モンキー的映画のススメ

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「ブラックバッグ」感想ネタバレあり解説 聞かれたくないことは「機密事項」って言っちゃおう。

ブラッグバッグ

スパイの中に裏切者がいる。

レザボア・ドッグス」に「ミッション・インポッシブル」、「裏切りのサーカス」、「荒鷲の要塞」なんてのもありましたね。

 

見る側が既に分かっている状態のパターンも面白いですし、普通に一体誰かを主人公と共に追うのも楽しい。

キャラクターの行動や言動を一瞬の隙も見逃さず追いながら「こいつか?」なんて疑いをかけてみていくのが、一番楽しい見方なのかもしれません。

 

今回鑑賞する映画は、そんな諜報員が裏切り者を探すお話。

しかも容疑者の中には「妻」もいる、と(じゃあ妻じゃねえかw)。

こっちもプロだけど、向こうもプロ。

どいつもこいつも疑心暗鬼な状態を表に出さずに、どんな駆け引きが繰り広げられるんでしょうか。

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

作品情報

オーシャンズ」シリーズや「コンテイジョン」、「エリン・ブロコビッチ」など、あらゆるジャンルを扱いながらも、商業性と芸術性を忘れないスティーブン・ソダーバーグが放つ極上のスパイミッション。

 

イギリスの優秀な諜報員が「国家の不正プログラム」を盗んだ裏切者を探すことになるが、相手は組織の仲間、そして共に働く妻も含まれていることから、祖国と結婚生活への忠誠の板挟みになっていく姿を、一瞬でも見逃せば結末にたどり着けない「考察力」が試される上質なサスペンスとして描く。

 

KIMI/サイバー・トラップ」、「プレゼンス/存在」そして本作と、近年立て続けにソダーバーグ作品の脚本を担当しているのは「ジュラシックワールド/復活の大地」でも成功を収めたデヴィッド・コープ。

彼が本作の着想を得たのはかつて手掛けた「ミッション・インポッシブル」のときとのこと。

諜報活動する以上プライベートも「機密情報」にあたる彼らが、果たしてパートナーを信用できるか、そんなアイディアから本作の主人公が抱く「忠誠心」を揺るがす物語になっているのだそう。

 

そんなエリート諜報員ジョージを演じるのは、「ネクスト・ゴール・ウィンズ」、「ザ・キラー」のマイケル・ファスベンダー

エージェント・マロリー」で一度監督作に出演した彼は、今回のオファーを受けて即決。「表情からは読み取れない」ポーカーフェイスを演じるために人物像を構築したとのこと。

 

そして彼が疑惑の目を向ける妻を演じるのは、「TAR/ター」、「ボーダーランズ」のケイト・ブランシェット

さらば、ベルリン」で監督作に出演経験のある彼女も、本作の脚本に太鼓判を押し、秘密を持ちながらも信頼関係であることの意味を意識しながら演じたとのこと。

 

他にも、「バービー」のマリサ・アベラ、「生きる/LIVING」、「マッドマックス:フュリオサ」のトム・バーク、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のナオミ・ハリス、「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」のレゲ=ジャン・ペイジ、そして「007/ダイ・アナザー・デイ」のピアース・ブロスナンなど、豪華イギリス人俳優らが脇を固める。

 

ロッテン・トマトでも96%の高評価を記録した本作。

油断すると結末が理解できなくなる、緊迫の94分。

 

オーシャンズ11 (字幕版)

オーシャンズ11 (字幕版)

  • ジョージ・クルーニー
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あらすじ

 

英国の国家サイバーセキュリティセンター〈NCSC〉のエリート諜報員ジョージ(マイケル・ファスベンダー)に課せられた機密任務〈ブラッグバッグ〉は、国家を揺るがす不正プログラム〈セヴェルス〉を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。

 

その容疑者は5名。

〈NCSC〉の同僚で友人でもある4名に加え、5人目はジョージの愛妻で〈NCSC〉で最も有能な諜報員キャスリン(ケイト・ブランシェット)だった。

 

ミッションのタイムリミットは1週間。

妻が国家を裏切った容疑がかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになるという究極の試練に直面する。(HPより抜粋)

youtu.be

 

 

感想

奥さんを疑いたくないけど、真実を見極めるためには仕方のないこと。

国も結婚にも忠誠ってかなり難易度の高い所業よね。

しかしこれ黒幕誰かわかるまで難しすぎるよw

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

ざっくりあらすじ

ロンドン、金曜の夜。

ジョージは、クラブにいる上司のミーチャムに会いに行く。

ミーチャムはジョージに、不正プログラム「セヴェルス」の流出事件で5人の容疑者が挙がっていることを告げる。

その中にはジョージの妻で同僚のキャサリンもおり、事の重大さを加味してミーチャムはジョージに1週間以内に犯人を捜すよう命じる。

 

ジョージとキャサリンは他の4人の容疑者を夕食に招待する。

彼らは同僚で仲間のスパイ、衛星画像専門家のクラリサ、彼女のボーイフレンドのフレディ、精神科医ゾーイ、そして彼女の恋人ジミー。

 

ジョージは食べ物に自白剤の様な薬物を混ぜ振る舞う。

ジョージは全員に自分の右隣の人の「誓いを決める」ゲームをさせて事態を一変させる。

そのゲームでクラリッサは、フレディが他の女性と寝るのをやめればいいのにと言う。フレディは薬のせいかやや興奮気味に潔白を主張し事態はヒートアップ。

しかしジョージは「週2回他の女と会っている」と冗談なのか本当なのかわからないことを明かすと、クラリサはフレディの手を刺してしまい、最悪の食事会となってしまう。

 

もちろんジョージはキャサリンのことも詮索。

キャサリンのバスルームのゴミ箱から「暗い窓」という映画のチケットの半券を見つけるが、彼がその映画のことを持ち出すと、彼女は聞いたことがないと言い張る。

翌朝、ジョージは何気なく火曜日に映画「暗い窓」を見ようと誘うことに。

その際、好きを見て彼女のバッグに職場の自分のIDをこっそり忍ばせる。

 

一方、妻に浮気を許せてもらえないミーチャムは、仕方なく妻と自宅で過ごしていたが、突然、毒を盛られたかのように痙攣を起こし、死んでしまう。

 

ジョージは会社でフレディからミーチャムの死を知らされる。

その後ジョージは、キャスリンのいる会議室を訪ね、バッグに忍ばせた自分のIDを回収する名目で彼女のIDを拝借し、彼女のオフィスへ侵入。

機密事項で教えてもらえなかった出張先が「チューリッヒ」であること、また座標を記憶し立ち去る。

 

キャスリンはゾーイのセラピーを受けることに。

ゾーイは最近眠れないことから服用している薬の容量などをヒアリングしつつ、職務上という建前でキャスリンとジョージの関係を聞き始める。

癇に障ったのか、キャスリンはゾーイにジミーとの関係について質問攻めにする。

やがてキャスリンは、上司のアーサが彼女の結婚を足手まといにしていると考えていると話す。

 

一方ジミーは、湖で釣りをしているジョージを見つけ、代理店の誰かが「マーガレット・ラングフォード」という偽の身分証明書を使ってチューリッヒの口座に700万ポンドを隠していると告げる。

 

益々キャスリンへの疑いを深めていくジョージは夜中にクラリサを訪ね、私用目的で衛星カメラを操作するよう依頼する。

渋々ながらもその依頼を引き受けたクラリサは、翌朝ジョージが記憶した座標に上司にバレないよう3分20秒間だけ動かすことに。

キャスリンは誰かと面会をしていた。彼女が開発したAIボイスを使用して会話を聞くと、何かを買う旨を伝えていたことが判明。

タイムリミットギリギリで上司にバレずに衛星カメラを使用できたジョージは、事の真相を確かめるためにさらに情報収集に急ぐ。

 

一方ジミーはゾーイとのカウンセリングに出席。

ゾーイは恋人関係を解消しようと提案、ゾーイは彼を別の精神科医に紹介しようとするが、ジミーはセヴェルスに関する機密情報を酔った勢いでゾーイに話してしまったことを思い出し、暗に彼女を脅迫する。

 

スティグリッツはジョージ、フレディ、ストークスを会議に招集し、情報が監視対象に漏れたことを打ち明ける。

衛星での熱監視中に、別のロシア工作員パビルチュクがセヴェルスの複製を持って隠れ家から逃走、核メルトダウンを引き起こすことを企んでいた。

 

スティグリッツは、内部の誰かがこの事件を画策していると疑う。

クラリサがフレディにジョージを助けたと告げると、フレディはキャサリンに、ジョージが彼女をスパイだと疑っていると告げる。

 

ジョージとキャスリンはこの件について話し合い、このままでは嵌められた時運たちが排除されてしまう可能性があることを示唆、自らスパイを排除しようと動き出す。

 

キャスリンはクラリサにロシア工作員の追跡を依頼、コーヒーショップでCIAの諜報員と接触し、ポーランドへ移動中のパビルチュクを消すよう依頼する。

スティグリッツが違法に魚の生け作りを出す店に行くと、キャスリンが現れ、自分とジョージを嵌めたことを詰め寄る。

 

スティグリッツは、数千人の命を危険にさらしてでもセヴェルスの情報漏洩を企て、核メルトダウンを引き起こして政府を不安定化させようとしたという疑惑を抱く。

しかしキャスリンは衛星を追うとあなたの企みは白紙に終わると告げる。

すると、ロシア工作員がドローン攻撃によって爆破される映像が映し出される。

 

 

ジョージはクラリサ、フレディ、ジミー、ゾーイにウソ発見器を受けさせ、それぞれがいつセヴェルスについていつ知ったのかを、卑猥な質問や無関係な質問を織り交ぜながら冷静に突き止める。

 

検査終了後、ジョージは他の4人を再びディナーパーティーに招待する。

キャサリンはテーブルの真ん中に銃を置き、ゲームをしようと提案。

それは、今回の件で自分とジョージを嵌めたのは誰かを炙り出すためのゲームだった。

 

果たしてこの中の誰が裏切り者なのか。

 

・・・というのがざっくりしたあらすじです。

 

賢すぎて最後までわからんかった

90分少々で話が片付く、非常にスマートなスパイものの映画。

いやぁ、あまりのテンポに状況を把握するのに時間がかかりましたw

 

大体ね、この主人公ジョージがさ、ずっとポーカーフェイスなんだよw

だから彼の心情が全く読めないわけですよw

だって妻を疑わなくちゃいけないわけですから動揺を隠せないはずなのに、キャスリンがベッドでくつろいでる時にちゃんとゴミ箱の中から映画チケットの半券を見つける抜け目ない行動とか、翌朝彼女がバッグを見てないことを確認してこっそりIDを忍ばせるところ、さらには彼女が見たかもしれない映画を「見に行こう」とカマをかけるところとか、ず~っと真顔なわけですよw

 

仮に俺が彼女の浮気を疑ってるとして、一体どうやって真実を見つけ出すか。

あ、これを参考にすればいい・・・ってできるか!?w

俺顔に出ちゃうから絶対無理ですw

 

その後も黙ってチューリッヒで知らん誰かと会ってる事や、勝手に衛星を使ったことがバレて、事態がややこしくなってしまったことに対しても、ポーカーフェイス!!

だんまり決め込むファスベンダーってめっちゃ合ってるよねw

 

とまぁ、こんな具合で終始すまし顔のファスベンダーを拝むだけでも面白かったと思いますw

 

しかしあれですよ、諜報活動している者同士、結婚生活を送るってむっちゃ大変だと思うんわけですよ。

そもそも「疑う」のが仕事の様な職業ですよ、諜報員て。

 

それってもう私生活にまで沁みついてるわけじゃないですか、職業病ってやつですよ。

ショップの店員が家でも服をキレイに畳んでしまうこととか、俺だったら元レンタルビデオ店員だったもんで、ついTSUTAYA行くと勝手に棚の整理とかしちゃったりとかしちゃうわけですよw

 

だから、妻に結婚生活に忠誠を誓うって非常に難しいんじゃないかなと。

それは実はキャスリンにも言える事だったりするわけですよ。

恐らく彼女が夢にうなされて眠れないって、何か夫に対してやましいことがあるとか、彼が自分を疑っているのではないかとか、色々疑心暗鬼に陥ってる現れ、メンタルに支障をきたしてる証拠なんじゃないかと。

 

実際結婚生活が脅かされてるかもしれないことを暗に感じてる節から、ゾーイにまるでやつあたりのように質問攻めするところとがリアルというか。

 

そんな2人が、実はハメられていたことが判ってくると、二人が手を取り合って犯人を炙り出そうとする姿が、俺にはまるで縁のない「結婚生活」も捨てたもんじゃねえななんて思えてしまうのが本作の微笑ましい所。

しかもちゃっかりいいオチもついてるので、気持ちよく劇場を後にできる作品でしたね。

 

 

しかし本作、まぁ話を追うのに一苦労。

知らない用語がバンバン出るし、序盤のパーティーで一体何が楽しいのかわからんゲーム始めたかと思ったら、秘密ばらしまくりゲームw

しかもクスリ盛られてるからハイになって、彼氏の左手にナイフ刺すとか常軌を逸した行動撮る奴まで出てくるから、一体これで何を炙り出せるのよってww

 

正直さ、ピアース・ブロスナンが男性陣呼んで叱責するシーン、何がバレて何がヤバいのかを把握するのに手間取って、頭に入ってこなかったんですよねw

ジョージがはめられたって辺りで色々察したからついていけたモノの、終始同じ早めのテンポで構成されたお話だから、事態の把握に時間がかかったかかったw

 

デヴィッド・コープって脚本家の作品、調べたら結構見ていて。

面白いと思った作品もあれば、んだよ全然面白くねえよってのもあって、そんなに凄い脚本家か?なんて疑ってたけど、本作を見たらやっぱり物書きやってるだけあって賢そうなホン書く人だなって今回改めて思いましたね。

 

また不穏な電子音が終始流れることもあって、それがこの切迫した状況下の物語にいいすぱいすを与えてて集中できる内容でした(途中おいてかれたくせにw)。

 

 

最後に

劇中、スティグリッツが立ち寄ったお店で刺し盛り頼んで食ってたんですけど、キャスリンがイギリスでは違法って言ってたのを聴いて驚き。

調べたところによると、イギリスで売られている魚は「生食用」ではなく、必ず調理しなきゃいけないみたいですね。

さすがフィッシュアンドチップスの国だなってw

 

かといって違法かどうかはわかりませんが、寿司レストランもあるわけだろうし、きっとお高いんでしょうけど、扱う側としては何かしらの資格がないとだけなんでしょうね。

それはどこの国でもそうかw

 

あとめっちゃ気になったんですけど、ケイト・ブランシェットのお顔、あれ、お口周りいじりました?

凄くヒアルロン酸打ったっぽいお口になっていてあんましアップで見せないでよと困惑してましたw

もちろんお美しいことに変わりはないんでんすが、あまりにも依然と違うお顔立ちに見えて気になって気になって…。

 

お話自体はそんなこと気にせず楽しめる、あっという間のサスペンスですので是非ご堪能いただければと思います。

特にウソ発見器んとこね、「大義のためなら法律なんて厭わない」と質問するところで、曖昧な返事をするやつがいます。

そいつに気を付けてくださいw

 

ラスト、二人だけしか知らない秘密を共有したジョージとキャスリン、さぞ絆を深めたことだろうな…

あの夜は燃え上がったろうな…w

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10