アキラとあきら
池井戸潤という小説家。
メガバンクや中小企業で働く男たちが、下で働く労働者たちや下請けたちを搾取し続ける上層部に対し啖呵を切って成敗する、いわゆる『水戸黄門」スタイルで描く勧善懲悪さが売りの作品を作り続ける方と心得ております。
といっても一度も原作を読んでおらず、あくまでTVドラマや映画で感じたこと。
でも、世間一般の多くが「池井戸作品」と聞くと、そういうイメージを持ってるのではないかと。
今回鑑賞する映画は、全く違う宿命を背負った男2人が、価値観の違いによって対立するも、手を組んで企業を救おうと奔走するドラマ。
やっぱり働いてる以上色々理不尽だったり不条理な部分によって疲弊しながらも、色々割り切ったり折り合いをつけて生きているわけで、上でふんぞり返ってる奴を懲らしめるような話は、色々共感したり爽快感あったり、さらには現実に引き戻されても「やってやるぞ!」とモチベーションを上げて生きることができるので大好きです。
2人で戦うという点がこれまでの池井戸ドラマとは違う気がするので、新鮮な気持ちで見れたりするんでしょうか。
早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
「半沢直樹」をはじめ、大手銀行や中小企業を舞台に逆境と戦う男たちの熱きドラマを描き続ける小説家・池井戸潤原作の同名小説を実写映画化。
全く違う環境で育った同じ名前の若き銀行員二人が、自らの信念と情熱を武器に、現実に立ち向かう姿を描いた、ビジネス青春ストーリー。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」や「僕等がいた」など、青春恋愛映画の名手・三木孝浩監督が、大人の男たちの青春ドラマに挑戦。
過去二度の池井戸作品に出演している竹内涼真と、池井戸作品初の横浜流星の二人を主演に迎え、激渋な面々を揃いに揃えた。
また原作やドラマ版では30年に及ぶ内容だったが、2時間という尺に収めるために改変。
脚本家・池田奈津子の手によって、ビジネスの現場を違和感なく描いたり専門用語をわかりやすく説明するなど工夫し、二人の主人公というバディ感やヒューマンドラマとして見事に完成させた。
果たしてアキラとあきらは、破綻寸前の企業と4800人の人生を救うことはできるのか!?
あらすじ
父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛〈アキラ〉(竹内涼真)。
大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬〈あきら〉(横浜流星)。
運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社した二人は、お互いの信念の違いから反目し合いながらも、ライバルとしてしのぎを削っていたが、それぞれの前に〈現実〉という壁が立ちはだかる。
〈アキラ〉は自分の信念を貫いた結果、左遷され、〈あきら〉も目を背け続けていた階堂家の親族同士の骨肉の争いに巻き込まれていく。
そして持ち上がった階堂グループの倒産の危機を前に、〈アキラ〉と〈あきら〉の運命は再び交差する ‒‒(HPより抜粋)
監督
本作を手掛けるのは、三木孝浩。
青春恋愛映画専門だと思っていた監督ですが、2022年は「今夜、この世界から恋が消えても」、「TANG タング」、そして本作と毛色の違う作品を立て続けに製作しているんですよね。
これに加えAmazonprimevideoでもオリジナルドラマを監督するなど大忙しの様子。
実際本作もメガバンクが舞台ということで、監督的には慣れない舞台の物語なのだろうとおもってましたが、見方を変えればイケメン男子二人が手を取り合って挑む「青春」映画であり、意外といい化学反応が起きるのではと期待しております。
だからこれまで作られてきた「池井戸作品」とはちょっとテイストの違う作品になるかもしれないし、これも見方を変えれば新たな「池井戸ワールド」として堪能できるかもと。
監督も「これまでの池井戸作品のような勧善懲悪的な部分に、敢えて裏切るような仕掛けも施した」とのこと。
また主演の二人も「青空エール」と「きみの瞳(め)が問いかけている」でタッグを組んでいる経験があるので、お仕事もしやすかったんじゃないでしょうか。
監督作品についてはこちらもどうぞ。
登場人物紹介
- 山崎瑛(竹内涼真)・・・父の町工場の倒産、夜逃げと貧しく辛い幼少時代を過ごし、人を救うバンカーになるという理想を胸にどんな案件にも全力でぶつかる熱き銀行員。
- 階堂彬(横浜流星)・・・冷静沈着で頭脳明晰な銀行員であるが、老舗海運会社・東海郵船の御曹司で親戚との軋轢や足の引っ張り合いに嫌気がさし、自ら後継ぎの座を退いた過去を持つ。ある出来事をきっかけに東海郵船の危機に立ち向かう。
- 不動公二(江口洋介)・・・産業中央銀行上野支店副支店長⇒本店営業本部長。冷徹な性格で融資の確実性を重要視する山崎瑛の上司。
- 水島カンナ(上白石萌歌)・・・産業中央銀行の行員。先輩である山崎瑛と階堂彬に憧れを抱く。
- 羽根田一雄(奥田瑛二)・・・産業中央銀行の融資部長。伝説のトップバンカーとして名高い。
- 階堂龍馬(高橋海人)・・・彬の弟で東海郵船の御曹司。優秀な兄に対し、コンプレックスを抱き、いつしか犬猿の仲に。
- 階堂一磨(石丸幹二)・・・階堂彬の父。大企業である東海郵船の社長。
- 階堂聡美(戸田菜穂)・・・階堂彬の母。
- 階堂晋(ユースケ・サンタマリア)・・・東海郵船のグループ会社・東海商会の社長。
- 階堂崇(児島一哉)・・・東海郵船のグループ会社・東海観光の社長。
- 山崎孝造(杉本哲太)・・・山崎瑛の父。山崎プレス工業を経営していた。
- 山崎淑子(酒井美紀)・・・山崎瑛の母。
- 保原茂久(塚地武雅)・・・山崎プレス工業の元従業員。
- 工藤武史(満島真之介)・・・山崎瑛が銀行員を目指すきっかけになったバンカー。
- 井口雅信(宇野翔平)・・・山崎瑛が融資を担当している取引先、井口ファクトリーの社長。
- 井口由子(馬淵英里何)・・・井口雅信の妻。
(以上HPより)
池井戸ワールドお決まりの痛快大逆転劇を拝ませてくれるのでしょうか!?
そして土下座するのは誰だ!!
ここから観賞後の感想です!!
感想
#アキラとあきら 観賞。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) 2022年8月26日
大ヒットドラマによって植え付けられた「池井戸映像作品」の先入観を、三木監督の手によって「若き青年の爽やかな青年ドラマ」へと塗り替えた。
もう少し脂質があっても良かったが、たまには0カロリーでもいいと思う。
個人的には #竹内涼真 がハマってた。 pic.twitter.com/sagVpfQFnZ
これまでの池井戸映像作品を「次郎系ラーメン」に例えるなら、こちらは糖質や資質を抑えた「こんにゃく麺」。
たまにはこういう爽やかな池井戸映像作品もアリなのでは。
以下、ネタバレします。
どんでん返し系映画ではない。
全く環境の違う同じ名前の2人が大手銀行に就職し、やがて沈みかけた大企業を救うために共闘する物語を、青春映画の担い手によって「爽やかな若き青年のビジネス青春映画」に仕上げた、ある種異色でありながらも、これまでの脂ギッシュなパターンに嫌気が指していた人ならすんなり受け入れられる「宿命と救済」をメインにした作品でございました。
TVドラマ「半沢直樹」の大ヒットにより、池井戸作品の映像化はパターン化されてしまった感があります。
窮地に立たされた主人公が頭を使い足を使い信用と信頼を使って諸悪の根源を叩き潰す爽快感は、あのドラマを見た人ならだれもが清々しかったはず。
いわば「勧善懲悪」を主体とした時代劇と似た構造で、視聴者を楽しませてたんですよね。
また、TVサイズという限られたスクリーンに、より臨場感を出すために演者の寄りの表情で捉え、さらには会話する相手ではなくカメラに向かって「ニラミ」を効かすことで、より印象とインパクトを残す画にしたことが功を奏した面が窺えます。
さらには灰汁の強い中堅からベテラン男性俳優たちによる、濃ゆい濃ゆ~い芝居も魅力の一つであり、あのくどさこそが「池井戸映像作品」の善き部分であったともいえると思います。
だけど本作にはそういったこれまでのパターンはほぼ存在しません。
爽やかな若手男性俳優たち2人のメインにした本作には、灰汁の強さも諄さも、さらにはどんでん返しすらありません。
「こんな池井戸映像作品、誰が望んでるんだ!」
と、もしTBSが製作した池井戸映像作品をもう一度味わいたいと思っている方からしたら、肩透かしを食らうのかも、しれません。
ぶっちゃけひたすら徐行運転のようなスピード感で、過剰すぎる演出もないし、悪者が登場するとはいえ過去作に登場した様な悪者感も弱い。
しかもなんであいつが土下座を!?とも思う人もいるのかと。
しかし本作が根底に置いたテーマは「宿命に立ち向かう」ことや「人生の舵をとること」、そして「弱きものを助ける銀行員による救済」がテーマ。
悪い人から守るのではなく、泥舟になってしまった会社をどうにかして元の船に戻すことに費やした作品だったんです。
劇中でも「金は会社に貸すのではなく、人に貸せ。それこそが一流のバンカーだ」というセリフがありましたが、正にキャリアを棒に振ってでも救いたい会社があると豪語して宿命に挑む男たちの姿を描いた作品だったんですよね。
理想を掲げる若き青年2人の物語ということもあって、青春映画専門の三木監督がこれを見事に映像化できたのは素晴らしかったと思います。
2000年から約10年間の時間軸を2時間に凝縮して描いたわけですが、その中でしっかり2人の幼い日に起きた出来事を丁寧に抽出し、研修時代に一度ディベートさせる序盤にしたことが、まさか終盤で実際に起こすという、正に「宿命」な展開。
バックボーンをしっかり描くことで、アキラとあきら2人のキャラクター像がしっかり定着したし、最初こそ理想と現実派に見えた若造が、実は両者とも尊敬しあっていたという美しい姿。
こちとらてっきりバチバチにいがみ合いぶつかり合いながら切磋琢磨していくもんだとばかり思ってましたが、配属された部署が違うから中盤までは全然顔を合わせないんですよ。
それでもどこかで「あいつ今頃何やってんだろ」みたいな同期あるあるを一瞬の表情を捕らえることで理解させ、互いが互いに対する内に秘めた思いを積み上げ、大きな壁という局面で晴れて共に戦う流れにしていたわけです。
個人的には竹内涼真がハマってた
そんな若き青年たちによるビジネス青春ドラマ。
やはりメインの2人を語らないわけにはいきません。
個人的には山崎瑛を演じた竹内涼真がハマってました。
そもそもお顔立ちの時点でどこか庶民的な雰囲気があり、ノンキャリでありながら努力と愛嬌でのし上がってきた感のある青年顔なんですよねw
そんな竹内涼真が、誠実で大きな理想を掲げる「銀行員」にピッタリでした。
役柄としては、幼い頃に父が経営していた工場が倒産したことで、融資を打ち切った銀行員を恨んでいましたが、身内が経営する会社に再就職した父に意見を聞く銀行員の姿を見て改心。
自分と同じような境遇に遭った人たちのために「お金を貸したい」という思いを胸に、頭を下げたりトライ&エラーで時間を費やすことで、現実に直面しながらも理想を曲げずに成果を出してきていました。
実際に自分が小さな企業の取締役だったら、彼のような銀行員に融資をお願いしたい!と思わせてくれるような温厚な態度と真摯な対応だったんですよね。
また、彼のセリフ回しが非常に良かったです。
そこまで感情を露わにして抑揚をつける演技ではなかったんですよ。
どちらかというとナチュラル。
でも時に見せる悔しそうな顔から、ある事をきっかけにもう一度頑張ろう!と少しだけ笑顔を見せ表情のる切り替えだったり、海堂に言われたきつい一言に直接的に歯向かうのではなく、落ち着いた態度で「俺は絶対理想を曲げない」、「俺は絶対お前の会社を救う」って真っすぐな目で言う姿が凄くよかったですね。
細かい部分で言えば、大企業のお偉いさんや本部長、頭取や部長などに、どうやって自分が考えた案を納得してもらうかというプレゼン的なシーンで、凄く耳に入りやすいテンポで説明していたのも良かったですね。
そもそもお金の流れや会社の仕組みなどをなるべくわかりやすく脚本に落とし込んでいるからってのもありますが、それも説明する人によってすんなり入る人もいれば入らない人もいるわけで、彼のセリフのテンポと行間、そしてトーンも非常に良かったと思います。
一方海堂彬演じる横浜流星ですが、見た目やルックスは完ぺきだったものの、まだまだ未熟に感じたところはあったかなぁという印象。
もちろん大企業の御曹司として生まれ、身内のいざこざに嫌気が指して銀行員になったという経歴があるからか、どこか人を見下したような眼差しだったり、頭は切れるけど幼少期に見てきた光景からなのか「人をあまり信じない」ような冷徹さを醸し出す空気感は見事でしたよね。
表面的にそんな態度を見せつつも、あれだけ嫌だと言っていた家族や親せきには優しさを見せ、父の死を皮切りに逃れられない血縁ということもあって「家族と会社を救いたい」という思いに駆られ奮闘してく姿は熱かったですね。
彼が一番感情的になるおじさん二人との直接対決のシーンも、これまでずっと抱えてきた正直な想いをぶつける姿は印象的でしたし、細かい点で言えば、山崎が責任を取って退職するかもしれない時に、銀行に駆けつけ「お前はやっぱり銀行員辞めるな!」と言うシーンは、物語で積み上げてきたキャラクター性も加わってグッとくるものがありましたね。
ルックスで役柄を作ることも非常に大事だし、そこは100%良かったんですが、どうもセリフ回しの点で見ると竹内涼真より劣ってしまってる感はありました。
急に声を荒げたり、大きな声を出す時に、出だしの声が若干裏返ってたんですよね…。
一番気になったのは、山崎が左遷することが判明した時に銀行の外でばったり出くわした場面。
左遷されてもまだ理想を諦めない山崎に、「そんな上っ面な理想論だけじゃ~」みたいなセリフを言うんですけど、言い回しがものすごく変で。
歌を歌う際「歌い出し」が肝心だったりするんですけど、その頭の部分を外すとそこから先がずっとずれてしまうような歌い方をする人っていると思うんですけど、まさにそれでしたw
普通これNGテイクじゃね?って思うくらい不自然な言い回しだったんですけど、なんでやり直しテイクをしなかったのか不思議なくらい変でしたw
そこさえ乗り切れば全然良かったんですけどね…。
まだキャリアも浅いですし、ポテンシャルも十分に秘めてますからこれからに期待したいと思います。
肝心の内容に関して
いい加減具体的な内容について語りたいと思いますが、正直カタルシスは弱かったです。
ザックリあらすじを話すと、山崎は中小企業を救いたい一心でやってしまったことがバレてしまい左遷、海堂は営業本部に昇格するなど順風満帆でしたが、親父が亡くなったりオジサン連中がホテル経営に手を出したり、しかも夫妻を背負わせるために親父の代わりに社長に就任した弟を丸め込んだせいで、東海郵船グループ全体が大変な目に遭う始末。
そこに見事結果を残し営業本部に栄転した山崎が、後輩の水島と共に東海郵船を救うために尽力、海堂は家族を救うために銀行をやめ社長に就任して、アキラとあきらがようやく共闘するという流れ。
序盤では研修の総括として、「会社役」と「銀行役」に分かれ、融資額の提案と銀行がいくら貸せるかというシミュレーションを描いてました。
会社役の海堂は粉飾を使って多額の融資をふっかけ、それを銀行役の山崎が見事に見破るという議論を展開。
この立ち位置が終盤の共闘に繋がるという構図だったんですね。
序盤のシーンがあったからこそ二人が共に救済に奮闘する姿は胸アツだったんですが、二人が立ち向かう壁である、海堂の叔父2人と、山崎の上司である本部長の「敵」感があまりにも弱いんですよね・・・。
ぶっちゃけユースケ・サンタマリアとアンジャッシュ児島演じるオジサン社長二人が、新規事業を起こす理由が見えてこないし、そのホテル事業がかなりの負債だってのにじっと座って悪だくみするくらい。
社長だから汗かいて何かするわけじゃないんですけど、もっと底意地の悪さを出してほしかったというか。
で、それに対してWあきらが出した案も案で。
要はバラバラになった家族を一つにまとめるって内容なんですけど、これを突き付ける海堂が「土下座」して頼み込むという。
おじさんたちは親父から会社の跡継ぎを押し付けられて、いわば人生のかじ取りが出来なくなってしまった=親の引いたレールを歩かなくてはいけなくなった背景があり、会社人としての関係でなく、もう一度家族としてやり直そうというお願いに涙を流すっていう顛末なんですけど、人生のかじ取りを奪われたから、ただあてつけで負債出したわけじゃないだろうに、そのオチかいと。
そもそも一族経営でやってて、社長としての能力が無かっただけの話じゃないですかね?
山崎の方も「確実性を最優先」する本部長との対峙が描かれるわけですが、本部長自身が山崎に対して私怨がないので、やりあいがないんですよね。
部下が生意気だからコテンパンにしてやろうみたいな底意地の悪さが無いので、山崎の出した案が優秀であれば、そりゃ「確実性を最優先」するのがモットーの本部長ならハンコ押すでしょうとw
ここは三木監督に、もっとスカっとするような演出なり要素を取り入れてほしかったですね。
最後に
「次郎系ラーメンもいいけど、こんにゃく麺もおいしいよ」と書いておきながら、やっぱり糖質と資質はある程度あった方がおいしいよなぁ…みたいな感想になってしまいましたw
でもこの物語なら、これが最適解だなぁと思うんですよ。
なんてたって若い青年2人の美しい友情を描いたビジネスドラマじゃないですか。
脂っぽい汗とか要らないんですよ本作にはw
宿命は乗り越えられる。
生まれながらにして定められた変えることのできない資質を指す意味だそうですが、正に山崎と海堂は、これまでの人生で選択した道は企業を救うためにあった道であり、見事2人でそれを乗り越えることができたというお話でした。
それになぞらえて自分に置き換えるならば、本作と出会い感想を書くことも僕の宿命だったりするんでしょうかw
乗り越えるような壁ではないんですけどねw
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10