ジャスティス・リーグ
マーベルヒーローが集結した「アベンジャーズ」が公開したのが2012年。
それからというもの、MCU(マーベルシネマティックユニバース)に追いつこうと、DCEU(DCエクステンデットユニバース)は駆け足で作品を公開していきました。
そして今年ようやくマーベルから5年の遅れを経て、ついにDCヒーローが集結する作品が幕を開けます。
バットマン、ワンダーウーマンの2人しか単独作品がないのに、他のヒーローはよく素性がわからないのに、ヒーローが集まって出演する作品というだけで気持ちが高ぶるのは、やはり根っからの男の子だからなのでしょうか。
あ~~高まるううううぅぅぅうううっっ!!!!
というわけで、アメリカの批評サイトのアーリーレビューも好評!
上映時間も121分と丁度いい!
ダークシリアス調の内容から明るく!
ジャスティスだけに空前絶後なヒットになるんじゃなかろうか!!
楽しみぢゃねえがっ!!
そんな、おさえきれないこの気持ちってT-BOLANみたいな感じで早速観賞してまいりました!!!
作品情報
スーパーマンやバットマンなどのDCコミック原作ヒーローたちが集結し、宇宙からの侵略者に立ち向かう壮大なSFアクション映画。
前作「バットマンVSスーパーマン」でドゥームスデイとの死闘の末、命を落としたスーパーマン。
代わりに地球を守る決心をしたバットマンは、自分だけでは世界を救うことはできないと感じ、各地に潜んでいる超人たちをスカウトし、スーパーマンが貫いてきた意志を抱きながら力を合わせ挑んでいく。
ザックスナイダー監督指揮の下で製作を続けてきたが、家庭の事情により降板。
代わって脚本を手掛けた「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが彼のバトンを受け取り完成。
まるでスーパーマンの意志を受け継いだバットマンのように、天才から天才へと受け継がれ作り上げたこのジャスティスリーグ、が一体どんな作品へと仕上がっていったのか。2017年、No.1アクションの名にふさわしい作品がついに幕を開ける。
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あらすじ
命を犠牲にして地球を守ったスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の献身的な行動により、バットマン(ベン・アフレック)は人類への信頼を取り戻す。
彼は新たな協力者ワンダーウーマン(ガル・ガドット)と共に孤独に戦うヒーローたちを見つけ出し、さらに強大な敵へと立ち向かう最強チームを結成するため行動を開始する。
怪力で無愛想な海の王者アクアマン(ジェイソン・モモア)、地上最速の男フラッシュ(エズラ・ミラー)、そして全身が機械に覆われている謎の男サイボーグ(レイ・フィッシャー)という前代未聞のヒーローリーグを結成するも、地球を破滅させてしまうほどの新たな脅威はすぐそこまで迫っていた……。(Movie Walkerより抜粋)
監督
監督はDCEUをずっと担ってきた男、その名もザック・スナイダー!
「マン・オブ・スティール」からDCEUの製作を手掛けてきた方ですが、娘さんが自殺したことを受け降板を決意しました。
奥さんであるプロデューサーも降板を発表し、彼の演出プランに沿ってジョス・ウェドンが引き継いだそうです。
今はしっかり静養して頂いて帰ってきて欲しいですね。
監督の作風は何と言っても映像にあります。
とにかくCGで雨風陽の光などを表現し、影の部分を強調することで、監督特有のゴリッゴリの映像になるんですねぇ。
もうDCヒーローは彼のあの映像でないと成立しないくらい目に焼き付いちゃいましたね。
今回もきっとザック節が炸裂する映像になっているんでしょう。
監督に関してはこちらをどうぞ。
2021年、HBO Maxで通称「スナイダー・カット」なる「ジャスティス・リーグ」が配信予定です。
ジョス・ウェドンが編集する前のものを再び追加撮影して制作されるそう。
全4話で構成されたものと、映画形式のもの、計4時間の大作となっている模様。
全く違う作品になっていることでしょうから、是非日本でも視聴を可能にしてほしいですね。
キャラクター紹介
中央上から時計回りで。
- バットマン/ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)
前作「バットマンVSスーパーマン」からの登場。
当初はスーパーマンを敵とみなし戦っていたものの、まさかのお母さんと名前が一緒ということで仲直り。そしてドゥームズデイとの死闘により命を落としたスーパーマンに代わり、彼が貫いてきた正義の灯を絶やさないよう務める。
今更ですが、ウェイン産業の社長であり、夜は全身コウモリをモチーフにしたスタイルで「闇の騎士」となり犯罪者と戦う。
特に大した特殊能力はないため、カネに物いわせたハイテク技術を駆使し、随分年齢のいった執事のアルフレッドをコキ使う。(全部言い方ひどい)
- ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)
ゼウスとヒッポリタ女王の間に生まれたアマゾン族の王女。
スティーブ・トレバーにより外の世界を知ったダイアナは、世界の実情を知り、友情を知り、恋を知り成長を遂げながら戦争を終結させる活躍を見せた。
いつまで経っても歳をとらず、肉体的にも超人的な能力を持つ。
盾や腕輪などで銃弾をはじき返し、鞭や剣で攻撃する。
外の世界を知らなかったためか前作「ワンダーウーマン」ではド天然が際立ったが、現在はアンティークディーラーとしての仮の姿で人間界で過ごせていける所を考えると、さすがにもう天然ちゃんではないでしょう。
- アクアマン/アーサー・カーリー(ジェイソン・モモア)
海底王国アトランティス生まれ、地上育ちのアトランティス人。
魚のうろこを纏ったようなスーツに先が3本に分かれた槍を武器に、超人的な身体能力と水を操る能力を得意とするメタヒューマン。
バットマンは彼の扱いに困っている模様。
今回初のお披露目ということで、どんな立ち位置なのかどれくらいの力なのか、周りとの掛け合いなど見所がたくさんありそうです。
- サイボーグ/ビクター・ストーン(レイ・フィッシャー)
大学フットボール選手として活躍していたが、事故の致命傷により選手生命を絶たれた学生。
治療により体の大部分を機械化し能力が開花するも、見た目の容姿に嫌悪感を抱き人目を避けて生活している。
人間デジタルデバイスと化し、あらゆるネットワークに接続可能、追跡機能はもちろん、自分の体を異なる武器にも変化させることができる半分人間半分機械、まさにサイボーグである。
こちらも今回初のお披露目ということで、謎が多いですが、機械ともなるとハイテクなものなら何でもイケそうな気がします。
- フラッシュ/バリー・アレン(エズラ・ミラー)
セントラルシティの大学生。
稲妻に打たれたことで能力が覚醒。
超高速スピードを駆使して戦うが、一度も実戦経験がないのと、最年少ということもあり戸惑いを見せる。
その速さを利用して周りの時間を遅らせることも可能。おしゃべり。
彼も今回初のお披露目。キャラ的にスパイダーマンを感じさせる立ち位置ですが、その活躍やいかに。
- 他のキャラクターたち
ステッペンウルフ(キーラン・ハインズ)・・・今作のヴィラン。使う者に超常的な力をもたらす「マザーボックス」を奪いに地球へやってくる異星人。
ロイス・レイン(エイミーアダムス)・・・スーパーマンの地球での姿クラーク・ケントの恋人で、デイリープラネット社に勤める新聞記者。
アルフレッド・ペニーワース(ジェレミー・アイアンズ)
ブルースに仕える執事。彼の身の回りの世話からバットマンとしてのサポートまで全てこなす。ノーラン版バットマンのアルフレッドよりもちょいインテリな感じ。
ジョームズ・ゴードン(J.K.シモンズ)
ゴッサムシティ警察の本部長。バットマンとは友人関係にあり、彼を呼ぶときは警察署の屋上にあるバットシグナルを使い連絡を取る。
マーサ・ケント(ダイアン・レイン)
クラーク・ケントの育ての母。
ヒッポリタ女王(コニー・ニールセン)
ダイアナの母親であり、彼女の故郷セミッシラを治める女王。
ヘンリー・アレン(ビリー・クラタップ)
バリーの父。ある事件によって妻殺害の容疑をかけられ投獄の身。
サイラス・ストーン(ジョー・モートン)
ビクターの父で、S.T.A.R.ラボの科学者。
他にも過去作のキャラが登場するとのこと。
これを機に一気に人気と成功を加速させて欲しいDCEUシリーズ。これがうまくいけばあの緑色の奴も復活すると思うんですよ!彼ジャスティスリーグに必要でしょ!
ここから観賞後の感想です!!!
感想
今までなかったユーモアをうまく使い、闇を抱えた者同士が団結して悪に立ち向かう、これぞ王道ヒーロー映画でした!!!
以下核心に触れずネタバレします。
今までのDC映画ではない!
スーパーマン亡き後、かつての希望を取り戻すために立ち上がった5人のヒーローたち。
一人一人が心に闇を抱えながらも世界を救うために命を賭けて戦う姿を、ダークシリアス一辺倒で退屈過ぎた過去の作品から一転、それぞれが抱える闇をあえて前面に押し出さず、強さと華々しさとユーモアをバランスよく抽出し、当初180分強の上映時間を120分にまとめる大英断が功を奏した、良作娯楽映画でした。
単純にですよ、こんなに笑ってしまうDCEUシリーズは初めてです。
やっぱりDCってザックが今まで描いてきたダークシリアス色が、万人に受け入れられなくてこれまでコケてきたわけで、ワンダーウーマンの追い風もあって、ここが転換期なんだな、というのが手に取るようにわかる作品だなぁと感じました。
そして画質が暗くない!
夜の場面も多いんですけど影の部分が減ったおかげもあって、夜でも細部までしっかり見られるし、会話にユーモアもあってシーンが長くないから全然だれない。
でもって、ホントは各キャラクターの説明を丁寧に描かなければいけないシーンなんだけど、大事な部分だけささっと見せることで、わかりやすく伝わる。
要するに一つ一つが集中して見られるんですよね。
そういう施しをしながらも、クライマックスに至ってはしっかりDCの世界観っぽく、真っ赤な空をウジャウジャ飛び回るパラデーモンや、町全体を覆うシールド、ボスキャラステッペンウルフのコワモテっぷりをきちんと映し出してるから、MCUのような映画とはまた違うヒーロー映画としてきちんとDCらしさを確立しているように思えます。
各キャラの見どころ
バットマン
ジャスティスリーグの中で何の超人的能力もないバットマン。
だけど彼には統率する力がある。
今回はスーパーマンが去ってしまった後、押し寄せる驚異のために彼が中心となって、超人たち=メタヒューマンをスカウトするところから始まります。
ルーサーが秘密裏に調査していたメタヒューマンと、その脅威の根源となるマザーボックスの在り処を、アルフレッド協力の下、世界を飛び回ります。
今回きちんと自分の立場を把握し、彼らを後方支援しながら、財力を駆使し、彼らをまとめながら戦っていくんですね~。
まさにプレイングマネージャーです。
これまで20年間バットマンとして戦ってきた彼は、前作でロビンを殺された過去が描かれていた通り失ったものも多く、普通の人間では悪に立ち向かえないと、孤独を背負って戦ってきました。
そんな彼がスーパーマンという希望を目の当たりにしたものの、それを自分のせいで失ってしまったことに負い目を感じていました。
だからこそ彼は体にたくさんの傷を負いながらも、希望の灯を絶やさないためにメタヒューマンたちを集め、指揮する姿がステキでしたね。
今までクソまじめにやってきたもんだから、ユーモアの一つもねぇのかなと思ったら、今回はガンガンぶっこんできましたねw
かつての敵ペンギンと戦ってきたことに自虐を交えたり、アクアマンに君は触手とか出るの?クラゲと話せるの?なんて子供じみた質問をしたり、フラッシュにあんたの能力って何?に対して金持ちだって返したりw
ノーラン版バットマンでもこの手のユーモアはなかったので、今後どんどん見せてほしい一面でした。
ワンダーウーマン
思いを寄せていたスティーブを失ったことで、アンティークディーラーとして影を潜め地味な生活を送っていたダイアナ。
スーパーマンの登場を機に再び姿を現し、正義のために活動することを決意し、テロ組織の行動を阻止するなどしながら、ブルースのスカウト活動に協力していました。
前作の単体映画のヒットを受けて追加撮影で彼女のパートが増えたそうですが、今回ものすごく中心的な活躍を見せます。
バトルシーンに関してはブルースの指示通り、彼女がリーダーとなってステッペンウルフと戦います。
剣と真実の投げ縄をフル活用しながらボスキャラと対等に戦う姿は、スーパーマンのいないこのチームではなくてはならない存在なんだな、と感じるシーンでもありました。
そして何といってもガルガドットの美貌がスクリーンにあふれんばかりの華やかさを放っていたのも事実で、凛々しい顔も画になるし、時折見せるハニカミスマイルがまぁかわいいw
私服姿も抜群のスタイルできれいに着こなす姿に心奪われてしまいますw
特に好きなのは、アクアマンが強がりを言ってる時に、こっそり真実の投げ縄で本音を言わせた時の「あらぁ?どうしたのかなアーサーくん」みたいな感じの笑顔!!超キュートです!!
俺は投げ縄なんていりません、あなたの前なら常に本音です!!
好きです!!ガル姉さん!!!
フラッシュ
母を殺した罪で刑務所暮らしをしている父を持つバリーは、父の無罪を晴らしたいが、父は現実を受け入れる覚悟ができており、刑務所に足を運んでなんかいないで自分の将来を考えろ、もうここへは来るなと言われてしまいます。
そんな時、彼を探し求めていたブルースの勧誘により、あっさり仲間になるバリー。
そう、彼もまた孤独な思いを抱えていたのでした。
仲間ができたことがうれしいのか、終始落ち着きのないバリーは、今回末っ子的ユーモアキャラとして、この物語にたくさんの笑いを運んでくれます。
人より速く動ける分、胃の消化も早いようで常に腹が減ってるというのがナイス設定。
だから彼にとってブランチって超意味なくね?だって1時間したらランチだぜ?と登場するや否や早口でペラペラ喋り倒す姿がユニークでした。
他にも、ある一連の件を「ペット・セメタリ―」と言ってみたり、そこで距離を縮めるビクターとこぶしをぶつけ合いたいけど、彼がそういうノリじゃないことに躊躇しては再びトライしたりなど、彼の小ネタが満載です。
そんなユーモア担当のフラッシュは、エンドロール後のオマケでも見せつけてくれます。お前何やってんねんw
今まで戦闘経験のない彼は、バットマンの後押しもあり、この物語で見事な成長を遂げるのも魅力の一つ。
まず1人を助ける。
そこから連係プレーで高速を活かしたフォローをしていき、彼の中で一歩ずつ自分が何をすべきなのかを理解し、チームの歯車となってうまく絡まっていきます。
彼の明るさ一つで場面が変わる見事なキャラクターでした。
アクアマン
アイスランドの小さな村で魚を大量に運んでくる男として暮らすアーサー。
ブルースに勧誘されるも、彼もまた「孤独こそ力の源」と強がりを言う一癖ある男でした。
それもそのはず、海底アトランティスの王を継ぐ者として生まれたばかりの自分を陸へと置き去りにした母を憎んでいることから、孤独でしか自分を受け入れられないようになっていたんですね。
アトランティスで代々守ってきたマザーボックスを、ステッペンウルフに奪われたことでブルースに協力するアーサー。
その力は大量の水を止めるほど強い力を持ち、海中でも力を半減することなく素早い動きで戦う姿は正にアクアマン。
地上でもヒャッハーッ!!と甲高い雄たけびを上げながら、対等に戦うワンダーウーマンをサポートして力の限り戦う姿が印象的です。
ただモンキー的には、彼の活躍が少々物足りなかったというのが今回欠点の一つだったなぁと感じます。
明らかにワンダーウーマンとの2トップでステッペンウルフと戦えるのに、カット数は明らかにワンダーウーマンの方が多く、致命的ダメージを与えられるのに効果的な攻撃をしてる場面が少ないなぁと。
一応縦横無尽に暴れまわって飛んだり跳ねたりしながらフォークのような槍をブルンブルン振り回す姿は、野生的でよかったんですけどね。
サイボーグ
大学のアメフトスター選手だった彼は、事故により死亡したことになっていたのですが、研究者である父がマザーボックスを使って彼の命を取り留めました。
しかし、彼の姿は機械だらけの姿になっており、見た目のせいで人目を避けて過ごしていました。
しかも、コンピュータの勝手な修正機能とアップデートにより自分で思ってもみなかった機能が加わることに、今後自身を見失うのではないか、ブルースが調査している脅威とは自分の事なのではないかと怯えていたのでした。
やはり彼も日陰を歩いて過ごさなければならない日々から、力を持っているにもかかわらず表に出ようとしないでいました。
そんな彼を後押ししてくれたのはダイアナの言葉であり、襲われた父を助けるためでした。
人間デジタルデバイスというキャッチコピーがある通り、彼の電脳能力はすさまじく、ネットワークでブルースとダイアナの素性がいとも簡単にわかったり、自分のデータを隠蔽出来たり、果てはバットマンのナイトクロウラーを勝手に操縦したり、マザーボックスまで操れる能力も備わっています。
腕もウィーンガシャンと銃に早変わりしたり、足からジェット機能が備わっていて、空も飛べる。
今後バージョンアップすれば、今まで見たことのない新たな機能も見られるかもしれません。
世界を変える力を持っていながらも、今まで陽の目を浴びることなく心に闇を抱えながら孤独に過ごしてきた彼ら5人。
その一歩が世界を変える源となり、平和へと導く希望を手にする近道になる、だから主題歌が「Come Together」なんだなぁと。
現に演じてるのは、女性であり、ユダヤ人であり、黒人であり、先住民系の血を引く、いわばマイノリティ達ばかり。
演じてる役柄も、容姿や、コミュニケーション、生い立ちなどから、表へと踏み出す一歩を踏み出せないキャラ達なので、いま世界に必要なのはそういう人たちなんだ、だから僕の手を取ってってバットマンがいうのが凄く分かる構図になってるなぁと。
5人が横一列に並ぶ姿はほんとカッコイイです。
これからの時代を引っ張ってくれそうな頼もしい姿を是非スクリーンで堪能してほしいですね。
小ネタも満載
- 冒頭の新聞
スーパーマンが亡くなったという記事の見出しに、スーパーマンともう2人写真が掲載されていました。
それは最近亡くなったスーパースター、デヴィッド・ボウイとプリンス。
もう21世紀最大の損失といってもいいくらい影響を与えた2人が、スーパーマンと肩を並べるのですから、どれだけ偉大だったかがわかる場面でしたね。
- 過去の戦いにあいつの姿
今回の敵ステッペンウルフは、過去にも地球を襲いに来ていたという回想シーンが流れます。
その時は人間とアマゾン、アトランティスが協力して彼を倒したそうですが、その中に宇宙からの協力もあり、というセリフが流れます。
この宇宙からの協力とはグリーンランタンのことです。
しっかり緑色の大きく具現化された拳が敵を殴っている姿が映っており、興行に失敗してリーグに加えられなかった彼が今後登場するのでは?と思わせてくれる瞬間でした。
- 懐かしい敵キャラ
ブルースとアルフレッドの会話の一部に、バットマンリターンズのヴィラン、ペンギンの名前が登場しています。
下水道でペンギンたちに育てられ、サーカス団で仲間を増やしながら犯罪に手を染めていく悪党としてバットマンを苦しめた敵キャラ。
真っ白な皮膚、尖った鼻、ひれのような手をし、大きなおなかをした正にペンギンのような容姿の男です。
本作では、あの頃のゴッサムシティからしたら、今起きている現状なんて大したことないね、なんてジョークを飛ばしていました。
- マザーボックス
3つ存在するこの箱は、人間、アマゾン、アトランティスによって管理され平穏を保ててたわけですが、ステッペンウルフによって奪われ、世界は危機にさらされます。
この3つが合わさると地球は破壊され、ステッペンウルフの母星のような世界へと変貌してしまうということでした。
- ゴードン刑事
警察署の屋上でバットシグナルをだし、バットマンを呼び寄せる人はゴードン刑事。
悪事の減らないゴッサムシティの中で、ただ一人正義の名のもとに職務を全うするゴッサム警察の刑事であり、彼を信頼するバットマンは彼から犯罪者の情報を聞き出し、警察に協力し、関係を築き上げています。
過去のバットマン映画でも彼の存在は大きく、ノーラン版バットマンでも両親を殺されたブルース少年に毛布を掛け、世界はまだ終わらないと声をかける姿に救われるほど。
今後もどう絡んでくるのか楽しみですね。
- スーパーマン
これはもう登場すると確信していました。
「バットマンVSスーパーマン」のラスト、棺桶の上にあった土が微妙に動くあたりから蘇るだろうと。
マザーボックスの神がかり的な力を使って、彼をよみがえらせるのがこの危機を救うカギだと断言するブルース。
肯定派と否定派でひと悶着ありますが、半ば強引にことを進めてきます。
否定派はなぜそこまで否定するのか、それは前作「バットマンVSスーパーマン」でゾッド将軍をよみがえらせたレックスルーサーの事が頭をよぎったからです。
ゾッド将軍は蘇りましたが、力を抑えることができず凶暴化し、ドゥームズデイとしてスーパーマンを懲らしめ、結果死なせてしまったためです。
実際劇中ではスーパーマンは蘇ったものの、現状を把握できないことと力が制御できず、ジャスティスリーグの面々を片端から攻撃してしまう凶暴な男へとなっていました。
ブルースの切り札によって正気を取り戻したスーパーマンは、他の5人とは比べ物にならないほどチートすぎる力で敵を一網打尽にしてしまっており、希望の力は果てしなく強いなぁとw
- エンディングのおまけ
今回2つあるんですが、一番最後の方だけ説明を。
「バットマンVSスーパーマン」で逮捕され刑務所で収監されていたレックスルーサーは、替え玉を使ってシャバに戻っており、彼のクルーザーにマスク姿の男が登場します。
その男こそ、デスストロークであり、予定としては単体映画としての「バットマン」のヴィランとして登場することがアナウンスされたんですが、映画自体が消滅。
別のバットマン単体映画になってしまう関係で、本作のみになりそうです。
劇中では、「ジャスティリーグに対抗して我々も同盟を組もうと思う」とルーサーが言及しており、今後のジャスティスリーグの相手として結成されるのではないかと推測できます。
最後に
娯楽映画として非常に満足のいく、DCEUが明るくなった!これからが楽しみだ!と思わせる内容でした。
しかしながら、予告で出ていたシーンがなかったこと、各キャラクター、特に新キャラのエピソードが短すぎて若干の物足りなさを感じたこと、他にも編集し過ぎて物語に深みが全く感じられないなど、大きなものはありませんが、小さな不満点は数々ありました。
ここまで明るくなっちゃうと、今までのあのダークシリアスな感じがないと少し寂しいかなとも。
バランスって難しいですね。
シリーズ次回作は果たしていつなのかわかりませんが、ようやくいい兆しを見せたので、この調子でどんどん作品を量産してほしいですね。
というわけで以上!あざっした!!
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満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10