アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ

全5部作となって描かれるという「アバター」シリーズ。
3Dブームをけん引した第1作目の美しい映像からさらに彩度と解像度を高めた前作「ウェイ・オブ・ウォーター」は、海が舞台の世界も相まって、全体的にヌメっとした滑らかさに、驚きを越えて「やりすぎじゃね?」と思えたクオリティ。
HFRを駆使したこともあり、まるで最新鋭のゲームの世界に入り込んだかのような没入感は、アバターだから、いや、アバターにしかできない芸当なんだろうなと実感しました。
ぶっちゃけ物語は古典的なもので、いつの時代もどの場所でも家族が形成され、コミュニティを荒らす輩がいて、争いが起きると。
逃げても逃げても追われるだけで何も解決しない、だからこそ「守る」ために戦うのだと、ジェームズ・キャメロン先生は仰っているのであります。
2作目公開時は1作目からかなりの時間がかかっていたので「待望」してましたが、今回は2作目からあまり期間が離れてないことや、恐らく2作目から革新的な映像技術がアップデートされてるようには思えないので、そこまで期待してませんw
だって、3時間20分だぞ!!
ただでさえIMAXで、しかも3Dメガネかけてみるんだぞ!?
長すぎるだろ!!
疲れるだろ!!ケツも腰も痛くなんだよ!!
インターミッション入れろ!!
90分で描け!!
でも、見ます!つまんなかったらもっと文句言います!!
早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
巨匠ジェームズ・キャメロン監督が描くSF超大作「アバター」の第3作。
「森」から「海」へと舞台を移したシリーズは、今回「炎の決戦」へと進んでいく。
人類と手を組み復讐を果たそうとするアッシュ族に立ち向かうジェイクら家族たちの冒険の姿を、究極のスペクタクル3D映像で壮大かつ鮮やかに映しながら、普遍的なドラマとして描くファンタジーアドベンチャー。
世界で一番興行収入の高いアバターシリーズ。
監督のジェームズ・キャメロンは、配信プラットフォーム隆盛の今、これだけの支持を受けた自信を胸に、劇場でこそ映画を見てほしいと熱く語った。
またこれまで熱帯雨林と海洋の破壊に焦点を当てて、汚染や乱獲、捕鯨といった問題を取り上げたシリーズだったが、そうした環境問題を前面に出さず、今回「喪失」をテーマに描いたと語る。
安易に喪失による復讐劇を描くのではなく、喪失の本質とは何かを追体験するような物語を目指したという。
さらに、サブタイトルにもなっている炎を「破壊や憎しみ」、灰を「弔いや哀悼」と象徴し、終わらない衝突を繰りかえし互いを非難し続ける負の連鎖をどうすれば断ち切ることができるのか、本作はそんなテーマで我々に問いかけるのだそう。
キャスト陣は前作に引き続き、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、クリフ・カーティス、ケイト・ウィンスレット、スティーブン・ラングなどが続投。
今回新たに登場するアッシュ族の長・ヴァラン役を、「デビルズ・ダブル」のウーナ・チャップリンが演じる。
何故アッシュ族は人類と共に復讐するのか、そしてこれまで語られてこなかったパンドラの秘密とは何か。
前作で長男ネテヤムを失ったジェイクら家族。
喪失を抱いた彼らはどう生きてくのか。
あらすじ
パンドラの先住民ナヴィの生き方に共感し、自らもナヴィとなって彼らとともに生きる道を選んだジェイク・サリー(サム・ワーシントン)。
人類の侵略によって神聖な森を追われたジェイクと家族、仲間たちは、海の部族メトカイナ族と共闘し、多くの犠牲を払いながらも人類を退けることに成功した。
しかし、そんなジェイクたちが、今度は灰の部族アッシュ族と対峙することになる。
アッシュ族は過去に、パンドラの調和を司る神のような存在である「エイワ」に何らかの裏切りを受け、絶望していた。
静かに、しかし激しく怒りを燃やすアッシュ族のリーダー、ヴァラン(ウーナ・チャップリン)に、ジェイクの因縁の敵であり、自らもナヴィとなったクオリッチ大佐(スティーブン・ラング)が近づく。
両者が手を組むことで、ジェイクたちサリー一家を追い詰めていく。(映画.comより抜粋)
キャラクター紹介
- ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)…人間の体を捨てナヴィになった元海兵隊員。妻ネイティリと子どもたちとパンドラで一家を築くが、壮絶な戦いに巻き込まれてしまう。「どこへ行こうとも、この家族こそが我々の砦だ」と言い、何よりも家族を第一に行動し、彼らを守るためには自らの命すら投げ出す覚悟がある。
- ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)…ナヴィのオマティカヤ族の族長娘。勇敢な戦士でもある。
- ロアク(ブリテン・ダルトン)…サリー家の次男。長男ネテヤムと自分を比較して悩んでいたが、兄の死を機に変化が訪れる。衝動的に行動することが多く、トラブルを招くことも。
- トゥク(トリニティ・ジョリー・ブリス)…いたずらが大好きで、どんなことにも興味津々なサリー家の末娘。時に大胆な行動に出る。本名はトゥクティレイ。
- キリ(シガニー・ウィーバー)…グレイス博士のアバターから誕生したサリー家の養女。〈エイワ〉とつながりを持つ。
- スパイダー(ジャック・チャンピオン)…幼いころにパンドラに取り残された人間の子どもで、現在はサリー家の養子。クオリッチが自分の父親であると知る。本名はマイルズ・ソコッロ。
- トノワリ(クリフ・カーティス)…海のメトカイナ族のリーダーで、ロナルの夫。オマティカヤの地を逃れてきたサリー家を匿うが、複雑な感情を抱いている。
- ロナル(ケイト・ウィンスレット)…海のメトカイナ族のシャーマンの家長。トノワリの妻。勇敢な戦士でもある。
- ツィレヤ(ベイリー・バス)…トノワリとロナルの娘。ナヴィの中には人間の子がいることに嫌悪感を抱く者もいるが、心優しい彼女はサリー家とも友好的に接する。サリー家の次男ロアクと惹かれあう。
- ヴァラン(ウーナ・チャップリン)…火山の炎で故郷を奪われ、愛する民を失ったことで、人間と手を組みパンドラを支配しようともくろむアッシュ族のリーダー。炎を操り、ナイトレイスという恐ろしい生物を乗りこなす。
- ペイラック(デヴィッド・シューリス)…空を行き交う平和な遊牧民、ウィンド・トレーダーズのリーダー。
- クオリッチ(スティーブン・ラング)…元海兵隊の大佐。ジェイクと戦い絶命したが。その記憶を宿したリコンピナント(遺伝子組み換えで生まれたに減とバヴィのハイブリッド戦士)として復活し、ジェイクへの復讐に燃える。スパイダーの父。
(以上HPより抜粋)
土地を奪われてどうのこうのってのは、もう「ズートピア2」にも通じるお話だし、なんならイスラエルとガザの話にも思えてしまう、よくある話。
とにかく映像を浴びたいと思います!!
ここから鑑賞後の感想です!!
感想
#アバター :ファイヤー・アンド・アッシュ鑑賞。キリとスパイダーに進展があり、新たな憎悪と喪失が生まれ、サリー家の絆はさらに強固する。前作から話が進んだようで進んでない。クオリッチは軍法会議ものだろ諦めろ。そんなことよりアベンジャーズの予告!!!! pic.twitter.com/OlFP1vFuSS
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) December 19, 2025
長いよ…
長男の喪失から抜け出せないサリー一家に降りかかる更なる災難。
3時間20分もあるのに、やたら編集して話飛ばしてたの何なん?
しつこいクオリッチ、次回はもう出なくていいです。
以下、ネタバレします。
ざっくりあらすじ。
長男ネテヤムの死は、サリー家に大きな喪失と戸惑いをもたらす。
次男ロアクは、身勝手な行動によって兄を失ったと思い込み自責の念に駆られながらも、兄と遊ぶ仮想空間の中で安らぎを求める。
キリ、トゥク、スパイダーもこれ以上誰かの失いたくないと身を寄せ合って暮らしていた。
一方ネイティリは、我が子を失うあまりずっと喪に服しており、誰も近寄れないような雰囲気を醸していた。
さらに故郷を滅ぼしたスカイピープルと同じピンク肌のスパイダーにも憎悪を向けていた。
家族をまとめるのに苦労の絶えないジェイクは、酸素マスクなしでは生活もままならないスパイダーを、生活区域に帰すよう家族に打ち明ける。
ネイティリと相談した結果だ、家長の言うことは絶対だと語るジェイクに対し、これ以上誰かの失いたくないと猛反発する息子たち。
結果、ウィンドトレーダーズの船に乗り、家族みんなで見送る旅に出ることに。
サリー家最後の旅を満喫しようとはしゃぐ子どもたち。
一方ジェイクとネイティリは、いつ船が襲われないか警戒心を怠らなかった。
するとそこにアッシュ族たちが船の上から襲い掛かってくる。
子どもたちを守るために身を粉にして戦うジェイクとネイティリだったが、アッシュ族のリーダー・ヴァランに攻撃されたネイティリは森へ落下。
ジェイクも銃で応戦するが船を守ることができず敗北を喫してしまう。
何とか敵から逃れることができた子どもたちだったが、スパイダーの酸素マスクの残量が残り少ないことから船に戻ろうとする。
しかしアッシュ族が既に船客を襲っており、近づくことができない。
酸素マスクの残量がほとんどなく窒息死寸前のスパイダーに、突然キリがフィーラーを手にし、森とスパイダーをコネクトさせる。
キリの判断は成功し、スパイダーはマスクなしで呼吸できる進化を遂げたのだ。
しかし、そこでヴァランたちに見つかってしまった子供たちは、一度は撒いたものの捕まってしまう。
一方子供たちとネイティリを探すジェイクは、スパイダー探しに躍起になっていたクオリッチに捕まってしまう。
スパイダーがいると思しき場所へ向かうと、子供たちが捕らえられていることを知るジェイクとクオリッチは、一度休戦し子供たちを助ける手はずを整える。
見事掌握したジェイクとクオリッチは、銃に興味津々のヴァランたちの隙をついて逃亡に成功する。
夜が明けたころ、怪我を直してもらうために森へ戻ったネイティリが、スペルマン博士と共に家族を助けにやってくる。
姿を消したクオリッチを横目に、家族はメトカイナ族の元へ戻り、トノワリたちに危機はまだ去ってないことを告げる。
あともう少しで我が子を回収できたクオリッチは、継続してスパイダー探しに躍起にやり、森の民たちを襲い続けていた。
これでは進展がないと悟ったクオリッチは、アッシュ族に近づき、武器を提供することを条件に仲間になる契約を結ぶ。
一方メトカイナ族の会議が行われる。
トゥクルン狩りをするスカイピープルに戦いを挑んだ罰として、ロアクと兄弟の契りを交わしたトゥクルンのパヤカンを再度追放する取り決めを、メトカイナ族との会議で決めてしまう。
皆何もわかってないとひとり猛反発するロアクは、ジェイクにたしなめられその場を去るよう言われるが、納得いかず一人パヤカンの元を訪れる。
あとを追ったツィレヤやアオヌングらは、ロアクと共にパヤキンの兄弟分から何故戦ったのか真実を聞かされる。
ヴァランを連れてメトカイナ族の元へやってきたクオリッチは、ジェイクとスパイダーを連れ去ってしまう。
RDAの基地へ戻ってきた一行は、スパイダーの体をくまなく調査し始め、なぜパンドラで人間が呼吸できるようになったのかを突き止めようとしていた。
そしてジェイクは見世物小屋のような檻に閉じ込められ、処刑が執行されるまで何もできずにいた。
するとアッシュ族の化粧をして潜入したネイティリが、基地をジェイクたちを助けに現れ、基地を破壊し始めていく。
その間、トゥクルン捕獲を反対していたRDA側の博士が寝返り、ジェイクを助けることに成功する。
スパイダーと共にネイティリと脱出したジェイクは、スカイピープルから森を守るためにはスパイダーの死が必要とネイティリにもちかけ、殺害しようと試みる。
しかしそんなことができるはずもなく、ネイティリはその時が来たら考えようと説得。
戻ってきた一行は、RDAがトゥクルン捕獲のために総攻撃を仕掛けてくることを、メトカイナ族に報告。
もう乗りたくないと豪語していたトルークに乗ることを決意したジェイクは、ナヴィの救世主「トルーク・マクト」の名を使い、色んな種族に戦いの準備を呼びかけ、鼓舞していく。
再びスカイピープルとの大戦争が勃発。
果たしてナヴィ族は、彼らに打ち勝つことができるのか。
というのがざっくりしたあらすじです。
ただの延長戦じゃないか。
決してつまらなくはない。
これだけは大事。
圧倒的なビジュアルと、うとうと眠気が来そうになった途端勃発するバトルシーン、前作から登場した家族たちにも大きなスポットライトが当たったにもかかわらず、物語の風呂敷を広げない工夫によって、誰でもついていける優しい内容の物語になっていたことから、3時間20分でも前々退屈はしない作品になってました。
ビジュアル面で言えば前作と大差はないものの、ナヴィと人間が絡む際の合成感を感じないナチュラルな映像や、前作でも描かれた海や川の水面や中のリアルな質感、3Dも相まって一緒に潜ったり水の上に顔を出し入れしてるかのような生々しさ、そしてバトル開始と同時に映し出される臨場感と迫力はお見事であります。
ただあくまでも前作と大差ない程度。
1作目から2作目を見た際の違いが余りにも大きかったため、つい2,3年前に公開した前作からわかりやすいアップデートもないことから、衝撃度は少なかったですね。
目が肥えてる人なら差がわかるんでしょうけど、3時間以上メガネをかけて見てるともうよくわかりませんものw
さてさてお話に関してですが、ぶっちゃけ「ウェイ・オブ・ウォーターの延長戦じゃん」としか言えない物語でした。
アッシュ族はかつてナヴィから助けてもらえなかったことが明かされましたが、厳密にはエイワから見放されたというもの。
いわゆる神さま的な存在から見放されたけど、今回はキリがエイワとようやく繋がりスカイピープルを追い払うことができたわけで、一体この差は何なのかよくわかりませんでした。
まぁ神さまは何でも見ているので、助けていい者とそうでない者は、神のみぞ知るってわけで意味を考えても仕方のないことなのかと。
どちらがナヴィとしてふさわしいのかとか考えれば、アッシュ族の行いを見ても一目瞭然だし。
それ以前にキャメロンは、今回あまりメッセージ性を薄めて娯楽に徹したような発言をしていたので、そういう意味ではバトルの連続で楽しかったは楽しかったんですが、どうしても「しつこい」話だったなぁと。
前作はタイタニックやエイリアン2、ターミネーター2よろしく、「とにかく逃げたけど追い込まれたら戦うしかない」ってわかりやすい道筋だったんですよ。
あ~キャメロンぽいよね~みたいな構造だったし。
だけど今回は、捕まっては逃げ再び捕まっては逃げ、最後は迎え撃ってやろうじゃねえか!っていうパターンで、これがぶっちゃけしつこい。
誰が捕まるか、誰が捕らえるかってパターンは様々ではあったけど、クオリッチに何回捕まれば気が住むんだ、寧ろクオリッチはなぜそこまで勝手な行動ができるんだ?と物語全てがクオリッチ頼みになっているというか。
そう考えるとヴァランの存在がクオリッチよりも優先順位低くなっちゃうんですよね。
彼女がパンドラやナヴィにどんな恨みがあろうとも、結局クオリッチに利用されて最後は彼女とメトカイナ族の戦いではなく、スカイピープルとナヴィの戦いといういつもの構図になってしまっている。
それだったら、最初っからヴァランなんて新キャラださずに、クオリッチとジェイクがスパイダーを巡る争いを見せたらいいと思うんですよ。
特に今回はスパイダーに対する父親の姿が良くも悪くも出ていたクオリッチのキャラクター性は見事だったと思うんですよね。
逆に家父長制ゴリゴリのジェイクの方が見ていて疑問が多かった。
そんな決してどちらも満点ではないお父さんのどちらに付くかに悩むスパイダーの姿をメインにした方がドラマ的には面白かったんじゃねえかと。
でも結局この映画はナヴィとスカイピープルの戦いの話だから、ジェイクトクオリッチ以外はある程度フォーカスされたら隅に追いやられて、最後伏線回収的に使われる扱い。
5部作もやるなら、家族の誰かをがっつりフォーカスしても良いと思うんですよ。
スパイダーでもいいけど、今回はロアクが陽の目を見る作品にすべきだったと思いますよ?順番的には。
特にロアクは兄の死を一番重く受け止めてる存在のはずで、彼が兄の死を乗る越えてどう成長するかを色濃く見せなくてはいけない作品だったと思うんです。
相変わらず無線機忘れたり無鉄砲な行動して捕まったりと、まだまだ半人前で、パヤキンの事になると熱くなるような若さ満点な存在ですけど、彼がトゥクルンを動かしたことは立派。
こういうオチをするんだったらもっとフォーカスさせてほしかったなぁ。
そういう意味では、どのキャラもぶっちゃけ薄く描かれてる気がしてなりません。
最後に
てか3作目って砂漠の旅なんじゃなかったでしたっけ?
別にサリー一家がどこで住んでてもいいんですけど、今回は目新しいものが技術的にも物語的にもないように感じてしまいましたね。
たださっきも言ったように、捕まったら誰かが助けに来るのでバトルモードのフラグが立ちやすいお話でしたし、長尺の割にはエピソードとエピソードの間にありそうな移動時間のやりとりやらしょうもない会話はほとんどなく、バッサリ切ってたのは良かったですね。
その分、誰一人余韻が無く、深みのある描写ががないんですけどw
仮にそれがあったら4時間くらいあったんでしょうか…恐ろしや…。
次回作は2年後ですか?2028年?29年?
その頃には本作の無いよう忘れてるんでおさらいして続編を見ようと思いま~す。
がんばれキャメローン、借金返さないとね~。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10

