ブラックパンサー ワカンダフォーエバー
チャドウィック・ボーズマン。
MCU映画「ブラックパンサー」で主演を演じて以降、新たなブラックアイコンとして世界中で愛された彼は、もうこの世にはいません。
デンゼル・ワシントンからの援助によってスターへの階段をひとつずつ上がっていた彼は、病という強敵に勝てることはできませんでした。
非常に悔しいです…。
まるで最後の力を振り絞って演じたかのような迫真の演技だった「マ・レイニーのブラックボトム」、モンキー的年間ベストにも輝いた「21ブリッジ」での正義を遂行する眼差しや、自らプロデューサとなって女性キャストへの配慮もする姿勢など、役者として人間として素晴らしい姿を見せてくれたチャド。
MCUとして初のアカデミー賞作品賞にノミネートし、世界中で社会現象となった本作。
彼がいないなか、代表作であるブラックパンサーの続編は成立するのでしょうか。
彼がいないということはティ・チャラもいないということ。
誰が彼の遺志を受け継ぐのか。
その全貌がいよいよ明らかとなります。
目に、焼きつけたいと思います。
早速観賞してまいりました!
作品情報
マーベル・シネマティック・ユニバースの記念すべき30作品目であり、国王とヒーローという二つの顔を持ちながら、漆黒のスーツを身に纏って戦う男の物語の続編「ブラックパンサー・ワカンダフォーエバー」。
2020年8月28日に大腸がんにより惜しまれつつもこの世を去った、主人公ティ・チャラ演じるチャドウィック・ボーズマンだったが、製作陣はチャドの存在を尊重し、彼の代役を手ないまま続編製作を続行。
いよいよそのベールが明かされる。
物語はティ・チャラが亡くなって1年後のワカンダが舞台。
新たなる敵ネイモア率いる海の王国タロカンの侵略から国を守るため、残されたワカンダの戦士たちが立ち上がる。
ヒーロー映画としては初のアカデミー賞7部門にノミネートし3部門受賞を果たした前作では、ケンドリック・ラマーをはじめとした豪華アーティストによって作られたインスパイア・アルバムも大ヒットするなど、映画業界的にも世界的に社会現象を巻き起こした作品となった。
そんな矢先に起きた主演の突然の逝去。
レガシーを受け継ぐと宣言したプロデューサー、ケヴィン・ファイギ、そして前作でも監督を務めたライアン・クーグラーは、その後の物語にどんな思いを込めたのか。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」に次ぐ長尺の作品となった本作。
思いは、誰が受け継ぐのか。
あらすじ
国王ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)を失い、悲しみに包まれるワカンダ。
先代の王ティ・チャカの妻であり、ティ・チャラの母でもあるラモンダ(アンジェラ・バセット)が玉座に座り、悲しみを乗り越えて新たな一歩を踏み出そうとしていた。
そんな大きな岐路に立たされたワカンダに、新たな脅威が迫っていた。(映画.comより抜粋)
監督
監督を務めるのは、前作に引き続きライアン・クーグラー。
「フルートベール駅で」、「クリード」シリーズなど、前作でキルモンガーを演じたマイケル・B・ジョーダンを起用し続け、黒人たちのアイデンティティの強く打ちつけた偉大な監督でございます。
前作では、王位を受け継いだティ・チャラがヴィヴラニウムを守るため本当の国の姿を隠していたがそれでいいのかという自問自答と、全てを知る男=外敵が王座を奪いにやってくることでさらに混沌となっていく姿を描いた物語でした。
本来ならその後のワカンダとティ・チャラの物語を描く予定でしたが、チャドの逝去により構想を変更せざるを得ない状況となりました。
そして浮かび上がったのは、「決して不可能な問いに対峙してもなお選択し、前進すること」。
大きな存在を失い悲しみに暮れる残された者たちが、国を脅かす脅威という逆境を前に、どう前に進むかにテーマを絞ったとのこと。
実際失った人は帰ってこないわけで、どうやって踏ん切りをつけて前に進むかは人間が生きる上での大きな課題でもあります。
そんな生きていく上で必ず通る喪失感を、ヒーロー映画でどう描くのか。
監督の手腕が試されます。
キャラクター紹介
- シュリ(レティーシャ・ライト)・・・ティ・チャラの妹で ワカンダの王女。兄のために新しい ブラックパンサーのスーツを開発。 数々の発明で科学者として才能を発揮し国の発展に貢献。 愛する兄を失い、深い悲しみに包まれている。
- オコエ(ダナイ・グリラ)・・・ワカンダの親衛隊 <ドーラ・ミラージュ>の隊長。 忠誠心が誰よりも強く 圧倒的な戦闘能力と、 武器を華麗に使いこなして歴代の国王とワカンダを守ってきた。
- ラモンダ(アンジェラ・バセット)・・・ティ・チャラとシュリの母で、 ワカンダ王国の女王。強い心で国民を愛し、 いかなる状況であっても 気高さと慈悲深さを忘れない。
- ネイモア(テノッチ・ウルエタ)・・・海の帝国タロカンを率いる謎の王。別名ククルカン。海中を思いのまま移動し、 さらには自由自在に空を飛ぶ。ワカンダに迫る、彼の目的とは—。
- リリ・ウィリアムズ/アイアンハート(ドミニク・ソーン)・・・頭脳明晰でクールな学生。その才能を生かし、様々なものを発明。天才的な頭脳を持つが、 しばしばトラブルを起こすことも。
- ナキア(ルピタ・ニョンゴ)・・・ワカンダ史上最高のスパイ”ウォー・ドッグ”の一員で、 ティ・チャラの最愛の人。 多くの国に潜入し、遠く離れていても ワカンダが危機に陥った際は、シュリたちと共に戦った。
- エムバク(ウィンストン・デューク)・・・山奥で暮らすジャバリ族のリーダー。 以前はワカンダ王家と対立していたが、 危機に陥ったティ・チャラを救い、 共にキルモンガーに挑んだことを きっかけに和解し、仲間に。
- エヴェロット・ロス(マーティン・フリーマン)・・・元空軍のパイロット。ある任務中にワカンダの 秘密を知ったCIA捜査官。 ティ・チャラたちに協力し、 ワカンダの運命をかけた戦いに 参戦したことも。
(以上公式twitterより)
果たしてティ・チャラの遺志は誰が継ぐのか。
シュリちゃんが最有力ですが、もしかしたらナキアもあり得ますし、個人的にはキルモンガーに復活してほしいけど物語的に無理だよねw
予告編でのフォルムが女性だしw
ここから観賞後の感想です!!
感想
#ブラックパンサー #ワカンダフォーエバー 観賞。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) 2022年11月10日
ティチャラ=チャドの存在がどれだけデカかったのかを、いい意味でも悪い意味でも知れた続編。
最後でアレ出されると本作での彼の方の意味なくね?ってなるの俺だけ?
このあとの物語の方がぶっちゃけ楽しみ。 pic.twitter.com/jBP4lkW6EA
喪失、脅威、戦争、再生、救済。
国と残された者たちが次の一歩を踏み出す姿を、ティ・チャラ=チャドへの哀悼を十二分に込めて描いた美しい続編。
しかし、物語とキャラの弱さはいただけない。
以下、ネタバレします。
ざっくりあらすじ。
ティ・チャラの病状が悪化し、助かる術はないか必死の形相で探すシュリ。
キルモンガーによってすべて燃やされてしまったハート形ハーブの試作品を試すも間に合わず、国王が亡くなったことをラモンダ女王から告げられ、膝から崩れ落ちるシュリ。
国を挙げての壮大な葬儀を済ませたワカンダは、1年後大きな後ろ盾を失ったことで世界中から鉱石ヴィヴラニウムを狙われることになる。
国連会議に出席したラモンダ女王は、ティ・チャラによって解放したワカンダ国の技術を他国に協力することを約束したものの、未だヴィヴラニウムを分け与えないことに業を煮やす各国代表に苦言を呈す。
鉱石自体が危険なのでなく、国王の不在によってそれを奪うチャンスだと考え強奪しようと企むあなたたちこそ危険だと。
ワカンダの親衛隊ドーラ・ミラージュによって連行された他国の軍隊を会議の前に座らせ、怒りと拒絶を露わにするラモンダ女王の威厳に、ぐうの音も出ない他国。
一方、海底に眠るとされるヴィヴラニウムを採掘しようと企むアメリカ政府とCIAは、海から現れた謎の集団によって採掘を阻止されてしまう。
ティ・チャラが亡くなってから1年が経ち、未だ喪失感を抱き続け研究に没頭するシュリを見兼ねたラモンダ女王は、二人きりで川辺でたき火をしながら、死を乗り越えてほしいと願う。
葬儀で着ていた衣服を燃やすことで、ティ・チャラの存在を感じながら生きようと提案するも、シュリは大切な兄を奪った世界を憎み、世界中を燃やしたいと怒りを露わにする。
すると川の中から一人の男性が出現。
彼の名はククルカン、敵から呼ばれる名はネイモアと名乗る。
海底で暮らすタロカン国を束ねる彼は、ワカンダがヴィヴラニウムを持っていることを世界に告げたせいで、ワカンダ以外にもヴィヴラニウムを所有していること、それが自国であることを告げる。
そして、アメリカ所有のヴィヴラニウム探査機によって危ない目に遭ったことを告げ、その探査機を作った科学者を探し出し連れてこなければ、ワカンダを襲うと二人に脅す。
このままでは世界から敵とみなされることはおろか、タロカンからも狙われると判断したミランダ女王は、ヴィヴラニウム探査機を開発した者を見つけ出し、ワカンダで保護することを計画。
ミッションを任命されたドーラ・ミラージュの隊長オコエは、気晴らしにとシュリを誘い、CIAの捜査官ロスの元へ向かう。
開発者の行方は機密事項に当たり、ロス自身も危うい立場にあるが、命を救ってもらった恩を返すために情報を渡す。
ヴィヴラニウム探査機を開発したのはなんと19歳の女の子リリ・ウィリアムズだった。
大学の寮で彼女とコンタクトを取り、彼女が住む清掃場跡地へ向かった一行は、FBIによって周囲を囲まれてしまう。
リリは何年もかけて作ったパワードスーツを装着、シュリとオコエは車とバイクで逃走開始。
FBIらをうまく撒いたかと思ったが、タロカンの民たちが行く手を阻む。
シュリとリリが意識を失ってる間一人闘うオコエだったが、タロカン民族の戦闘能力に歯が立たず、シュリとリリは彼らに連れ去られてしまうのだった。
女王らにことの状況を必死に説明し、奪還に行かせてほしいと懇願するオコエだったが、ドーラ・ミラージュ隊長の解任を命じられてしまう。
人生の全てを捧げてきた職務を奪われたことに涙を流すオコエだったが、キルモンガーの登場によってそちら側に就いた過去を蒸し返され、さらには家族全てを奪われたことに対する激しい怒りを見せるラモンダ女王の決断は覆されることはなかった。
一方シュリはネイモアとサシで対話することに。
潜水服を着てタロカンの都市やヴィヴラニウムによって作られた人工太陽の美しさに感銘するシュリは、ネイモアが国と民を守りたい気持ちがあることを肌で感じた。
さらにネイモアは自身が、人間から生まれたことを明かす。
当時陸地では病や戦争が横行しており、このままではお腹の子も助からないと判断した母親たちは、海の底に眠るハーブを飲んだことで体に異変を感じ、海の中で過ごせる体を手に入れる。
後にネイモアが誕生するも、陸地への思いを忘れられなかった母親は逝去。
陸のある場所で土に埋めようとするが、未だ人間は争いをやめず人間を奴隷扱いしている姿に遭遇。
そんな過去から世界全体への憎しみをずっと抱えており、彼らに戦争を仕掛けることでタロカンの安泰を願っていた。
シュリは戦争の手助けはできないことを告げ、このままリリと自分を解放してほしいと告げるが、ネイモアとの和解は叶わず平行線のままだった。
一方シュリの安否を心配するミランダ女王は、ハイチで学校の校長をしているナキアのモノとを訪ね、かつてスパイ活動をしていた力を再び貸してほしいと依頼。
ナキアはメキシコのある地域を訪れ、タロカン民族の出没情報を探る。
作戦はラモンダがネイモアをおびき寄せている間にナキアがタロカンに潜入。2人を救出するというものだった。
作戦は見事成功したが、救出の際、シュリを警護していた女性に発砲し死なせてしまったことが引き金となり、ついにタロカンはワカンダに全面戦争を仕掛けるのだった。
世界から、そして新たな国タロカンからも狙われることになってしまったワカンダ。
国王亡き今、彼女たちはどのようにして国を守り悲しみから解放されるのか。
窮地に立たされた国と民が、新たな一歩を踏み出す。
・・・というのが半分くらいのあらすじです。
いい意味でも悪い意味でもティ・チャラの存在はデカい。
チャドウィック・ボーズマンという確固たる主人公を失った中で製作された続編は、彼を慕う家族や家来、同胞らが喪失感を抱きながらもそれでも前へ向こうと力の限り進んでいく姿を描くと共に、次のブラックパンサーを受け継ぐ者や新たに登場するキャラ、そして職務を解かれた者や、恋人を失った者の帰還など、ワカンダが永遠であるためにそしてティ・チャラの遺志のもとに行動を示していく者たちの物語でございました。
ティ・チャラ不在を辛さや悲しさに、涙なしでは見ることのできない冒頭のシーンから、物語はワカンダが掲げる正義と新たな国との正義によって、戦を避けられない状況へと一変。
ティ・チャラが守ってきた国を残された者たちで守るために、ただ復讐することだけが正しいのか、守るために報復することだけが正しいのかという、前作で掲げた精神をさらに深い部分へ掘り下げていった作品だったように思えます。
2時間40分という長尺を感じさせない進行具合やアクション演出、そして何よりティ・チャラ不在の中ワンフォアオール、オールフォアワンとも言うべき全力で再生しようと奮闘するキャラたちの姿は、続編の名にふさわしい作品だったともいえます。
ラモンダは夫を亡くし、息子を亡くすという大きな悲しみに直面するも、国の代表として威信と命を賭けて守る姿を見せ、ナキアモまたハイチで新たな人生を送るもワカンダと共にあることを再確認し国に尽くし、オコエはシュリを守れなかったこと対する自分の弱さをバネに、新たな立ち位置でワカンダを守ることを決意し、前作でティ・チャラといがみ合っていたエイバクは、本作では頼れる助言者としての立場を確立し、優しい側面を見せる姿が印象的でした。
そしてシュリは、ネイモアと対決するまで常に兄を失ったことの悲しみのやり場を見失ってるせいで、復讐が付きまとう苦悩の人物として描かれていました。
母ともにワカンダを守りたい思いがある故に、それを一人で背負ってきた兄の背中を見てきたが故に、ネイモアの価値観や思想に共感を抱く多面的な視点を持てる人物でしたが、ラモンダを殺されたことでこれまで抑えてきた感情が爆発し、弱さが見え隠れしてしまうまでに。
ついに完成したハート形ハーブを自身が飲み干しブラックパンサーを継承するわけですが、まさか意識の中で対面するのがティ・チャラでもラモンダでもなくキルモンガーだとは驚き。
本当の自分は何がしたいのか、気高い心はもっているのか。
彼の登場に戸惑ってしまうばかりに目先の復讐しか考えられなかったシュリの姿に、見てる最中少々困惑しましたが、ブラックパンサーである考えを取り戻し改心してよかったという印象です。
個人的に一番楽しみだったアイアンハートことリリ・ウィリアムズですが、今回狙われる対象として登場したのは予想外。
しかも既に自分でパワードスーツを製作してるし、まさかの「アイアンマン」1作目のオマージュよろしく、酸素レベルギリギリで落下するけどセーフみたいなシーンはファンなら胸アツでしたね。
ワカンダで作った新たなスーツもアイアンマンのルックスをしっかり継承しつつ、かわいらしさも見える愛嬌のあるデザイン。
今後どの作品で活躍するのか楽しみです。
そんなキャラたちが奮闘する本作。
ティ・チャラの穴を埋めようと皆が必死で行動する姿や、チャドウィック・ボーズマンを讃えようとする演出に涙してしまうんですが、正直言うとやはり彼の不在は痛いと感じざるを得ない作品だったなと。
単純に明確に主人公が誰なのかよくわからないまま進行しているのが、序盤では露骨に感じました。
当初はラモンダとシュリを中心に物語が進んでいくわけですが、この時点で視点が二つに分離しており、さらにはオコエやナキアも登場することで、単独の主人公を作らずに進んでいくわけです。
意図としては誰がブラックパンサーを継ぐのかを伏せたいというのがあると思うんですが、正直誰がどう考えてもシュリちゃん以外受け継ぐ者はいないわけですから、だったら最初からシュリの物語として彼女の視点で全てを描けばいいのになと。
なのにラモンダが序盤活躍し徐々にシュリへと移行していく流れがどうもしっくりこないんですよね。
というかラモンダに見せ場作り過ぎでは?と。
しかもシュリ自身が受け継ぐことが明るみになっても、まだ怒りに満ち溢れてるわけで完全に国を束ねるキャラになれてない。
だからそこをネイモアとの対決でどう乗り越えるかって部分が凄くあっさりしていてモヤモヤ。
ネイモアに「降伏しろ」という言葉の強さと、彼女がこの時点で悲しみを乗り越えて国王に相応しい存在になったという爽快感がないんですよね。
だから僕が思うのは、ラモンダの活躍をもっと減らしてシュリ主体の物語にシフト、彼女のティ・チャラに対する悲しみと世界への怒り、周囲からの助言によって苦悩と葛藤を繰り返し、ネイモアとの視点を交わしながらそれでも理解できないもどかしさを抱えつつ戦いに身を投じ、戦の末に答えを見出していく。
この間に兄さんとの過去のシーンを挿入することで、チャドリスペクトと哀悼を捧げられるし、見てるこっちはその度に涙し、「ほら兄さんがこう言ってるぞ、シュリちゃんもわかるよね?」と僕らも親目線でシュリちゃんを見守れる、みたいな続編にできたと思うんですよね。
正直オコエとナキアにもそんなに尺使わなくてもいいし、これはユニバースの意向だから仕方ないのかもしれないけど、無理してアイアンハートをここで出す必要性も正直ないかなと。
どう考えても主役級いないから出してみましたとしか思えない扱いなんだよなぁ…。
最後に
またこれも「え?なんで?」なんですけど、最後にナキアが息子を紹介するんですね、シュリちゃんに。
ティ・チャラの息子だと。
これせっかく王位を継承したシュリちゃんの意味なくない?と。
彼を出すことでもう決まってるわけじゃないですか、次のブラックパンサーが。
ワカンダの外で育てたいってこと言ってたから継ぐかどうかはわからないけど、彼出したらシュリちゃんのこれまでの行動何なん?彼が大人になるまでの繋ぎ?って思っちゃうんですよね。
とはいえ、最初から最後までチャドウィック・ボーズマンへの哀悼を尽くした作品だったことは間違いなく、彼の映像が映る度に会場ではすすり泣く音が聞こえてきましたよ・・・。
僕もこれは見ていて辛い・・・と涙ぐみました・・・。
だからこそ、今回の作品は彼の穴を埋めるキャラがいないことへの不満や、それだけブラックパンサーには彼の存在が大きかったことを知らしめてくれた作品でもあったと感じております。
恐らく次回作は、ワカンダと世界との対立が激化する流れになるんでしょう。
そうなった時本当のワカンダフォーエバーを感じられるのではないかと。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10