ドリーム
本作はサブタイトル問題が話題になりました。
実際描かれていない内容の名称が入っており、それに待ったをかけた映画好きたちがこぞって批判。
結果サブタイトルを取って、本タイトルのみで公開。
だからといって「ドリーム」はねえだろう!ドリームって!!
DREAMって書くとしっくりくるけど、カタカナでドリームってなんかダサくない?
そもそもドリームって映画いっぱいあるんじゃない?、と思って調べてみたら意外となかったですw
まぁ今ならドリームって言ったら、ザイルんとこの金髪がいる女性グループが世間的には一番ぴんとくるんですかね。
モンキー的には吉幾三の歌が一番ピンと来るんですけど。
そんなタイトルは忘れて中身ですよ中身!!
アカデミー賞にノミネートした作品がめちゃめちゃ遅れてこんな時期に公開とかマジ勘弁なんですけど、そんな気持ちをぐっとこらえて鑑賞してまいりました!!
作品情報
かつてソ連と宇宙航空開発においての熾烈な競争を繰り広げていたアメリカ・NASA。
マーキュリー計画と題した大プロジェクトを影で支えた、黒人の女性数学者たちの多大なる貢献を描いた今作は、アメリカで公開するや否や「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を抜いて興行収入ランキング1位を獲得、その勢いもあってアカデミー賞で3部門ノミネートを果たした。
黒人というだけで劣悪な状況で苦しい立場に立たされながらも、持ち前の明るさとあきらめない強い気持ちで困難に立ち向かい、夢をかなえていく、歴史上知られざるヒロインたちのサクセスストーリーです。
ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち (ハーパーBOOKS)
- 作者: マーゴット・リーシェタリー,山北めぐみ
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2017/08/17
- メディア: 文庫
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あらすじ
東西冷戦下、アメリカとソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げている1961年。ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、優秀な頭脳を持つ黒人女性たちが“西計算グループ”に集い、計算手として働いていた。
リーダー格のドロシー(オクタヴィア・スペンサー)は管理職への昇進を希望しているが、上司ミッチェル(キルスティン・ダンスト)に「黒人グループには管理職を置かない」とすげなく却下されてしまう。
技術部への転属が決まったメアリー(ジャネール・モネイ)はエンジニアを志しているが、黒人である自分には叶わぬ夢だと半ば諦めている。
幼い頃から数学の天才少女と見なされてきたキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、黒人女性として初めてハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されるが、オール白人男性である職場の雰囲気はとげとげしく、そのビルには有色人種用のトイレすらない。
それでも、それぞれ家庭を持つ3人は公私共に毎日をひたむきに生き、国家の威信をかけたNASAのマーキュリー計画に貢献しようと奮闘していた。
1961年4月12日、ユーリ・ガガーリンを乗せたソ連のボストーク1号が、史上初めて有人で地球を一周する宇宙飛行を成功させた。
ソ連に先を越されたNASAへの猛烈なプレッシャーが高まるなか、劣悪なオフィス環境にじっと耐え、ロケットの打ち上げに欠かせない複雑な計算や解析に取り組んでいたキャサリンは、その類い希な実力をハリソンに認められ、宇宙特別研究本部で中心的な役割を担うようになる。
ドロシーは新たに導入されたIBMのコンピュータによるデータ処理の担当に指名された。
メアリーも裁判所への誓願が実り、これまで白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを掴む。
さらに夫に先立たれ、女手ひとつで3人の子を育ててきたキャサリンは、教会で出会ったジム・ジョンソン中佐(マハーシャラ・アリ)からの誠実なプロポーズを受け入れるのだった。
そして1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日がやってきた。ところがその歴史的偉業に全米の注目が集まるなか、打ち上げ直前に想定外のトラブルが発生。コンピュータには任せられないある重大な“計算”を託されたのは、すでに職務を終えて宇宙特別研究本部を離れていたキャサリンだった……。(HPより抜粋)
監督
この映画を手掛けたのはセオドア・メルフィ。
彼の作品で鑑賞してるのは、「ヴィンセントが教えてくれたこと」。
名優ビル・マーレイが近所に越してきたいじめられっ子の少年との奇妙な友情を築いていくハートフルコメディ。
とにかく口の悪い偏屈で頑固な爺さん役をビルが好演。
ヴィンセント流のいじめ撲滅法を教えたり、介護施設での優しい接し方を見ていた少年が、少しづつ彼の奥に秘めた人間性に惹かれていく展開。
血は繋がっていなくとも分かり合える関係がステキです。
ありきたりな内容ではありますが、ビル・マーレイの演技を見るだけでも価値あり。
監督はエージェントのいないビルにどうしても出演してほしくて、色んなコネを使って彼に会って直談判したんだとか。
監督はこれが長編映画デビュー作ということで、今回2作目にして、今年度米アカデミー賞作品賞、脚色賞、助演女優賞にノミネートする快挙を成し遂げました。
コメディ色も強かった前作だけに今回もひねったユーモアを随所に散りばめていることでしょう。
キャスト
宇宙特別研究本部に配属されるキャサリン・G・ジョンソンを演じるのは、タラジ・P・ヘンソン。
彼女の出演してる作品をいくつか鑑賞してるのに、誰を演じてたか思い出せない・・・。
なので今回しっかり目にやきつけたいと思います。
そんな彼女が出演した作品の中から自分が鑑賞したものを紹介。
夢を諦めストリートで客引きをしてる男が、最後のチャンスに人生を賭けたラッパーを描いた「ハッスル&フロウ」で、彼女は注目されたそうです。
その後、80歳の老体で生まれ、歳をとるごとに若返っていく男の生涯を描いた、鬼才デヴィット・フィンチャーの代表作「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートします。
他には、80年代に大ヒットした作品をウィル・スミスがプロデュース、その息子のジェイデン・スミスのデビュー作にもなった、北京に越してきた黒人少年が、カンフーと出会い、いじめを克服していく成長譚「ベスト・キッド」で主人公の母親役を演じています。
はい、どれも出演していたか記憶にございません・・・。
計算手のリーダー格、ドロシー・ヴォーンを演じるのはオクタヴィア・スペンサー。
モンキー的に彼女の出演作といえば、「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」が真っ先に思い浮かびます。
人種差別が色濃かった60年代のアメリカ南部を舞台に、作家志望の白人女性と黒人メイドたちが差別に立ち向かいながら友情を深めていくヒューマンドラマ。
彼女はこの作品で、ブライスダラスハワード演じるヒリー家のメイド役として出演。
このヒリーがまぁクソがつくほど腹の立つ差別主義者で、そのお口ふさいでやろうか!と苛立ちながら見てたら、オクタヴィア演じるメイドミニーが、見事にう○こ入りチョコパイを食わせるという最高の仕返しをやって見せたのが記憶に残っていますw
エマ・ストーンやジェシカ・チャスティンなどキャストも豪華なので是非!
彼女に関してはこちらもどうぞ。
技術部に配属されエンジニアを志す、メアリー・ジャクソン役はジャネール・モネイ。
元々は歌手なんですね~。
今作が映画デビュー作だそうで、この後に出演した作品が今年度アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」。
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彼女はこの作品で、マハーシャラ・アリ演じるドラッグの売人フアンの恋人役として出演していました。
今後も女優として活動していくことでしょう。てか、アカデミー賞作品2本も出演してるなんてすげえな。
こちらもどうぞ。
他のキャストはこんな感じ。
キャサリンの上司ハリソン役に、「フィールド・オブ・ドリームス」、「ボディガード」のケヴィン・コスナー。
ドロシーの上司ミッチェル役に、「エターナル・サンシャイン」、「スパイダーマン」シリーズ、「マリー・アントワネット」のキルスティン・ダンスト。
キャサリンの結婚相手ジム・ジョンソン中佐役に、「ムーンライト」でアカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリが出演します。
今作の音楽をファレル・ウィリアムスが担当しているということもあり、60年代音楽と現代音楽を融合した、ノリノリでファンキーなソウルミュージックが作品を彩っているようです。これも楽しみの一つ。
ここから鑑賞後の感想です!!!
感想
差別に対し、知性と勇気で切り開いた彼女たちに拍手!
重そうな内容なのに、ファンキーな音楽と彼女たちのファッションが物語を軽快にさせる!
以下、核心に触れずネタバレします。
差別ってバカらしい。
NASAの計算手として働く黒人女性3人が、自分たちの正しさと知恵と知性と誇りと威信と情熱と夢を武器に前例を壊していく、ユーモアとバイタリティーにあふれた映画でございました。
当時ソ連に先を越されていた宇宙開発。
アカに負けてたまるかよ!
俺たちの方が優れてるんだ!
あのロケットに核爆弾仕込まれたらアメリカは終わりだ!
衛星で盗撮されたら大変だ!
何としても有人飛行を成功させなければ!
そんな慌ただしい国家プロジェクト下で、NASAの西計算グループの一員として働くキャサリン、ドロシー、メアリ―が、それぞれの配属先で差別を受けながらも懸命に働いていくのですが。
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」を見た時もそうだったんですが、この物語も同様に、白人が使うものと黒人(劇中では非白人)が使うものを全て分けて使わなければいけないという、なんとも理不尽な、今では考えられない差別を彼女たちは受けていました。
トイレはもちろんのこと、休憩所、職場、図書館、バス、そういったありとあらゆるものを分けて使わなければならかったのです。
時代的にも人種差別撤廃運動が盛んだったことが描かれている通り、彼らがいかに生活していく上で大変だったかが感じ取れます。
だからといってこの物語は暴力描写といった過激な内容は全くないのであります。
黒人も白人もおとなしい。
ただ、そのおとなしい中で肌の色が違うというだけで、同じ人間なのになりたいものになれない、使えるのに使えないなど、不便極まりない生活だったわけです。
例えば。
キャサリンが配属された宇宙特別研究本部では、非白人用のトイレがありませんでした。
彼女は仕事に集中したいのに、1分1秒を争う計算なのに、すぐ近くにあるトイレで用を足せないのです。
足をガクガク震わせ我慢の限界が来たら、元いた西計算グループの職場まで急いで走っていかなければならない。
しかもその距離800メートル。
往復1.6キロ、およそ40分という無駄な時間を要するのであります。
ドロシーは管理職の道を進もうとしていました。
前任者がいなくなり彼女が代行としてやっていましたが、打診をしても一向に許可が下りない。
上司のミッチェルに何度も問い合わせても、言ってもないし、気にも留めてない。
ていうか、黒人の管理職なんて設けてないから。
などとあしらわれる始末。
メアリーも技術職への道を進もうとしていたが、女性というだけで、黒人というだけで道を諦めていました。
同僚の薦めもありようやく決心したかと思えば、今度は法律が邪魔をします。
技術職になるには、白人しか行けない高校で単位をとる必要があり、遠回しに黒人は無理だという法律になっていました。
NASAというものすごい組織で能力を発揮できるのにもかかわらず、人種差別のせいで虐げられている姿を見ていて、なんてこの時代の白人たちはバカなんだろうというのが率直な思いでした。
君たちの偏見が国家事業の足を引っ張っており、君たちの差別がやがて争いを生むきっかけになってしまうということを、なぜ気づかないのか。
でもこの映画の彼女たちはそんな差別や偏見を、ただがむしゃらに声を上げるのではなく、まず実力を認めさせてかtら行動に移すという、非常にクレバーなやり方で信頼を勝ち取っていくんです。
これが最高におもしろい!
彼女たちの勇気と知恵
キャサリンの上司、アルは彼女の能力に期待していましたが、数字のこと以外は目に入ってないようで、なぜ彼女が度々姿を消すのか全く知りもしませんでした。
ようやく非白人用トイレがない、みんなと同じコーヒーも飲めないということを知ったアルは、非白人用トイレの看板をハンマーでたたき落とし、撤廃させたのです。
「肌の色は違うけど、おしっこの色は一緒だぜ!!」
はい、アル超カッコイイ!
ケヴィンコスナーはきっとこれを言いたかったから引き受けたに違いないw
そう思えた瞬間でもありました。
ここで注目したいのは、なぜ彼女の怒りがアルに通じたのかということ。
やはりこれはキャサリンが計算手としてすぐれた能力を持っていたということだと思います。
これが存在価値のない人間の愚痴だったら通るのか、となると、かき消されるだけです。
ただ検算すればいいからと、機密情報を黒塗りされた資料のみで計算していたキャサリンでしたが、光で透かし言葉を読み取っただけで、この計算ではまたロケットは失敗する、このやり方の方が成功するといった計算を黒板に書いたことで、彼女はアルから一目置かれていたわけで、そういった努力と実力のおかげで解決できた問題だったわけです。
ドロシーも、コンピューターで計算した方が効率的だということで導入されたIBMのスーパーコンピュータを目にし、このままでは私たち計算手の仕事が奪われる、と先を読み、図書館で専門書を借りてきます。
ここでも黒人専用の場所では専門書がなく、白人用の場所で見つけるのですが、白人からこれ以上騒ぎを起こさないでと忠告させられたり、その場所で本を読んでいたところを司書にみつかり、追い出されてしまいます。
ドロシーは子供たちに、正しいと思うことを正しくできる大人になるよう訴えます。
メアリーは、白人専用の学校で授業を受ける許可をもらうため、裁判所へ申請します。
ただ普通にやってもあしらわれるだけ、そう考えたメアリーは事前に判事がどのような人物だったかを調べ、判事がいかに前例を作ってきたのかを引き合いに出すという戦法で訴えます。
「あなたが一族で初の○○大学出で、一族初の判事だと知りました。それがどれだけ大事なのかということは承知してます。私もエンジニアになりたいですが、なるには白人の学校へ行かなくてはいけません。肌の色を変えることができないので私が前例を作るしかないのです。あなたの力が必要なのです。今あなたが扱っている訴訟の中で100年後に残るものはどれですか?」
ここは名シーンだったように思えます。
何とかして私を学校に行かせて!みたいなただ要求だけをストレートに感情的に言うのではなく、判事がこれまで歩んできた前例のない人生に賛辞を送りつつ、自身の要求を訴える。
非常にスマートなやり方で、自分が判事でもこれならオッケーしちゃうなぁと思える素晴らしい訴えでした。
ただ肌の色が違うだけで足かせになっていた彼女たち。
普段こそ明るく振る舞い生活していたわけですが、彼女たちがその分野で活躍するには、白人たちの何倍もの努力と勇気、そして方法を見つけ出す知恵が必要だったということが見て取れるシーンだったと思います。
どうしてもアメリカというと白人のイメージがあって、白人が活躍してってのが先行されちゃいますよね。
アメリカ人を絵に書いてって言われて黒人を書く人ってあまりいないくらい。
でもそのアメリカを支えてきたのは、実は彼女たちのような知られざる人たちのおかげなんだよ、ってのがこの映画のテーマであって。
で、彼女たちがそうやって差別されてきたのに、キャサリンの後の婚約者となるジムの女性軽視発言に対し、冷静な言葉で反発する彼女から、めちゃめちゃ誇りをもって仕事をしたり生活してるってのが良く描かれてる作品でした。
マーキュリー計画を知りたい人は。
今作がマーキュリー計画を裏で支えて来た人の話ならば、表はどんなことがあったのか?ということなんですが、それが分かる映画がこれ。
今年惜しまれつつも他界したサム・シェパード演じる、飛行機による音速飛行の限界に挑む男チャック・イエーガーと、人類初の有人宇宙飛行に挑戦するジョン・グレンら7人の男たちによる、危険を覚悟で前人未到の新境地を開拓していく熱い熱いドラマです。
3時間以上もある長尺ですが、少しずつアストロノーツとして自覚していき、仲間意識を持ちはじめていく姿、その男たちを支える妻たちの苦悩など、時にユーモアに時にシリアスに巧みに描かれていて、そんな世間の注目を浴びている彼らとは違い、世間の目にも触れなくなってしまった音速の限界に挑戦し続けるパイロット、チャック・イエーガーとの対比がこの映画の見どころでもあります。
アラン・シェパードや、ジョン・グレン、ゴードン・クーパーといった今もなお歴史に名を刻んでいる宇宙飛行士の勇姿が描かれています。
「ドリーム」でもジョン・グレンがめちゃめちゃナイスガイな感じで登場してますが、こちらのジョン・グレンがナイスガイというよりかは優等生タイプな役柄となっています。
最初鑑賞した時はこの宇宙飛行士たちに熱くなったのですが、2回目を鑑賞したところ、イエーガーのラストの姿に胸を打たれ、違う視点から鑑賞できたという再発見がありました。
限界に挑戦するため、憧れた景色を見るため、偉業を成し遂げるために勇猛果敢に挑戦し続け栄光を掴んだ宇宙飛行士たちですが、その道を歩めるのは、無残にも命を落としていった同志たちのおかげ。
そのなかでも一人孤独に空に挑み続ける男イエ―ガーがいるからこそ、彼らは彼を思うことで宇宙に挑めるわけです。
「ドリーム」を見た人は是非こちらも併せてご覧になるといいかと。
最後に
ファレル・ウィリアムスの軽快且つファンキーな音楽、白シャツ黒ズボンの中でひと際派手な色の服で彩るキャサリンなど、音楽とファッションも楽しめる作品だったと思います。
もうオープニングがですね秀逸です。
警察官とのやり取りで、黒人たちがどれだけ肩身の狭い思いだったのか、それをユーモアに変えてしまう彼女たちの姿、そこに乗っかるテンポのいい音楽!
これたまりません!ナイスです。
確実に心をつかんでくれますよ。
もうちょっとドロシーとメアリーの話を入れてもよかったかなぁ~とは思うんですが、これはキャサリンを中心にした話だってのも冒頭でわかるので仕方ないかと。
あまり劇場でやってないのが残念ですが、是非映画館で見てほしい1本でした。
というわけで以上!あざっした!!
満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10