モンキー的2025年映画ベスト10ランキング

はじめに
いつも読んでいただきありがとうございます。
管理人のモンキーです。
今年10周年となった「モンキー的映画のススメ」も、今回のブログをもって11年目に突入します。
一体いつになったら終わるのだろう、終わらせることができるのか、いやそもそも終わらせたいのか。
ブログ閉鎖なんてしたらどんな人生になっちまうんだろうと、想像しただけでモヤモヤが止まらない今日この頃。
今年は10周年を記念して「モンキー的21世紀映画ベスト100」なんて無謀な挑戦もしました。
はっきりいって「クソめんどくさかった」ですw
もっと見てないと作る資格がないんじゃないかと思いましたが、それでも21世紀だけで2500本以上は観てる(はず)ので、割といいものができたのではないかと。
たまにこんなことをしながらも、来年も新作映画の感想をダラダラやっていこうと思います。
とりあえず気が済むまでやる所存ですので、どうか温かく見守ってくださいな。
さて、今年も恒例の年間ベストを決めました。
満足度の高かった作品、劇場や自宅での鑑賞回数、依存度などなど、あらゆる角度から吟味し、当初の満足度に加点して順番をつけてみました。
要するに面白かった順ですw
あくまで私自身のベストですので、どうか温かな目で参考程度に覗いてもらえればと思います。
2025年鑑賞した新作映画の本数は、110本!!
去年より増えました。
それだけ今年は「豊作」だったと思ってます。
それでは発表です!!!
今年の俺の年ベスはこれだ!!
- ワン・バトル・アフター・アナザー
- 名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN
- 爆弾
- ブリジットジョーンズの日記 サイテー最高な私の今
- フライト・リスク
- ミッション・インポッシブル:ファイナル・レコニング
- リアル・ペイン~心の旅~
- 秒速5センチメートル
- 異端者の家
- アフター・ザ・ハント
次点ドールハウス
となりました!!!
モンキーがPTAを1位にしないわけない。
といってもこれまで1位を取ったことはないんですがw
ピンチョンの小説を原案に満点のカーアクションや現代風刺を入れつつ、子を思う親の物語を最高に面白く撮った映画でした。
PTAが苦手だって人もこれは楽しめたと思うし、逆に好き過ぎるが故に尖りがなくてダメって人もいたのでは。
とにかく今年度の賞レースでも最有力作品ですので、まだ見てない人は間に合いますから、ぜひ見てほしいですね。
2位以降は、好きな監督、すごいと思った監督、最高に楽しかったエンタメ邦画、ファン目線で外せないシリーズものなど、満足度の高かった作品の中から、今年の映画を語るうえで外せない作品をランクインさせました。
モンキー的2025年映画の総括
まずはこちらの画像をご覧ください。

こちらは2025年12月23日現在10億円以上を突破した「2025年映画興行収入ランキング」になります。
独自のものなので若干の誤差があることや、2024年12月公開作品は除外してますので、ご了承ください。
御覧の通り今年は「鬼滅の刃」と「国宝」イヤーになりました。
ぶっちゃけ2作品とも見てない(見ない)ですが、よくもまぁこれだけの人が見たなと。
配信プラットフォームが盛んな今、映画館はオワコンなんて言ってた人はこの数字を見てどう思うんでしょう。
相変わらず邦高洋低のランキングで、邦画が強いといっても数字を叩いてるのはアニメ。
自分の知らないところで「ヒプノシスマイク」や「うたプリ」なんかが映画館に着実に足を運ばせてるのが良くも悪くも日本らしいなと。
ただ例年と違うのは邦画実写が今年は結構頑張ったのではないかというところ。
ずば抜けて「国宝」が目立ちますが、続編の決まったTOKYOMERも大健闘ですし、絶対そんなに行くと思わなかった「8番出口」が偉いヒット。
外してはいるけれど、「はたらく細胞」と「グランメゾンパリ」もベスト10に入る盛況だったことも忘れてはいけない。
中ヒットで見ても自分が3位に入れた「爆弾」や8位の「秒速5センチメートル」、めちゃめちゃ泣いた「ファーストキス」に、え!?そんなヒットしたの!?な「366日」など、世代間を越えてヒットしたもの、世代別で支持されたものなど、いろんな層がいろんな作品を見たんだろうなというのが2025年の日本映画だったんじゃないでしょうか。
じゃあ洋画はどうだったのか。
去年は年間興行収入ランクに全然入ってこなかったくらい、洋画が弱かった。
今年もその傾向にあったものの、ミッションインポッシブルとジュラシックワールドが洋画興行を牽引し、子供たちに絶大な人気を得ている「マインクラフト」やミュージカル勢も映画館に足を運ばせた「ウィキッド」、オリジナル映画でここまで人が入ったことがうれしい「F1」、そして「ズートピア2」や「リロ&スティッチ」といったディズニー映画もちゃんとヒットするなど、悪くない1年だったのでは。
ただ忘れてはいけないのが、ミッション・インポッシブルもジュラシックワールドも、前作が重なった2022年は54億と63億いってるので、微減になってるんですよね。
今やIP(知的財産)がカギを握るといっても過言ではない映画産業ですが、新たなIP、シリーズものを生み出さないと、ハリウッドは大変なことになるでしょうね。
それにはまず面白そうな「オリジナル映画」の製作に投資をしないといけませんね。
それを配信プラットフォームがやってしまってるので、そんな時代はもう来ないと思いますが…。
とはいっても、洋画はアメリカだけじゃない。
教皇選挙やトワイライト・ウォーリアーズが大作級ではないですが予想外のヒットをしたので、こうした「口コミ」効果で思わぬヒット作が生まれてほしいものです。
段々数字以外の面にも触れていきたいので、こんなものを作りました。

今年の映画業界はどんな1年だったのかをまとめたものになります。
中でも一番驚きなのは「ワーナー買収」騒動ですね。
これは2026年になっても決着がつかないかもしれない問題ではありますが、現時点で分かっていることは、
- 身売りをしていたワーナーの映画部門(報道部門は対象外)をNetflixが落札したということ。
- スカイダンス・パラマウントが敵対的買収に乗り出したけど、ワーナー側は拒否したということ。
- 落札したはいいが、HBOMaxとNetflixが合体すると配信コンテンツ業界的にとんでもねえシェアになっちゃうんで独占禁止法にひっかかちゃう。
- どうしてもワーナーが欲しいパラマウントのトップは、ゴリゴリのトランプ寄り&AI推進派。
- 仮にパラマウントの買収が成功しちゃうと、映画業界も右傾化&AI化が進むかも。
- そしてこの問題にトランプが発言、パラマウントがワーナーを買えばトランプも儲かる仕組みなので意外と慎重な発言。
とまぁ、ネトフリは買収成功に自信ありげですが、独禁法はアメリカではかなり厳しく、トランプも介入するので、いばらの道かもしれません。
争点は「配信コンテンツ」として捉えてる法規制側と、「いやいやYouTubeとかも入れたら同類っしょ!」と「動画コンテンツ」としてならセーフっしょ!というネトフリ側。
どっちの言い分も理解できるので難しいところです。
仮にネトフリがワーナーの買収に成功したとなると、劇場でかかる映画がなくなってしまうのではないか、というのが業界に携わる人たちの意見。
結構な人たちがネトフリ買収反対を表明してます。
僕の見解では、既に制作スタジオのMGMをAmazonが買収してるくらいですから、遅かれ早かれ映画スタジオはテック企業の傘下になることは間違いないと思ってます。
それだけ映画スタジオはお金がない。
ディズニーくらいじゃないですかね、調子いいのは。知らんけど。
逆にソニーはなぜ生き残っているのか…。
そんなワーナーは、日本でもお騒がせな会社になりました。
来年から東和ピクチャーズが日本国内での配給を担うことが発表されましたが、結局日本で配給するワーナーの邦画もなくなってしまう事態に非常に驚きました。
企画制作部門は存続する、らしいんですが、配給自体は消滅ということになります。
これがアメリカのワーナー買収とどの程度関わった問題なのかはわかりませんが、とりあえず来年のワーナー配給映画は、東和ピクチャーズがやるということ、急にネトフリだけで独占配信てのもないと思います。
しかしワーナー、今年は「緊急公開」と題して、「罪人たち」や「ファイナルデッドブラッド」、「WEAPONS/ウェポンズ」を上映してくれたのは本当にうれしい。
要するに、通常なら海外で爆発的ヒットを記録しても、アカデミー賞前後や1年後に公開するパターンだったのを、来年に持ち越すと東和ピクチャーズが配給しちゃうことになるから、「今年の映画、今年のうちに」ってことで頑張ってくれたわけです。
もしかしたら「ワン・バトル・アフター・アナザー」が北米と公開日が大差なかったのもそのせいかもしれません。
IMAXスクリーンのスケジュールも絡んだんだろうけど、普通PTAの映画はそんなすぐ国内で公開されないんだって。
とにかくこうしたワーナーの騒動のおかげで、実は今年「ホラー・スリラー」映画が熱かったんですよね。
「ロングレッグス」、「プレゼンス存在」から始まった今年のホラー・スリラー映画は、春に「異端者の家」、5月に「サブスタンス」、6月に「見える子ちゃん」「ドールハウス」と邦画も良作が続き、緊急公開した「罪人たち」、8月には「近畿地方のある場所について」、9月に「カラダ探し THE LAST NIGHT」、そして10月に「ファイナルデッドブラッド」、11月に「WEAPONS/ウェポンズ」と、毎月のように話題で面白いホラースリラー映画がやってたんですよ。
個人的にはそこまでってのもありましたが、中でもドールハウスと異端者の家は年ベス級、緊急公開した作品群は、そもそも公開スクリーン数が少なかったこともあり満席続出するくらいの注目度でした。
さらに数字で言えば、近畿地方やドールハウスは20億に迫るヒットで、洋邦問わずホラーイヤーだったことは間違いないんです。
さらに今年は「映画館ブーム」と言われるほど世間が「今映画館がヤバい」状態でした。
連日の酷暑がGW頃から目立ち、7月8月にはプールにいくよりも映画館のほうが涼しいなんて声もあったそうで、涼み目的で映画館を訪れた人がかなりいたようです。
もちろん映画も見てくれたんでしょうし、その行動によってとんでもない数字を出した作品が多々あったわけです。
来年も涼み目的もいいけれど、「人が呼べる」映画がたくさん公開してくれたらいいですね。
来年の映画についてあれこれ。
来年のことを言うと鬼が笑うとか言いますが、もう既に2026年の映画は動いています。
まず見逃せないのはゴールデングローブ賞からのアカデミー賞。
今年のアカデミー賞は少し遅めの3月16日。
現時点で最もオスカーに近いのは、俺の今年の1位でもあるワン・バトル・アフター・アナザーです。
次いで「罪人たち」、「ハムネット」、「フランケンシュタイン」、「マーティ・シュープリーム」、「ウィキッド」らが名を連ねてるわけですが、非常に残念なのは「アメリカ映画が少ない」ということ。
まだ作品が足りないし、評価的にも突き抜ける作品が少ない。
脚本家&俳優組合のストライキのツケがまだ残ってるということです。
インディペンデント系が何とか頑張ってくれたものの、球数が少ない今年度はヨアキムトリアー監督の「センチメンタル・バリュー」、パナヒの「イット・ワズ・ジャスト・アン・アクシデント」、クレベール・メンドーサ・フィリオの「ザ・シークレット・エージェント」、パク・チャヌクの「しあわせな選択」などの、3大映画祭で評価された外国語映画が台頭しています。
僕の見立てでは、PTAがオスカーを席巻するのはおそらく間違いないと思います。
アカデミー賞常連なのに未だ作品賞、監督賞、脚本賞など無冠。
3大映画祭で唯一監督賞を制覇してる彼が、アカデミー賞で監督賞を獲るのはここしかないと思ってます。
正直向かうところ敵なしです、GG賞次第ですが。
年が明けて以降しばらくは賞レースをにぎわせた作品が少しずつ公開しますが、興行面では厳しいんでしょう。ワン・バトル・アフター・アナザーはもう公開してしまってるし。
教皇選挙のような思いがけないヒットがでればいいですが。
ちなみに「ハムネット」は映画祭で鑑賞しましたが、素晴らしかったですね。
ロシアウクライナ問題が勃発してから、どことなく「喪失とどう向き合うか」みたいなテーマの作品が目立ってると感じていて、「ハムネット」はその代表格になる作品だと思います。
でも、これだけアメリカ映画が弱っている現状をみると、来年のハリウッド映画も弱そうだなぁと。
一応、「マンダロリアン&グローグー」「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、「スパイダーマン:ブラン・ニュー・デイ」、「スーパーガール」などのアメコミ・SW映画が控えてるので、ファンはさぞ盛り上がることでしょうが、一般ウケは厳しそうですね。
特にMCUはフェイズ4以降の低迷から未だ回復出来てないのに、もうアベンジャーズをやらなくてはいけない、結局ロバート・ダウニー・Jrを復帰させてるし、クリス・エヴァンスも「スティーブ・ロジャース」として復帰(!?)の予告が出てるなど、大きなテコ入れが見て取れるし、俺たちゃそれをもとめてたわけじゃなく、一定以上の面白さを求めてたんだけどね、っていう作り手と見る側の「差」がかなり出てるなと。
大作関連で言えば、小説がものすごく話題の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は期待は大きいですが、日本ではどうだろう。
10億は行ってほしいし、何よりクリス・ミラー&フィル・ロード監督がもっと日本で認知されてほしい。
他にも、いったい誰が見たかったんだ!?な「プラダを着た悪魔2」、昔ほどノーランに期待できなくなった「オデュッセイア」、監督が微妙な「マイケル」、アニメでいいじゃん「モアナと伝説の海」の実写映画などが公開予定とのこと。
相変わらずオリジナル大作映画が一握りしかないのが悲しいですが、それでも買収されたワーナー配給作品がない状態なので、これらの作品には頑張ってほしいところ。
オリジナルでは「AI裁判」や「クライム101」などがすぐ公開されますが、評判はどうなんでしょうか。
後はスピルバーグ復活期待の新作「ディスクロージャー・デイ」ですね。今のところモンキー的には一番期待しています。
アニメーション映画は「トイ・ストーリー5」に「マリオ」の続編と2大アニメーションが揃う凄い年に。
これが当たれば来年の洋画は「ズートピア2」の分も入れてかなり潤うことでしょう。
邦画に関しては「コナン」や「ドラえもん」、「しんちゃん」など定番のアニメ映画の集客が見込めるし、「キングダム」「ゴールデンカムイ」の山崎賢人2本立て、是枝裕和2本立てでしかもそのうちひとつは「ルックバック」実写化、TV局主導の映画の新しい形なるか「教場」劇場版、原作ファンは怖がってるんじゃ?福田雄一監督による「SAKAMOTO DAYS」、近畿地方以上の人気となるか「口に関するアンケート」、そしてまさかの復活「踊る大捜査線N.E.W.」に「TOKYO MER」最終章と、ほぼ東宝の一人勝ちだろうといったラインナップが来年もやってくる感じです。
鬼滅の刃がない分、今年を上回る興行収入にはならなそうですが、それでも映画館に足を運ばせようとあの手この手なバラエティに富んだ作品が並びます。
作家別で言えば、深田晃司から始まり、濱口竜介があり、岨手由貴子があり、吉田恵輔がある!
この辺も楽しみにしたいですね。
僕は大作も気になる作品は観ますし、今年も洋画を中心に見ていきたいですが、今年は「リバイバル」が凄くよかったんで、こっちにも足を運びたいと思ってます。
特に今年は「殺しの分け前/ポイント・ブランク」や「ジャグラー・NY25時」、「ジョニーは戦場へ行った4K」、「キング・オブ・ニューヨーク」などを鑑賞し、やっぱり昔の映画はおもしれえなぁ!と感動した年でもあったので、ガンガンやってほしいですね。
また、来年はたぶん鑑賞料金が上がると思います。
当日2100円ですかね。
その分、TOHOシネマズやグランドシネマサンシャインはポイント制度が大幅に変わりますし、映画館やシネコンならではのサービスを変えることによる客の奪い合いも激しくなるんでしょうか。
他にもワールドカップがあるので、大作映画は6~7月頭まで大作を避けるかもしれませんね。
とはいえ、アメリカでの試合時間が日本の深夜から午前中ばかりなので、あまり関係なかったりして。
最後に
全然調べ切れてませんが、今年は何といっても「さよならワーナー」の1年だったこと、しかもそれが確実に判明したのが12月になってからだったという驚き。
肩身が狭くなった洋画が、さらに隅に追いやられ、ゆくゆくは配信メインで、たまに劇場でかけてくれる、そんな時代がすぐそこまで来てる気がします。
もう抗うことはできなそうですね。
だってハリウッドが死んでるんですもの。
個人的には再び胃の調子が悪くなったり、結婚祝賀会で15年ぶりに弾き語りをしたりと、何かとバタバタしたり疲弊した1年だった気がします。
来年はなるべく穏やかにひっそりと映画を「ひとり」で楽しみたいですなw
というわけで、今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。