モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」感想ネタバレあり解説 「原点」ではなく「減点」です。

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

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ポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョボヴィッチ主演で製作された「バイオハザード」シリーズ。

ゲームには登場しないキャラを主人公に、アンブレラ社が作り出したウィルスによってゾンビだらけと化してしまった世界で戦う姿を描いてます。

 

ゲームをやったことのない身としては、1と2は楽しめましたけど、それ以降は全部蛇足というか、いつまで話ひっぱんねん!と毎度ツッコみたくなる作品で。

よくもまぁ6作も作れたなぁとw

 

実際に批評も賛否両論が続いてるんですけど、なんでそんなヒットした方ってそれだけゲームファンや映画シリーズが愛されてきたからですよね。

 

www.monkey1119.com

 

今回観賞する映画は、そんな大ヒットゾンビ映画を再構築して作れられた「バイオハザード」の原点を描く作品。

ゲーム1と2のの主人公らを登場させるあたりが、もう忠実ですよね(やったことねえんだけどw)。

 

今や当たり前にもなった「ゲームの映画化」の礎を作ったと言っても過言ではないシリーズ。

果たして成功しているのか。

早速観賞してまいりました!!

 

 

作品情報

日本のゲーム会社「カプコン」が作り出したサバイバルホラーシリーズ「バイオハザード」。

1996年にプレイステーションで発売されて以降、様々な媒体で作品を作り続けている大ヒットシリーズだ。

 

今や当たり前となったゲームの映画化にもいち早く着手し、ミラ・ジョボヴィッチを主演に迎えた同名作品は、世界的にも大ヒットし6作も製作。

ゾンビ映画シリーズの中で1番興行成績を収めた作品でもあり、彼女の代表作にもなった。

 

そんなバイオハザードシリーズを、ゲームの原点に帰り再構築。

ファンを公言する監督の手によって、より怖く、よりダークに、よりゲームに忠実な作品として帰ってきた。

 

また、初期の1と2を題材に製作された本作には、馴染みのキャラが登場したり、ゲームファンなら興奮するであろう要素も満載とのこと。

 

アンブレラ社はラクーンシティで秘密裏に何をしていたのか。

1998年9月30日、絶望の種が、ここで生まれる。

 

 

あらすじ

 

ラクーンシティ。

自然豊かなこの街の郊外に以前は製薬会社アンブレラ社の工場が存在したが、今はその殆どの施設は移転してしまっている。

 

このアンブレラ社が秘密裏に研究開発を進めていた“何か”が街の住民達に大きな健康被害を与えているとのメッセージを受け取ったクレア(カヤ・スコデラリオ)。

 

ラクーンシティの施設で育ったクレアは、その真実を突き止めるべく、R.P.D.(ラクーン市警)で特殊部隊=S.T.A.R.S.の隊員である兄・クリス(ロビー・アメル)のもとを訪ねる。

 

クレアはクリスにこの事実を訴えるも「お前は昔から陰謀論を持ち出すが、デタラメだ」と取り合ってくれない。

 

しかしその時、街中に大音量のサイレンが鳴り響く。

アンブレラ社から住民に自宅で待機するよう警報が発せられたのだ。

 

クリスは急ぎ署に出向き、S.T.A.R.S.の隊員である、ジル(ハナ・ジョン=カーメン)、ウェスカー(トム・ホッパー)と共に、郊外にあるスペンサー邸で消息を絶った同僚を捜索する為、ヘリコプターで出動する-。

 

一方、クレアはクリスを追いかけR.P.D.に-。

しかし、既に住民達の身体には変化が起き始めていた。 その皮膚は腐乱し、口や目から血液が流れ落ち、死体の様な状態にも関わらず、人肉を欲し彷徨うゾンビと化したのだ。 スペンサー邸ではクリス達の壮絶なサバイバルが繰り広げられ、R.P.D.内でも、クレアそして新人警官のレオン(アヴァン・ジョーギア)に、ゾンビ達が襲い掛かる。(HPより抜粋)

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監督

本作を手掛けるのは、ヨハネス・ロバーツ

 

今回初めてお名前を知りました。

サメが泳ぎ回る海でケージに閉じ込められたまま海底47mまで落下した姉妹が、絶体絶命の中で決死の大脱出を試みるパニックスリラー「海底47m」と、第2弾「海底47m/古代マヤの死の迷宮」を手掛けたお方。

 

サメ映画ファンにはごちそうみたいな作品だったんでしょうか。

まだまだ不勉強です。

 

本作について監督は、ゲームを忠実に再現すべくダークな質感にこだわったり、「要塞警察」、「ハロウィン」、「ザ・フォッグ」といったジョン・カーペンター監督作品を意識しながら手掛けたとのこと。

R.P.D.の中で繰り広げられるであろう銃撃戦は、きっと要塞警察なんでしょうね。

てことは銃声すごいのかな…。

 

海底47m(吹替版)

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  • クレア・ホルト
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キャラクター紹介

  • クレア・・レッドフィールド(カヤ・スコデラリオ)・・・勝気な性格で、行動力に溢れたクリスの妹。アンブレラ者が起こした事故の真相を追い、5年ぶりにラクーンシティを訪れる。
  • クリス・レッドフィールド(ロビー・アメル)・・・クレアの兄で、R.P.D.の特殊部隊S.T.A.R.S.に所属。卓越した戦闘能力を持つ。自信を育ててくれたアンブレラ社に恩義を感じている。
  • ジル・バレンタイン(ハナ・ジョン=カーメン)・・・S.T.A.R.S.のメンバーでクリストパートナーを組む。男勝りな性格で気分屋、責任感が強く運動神経が抜群で射撃の腕にも不足はない。
  • アルバート・ウェスカー(トム・ホッパー)・・・特殊部隊S.T.A.R.S.のアルファメンバーに所属。ブラボーチームの捜索任務でスペンサー邸へ。誰かと連絡を取り合っている。
  • レオン・S・ケネディ(アヴァン・ジョーギア)・・・R.P.D.へ新たに配属された新人警官。正義感は強いが、不真面目で大胆不敵な面を持つ。S.T.A.R.S.のメンバーとは馴染めないでいる。(HPより)

 

 

 

 

 

 

 

ミラジョボ版のような支離滅裂で荒唐無稽すぎるのも全然ダメってことではないんですけど、やっぱりめっちゃ怖い内容になっていてほしいなぁと(超ビビリだけどw)

ここから観賞後の感想です!!

 

感想

B級ホラー感はいいが、キャラ描写と構成がダメだったかな。

とはいえバイオの実写化はこれくらいがいいのかも。

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、1と2をまとめちゃったのか。

製薬会社アンブレラ社の撤退により機能しなくなりつつある街ラクーンシティを舞台に、警報のサイレンが鳴り響く中真相を探るべく行動する特殊部隊と、その特殊部隊にいる兄を追うために警察署へやってきた妹たち2つのエピソードを同時進行する本作は、ゲームの再現を目指すための工夫や表現に努力した部分は評価できるが、5人の主要キャラを均等に見せる配慮や、ゲーム作品2つをまとめたことが仇となってしまった非常に勿体ない作品でした。

 

恐らくゲームをやってきたファンにとっては散々な作品だったのかもしれません。

ただ僕自身バイオハザードを1度もやったことがないし、しかも「え?アリスは登場しないの?」くらいのレベルなので、まずゲームの再現度という点では評価いたしません。

 

とはいえ、今回あれこれ感想を述べるにあたり、さすがにゲームの1と2の概要くらいはインプットしねえと色々書けないなと思い、まず鑑賞後に調べてみました。

 

どうやら1にはクリスとジル、そしてウェスカーが、2にはクレアとレオンが登場し、舞台も1は洋館、2は警察署みたいですね。

1は特殊部隊が事件の捜査をしに洋館へ向かうと、アンブレラ社が開発したウィルスに感染したことでゾンビとなってしまった者たちに襲われる。

2は1の2か月後に舞台を変え、兄を心配しにラクーンシティへやってきたクレアと、新人警察官として配属されたレオンが警察署で落ち合い、ゾンビ化した原因がアンブレラ社が作ったウィルスによるものだと知り、脱出を図るというもの。

 

なるほど、実際ゲームの通りクリスはジルと、クレアはレオンとパートナーを組み、洋館と警察署内を舞台にゾンビと戦う羽目になるってわけですね。

 

劇中ではラクーンシティに垂れ流した毒物が原因で、町の人たちが皆ゾンビになっていくのをもみ消すために町ごと消滅させるという中々大規模なことをおっぱじめるんですけど、ゲームでもああいう話なんですかね。

ミラジョヴォ版でも似たような展開でしたけど、もうあそこまでいくと政府が絡んでますもんね。

 

映画ではいちいちその辺のジャッジを出したのがどうだとかよりも、まずは毛が抜けたり目から血が出るような病にさせ、結果的に町民をゾンビにしてしまうアンブレラ社に怒りの矛先が向けるのが筋。

 

だけど本作は、誰の仕業かで感情を向けるよりも、午前6時までにこの街から脱出しなくてはいけない方へとシフト。

ジルのウェスカーへの思いや、その反面ジルに一方的に思いを寄せるクリスといった設定をつけているのに、何にも成就しないしドラマチックにならない辺りが非常によろしくないです。

 

別にこの中で色恋もちゃんとやれよ!って愚痴じゃなくて、設定したならどうにか活かして蹴りつけろやと。

それやらないなら妙な目配せとか感情吐露とか要らんねん、さっさと話し進めろやってなっちゃうんですよね~w

 

こういうのもゲームであるんでしょうか。

そもそも主人公を一人しか選べない時点で、こういう展開はないのかな?

あ~ゲームの映画化ってある意味小説の映画化よりもやっかいだなw

 

結局、1と2をミックスしたのはあくまで概要だけで、クレアの前にリサ・トレヴァーが現れたり、クレアとクリスが養護施設で育った設定ってのはあくまで映画だけの設定ってことでいいのかな?

 

ホラー描写はよかったでしょ

ミラジョボ版バイオは、どちらかというとホラーよりアクションの方に重きを置いた作品だったと思ってるんですが、こっちはホラー多めの映画でしたね。

 

冒頭なんてすごく良かったんじゃないでしょうか。

ラクーンシティの施設で兄と共に眠る少女の前に、不気味な気配を出す謎の子供。

みんなが寝ている中その子を探しに向かうと、リサという名のタグをつけた女の子の姿を見る。

白衣を着た男性に見つかり部屋へ戻るよう言われたクレアは、再びリサのはっきりとした姿と対面することになり驚く。

それが夢だったところから始まり、ヒッチハイクしたトレーラーの中から現在の話が進行していく。

運転手のよそ見運転によって、女性を轢いてしまったが、悔やむ運転手を宥めて運ぶことを提案するクレアの背後で、立ち上がった姿を瞬時に映り、気が付けば轢いた死体はどこにもない。

もしかして森の中へ?とのぞき込むクレアを、森側から覗く様に見せる所で「レジデントエヴィル」のタイトルドーン!という。

 

ラクーンシティに入る手前で、この先どれだけ恐ろしいことが待ち受けているのかを象徴するかのようなシーンだったと思うんですよ。

降りしきる雨と真っ暗な夜、消えた死体が既にゾンビになっていたことやラクーンシティが既にクレアが幼少のころからおかしなことしてるような雰囲気。

しかも運転手の話から、大企業が撤退したことで破たん寸前な状態にあることから、もう不気味でしょ。

 

しかも劇中ではクレアが兄を見捨ててまで施設を去った理由や、あの施設で何が起きていたのかを説明するために幾度か回想シーンが挿入されるんですけど、過去パートを最初に見せて寸止めしてるから、何度挟まっても特に違和感ないんですよね。

 

なので冒頭のシーンは物語の入り口としては丁寧に描かれていたように感じます。

 

 

さて、ゾンビ自体はどうだったのかというと、これも決して悪くない。

 

序盤クリスの家に勝手に入ってきた隣人が、クレアに向かって「助けて!」と突進してくる辺りや、警察署内で「中に入れて~」と迫ってくる住民から察するに、まだ人間としての意識がある人たちがかなりおり、体内で変化す兆候を自身で感じてる事からの悲鳴だったのでしょう。

 

いわゆるゾンビ手前の状態だと思うんですが、容姿が既に怖いわけですよ。

毛が思いっきり抜けていて、目の下にもデカいクマがあって。

しかも外は土砂降りだからずぶ濡れなんですよね。

これも手伝ってまぁ不気味。切羽詰まってる感じというか。

 

ゾンビ手前でこれですからゾンビとなったら、これよりも遥かに怖くちゃいけない。

はい、怖かったですよ。

 

電気が消えてしまった洋館で同僚の刑事を捜索しているクリスたちの前で、何やらむしゃむしゃ音を立てながら人間を食ってる奴がいるじゃないですか。

白衣を着た男が全部毛が抜けた状態で、真っ白な肌がただれており、黒目しかない目をこちらに向け、口は血だらけ。

銃に装着されたライトで彼を照らすことで正体が露わになるなんて、よくある光景ですけど、やっぱりホラー映画でこういう演出は非常に効果的。

 

うわぁ、いきなりこんなの出てきちゃうの!?と身構えた瞬間、クリスたちは条件反射で彼めがけて銃を乱射。

しかもとどめをさせていなかったからか、再び立ち上がるっていう。

この時点でこいつが一体何者なのか把握できてない隊員たちなので、ゾンビの弱点と言えば頭!みたいな発想もなかったでしょうし、躊躇するのも無理はない。

噛まれたら終わりだ!みたいなのも、この後発見した同僚の刑事を見て、瞬時に判断したのでしょう。

こうした当たり前の説明はガン無視で進んでいくんですね~。

 

一番いい演出だなぁと思ったのは、クリスが洋館で単独行動することになるシーンなんですが、ゾンビのあまりの数の多さに四苦八苦するんですね。

しかも明かりがないから、どこに誰がいるかわからない。

だからライターに火をつけて標的を確認するんですよ。

 

で、このライター、火のつき具合が悪いときたもんで。

灯っては消え、灯っては消え、なんですよ。

 

すると、さっきはちょっと遠い場所にいたゾンビが、2度目に付けた時はちょっと近くなってるんです。

これを何度も繰り返すんですね。

結果、クリスのすぐ目の前に来てる。

でもまた消えてしまったので、もう一度つけると今度は姿が見えない。

どこにいるかっていうと、後ろなんですよ。

 

いわゆるストロボのような感じで、着火と消火を何度も繰り返してゾンビを姿を黙認し攻撃を回避するクリスというシーンで、これがまぁ目がチカチカする見づらさがあるんだけど、ゾンビだから一瞬一瞬が怖いっていう。

これ多分なんですけど、クリス、絶対噛まれてますよねw

 

他にも終盤には本作のボスキャラにあたるウィリアムが登場。

コスプレイベントでもたびたび見かけた、右肩から大きな目玉が浮き上がった、半分戸愚呂弟80%みたいなキャラってコイツだったのかと、長年謎だった姿にようやく合点がいきましたw

劇中では、右肩がそこまで肥大してなかったように見受けましたが、その分CG処理で数ある目玉をギョロギョロ動かし、行動の途中でも成長してく描写はグロかったですね。

 

物語上、クレアは彼の本性を知っているし、クリスは彼を親のように尊敬している設定。

彼がG-ウィルスを投与したことでバケモノとして蘇生し、二人に襲い掛かってくるんですね。

ようやく彼の本性を知ったクリスガ怒りの銃弾を浴びせる点に関してはすっきりはします。

 

キャラ描写が弱いすね。

本作で一番勿体ないのがキャラ描写。

これまでのバイオハザード映画は、ゲームには登場しないアリスを単独の主人公にし、ウィルスを投与されて開花した高い戦闘能力を持つ女性にしたことで、あらゆるゾンビを成敗してきたヒロインでした。

 

本作のテーマは「原点回帰」なのでこうしたキャラは登場せず、生身の人間だけでゾンビと対峙しなくてはならない羽目に。

しかも1と2の主人公コンビを登場させるからには、全員見せ場も必要だしバックボーンや設定も肉付けしなくてはいけない。

 

そしてふたを開けてみると、クレアはまぁ良しとしましょう。

過去に何かあって、数年後やっぱりあの町はヤバイと。

だから兄を探しに行かなくちゃってことでラクーンシティへ舞い戻ってきた。

行動にも理由があるし、単独で生き抜くすべを身に着けてきた彼女が銃やナイフを扱えるのは理解できる。

一応メインなのでこれくらいないとってのはわかるんだけど、最後にとどめを刺すのとかは彼女ではないし、これだけクレアが物語の主軸を担ってたのに、終わってみれば生き残った4人が同列で終わるのはちょっとなぁと。

 

一方のクリスはこれといったものはありません。

ジルに想いを寄せているのがなんとなくわかるわけですが、ウェスカーに捨てられた彼女をフォローするとかはないし、思いも伝えないし、親だと慕っていたウィリアムに怒りを向ける程度。

アンブレラ社はこんなことを裏でしていたのか、くそぉ!よりも、ウィリアムへの怒りだけなんですよね。

 

ジルとレオンに関しては、二人よりも薄い。

レオンはどうやら親父が警察の偉い人で、ヘマしたレオンをクビにならないようにラクーンシティへ異動させた背景がありました。

それが署内の人間に知れ渡ったことから、クズ扱いされる始末。

そんなクズじゃないでしょう、なんて思ったらツッコんできたトレーラーがめちゃめちゃ燃えてるのに、音楽聞いてて全然気づかないヘタレっぷり。

 

一応死に物狂いで生き延びるぞ!と意識を変化させるんだけど、このきっかけがあまりにも弱くて。

自分がもたもたしていたせいで牢屋にいた人物を救出できず、しかもゾンビが近づいてきて慌てふためいてるところをクレアに助けてもらったことで、意識を変えるんですね。

もっと劇的な展開あったでしょうに。

自分が助けてもらうことをきっかけにするのではなく、クレアを助けることで意識を変えたほうがいいのになぁと。

まぁここから頼もしくなるんですけどね。

 

ジルに至ってはウェスカーの前ではめちゃんこ強気な女性なんですけど、それもこれも彼に想いを寄せてるから。

洋館でもクリスでなくウェスカーを選んで二手に分かれ、部屋にツッコんでくるヘリを見つけウェスカーを助ける見せ場があります。

それ以外はウェスカーに裏切られ、クリスを助けに行く程度。

ジル大活躍!みたいなシーンはありません。

 

そもそもウェスカーに裏切られたって表現は微妙で、ウェスカーは仲間を助けようとせず自分の欲を選んだんですよね。

しかもジルには声をかけた。一緒に行こうって。

行けばいいじゃん、好きなんだから。

願ったり叶ったりなんじゃないの?

まぁこれまで共に仕事してきた奴らをほほったらかしにして自分だけ助かろうとするのがこいつの本性だったのかってなりゃ、そりゃ裏切られたってなるか。

 

やっぱりクレアメインなのだから、それこそリサとの関係性にもっと時間を割けば再会はドラマチックになったろうし、あんな別れなんかせずもうちょっと言葉をかけるとかできたでしょうに。

それでいてウィリアムのフィニッシュは、クレアじゃなくてレオンなんだもんなぁ。

 

 

最後に

愚痴は止まらないんですが、ホラー映画としては中々怖かったと思います。

要塞警察を意識してか、銃声音もなかなかの迫力でしたし、洋館でのゾンビとの激闘はよかったですね。

ゲームを意識して作ったのなら、当事者にカメラを向えた撮影ではなく、彼を背後から撮影して襲ってくるゾンビを接写してほしかったですけどね。

 

あとタイムリミットも知ってるのウェスカーと署長くらいなんで、あれも全員知ってるような設定だと、もっと緊迫感が出たんでしょうね。

 

まぁゲームをやったことのない男の感想なんで、全然原作と違うって愚痴ではありません。

しかし2つの作品をミックスして1つにまとめようとした判断は、間違っていたように思えます。

どうせこれくらいの規模になると分かってたのでなら、無理に詰め込もうとするのではなく、もっと狭いシチュエーションで描けばよかったのかなと。

それこそ洋館パートだけで100分程度で行けるでしょ。

クリスとジルのキャラをもっと肉付けしてさ。

 

続編はやるんですかね。

エイダ・ウォンてキャラが出てきましたけども。

難しいかなw

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10