ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
ドラゴンボールで育った男、モンキーです。
前作「ドラゴンボール超/ブロリー」では、劇場版での宿命のライバルであるブロリーを登場させたことで、DBファンの心を熱くさせてくれましたが、今回は何とレッドリボン軍、しかも新たな人造人間の登場という面白展開。
はっちゃんとスノとか、今何してんだろう。
ムラサキ曹長とかホワイト将軍、ブルー将軍とか今何してるんでしょう。
それこそ桃白白は?
…まぁ初期の敵キャラは今回出てこないんでしょう。
そしてなんと今回の主役は悟空ではなく、悟飯とピッコロの師弟コンビ。
これはたまりません。
ぶっちゃけ悟空とベジータは飽きましたw
強さを求める2人の飽くなき探求心は大好きですが、二人にスポットが当たり過ぎです。
そろそろ強い悟飯を見たいんです。
果たして、悟飯は、レッドリボン軍を壊滅できるので、あろうか…!?(ナレーション風でw)
早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
2015~18年にTV放送された「ドラゴンボール超」の劇場版第2弾。
かつて孫悟空によって壊滅したはずの悪の組織「レッドリボン軍」。
しかし、その遺志を継ぐ者たちによって新たな人造人間を引き連れ、悟飯とピッコロに襲い掛かる。
前作「ドラゴンボール超 ブロリー」で3Dパートを担当した児玉徹郎が監督し、前作よりも遥かに優れたアニメーション映像で、最高密度の熱いバトルを魅せる。
悟飯やピッコロ意外にも、孫悟空を始め馴染みのあるキャラが集結。
ファンを喜ばせることはもちろん、世代を問わず楽しめる内容となっている。
また、本作も原作者である鳥山明が原案、脚本、セリフやデザインの一部に携わっており、彼らしいユーモアパートや、主役である師弟コンビの絆をドラマティックに描いているに違いない。
スーパーヒーローと名乗る人造人間は、一体何を目的としているのか。
そして怒ってはならない最悪の事態とは。
あらすじ
かつて悟空により壊滅した悪の組織「レッドリボン軍」。
だがその遺志は生きていた!!
復活した彼らは、新たな人造人間「ガンマ1号&ガンマ2号」を誕生させ、復讐へと動き始める。
不穏な動きをいち早く察知したピッコロはレッドリボン軍基地へと潜入するが、そこでまさかの”最凶兵器”の存在を知るのだった…!!
パンをさらわれ基地へとおびき出された悟飯も参戦し、かつてない超絶バトルが始まる!!!
果たして死闘の行方は!?
そして、地球の運命は!?(HPより抜粋)
監督
本作を手掛けるのは、児玉徹郎。
現在アニメーション制作会社「ECHOES」の代表取締役も務める監督。
かつてはNHK Eテレの番組や「プリキュア」シリーズを手掛けるなど、様々なアニメーションで活躍されてます。
原作の鳥山明が寄せたメッセージによれば、今回の動画のクオリティはとにかくすごいそう。
予告編を見る限り、前作で感じた作画の荒さはなさそうに思えるし、何よりキャラの光沢感が、かつてのドラゴンボールを彷彿とさせる作りに見えます。
監督の作品を見るのは今回が初めてですが、期待していいのではないでしょうか。
キャラクター紹介
- 孫悟飯(CV:野沢雅子)・・・孫悟空の長男。悟空やベジータをもしのぐ潜在能力を秘めるが、闘いを好まず、学者として穏やかに生活している。
- ピッコロ(CV:古川登志夫)・・・ピッコロ大魔王の分身で、ナメック星人。かつては悟空の宿敵だった。悟飯の師匠であり、現在はパンに修行をつける。
- 孫悟空(CV::野沢雅子)・・・地球育ちのサイヤ人。ジレンやブロリーとの闘いを経てまだまだ成長中!!現在はウイスのもと修行に励む。
- ベジータ(CV:堀川りょう)・・・誇り高いサイヤ人の王子でトランクスの父。いつの日か悟空に勝利するため、共にウィスのもとで修行に励む。
- ブルマ(CV:久川綾)・・・ベジータの妻にしてトランクスの母。カプセルコーポレーションの次女で、天才的な科学の頭脳を持つ。
- トランクス(CV:草尾穀)・・・べじたーとブルマの間に生まれた息子。お調子者だが、幼いころから父に鍛え上げられ、凄まじい才能を秘める。
- パン(CV:皆口裕子)・・・悟飯とビーデルの間に生まれた長女。3歳ながらピッコロのもとで修業しており、高い潜在能力の片鱗を見せる。
- 孫悟天(CV:野沢雅子)・・・孫悟空の次男で、孫悟飯の弟。マイペースな性格で、幼いころから超サイヤ人に変身するなど、高い才能を持つ。
- クリリン(CV:田中真弓)・・・孫悟空と共に亀仙流に弟子入りした親友。人造人間18号と結婚し、マーロンという一人娘を持つ。現在は警官として活躍中。
- 人造人間18号(CV:伊藤美紀)・・・Dr.ゲロに作られた人造人間であり、現在はクリリンの妻。マーロンという一人娘がいる。極めて高い戦闘脳能力は健在。
- ガンマ1号(CV:神谷浩史)・・・Dr.ヘドが生み出した新たな人造人間の1号機。赤いマントを羽織る。忠誠心が強く、冷静沈着な性格。
- ガンマ2号(CV:宮野真守)・・・Dr.ヘドが生み出した新たな人造人間の2号機。青いマントを羽織る。ややノリが軽く、ガンマ1号にたしなめられることも。
- Dr.ヘド(CV:入野自由)・・・レッドリボン軍に雇われた天才科学者。人造人間を生み出す卓越した技術を持つ。
- マゼンタ(CV:ボルケーノ太田)・・・現レッドリボン軍の表向きの顔であるレッド製薬の社長。軍再建のため、Dr.ヘドに接触を図る。
- カーマイン(CV:竹内良太)・・・マゼンタの側近で運転手も務める。大きなリーゼントが特徴的。任務遂行のために手段を択ばない冷徹な一面も。
(以上HPより)
悟飯とピッコロが主役といういつもと違うパターンでの物語ですが、だからといって最後は悟空がとどめ!みたいな結末にしてほしくないですね。
ドラゴンボールで育った僕としては、この2人に強い思い入れがある分非常に楽しみです。
ここから観賞後の感想です!!
感想
#ドラゴンボール超スーパーヒーロー 観賞。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) 2022年6月10日
悟飯とピッコロ、ずっと待ち望んでた師弟コンビの共闘が最高‼️
程よくぶっこむギャグとバカ盛りバトル、これぞドラゴンボールなお祭り映画でした!#映画ドラゴンボール感想 pic.twitter.com/HJ6AsDNoPY
待ちに待った悟飯、そしてピッコロの覚醒!!
ギャグも良し、バトルも良し!
ドラゴンボールは足し算こそ王道だと改めて感じたお祭り映画でした!!
以下、ネタバレします。
宇宙人という視点は今まで思わなかった
かつて悟空が壊滅したレッドリボン軍の遺志を継いだ男の思惑により、再び戦いの舞台へと引っ張り出された孫悟飯、そして彼が師と仰ぐピッコロの活躍を描く本作は、いつしか地球を守るという「正義」を背負った戦士と「正義」に憧れる科学者との一騎打ちを、鳥山自身が目指すアメコミチックなデザインや演出とCGによる花火のようなドンパチ合戦によって、「超」にふさわしいモリモリのバトル映画でございました。
DBの中で、ピッコロと悟飯のエピソードって「泣き」要素の強い関係性だと思うんでんすよ。
それこそベジータとナッパという迫りくる脅威に向けて修行をする中で築き上げられた師弟関係、弟子を守るために命を張って守るピッコロ。
あそこで初めて涙を見せるピッコロは、ファンなら誰もが涙したシーンですよね。
その後ブチ切れる悟飯の気持ちが痛く分かるというか。
あれがあるから今回の「悟飯とピッコロが主役」っていう設定がホント楽しみだったんですよ。
でもってレッドリボン軍登場に人造人間でしょ?
悟空のエピソードの印象が強いけど、そもそもレッドリボン軍に属していたドクター・ゲロが作り出したセルを倒したのは覚醒した悟飯なわけで、今回あの闘いのような展開になるのか否かっていう期待ですよね。
それこそ僕らが泣きに泣いたピッコロの死とか、それによって覚醒する悟飯とか。
一体どんなお話だったのかって所をこれから話そうと思います。
今回まず「なるほど」と思ったのが、サブタイトルにもなっているスーパーヒーローってなんぞや?ってところ。
ドクターゲロの孫にあたるドクターヘドを、レッド元帥の子孫にあたるマゼンタが、まぁ巧いこと吹き込むわけですよ。
君のおじいちゃんが作った人造人間を壊したのは、ブルマが匿っている宇宙人の仕業だっていう。
ヘド自体平気で色々やらかすマッドサイエンティストでしたけど、根っこの部分は「正義」を愛し、スーパーヒーローに憧れる子供心を持った青年なんですよ。(24歳って良い大人だけどw)
純粋な心を持っているが故に、マゼンタの言うことを鵜呑みにし、研究費用欲しさに協力してしまうわけですが、協力した理由の多くは、水面下で地球を掌握しようと企むブルマ一味を潰すために、抑止力となる人造人間を開発したいという気持ちから。
まず僕らにとって孫悟空率いるサイヤ人たちを普通の人間として捉えていて、宇宙人だなんて微塵にも思わなかったってことなんですよ。
今更気づいたけど、気功を使えて空を飛べて、金髪に変身できるのって、人間じゃねえよねw
「正義」って解釈は人それぞれだけど、ヘドにもそれなりの「正義」があって、そこに漬け込むマゼンタって設定から、物語が始まるんですね~。
ピッコロの潜入捜査は笑ったw
一方我らがZ戦士たち(この表現古い?w)ですが、各々平和に過ごしてます。
ピッコロはパンに修行をつけ、悟飯は学者の研究で部屋に缶詰め、悟空とベジータはビルスの住む星でベジータやブロリーらと共に修行中という設定。
ここで巧いのが、悟空とベジータがビルスの星におり、何らかのトラブルで連絡手段が途絶えてしまう設定にしたことで、2強戦士を場外にもっていくことです。
そうなると、地球で残っているメンツで、未だに修行をしているのはピッコロだけということになる。
だからガンマ2号が目先の標的にしたのも自然に感じるし、ピッコロ自身も人造人間に立ち向かえる力を持ってるのは悟飯だけになるという。
しかも悟飯はパンの保育園の送迎にも行かず自分の研究に没頭してしまっており、戦士はおろか父親の役目を果たしてないことに、ピッコロは苛立ちと嘆きを感じてしまうってことなんですね。
まさかピッコロがそこまで悟飯やビーデルに顎で使われてるのが意外だし、ご褒美にぬいぐるみをプレゼントされるってのが笑いとして最高でしたw
序盤はピッコロメインのエピソード。
ガンマ2号の圧倒的な力に危険を感じたピッコロは、単独でレッドリボン軍に潜入。
マゼンタやドクターヘドのたくらみを知り、悟空やベジータにブルマを通じて協力を依頼するも連絡が取れず、自身で何とか解決しようと決心します。
ガンマ1号と2号ですが、鳥山先生自身アメコミに影響を受けているとあって、ヒーローらしいキャラデザでしたね。
まさか攻撃を繰り出す際にデカデカと「BAGON!」て文字が表示される面白さ。
しかもピッコロにもそれが見えており、「なぜ文字が飛び出るんだ!」とメタ構造になってるのが面白かったですね。
しかしパンを誘拐して悟飯をおびき出す作戦に、まさかピッコロがそれを利用して悟飯の戦士としての勘を取り戻させる策に出るってのは、個人的にはどうなんだろうとは思ってしまいました。
いわゆる僕の中のリテラシーどうこうの視点なんですけど、これドラゴンボールなんでって割り切れば何の問題もないんですけどね。
要はパン自体も普通の一般人を倒すのは朝飯前の力があるし、ガンマ1号と2号の潜在能力がどれほどか未知数とはいえ、ピッコロと悟飯2人なら多分大丈夫だろうという計算、また今回の一件で悟飯が力を取り戻すことがピッコロの望みであるという、ピッコロならではの計算された案だってことです。
でもさぁ「セルゲーム」の時もそうだったけど、確かに悟飯が最強だと思うんですよ。
悟空も今回のピッコロもそこをあてにする気持ちも分かる。
でもセルゲームの時に明らかに戦うことを肯定できない悟飯がボロボロにやられていく姿を見て、悟空に説教したのはピッコロさんあなたですよw
あの時の事があったのに、今回悟空と同じようなことさせてやしませんかねw
まぁ面白かったからいいんですけどw
今回の敵はガンマじゃない
しかし今回何が一番面白かったって、本当の敵が「ガンマ1号2号」じゃないってことですよ。
やはりレッドリボン軍であり、ドクター・ゲロの子孫であるヘドといいが科学者がいる。
人造人間が登場するのだから、あいつも出るに決まってる。
そう、まさかのセルです。
ただのセルじゃない、セルマックスですw
もうコイツがヤバいw
僕らの知るセルは、色々な遺伝子を吸収してる分、人造人間としてしっかり知性も知能も兼ね備えてたじゃないですか。
でもセルマックスはヘド曰く未完成な状態。
今誕生させれば誰も手に負えない、最悪地球が壊れてしまうほどの力を持っていると。
ガンマがいるのだからセルマックスを出す必要はないと頑なに装置を起動しなかったヘドでしたが、マゼンタは悟飯とピッコロの覚醒によって防戦していくガンマを見て、このままではレッドリボン軍の再興というビジョンが崩れてしまうと感じ、セルマックス起動のボタンを押してしまうのであります。
外の世界に出るや否やセルマックスはひたすら叫ぶだけ。
「うわあああああっ!」とか「ぬおおおおおおっ!!」とか。
でも声を担当してるのがセルと同じ声優さんだからか、あの声でただ叫ぶだけってのが個人的に超ツボで、僕はひたすら笑い転げてましたw
キャラデザ的にはセルが17号を吸収した第2形態に近い筋肉質的な体で、緑色とボディに赤いラインの入ったデザイン。
知性も知能も持ってない分、ずっと暴走してるんですよ。
攻撃を喰らえば手加減なしで全力で襲い掛かってくる。
それこそでデスボール的な気候波を、大気圏辺りまで到達するほどの大きさで作り出し悟飯たちにぶつけてくる。
計算もしてなければその後の事も考えてない、正に暴走したセルの姿でしたね。
これに対しピッコロは、アップグレードした神龍の願いによって潜在能力を上げてもらったことでパワーアップ。
本人曰くオレンジピッコロと言っていた通り、全身が緑からオレンジに変わる変化を遂げています。
顔つきも普段以上にこわばった表情で、ナメック星にいた戦闘系の戦士ネイルと一緒にいたナメック星人みたいな装いでしたね。
しかも巨大化にもなってセルマックスと対等に戦えるまでに進化。
そもそもピッコロってサイヤ人ていう底の知れない奴らに何とか食いつこうと修行を重ねてきたキャラで、コミックを読んでいた当時ここまで活躍する存在だと思ってなかったんですよね。
それこそヤムチャや天津飯みたいにわきに追いやられてい行くんだろうと。
でもネイルと融合したり神さまと一つに戻ったりすることで、悟空たちに負けない力を身に付けて第一線で戦ってきたキャラなんですよね。
だから今回こういう形でスポットを当て、しっかり笑いどころもあればヴィランと本気の戦いを魅せる姿ってのが本当にうれしくて。
最後はもちろん悟飯の覚醒によって決着がつきますが、悟飯の覚醒含めてお膳立てをするピッコロの勇姿は最高でしたね。
次はまたわきに追いやられるんだろうな…w
そして悟飯。
これまでお仕事に夢中が故にパンのお迎えも疎かにしていたダメパパでしたが、それでも人の親。
誘拐されたと知るや否や、自宅が壊れそうなくらいの規模で本領発揮します。
ヘドが掲げる「正義」に対し、悟飯にとっての「正義」は娘を守ること。
ピッコロの計算もあったけれど、ようやくサイヤ人の血を引く戦闘民族本来の姿を取り戻していくんですね。
これまで悟飯は悟空と精神と時の部屋で修業した結果、自然な状態で超サイヤ人に変身し、セルとの一戦の中で16号の顔を踏みつぶされた時の「プツン」で超サイヤ人2に覚醒。
魔人ブウとの闘いでは、界王神の修行によって「アルティメット悟飯」に変身するなど、3つの段階で覚醒を遂げました。
そして今回、さらに上の段階に覚醒します。
オレンジピッコロの体力が徐々に落ちながらも、悟飯の覚醒に賭けたピッコロは、
セルマックスの圧倒的な力によって力尽きてしまいます。
ピッコロに「力を貯めておけ」と言われた悟飯でしたが、ピッコロの力尽きた姿を見て怒りを露わにし、本来の力を解放します。
髪は超サイヤ人3ほどではないですが、そこそこ伸びたヘアスタイルで、色は白髪。
白を基調としたオーラを放ち、瞳は真っ赤に。
アルティメット悟飯のような精悍な顔つきとは違い、超サイヤ人2の時のようなブチ切れた表情に近い顔つきでした。
さらに暴走したセルマックスをくいとめるために腕を伸ばして羽交い絞めにしたピッコロ。
動きを封じられたセルマックスに向けて悟飯が放ったのは、まさかの「魔貫光殺砲」!!
おいおいこれラディッツ戦で悟空が体貫かれるパターンじゃねえの!?と一瞬嫌なな予感がしましたが、そもそもピッコロの腕が伸びてたから貫通は免れるよねとw
かめはめ波ではなくこの技を出したのは感動でしたね~!
悟飯がどれだけピッコロをリスペクトしてるかっていう意思表示にも取れるラストですよ~!
ここまでのバトル展開も圧巻で、CGを駆使した映像表現だけあって、目がチカチカするほど気と気がぶつかり合ってました。
肉弾戦もスピード重視というよりかは、しっかり肉眼で近接格闘を見せていく感じ。
一発一発に力がこもった、重みのあるバトルでしたね。
最後に
とにかくギャグがかなり多いのが今回の魅力の一つ。
小学生が好きそうなギャグは、やっぱりドラゴンボールならではで、普通にうんこネタもあるし、神龍にアンチエイジングを願うブルマも相変わらずだったし、ビルスがまさかチライがタイプってのも意外だし、悟空とベジータの修行を見てなぜか涙を流すブロリーも笑ったし。
かなり手数としてギャグやユーモア描写が多かったのが本作の良かった点でしたね。
そして「正義」に関しても、繰り返される争いに一石を投じる要素がありましたよね。
ヘドが生み出したガンマの思想は「上の命令を遂行するのが正義」だと思い込んでる節がある一方で、パンを誘拐する点に関しては疑問を抱く道徳的考えも持っている。
正義と言えば何をしてもいいわけではないと個人レベルで立ち止まれたからこそ、彼らは良い奴ではないが悪い奴ではないという赦しを持てる。
テーマ性としては普段見ている映画よりも緩い部分はあったにしろ、ドラゴンボールならではの主義主張を出していたのも良かったのではないでしょうか。
とにかくスクリーン映えするアニメーション映画でしたね。
やっぱりドラゴンボールって変な引き算とか要らないんですよ。
てんこ盛りでカロリー多め、全部乗せマシマシじゃないと嫌なんですよw
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10