンルの中世が舞台。
じゃあ見るなよ!ってことなんですけど。
とにかく私はチベットスナギツネの眼差しで淡々と見ていたわけで。
もちろん中世スペインでのアクション、見事でした。
お前らヤマカシじゃね?と思うほど屋根から屋根へと飛び回り、壁を蹴ったりよじ登ったり、挙句の果てには高所からダイブ!
垂直急降下まで披露してしまうサービス満点のアクロバティックなアクション。
世界観も埃まみれの街並や建設途中の建物、群衆、衣装といった細部に至るまで中世の匂いを感じさせる美術はさすがだと。
しかしながらアサシン教団、君たちは闇に乗して隠密行動するのが基本なんじゃないのかい?
えらい人ごみの中でバトルを繰り広げてたように思えるが・・・。
いや!たまたま記憶を飛ばしたところがそうだったんだろう!
きっとそうだ!
他にも何ですかアニムスって機械ですか?あれすごいですね~。
遺伝子から先祖の記憶をたどってシンクロさせるっていう。
ちょっと調べたらゲームじゃ椅子に縛り付けて頭やら体中にセンサーくつけてみたいな装置でしたけど、映画ではかなりグレードアップしてましたね。
脊髄あたりにセンサー差し込まれて、アームロボットによる操作で、カラム自身が完全にアギラールと同期し、同じ動きをできるようになっているという。
なんかもう脊髄に差し込んでアームロボットで動くっていう辺りで「スパイダーマン2」のドクターオクトパス思い出しちゃうのは私だけですかねw
そう思い込んでしまうと、アニムスの試作段階でセンサーに神経乗っ取られて施設めちゃめちゃにされたのかなぁ~とか余計なことを考えてたんですけどw
脱線しましたが、このアイデアは映画としてはグッドでした。
どうしても椅子だとカラムが見てるものを観衆が見るという、スクリーンオンスクリーン状態になってしまうわけですが、カラムが動けることで本当にシンクロしているという表現ができていたし、最初こそ戸惑いながらだったのに対し、後半では完全に意志をもって戦っているカラムの表情もわかる。
この点においては素晴らしかったと思います。
だがしかし!
私が一番嫌だったのは、中世のシーンにちょいちょい現在のシーンが挿入されるところ。
恐らくこの映画の一番の醍醐味が既に私は受け入れられなかった。
これは疲れた。目が疲れる。
スペインでの強い日差しのトーンに対して、現在の冷え切った暗い感じのトーン、これがすごく目障りで。
ただでさえカット数の多いアクションについていくのが必死だし、中世の雰囲気に浸りはじめたかなぁと思ったら、急に現在のカラムがアームロボットで飛び回ってるシーンが入ることで、なんかこう夢見てるのに現実がサブリミナルみたいにチラチラチラチラ割って入ってくる!
ん~もうっ!!と。
いやわかるんですよ、物語の構成上、というか設定上、シンクロしてるのだからこういう風に見せないと。
中世でアギラールがこう戦ってる時にカラムはどんなことしてんの?って。
ただなんでしょうね。
すごく華麗なアクションしてる中世と違って、現在は機械によって動かされてるみたいでカッコ悪いんですよね・・・。
私がソフィアだったらあんな真顔で見てないですよ。
最初はまじまじと見てるかもしれないけど、途中俯瞰で見るようになっちゃって、あいつ上半身裸で何飛び回ってんだ?wみたいに思っちゃうなぁ、と。
わかってます!お前ちゃんと見ろよ!と。
お説教承ります!
でももう全然話にノれなくて集中力切れちゃうんだもの。
余計なこと考えちゃうのも仕方ないかなぁと。
要するに、中世は中世として、現在は現在として描いてほしかったわけです。
目まぐるしいんですよとにかく、過去現在過去現在過去現在・・・と行ったり来たりがサドゥンリーって感じで。
まぁあとはエデンの果実を見つけるミステリー要素にも期待してたのですが、全然大したことなくて。
渡辺篤史の建物探訪でよくある、そんなところに収納が!程度のなるほど感しかなく、いやこれ「ダヴィンチコード」のラングドン教授ならきっとすぐわかるくらいのレベルだったなぁと。
アブスターゴは研究施設に莫大な費用つぎ込む前に史実をちゃんと追った方が近道だったんじゃない?と。
そもそもミステリー要素なんてハナッからなかったのか。
あ~また悪い癖が!
早くちゃんと映画をまともに理解して楽しくみられることを祈ってますwとか嫌味なコメントに書かれちゃうよ~・・・
まとめ
支配することで人類に統率をはかり、世の中を良くしようとしていた騎士団。
自由意思を持つことこそ人類を良くすると考える教団。
どちらも人類を思っての思想と行動だったわけですが、どちらが正しいのかという見方も面白いと思うし、私のように途中で集中力の切れた人にとっては妄想しながら見てもいいかもしれませんw
いやオススメしません。お金払ってみるんだからしっかり見ましょう!
楽しみましょう!
女性にとってはため息が漏れるほど、マイケル様のファスベンダーなバディを堪能できるという点も見どころです。
個人としてはやはり厳しい評価にはなりますが、アクションはすごくいいです。
あ、そうそう、書くの忘れてた。
これ序章の序章って感じで終わるのでクソ長い前フリ見せられた!って思っちゃうかも。
というわけで以上!あざっした!!
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満足度 ☆☆☆★★★★★★★3/10