ワイルドスピード ICE BREAK
続編の感想はこちらをどうぞ。
え~、何から話そうか。
まず「ワイスピ」シリーズ、1度も見たことありませんでした!!
なんでって、車に興味ないからです。
あとヴィン・ディーゼル好きじゃないからです。
そんな食わず嫌いだった私に、ありとあらゆる映画仲間から見たほうがいいよ、と。
特に前作「ワイルドスピード SKY MISSION」の時は、ポール・ウォーカーで感動するから見たほうがいいよとかなり言われました。
それでも観なかった私。
そう、薦められるとなぜか拒むクセがあるというクソめんどくさい性格な故、結果見なかったわけです。
だってこれ観るのに7作観なきゃいけないんでしょ?
そんな時間ないし・・・。
アメコミ映画全作観ろ!って言われてる人の気持ちがようやく理解できたかも。
なので後回ししてたんですが、最新作公開というタイミングもあり!
しかもアマゾンプライムビデオで1~5まで見れるし!
丸1日暇だったのでスカイミッションまで全作みたぞ!!!
期待作にも入れてなかったのに!
あれだけ薦められて拒んでたのに!
どうなっちまったんだオレ!!
何がそうさせた!!
車ダメだったぢゃん!
ヴィン・ディーゼル好きじゃなかったぢゃん!!
なのに!
なのに!
結果タダの食わず嫌いでした。
めちゃんこ面白かった!!!
この高揚感を保ったまま、8作目にして初の劇場鑑賞してまいりました。
前置き長くてメンゴ。
作品情報
ストリートレーサーたちによるカーアクション映画としてスタートした「ワイルドスピード」シリーズ。続編が何作も続くと、減少傾向にある映画業界のセオリーを打ち破り、右肩上がりで面白くなっていき、気づけば今作で8作目。
前作「SKY MISSION」では、第1作から出演していたポール・ウォーカーの死により続行が危ぶまれていたが、続編を熱望していたポールの意志を受け継ぎ、今作に至ったのとのこと。
毎度お馴染みレギュラーキャストに加え、新たな敵が登場、果たして彼らは闘いに勝利できるのか。
最新作にして最高の盛り上がりを見せている「ワイスピ」シリーズ8作目が幕を開ける。
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あらすじ
長い逃亡生活と史上最悪の敵との激しい戦いを終え、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)、レティ(ミシェル・ロドリゲス)、ローマン(タイリース・ギブソン)ら、固い絆で結ばれた“ファミリー”は、束の間の日常を楽しんでいた。
だが、その平穏を破ったのは、誰よりもファミリーを大切にしてきたはずのドミニクのまさかの裏切りだった。
予想外の事態によって投獄されるホブス(ドウェイン・ジョンソン)。崩壊の危機に直面するファミリーだったが……。(Movie Walkerより抜粋)
監督
監督は、F・ゲイリー・グレイ。
アレ?こんなおっさんだったっけ?
以前「ミニミニ大作戦」を撮ってるだけあって、カッコよく車を撮るのは朝メシ前のはず。
一昨年の「ストレイト・アウタ・コンプトン」はかっこよかった。今回も男くさ~い、ド派手な内容期待してます。
彼に関してはこちらをどうぞ。
キャラクター紹介
いっぱいいるのでざっくり紹介します!
左上から右へ。
- ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)
このチームのリーダーでゼロヨンレースのカリスマ的存在。
過去にはそのカーテクニックで輸送車を襲って国際的指名手配になりましたが、気がつけば、FBIなどの手助けをし、恩赦をもらい優雅な生活を送っています。
今作での愛車はプリムスGTX第2世代。
- レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)
第1作目からほとんど登場しているワイルドキャット。
現時点ではドミニクの妻として彼をサポートしています。
過去には死んだり生き返ったり敵になったり記憶をなくしたりと、ファンをどきどきさせますが、今回はどうなんでしょうか。
今作での愛車はシボレーコルベットC2.
- ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)
チームのムードメーカー的存在。
そのトークで場を和ませたり駄々をこねたり、愉快痛快なキャラ。
元々はブライアンの友人であり、腕の立つ仲間を探していたところドミニクのチームに加わって今に至ります。
今作での愛車は、ベントレーコンチネンタルGTとオレンジのランボルギーニ。
- テズ・パーカー(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)
チームのメカニック担当。
ハッキングから車の改造からお手の物。かつてはアフロヘアーでマイアミのストリートレースを仕切っていた彼ですが、ローマン同様、その技術を買われブライアンからの紹介でチームに参加しています。
今作での愛車は、メルセデスAMG、スバルBRZ、雪上でのシーンでは戦車も運転する模様。
- エレナ・ネベス(エルサ・パタキー)
ホブスの部下として、彼をサポートしている捜査官。
かつては新米警官ながらホブスに引き抜かれ通訳として同行。
やがて独り身だったドミニクと恋人関係にまで発展しています。
レティが現れたことで身を引いています。
- ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)
FBI特別捜査官。
その全身筋肉なバディと力任せの技でドミニクをサポートする。
最初こそドミニクを追いかける敵であったが、自分の部下が殺されたことで共通の敵を倒すため手を組む。
その後ヤバそうな案件はまずドミニクに相談。
気がつけば仲間に。
警察官なのでド派手なレーシングカーには乗りませんが、今作では雪上シーンで雪仕様の装甲車に乗り込む模様。
- デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)
前作「SKY MISSION」でのヴィラン。
元イギリス特殊部隊員。
「EURO MISSION」で、弟である国際的犯罪組織のリーダー・オーウェン・ショウの悪事を阻止し、重症を負わせたドミニクたちに復讐していった。
今作では、互いの利益のためにチームに協力する模様。
今作での愛車は、ジャガー・F・TYPE。
- ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)
アメリカ政府に属する秘密特殊部隊を率いる男。
前作でドミニクたちに近づき重要人物の捜索を依頼、無事成功したことからドミニクたちとデッカードを倒すべく協力する仲に。
ベルギー産ビールが大好き。
- ラムジー(ナタリー・エマニュエル)
凄腕の女性ハッカー。
前作で世界のあらゆる情報機器から誰がどこにいるかを瞬時に見つけ出せるという「ゴッド・アイ」を開発したことである組織に捕らえられてしまう。
ドミニクたちが救出した後はチームに尽力。
テズとなにやらロマンスのにおいが。
- サイファー(シャーリーズ・セロン)
謎のサイバーテロリスト。
今作でチームを裏切るドミニクを裏で操っている黒幕。
果たしてその理由やいかに。
ほかにも、デッカードの母親役としてヘレン・ミレンが、ミスターノーバディの部下、リトル・ノーバディ役としてスコット・イーストウッドも出演とのこと。
ワイスピの歴史
イッキ見した自分が語るのもなんですが、彼らの歩みを簡単にまとめてみました。
あ、軽くネタバレしてますのでご注意を。
- ワイルド・スピード(2000年)
登場キャラ・・・ドミニク、ブライアン(ポール・ウォーカー)、レティ、ヴィンス、ミア(ジョーダナ・ブリュースター)
最初はクソでかい事件やら大爆発なんてのはほとんどなく、ストリートレース中心で潜入捜査モノだったんですねぇ。
捜査官であるブライアンが、改造車集団による輸送貨物車襲撃の容疑者であるドミニク一味と仲良くなっていくことで、妹のミアに惚れていき、ドミニクに情が沸いてしまう、「ハートブルー」よろしく、トンだ友情物語でした。
日本車がかなり出てくるのはうれしいところ。
- ワイルド・スピードX2(2003年)
登場キャラ・・・ブライアン、ローマン、テズ
舞台はロサンゼルスからマイアミへと移り、ドミニクを逃がしたことで警察を辞め、追われる身となったブライアンと旧友ローマンが麻薬組織の囮捜査をする羽目となっていく。
マイアミが舞台とあって開放感溢れるロケーションにど派手な車がまたグッド。
なんといっても船に突っ込んでいく車のシーンは大迫力。
- ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年)
登場キャラ・・・ショーン(ルーカス・ブラック)、ハン(サン・カン)、ドミニク
東京に来た車好きの高校生が、ヤクザの叔父を持つ通称DK(ドリフトキング)とレースで勝負するお話。
ここからジャスティン・リンが4作続けて監督。
シリーズが右肩上がりになってく礎をここで作っています。
シリーズの主役であるブライアンも出なければ、ドミニクもラストにちょこっと。
じゃあ見なくていいじゃん!と思ったら大間違い。
実はこの3作目は6作目「EURO MISSION」の後日談になっていて、SKY MISSIONへと繋がる大事なエピソードなのです。
ま、超強引ですけどもww
- ワイルド・スピードMAX(2009年)
登場キャラ・・・ドミニク、ブライアン、レティ、ミア、ハン、ジゼル(ガル・ガゾット)
犯罪の積み重ねにより、警察から逃げるのが厳しくなってきたドミニク。
責任をひとりで背負い込もうと姿を消したが、そのせいでレティが死んでしまう。
一方ブライアンはFBIに復帰。麻薬組織を追っていた。
アレだけのウソをついておきながら、結局ドムとブライアンがまた仲良くなっていくのがいい。
初期メンバーも集結し、最初の頃の面白さが蘇ってきます。
黒人に止めを刺すドムのウィリーが最高!
- ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年)
登場キャラ・・・ドミニク、ブライアン、ミア、ヴィンス、ハン。ジゼル、ローマン、テズ、ホブス、エレナ
前作で捜査に協力したにもかかわらず懲役25年をくらったドム。
いやいや助けるっしょ!
というわけでブライアン、ミア共々国際指名手配になった3人。
リオヘ逃げたはいいものの、ついにホブス登場!ミアが妊娠!
とりあえず仲間集めて悪徳実業家から金奪って逃げようぜ!ってなお話。
今までの総力を結集したかのようなオールキャストでド迫力の内容。
しかもやってることはオーシャンズでミッションインポッシブルな展開につまらないわけがない。
しかもここから天井知らずな面白さへとなっていくからたまりません!
- ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年)
登場キャラ・・・ドミニク、ブライアン、ホブス、ミア、レティ、エレナ、ハン。ジゼル、ローマン、テズ
穏やかに暮らすドミニクたちにホブスが現れ、犯罪組織逮捕に向けて協力を求める。
最初こそ拒んでいたが、その組織に死んだはずのレティの存在を知り、確かめるべく協力に応じ、再びチームが集結する。
まさかのレティ登場にボルテージが上がります。
しかもクライマックスではハイウェイに戦車登場の、旅客機相手に車で挑むというトンデモな展開。
もうおなかいっぱいです。
ここでハンとジゼルがいなくなってしまうのも切ない。
- ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年)
登場キャラ・・・ドミニク、ブライアン、レティ、ミア、ローマン、テズ、ホブス、エレナ、ミスターノーバディ、デッカード
前作オーウェンの敵を討つべく、兄デッカードがチームを襲う。
ハンは殺され、ホブスも急襲に遭う。ドミニクの家にも爆発物が届くといった容赦ない襲撃に、チームは特殊部隊の協力を経て反撃に出る。
とうとうスーパーカーたちが空からスカイダイビング、アブダビでは超高層ビルから車でジャンプ、しかも2連続。
毎度毎度どう考えても死んでるだろ!いやせめて鞭打ちだろ!
なのにケロッとしている彼らが不思議でしょうがないw
そして今作で惜しまれつつも亡くなってしまったポール・ウォーカーを偲ぶラストシーン。
全作見たからこそ大感動してしまうシーンでした。
「さよならも言わずにいなくなるのか。」さらば友よ。
というわけで何の情報も入れず見たことで時系列が実はバラバラだったことだったり、タダの走り屋の戦いだけじゃないってことに驚き、非常に楽しくイッキ見できました。
これから見ようと思ってる人は、是非1⇒2⇒4⇒5⇒6⇒3⇒7の順で見てみてください。
はい!長々と書いてしまいましたが、シリーズ最新作にして最高傑作の呼び声高い「ICE BREAK」。
全作以上の迫力は果たして拝めるのか。サプライズなキャラは出るのか。
ここから鑑賞後の感想です!!!
感想
バカがつくほど圧倒的スケール!!!こいつらとうとう世界を救っちまった!!!
以下、核心に触れずネタバレします。
見どころテンコ盛り盛り!
シリーズの不安を扶植
一人の親友が去ってしまったことでシリーズが盛り下がってしまうのではないか、なんて不安を微塵にも感じさせない、パワフルで豪快で笑いっぱなしの超エンタメ映画になっておりました。
何よりも大事なファミリーを崩壊させてしまうほどの頭脳と力を持つ敵に、ドミニクがそしてレティたちが奮闘することで、前作以上に彼らの絆を強く感じた作品でした。
今まで劇場で鑑賞することを見逃してた数年間をめちゃくちゃ後悔したと同時に、今後製作予定の2作は劇場で堪能できるんだという楽しみが増えた瞬間でもありました。
口あんぐりなシーン連発
何が楽しいって、スケールのでかさですよ。
やってることバカじゃないのwwって思うほどめちゃくちゃなカーアクションが満載です。
街のあらゆる車をハッキングし、遠隔操作して混乱させるシーンでは、何十台もの車が道を塞ぎ街の人たちを脅かしパニック状態に。
しかもビルの上層階から車を落下させるという前代未聞のド派手な演出。
思わずおおおおっ!!!っと声を上げたくなるほどです。
冒頭ではキューバの街でのストリートレース。
ポールが亡くなったこともあり、シリーズとして再始動の意味も込めたかのような、原点であるストリートレースを取り入れ、キューバの市街地を2台の車がガンガン駆け回るシーン。
第1作目でブライアンがドミニクに勝つためにやっていたニトロエンジンの使い方を、今回ドミニクが秘策でやったっていうのも初期を思い出させてくれるし、その車が火を吹いてバック走行で走るってのも、ミニマムながらアガる要素の一つでした。
冒頭からアドレナリン全開であります!!
車だけじゃない!
肉体と肉体がぶつかるアクションも堪らない!
理由あって刑務所に収容されたホブスの独房の正面には、忌まわしきデッカード。
目を血走らせながら口論し、突如独房のドアが開いた途端、収容者たちが脱走したさに暴れまわる!
その隙に逃げようと企むデッカードを追うべく、ホブスが走る!
でも警官たちが行く手を阻む!
警官たちはゴム弾が装着された銃で収容者たちを鎮めますが、なんとホブスにゴム弾が効かないwww
マジかよww強すぎるぜ!!!
残念ながら前作のリベンジマッチは実現しませんが、このシーンではとにかくホブス無双を堪能できる、はっきり言っておもしろカッコイイぜ!な展開でした。
これだけでは終わりません。
クライマックスにはシリーズ史上ビッグなものがチームを襲ってくるんです。
それが潜水艦!!!
スケールが半端ない!!っていってますが、そのほとんどを占めるでかいスケールでございました。
明らかにそれ逃げきれんだろお前らwwって思うんですけど、そこは映画ですから、形勢逆転!潜水艦だって俺達には勝てないぜ!!って流れになってますんで、どうやって敵を倒すかニヤニヤしながら見てほしいですね。
人間模様も最高ww
で、アクションだけじゃない、チーム内の対立や恋の駆け引きも今回は盛りだくさん。
対立ってのはもちろんホブスとデッカードです。
前作から因縁アリアリでしたからね、出会うものなら挑発合戦ですよ。
デ:お前あの時逃げただろ!
ホ:うるせー!部下を守るために飛び降りたんだよ!
デ:言い訳だけは一丁前だな!女の助けがないと勝てないのか!
ホ:てかおめえ殴りあいの場に爆弾なんか使うんじゃねーよ!
デ:勝つためにはルールなんか必要ないんだよ!
ホ:次やるときは確実にオレの方が勝つからな!
ホ:お前のケツを太鼓みたいに叩いてやるからな!
(すいません、だいぶ脚色してますがこんな感じのやり取りです)
前回のバトルでの指摘と言い訳と挑発を独房越しで言い合うセリフの応酬は笑いが止まりません。
ハゲとハゲが何をケンカしてんだww
その後もですね~、いがみ合うわけですよこの二人。
仕方ないっちゃあ仕方ないんですが、いつしか二人に何かが芽生えてくんですね~。
マジ顔で口論してたのに、急に二人とも吐き出して笑い、ある悲劇が訪れるんですが、そのことに怒りをあらわにする部分も描かれていて。
あれ?お前ら急に仲良くなってんじゃんwwwって。
これにはニヤニヤが止まりませんでしたね。
このやり取りが後の「ワイルド・スピード/スーパー・コンボ」を生み出すという。
そして、前作から何やらこそこそやり取りしていたテズとラムジーの二人。
オイラてっきり二人が正式にお付き合いしてる流れになると思ってたら、ローマンが未だに頑張ってもうアピールしてたんですね~。
そう、恋の三角関係が今作では描かれてるんです。
やはりハッカーとメカニック担当だけあって、お互いをリスペクトしてるように見えるんですが、テズが真面目だからなのかどうか知りませんが、恋愛には発展してないみたいで。
そこへ歩くおしゃべりクソ野郎ローマンがこれでもかとラムジーにアピールするんですね~w
作戦を考案するときも、どう?
オレちゃんのひらめき!
すごいでしょ?
見直してくれた?
みたいなニンマリな笑顔w
でも、車に乗るときはテズの助手席なんだよなぁ~w
だからといってテズに意識があるわけでもないラムジー。
さてはこやつ小悪魔か・・・?
この恋の行方どう決着するのか。
そこんとこも見どころでございます!!
新キャラであるリトルノーバディも見逃せません。
チームの面々にはどこか上から目線のリトル。
あれこれミスターにまだまだ半人前だな、と指摘されながら彼らをコントロールしようとしますが、やはり反感を買うんですね~。
特にローマンとは相性が悪く、色々揉めたりけなし合ったり。この掛け合いがまた面白いし、彼にもちゃんと成長の兆しが描かれてるのもニクイ演出になってます。
サプライズもあるよ!!
毎回過去作からあいつを引っ張り出してくるのか!?と、え!?あの人死んじゃうの!?という喜びと悲しみが同居するのもシリーズの見どころの一つ。
もちろん今作でも、あいつとあいつとあいつが登場し、あの人が死んでしまうという悲しい展開が用意されてました。
正直ここは核心に触れると思うので控えますが、やはりうれしいサプライズの方は、もっと出番増やして~!って思ったけど、そうか公開時期が・・・ってこれ以上は言えない!
そしてそんなフェードアウトなのかよ悲しすぎるじゃねーか!というサッドなサプライズも見逃せません。
これは言っていいかなぁ。
ブライアンとミアは登場しません!!
ブライアンに関しては親族が代役でみたいな噂が色々されてましたが、全く出てきません。
セリフでは出てきますけどね。
でもこれに関しては素敵なサプライズが用意されており、ジワっと涙を誘うことでしょう。
意外と深いぞ!アイスブレイク
今回原題である「Fast&Furious」シリーズの8作目のタイトル、海外ではFast8ってなってるみたいなんですが、省略すると、「F8」になるんですね。
ポスターにもでっかく載ってます。
で、自分で自分の運命を決めていた彼に、その運命を狂わせる試練が起こるけです。
そう、だから今作はドミニクの運命がかかった物語になってるんです。
ここで、省略されたタイトル「F8」を思い出して、声にして読んでみるとフェイトって読めますよね。
そう、F8=Fate=運命って意味になるんですよ!!!
おおおおっ!!!カッケーーーー!!!!ふけぇーーっ!!!
こんな遊び心あるネーミングになってたなんて!!
で、今回ドミニクは国際テロリストであるサイファーに弱みを握られることから、じゃあ自分の運命を決めなさいと選択を迫られるわけです。
全ては選択で決まるのが運命と押し付けるサイファーに、ドミニクがどう抗い自らの運命を切り開くのか。
しかもその選択はサイファーの手によって支配されてるって描写もあって、サイファーがめっちゃ手ごわいってのも面白い展開で。
もう選択の余地ないのにどうすんのドミニク!?と思っちゃう。
そこも堪能してほしいところであります。
核心ついちゃったらごめんなさい。
この選択、前作でブライアンが迫られた選択と同じ局面にドミニクは出くわすことになります。
前作は製作上ポールの死によってああいう終わり方になりましたが、物語上では、この先ドミニクと仕事をすると失う恐れがあるものが生じてくることにブライアンは葛藤していたんです。
それが愛する者、ミアと子供たち家族です。
既に一人子供がいましたが、ミアはもう一人子を授かることをブライアンに伏せていました。
何故なら、これ以上ブライアンを悩ませないため。
でもそれを知ったブライアンは、ドミニクとの仕事はこれが最後と決め、仲間ではなく家族を守ることを選択します。
今作では裏切ったドミニクを倒すにはブライアンしかいないんじゃ・・・とローマンが口走ってしまうセリフもありますが、これをレティが制止するやり取りがあり、本当に彼らと会ってもいなければ連絡すら取っていないことが分かります。
なんとなく感づいている方もいると思いますが、まさにブライアンが葛藤しながらも選んだ道に対し、ドミニクはこの同じ状況下でどう決断するのか。
そして、その選択すらさせないサイファーの悪事っぷりに苦虫を噛む思いでいるドミニクの表情も楽しんでもらえたらと思います。
最後に
長々と書いた割には感想少なめなんですけど、これ以上書くとる核心に触れずネタバレ感想を書くというポリシーに反してしまうのでこの辺で。
とりあえず、今作は「EURO MISSION」と「SKY MISSION」が大きくかかわってくるのでこの2作はおさらいした方がいいと思います。
今作のヴィランであるサイファーはこの2本に絡んでくるし、デッカードにも絡んできます。デッカードに絡んでくるということは・・・?はいストップ!
他にも小さい部分で言えば、ホブスの娘の登場や、ホブスの親バカっぷり、サッカーの試合でなぜかラグビーのアレを披露したりといったホブスの一連のギャグパートも最高だし、ドミニクの「もう一度言えばお前は死んでいる」という北斗の拳のケンシロウを思わせる一言にゾクッとしたり、クライマックスでのある人物の別ミッションも最高に笑えますし、チームのムードメーカー、ローマンの卓越したユーモアセンスも最高です。
そしてラストはヴィンディーゼルがプライベートでもやってることを映画でもやるという涙涙の締めが待っています。これにはヤラれた(涙)。
とにかくみんなでワイスピを見て楽しもうじゃありませんか!!!
2021年には「ワイルド・スピード」の最新作が公開予定です。
予告でも確認できるように、死んだはずのアイツが登場!!
なぜだ!どうして!
でも!嬉しい!!
嬉しすぎるぅ~~っ!!
というわけで以上!あざっした!!
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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10