5月24日
デッドプール2
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」によって絶望のどん底へ落とされた我々アメコミ映画ファンたち。
何でそんな事になってしまうのか!くそっ!サノスめ!
そんな気持ちで憂鬱なGWを過ごした人も多いんじゃないでしょうか。
しかぁし!!
僕らにはそんな鬱っ気を吹き飛ばしてくれるアイツがいるじゃないか!!
赤いスーツを身に纏い、拳銃と刀を振り回し、下ネタサブカルネタ言いたい放題、おまけにこっちに話しかけ、傷を負ってもすぐ完治。
愛する女のためならば、例え火の中水の中、好きな食べ物チミチャンガ、マスクはがせば腐ったアボガド、じゃあ仮面をつけたそいつは誰だ!?
待った?俺ちゃん!!デッドプール!!
・・・語呂よく書くの難しいですね。
そうです、ヒーローらしからぬヒーローが帰ってきたのです。
前作ではX-MEN加入を拒み、愛する女のためだけにリベンジを果たしたことで、今までのヒーロー映画の定説を打ち砕き、まさかのラブストーリーとして描かれた作品になるなんて誰が予想したでしょうか。
で、今回はさすがに地球のために戦うんだよね?ヒーローとしての存在になってくれるんだよね、自分のためじゃなく!!
・・・お~っと、自分のヒーローたるや、な価値観を押し付けてしまった。
とにかく予告を見る限り明らかに前作の大ヒットのおかげでお金が潤ってるのがよくわかるキャスティングの多さとCG処理。
パワーアップしてます!
さて今回は久々に試写会に参加できましたので、一足お先に鑑賞して来ましたよ!!!
作品情報
おしゃべりで不死身でノリが軽い。
バイオレンス描写に下ネタ満載で、お子様には刺激が強いということで「R指定」。
何から何まで常識はずれ無責任ヒーローが、世界中からのラブコールに応え、スクリーンに帰ってきた!
今度の敵は未来からやってきたマッチョな機械人間。彼との出会いをきっかけに今まで単独行動だった男が始めてチームを結成する!
アクションも面白さもそしてキャラの数もマシマシでやってくるぞ!!
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あらすじ
最愛の彼女ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)を取り戻し、お気楽な日々を送る俺ちゃん《(デッドプール(ライアン・レイノルズ)》。
しかしそんなのはつかの間、ある日未来からやってきたマッチョな機械男ケーブル(ジョシュ・ブローリン)がやってきて、大きな事件に巻き込まれちゃうんだ。
大好きなマイラヴァー・ヴァネッサのたっての希望もあって、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めたガキを守ることにしたんだけど、俺ちゃん一人だとパワー不足・・・。
そ・こ・で・・・だ!
特殊能力を持った奴らを集めて、最強鬼やばチーム“Xフォース”を結成をするところまではよかったんだが・・・。(HPより抜粋)
監督
今作を手がけるのは、デヴィッド・リーチ。
はい。「ジョン・ウィック」でチャド・スタエルスキと共同監督でデビューし、去年は「アトミック・ブロンド」を手がけたお方です。
そう、この2つに共通するのはアクション映画だということ。
だから今作もきっとすんげーアクションになっていることは間違いないのです。
元々はスタントマンとして数々の作品で出演していたそうです。なのでアクション・スタントの世界で彼の名前を知らないものはいないとか。
「マトリックス」でアクション構築のプロとして革命を起こしたそうで、その業績が讃えられ、「ジョン・ウィック」があり、今に至るのだそう。
で、現在はVFXなどを専門の工房が請け負うケースが当たり前になってきてるようですが、アクションもそれと同じ要領で製作されているらしく、監督が立ち上げたのが「87eleven」という会社を立ち上げ、今もなお最先端のアクションを構築してるんだとか。
これがあったからこそ、「ジョン・ウィック」や「アトミック・ブロンド」のあのアクションなのであります。
というのを、いつも飲むたびにしーまんさんから聞かされてますw
きっと今回の映画の感想もこの辺を熱く語ってくれることでしょう。
是非読んでみて下さい。マジでアクション映画に熱い男です。
監督に関してはこちらをどうぞ。
キャラクター紹介
- ウェイド・ウィルソン/デッドプール(ライアン・レイノルズ)
みなさんお馴染みクソ無責任ヒーロー
特殊部隊を引退したあとは、フリーの兵士として金を稼いでいた。
超人兵士計画の実験によって不死身の肉体に変身。
驚異的な治癒能力も手に入れ、自前のコスチュームを着て“デッドプール”となる。
おしゃべりでジョークが好きなお調子者。自分の「俺ちゃん」と呼ぶ。
今回は未来から来たケーブルの行動がきっかけで、超人たちをリクルート。Xフォースを組織してリーダーシップを発揮する!?(HPより)
- ケーブル(ジョシュ・ブローリン)
未来から来たマッチョなマシーン人間
テクノウィルスに感染して生物と機械の融合体になった戦士。
愛する妻と娘を亡くし、未来からタイムトラベルしてデッドプールを脅かすが・・・。(HPより)
- ドミノ(ザジー・ビーツ)
運を操るセクシーなデカ・アフロ
運を操るという超特殊なパワーを持つミュータント。
アフロヘアがトレードマーク。(HPより)
- ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)
デップーのラブリーハニー
娼婦だったが、ウェイドと知り合って意気投合。デッドプールに変身した彼に命を助けられ、ますますラブラブ状態に。
正義のヒーローになるようウェイドの背中を押す。(HPより)
- ラッセル/ファイヤーフィスト(ジュリアン・デニソン)
制御不能、ココロ荒ぶるファイヤー小僧
ミュータントを集めた孤児院で成長。
熱を発した両手から火の玉を放つ。ケーブルに狙われる。(HPより)
- ブラインド・アル(レスリー・アガムズ)
毒舌盲目ババア
デッドプールことウェイドのルームメイトである盲目の老女。
デッドプールを上回る毒舌家。(HPより)
- ウィーゼル(T.J.ミラー)
デップーのマブダチ
デッドプールの親友。
バーを経営しながら、武器の取引など裏稼業にも手を広げる。(HPより)
- ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)
爆発力ナンバー1の反抗期ガール
原子力エネルギーを肉体とその周辺に溜め、爆発させる。
前作より成長したが、相変わらず性格は反抗的。(HPより)
- ドーピンダー(カラン・ソーニ)
インド産おとぼけ運転手
デッドプール“御用達”のタクシー運転手。
インド訛りの英語で、デッドプールとの会話はかみ合わない。(HPより)
- ブラック・トム(ジャック・ケシー)・・・ミュータント刑務所の囚人。ドレッドへアで背中には十字架のタトゥーを入れている。収監されたウェイドとラッセルを脅かす。
- ユキオ(忽那汐里)・・・常にキュートな謎めいた暗殺者。ネガソニックの恋人。
- コロッサス・・・デッドプールをX-MENに引き入れようとするミュータント。全身を生体金属でコーティングし、怪力を発揮する。外見とは裏腹に性格は真面目。ウォーヘッドの指導役。
はい!というわけで、デップーは疑似家族でも作りたいのか!?とまで詮索しちゃいそうなキャラの多さに、一体どんな激闘が繰り広げられるのか。そして今回どんなネタをぶっこんで来るのか?もちろんFOX映画だよね?ヒットマンズボディーガードとか出てくるのかな?ライアンだけにw
ここから観賞後の感想です!!
感想
前作がラブストーリーなら今作はファミリー映画だった!!
俺ちゃん今回も終始笑わせてくれるぜ!バイオレンス描写もいっぱいだ!!!
以下、核心に触れずネタバレします。
試写会が素晴らしかった。
まずは前菜的な感じで、試写会での素晴らしかった体験レポートを。
30分前に現地に到着し並んでいたのですが、今回あまりの人数が開始前に並んでしまったことからいつもより早く開場。
ちゃんとデップーコスプレの方もいて皆さん写真撮影に勤しんでおりました。
そして観客の年齢層ですが、普通試写会って女性向けに開催してる節があるので、いつも行くとロビーでおばちゃんたちがお弁当食べながら時間つぶしてるんですが、さすがに今回は大学生中心だろうと思ったらとんでもなかった!!
もちろんカップルや中年夫婦、アメコミ好きな女性2人組、逆に男性社会人などいろんな層のお客さんがいる中、僕の隣には60過ぎくらいの男性2人、そして奥の方には70代くらいの老夫婦!!
おいおい!これ何の映画か知ってる?めっちゃFワードばっかり言うコミック原作のアクション映画ですよ?しかもティーンズに人気の。
まさか老夫婦にまで興味をもって見に来てもらえるなんてデップー幸せもんだなぁ!!
上映後どんな感想だったかインタビューしたかったですねw
あっという間に会場は満席となり、いざ上映。
2分に一度くらいの頻度で笑いをぶっ込んでくる俺ちゃんのせいで、場内は冒頭からあちらこちらでゲラさんたちが大声で笑っております。
そう、あなたたちが場内をそうやって温めてくれることが映画館では大事なのです。ただ、不快にいる人も紛れてますからちょっと注意した方がいいかもですね。
ま、この映画でそんな文句言うやつは、何を楽しみに来たのか理解できませんが。
徐々に場内は笑いで包まれ、クライマックスはみんながつられて笑う空気に。
そしてエンドロール!!
ここで体験したことのないことが起きました。今回エンドロールにもオマケ映像が流れるんですが、その映像があまりにも面白すぎて、まだ上映中にもかかわらず大拍手が生まれたのです!!
ちなみに僕はここで膝を叩きながらゲラってましたww
エンドロールが始まった途端席を立った人も何事かと足を止めスクリーンに釘付けになり、一緒になって大笑い。
もうこうなったらどれだけ大きい声出して笑ったもん勝ちです。
大袈裟かもしれないけど笑い声で場内揺れましたよw
サッカーの試合で得点が入った時の歓喜みたいなもんです。
この一体感は忘れられない経験でしたね。
しかし残念なことも。
僕の斜め前に座ったのは、小さなお子さんと母親二人組。
おいおいこれR15指定だよな?子供ダメだろ!親いても!
そこは正直主催者側の責任なんでなんとも言えませんが観賞はしていたわけです。
食い入るように見て楽しんでいたお行儀のいいお子さんとは違い、ひたすらスマホでLINEをしていたお母さんがひどかった。
明るさを落としてやっていたとしてもマナーは守って欲しいですね。
てか、子供が見たいから一緒に来たんだと思うんですが、だったらロビーで待ってりゃいいのに。
ファミリー映画でした。
ここからほんとの感想です!!
未来からやってきた半分機械の男による暴走を止めるため、仲間を集めチームを結成した主人公の攻防の模様を、前作ヒットで獲得した予算をフル活用して寝られたCG描写、映画ネタ下ネタFワードネタのおしゃべり満載な会話、細かいカット割りで構成された核心的なアクション、決して手を抜かないグロ描写、そして予算のほとんどをそこに使ったのではないかと思ってしまうほどのサプライズ演出などなど、明らかに前作以上のエンタメ要素を盛り込んだ映画でございました!!!
前作では恋人ヴァネッサとの離別から復縁までを描いた壮大なラブストーリーだったのに対し、今作はある大きな出来事によって導かれるまま家族を求めていく軸と、主人公には無縁と思っていた、死で罪滅ぼししようという軸の2つが巧く重なっていく実に壮大なテーマがありました。
初めて一人では倒すことのできない相手に出会い、同じような力を持つ仲間を集い立ち向かう。そこでチームワークというものを学び、共に戦うことへの悦び、そして失うことへの悲しみを憶え、今まで自分のためだけに戦ってきた男が初めて誰かのために戦う様を描いてるのです。
そして今作は喪失感に駆られ死を選ぼうとするウェイドの辛さや葛藤が随所に見て取れます。
前作であれだけの思いを焦がしていたのなら、この辛さがどれほどのものか。
そこから彼がどう乗り越えるかというのが仲間の存在へと繋がる、喪失と再生のハートウォーミングな作品でもありました。
とかクソ真面目に書きましたが、こういうシリアスな部分をですよ?ぜ~~んぶ茶化すんですよw
ギャグギャグギャグ!!の連発でそういう部分を隠しちゃうから、徹頭徹尾笑いで突っ走った映画です。たりめーかw
で、ファミリー映画だったということですが(デップー自身がそういってますので)、前作でコロッサスとネガソニック2人が登場して、それ以外のX-MENが仲間に加わるのかな?と思ったらそうじゃなくて、敵キャラであるケーブルの暴走を止めるために、自ら募集して集めるという流れ。
面接して何人か採用するんですが、酸性のゲロを吐くヤツ(この人「イット」のペニーワイズの人だよ)、運が能力という者、姿が見えない透明人間などなど多彩な能力者が集まる中、普通の一般人まで入ってくるのが面白い。
その採用された後ろで、タクシー運転手のドーピンダーが怒るのもツボw
そんな彼らと「Xフォース」なる部隊を結成していくんですね。
ですが、彼らにはちゃんとオチがついておりましてww
生き残るのがごく僅かという悲しい結末に・・・。
そしてヒーローとしての振る舞いができていなかったデップーに怒りを露にしたコロッサスにネガソニック、その恋人ユキオ、そんでもって敵だった男ケーブルも加わり敵に挑むんですね。これが彼にとっての家族として形成されていく運びになります。
ウェイドでのシーン。
今作で一番印象的だったのは、前作に比べてウェイド・ウィルソンとしてのアクションや行動が多かったこと。
もちろんデップーとして、ラッセルへの説得や暴走阻止、ケーブルとの一騎打ちなど活躍しますが、ウェイドの状態でアクションしたりするのはちょっと意外でした。
ラッセルと共にアイスボックスに連行されるウェイド。首に能力をなくしてしまう装置を付けられてしまうことにより、普通の癌患者に成り下がってしまいます。
全身癌状態でも口は達者のようで、食堂でブラックトムに絡まれてもその調子でけんかを売り結果暴れ回ります。
すると未来からやってきたケーブルがラッセルを殺しにやってきて、それを阻止するため重い体を動かしウェイドは立ち向かいます。
今回もハイテンポでカット割の多いアクションが目白押しだったんですが、ここでのケーブルとの戦いが僕はすごく印象に残りました。
首輪の取れたウェイドは食堂のテーブルの上でバックドロップが決められた状態(これ体がテーブルと垂直で倒れてるのがコワい)で、いつものウェイドに戻り、ケーブルとバトル。
しかし向こうのほうが一枚上手で中々勝てないんですね。で、ケーブルに腕を折られたウェイドは、彼と背中合わせになり背負い投げのような状態で持ち上げると同時に、折れた腕を首に引っ掛け絞めようとするんですね。
これデップーじゃなきゃできない高等戦術のような気がするんですけど。
いや腕の痛み気にしなきゃいけるか?
他にもウィーゼルのバーで涙を流すウェイド。アナ雪の「雪だるまつくろう」を歌ってわれわれを茶化してますけど彼が涙を流してるんですよ!?
実はちょっとウルッときました。
コロッサスに助けられてX-MENらの施設で遊んでるときもウェイドの状態で色々やらかしてますね。
このようにずっとデップーではなく、ウェイドとしての活動、もっと言えば癌に冒される前のウェイドも登場するので、ライアン・レイノルズ好きにはたまらない瞬間かもしれません。
今回も小ネタいっぱい
今作も最初から最後まで、映画ネタや音楽ネタがいっぱいでしたので、わかる範囲で解説したいと思います。
がっつりネタバレしてるのでご注意を!
- ローガン
冒頭どこか悲しげな俺ちゃんは、ヒュー・ジャックマンがX-MENのウルヴァリンとして演じ、最後の作品となった「LOGAN/ローガン」での最後の1シーンをかたどったオルゴールを鳴らしています。
彼も死んじゃったから俺も死んじゃおっかなぁなどと、今回もウルヴァリンいじりが登場です。
エンドロール中にはウルヴァリン自身も登場。
ケーブルがタイムトラベルに使ったアイテムをネガソニックが修理したことでデップーが乱用。
過去に戻って精算する旅に出かけます。
「ウルヴァリンZERO」の世界に行き、あの忌々しい姿のデッドプールを自らとどめを刺すのですが、そのときヒュー・ジャックマン自身が演じるウルヴァリンが登場します。
- 007
セリーヌ・ディオンの主題歌に乗せて始まるオープニング。
対称に映ったデップーだったり、爆破シーンや銃撃シーンをスローモーションで色々見せる映像は、「007」のオープニングのオマージュです。
キチンと最初にガンバレル・シークエンスをパロったシーンが流れるので、わかる人こそ笑えてしまうオープニングです。
ちなみにこのシーンでデップーが椅子に座って拳銃の弾を上から浴びる映像が流れますが、これは映画「フラッシュダンス」のパロディです。
- MCUネタ
・運を能力とするミュータント、ドミノに対しデップーは黒皮のスーツだからということで彼女を、ブラックウィドウになぞらえて「黒いブラックウィドウ」とジョークを飛ばします。
・前作でデップーに感化されすっかり彼のお抱え運転手になったタクシー運転手のドーピンダー。今回Xフォースに入れてもらえず悔しがっていましたが、クライマックスである人物を車でひき殺す役目を果たします。
そのときデップーは彼を「ブラウンパンサー」と呼びます。それはワカンダ国の王ブラックパンサーになぞらえてのもの。アフリカ系が黒ならばインド系は茶色ということですね。
・ケーブルを演じるジョシュ・ブローリン。「アベンジャーズ/インフィニティウォー」でも最強の敵サノスを演じているので必ずデップーはいじるだろうと思ったら見事にいじっておりました。
クライマックスでケーブルに向かって「おいサノス!」といいますが、最後までしゃべらせてもらえないという件。なんて言ったかは忘れてしまったんですが。
・首につけられた装置によって能力を発揮できず、癌がどんどん進行していってしまった状態のウェイドは、普通の人間になってしまったことをホークアイと一緒だとボヤきます。
- バットマンVSスーパーマン
悪い奴らを一掃していたデップー。今日は記念日だからと急いで家に帰りヴァネッサに遅くなった言い訳を話すんですが、黒いマントの男と戦っていたんだけど、お母さんの名前がお互いマーサだって事に気づいた、とジョーク。
バットマンVSスーパーマンの劇中でも、スーパーマンとバットマンの母親の名前がマーサであったことに気づきケンカをやめるという件があり、それをパロっています。
- グリーン・ランタン
ケーブルがタイムトラベルに使ったアイテムをネガソニックが修理したことでデップーが乱用。
自身の過去を清算するため旅に出ます。
「グリーン・ランタン」の台本を持ったライアン・レイノルズ。ようやく大作映画に出られるぞ!と発したあと、デップーによって殺されてしまいます。
大コケした映画に出演させないという自虐ネタでありました。
ちなみに試写会場では、ここでボルテージが最高潮に。
- X-MENネタ
恵まれし子らの学園を訪れたデップー。
プロフェッサーXの車椅子に乗ったり、セレブロを被ってテレパシーを送ったりとやりたい放題。
しかしいつまで経ってもメインのキャラが登場しないことに腹を立てます。制作費増えたんだからいたっていいだろう!と。
するとカメラはデップーの右側に切り替わります。すると、X-MENのメインキャラサイクロプスやビースト、クイックシルバーらが映るのですが、扉を閉めてしまい一瞬だけの登場となりました。
もうひとつは、ラッセルが刑務所で仲間にしたミュータントがジャガーノート。
「X-MENファイナルディシジョン」でも登場した人気のミュータントで、大きな体で突進したり、破壊したりするほどの力を持っています。
デップーはどうやらファンのようです。
- スター・ウォーズ
ヴァネッサと子作りしようとする際、自分をロクに育てなかったオヤジのことを思い浮かべ、自分もそうなるのではないか、スターウォーズのように。
だからルークは妹とヤるのというきついジョークを言うと、ヴァネッサが何かお話を勘違いしてる、それは帝国の逆襲よ、これまたきついジョーク。
- グーニーズ
ジャガーノートによって体を真っ二つにされたデップー。
何日か経てば下半身が生えてくるまで、アルの家で回復を待っているのですが、その時にきているアロハシャツが「グーニーズ」のチャンクが来ているシャツと一緒というもの。
他にも護送車でケーブルとの一戦。拳銃に対して刀で応戦するデップーが一言、来い!片目のウィリー!というのですが、これもグーニーズで出てくる伝説の海賊「片目のウィリー」の事を指しています。
実際ジョシュ・ブローリンは主要キャストとして出演しているという絡みもあってのジョークでしょう。
- マット・デイモン
ケーブルが未来から現在にやってきたとき、トラックの荷台に背もたれてトイレットペーパーの話をしている中年男性二人組みが映ります。
トラックを盗もうとケーブルに殺されてしまいますが、この2人は左側がマット・デイモンと右側がアラン・テュディックです。
夜のシーンの上に特殊メイクを施してるので気づくのが難しいですが、顔立ちは彼らそのもの。
ちなみにマット・デイモンの役名はディッキー・グリーンリーフとのこと。
彼が出演した映画「リプリー」でジュードロウが演じた役名です。てことは、なりすました後ってことか・・・。
- ブラッド・ピット
最強鬼やばチーム「Xフォース」を結成するために面接を行ったデップー。
採用されたメンバーの中には姿が見えない透明人間「バニッシャー」というミュータントが。
ラッセルが運ばれている護送車を空から追跡しパラシュートで降下し潜入する作戦を決行するXフォース。
デップーとドミノは目的地点にたどり着けなかったものの、なんとか着地に成功。
しかしそれ以外のミュータントはそれぞれ着地に失敗し、直視できない死に方をします。
バニッシャーは電線に引っかかり感電死するんですが、そこで初めて彼の姿を見ることができます。
それがまさかのブラッド・ピット。
デップーもマジで!?と驚きます。
どうやら当初ケーブルはブラッドピットをキャスティングしていたようですが、スケジュールの都合であえなく断念したんだとか。そういった経緯でのカメオ出演だったようです。
- ヒュー・ジャックマン
去年ウルヴァリンとして最後の出演となったヒュー・ジャックマンですが、今回泣きの1回でウルヴァリンとして登場。
前作で彼のお面を付けていたという縁なのか、ヒーリングファクターという同じ能力だからなのか、理由はわかりませんが嬉しいサプライズでした。(一応過去作と同じシーンなので、使い回しかも)
ヒュージャックマンのインスタグラムで、彼が自撮りしながら部屋を写していると、後ろのベッドでデップーが寝そべっている、という動画がありましたが、どうやらこの事を示唆していたようですね。
他に彼のネタとしては、刑務所に護送されたラッセルの囚人番号が、「レ・ミゼラブル」でヒューが演じたジャン・バルジャンと同じ24601番だった、とのこと。
- 氷の微笑
下半身がまだ生えてこないウェイドの前に現れたケーブル。全員が銃を構え一触即発の中、足を何度も組みなおしながらしゃべるウェイド。
シャロン・ストーンが演じた「氷の微笑」での足を組みなおすことで、見える見えない論争を巻き起こした名シーンを、パロディにしています。
ちないにウェイドも下半身はスッポンポン。見えてますw
- テイラー・スウィフト
恵まれし子らの学園に来たデップー。実は中にきているTシャツのプリントされたものは、テイラー・スウィフトが実際に飼っているネコのメレディスとオリヴィアだそうです。
- セイ・エニシング
最後の決戦を前にジャガーノートに対抗できるコロッサス必要となったデップでしたが、彼とは険悪になったまま。
そこでラジカセの絵柄のスマホを両手で挙げて音楽を流しながらコロッサスに謝ります。
これは「セイ・エニシング」でジョン・キューザック演じる主人公が恋人の家の前でやるシーンをパロディにしたものです。
先日大ヒットした「レディ・プレイヤー1」でもウェイド(ややこしいなw)が。オアシスでの最終決戦をする際みんなに呼びかけているシーンで同じ事をやっています。
映画は他にも、「ライオン・キング」、「アナと雪の女王」、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」、「ソウ・ザ・ファイナル」、「クール・ランニング」などの作品を劇中でネタにしています。
最後に
いや~~ほんと笑い死にしそうになるほど頭から最後までジョークジョーク、グロ、ギャグな映画でした。この笑いの部分を言葉で伝えるのが難しい!
でもこの笑いを取っ払うと見えてくるのは、一人の男の喪失と再生、自分のためでなく誰かのために生きることに気づく、それが家族を作ることという強いテーマを下地に敷いてたんですよね。
そしてバイオレンスな描写も今作は非常に多かった。なんてったってデップーがジャガーノートに真っ二つにされるし、冒頭バラバラだし、いろんな小悪党どももギッタンバッタンに殺しますし、他にもXフォースの面々が血がブシャー!!でしたしw
僕正直前作はあまり好みではなかったんですね。単純に中身のない話だなぁと感じてしまって。まぁ俺ちゃんヒーローじゃないし?そこ言う?っていわれたらそれまでなんですけど、お話としてもぐっと来るような話ではなかったなぁと。
ただ今作は意外と真面目な話だったりもして、それを彼の性格が示すようにユーモアで覆ってるから楽しいしテーマもいい。
だから僕は前作よりも今作のほうがアリでした。
逆に前作であまりにもハマってしまった人は、もしかしたらよくあるその辺の続編映画に成り下がってんじゃん!って不満を持ってしまうかも。今回かなり大味ですし。
第4の壁とか全然でてこなかったですし。やってたけど露骨にやってはいなかったですよね。
とにかく楽しい映画であることは変わりないです。続編やるんでしょ?
てかそろそろX-MENに絡んでくる・・・ムリかw
というわけで以上!あざっした!!
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満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10