モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「ドリームシナリオ」感想ネタバレあり解説 俺はニコラスケイジが夢に出てもオッケーだ!

ドリーム・シナリオ

今から15年前に、「世界中の人々の夢に同じ人物が登場したが、現実でその姿を見た者はいない」という怪現象があったそう。

薄毛で極太眉毛のその男性は、「THIS MAN」と呼ばれ、たちまちネット上でミーム化し話題を呼んだそうで、日本のTVでも取り上げられたんだとか。

 

結果的にそんな男は存在せず、ゲリラ・マーケティングの一環だったこと判明しました。

 

今回鑑賞する映画は、THIS MANとは違い、現実に存在する男が夢に出てきて大騒ぎという物語。

なぜか今俺が最も好きな俳優となったニコラス・ケイジがどんな名演技を見せてくれるか、楽しみで仕方ありません。

ぶっちゃけ話が面白くなくてもいいんです、ニコラス・ケイジが最高だったら…。

 

むしろそこしか楽しみがないw

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

作品情報

世界中で旋風を巻き起こしている気鋭のスタジオA24と「ミッドサマー」「ヘレディタリー/継承」などで人々の不安を煽る鬼才アリ・アスターが製作に加わったドリームスリラーが爆誕。

 

何百万もの人々の夢の中に現れ、一躍有名人となった大学教授が、夢によって思わぬ事態に陥っていく姿を、現代の不条理で残酷な世論やカルチャーを笑いと鋭い視点で斬ったオフビートな痛快ダーク・コメディ。

 

監督はノルウェー出身のクリストファー・ボルグリ

長編2作目となった「シック・オブ・マイセルフ」がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されるなどして話題を呼んだ。

 

そして主人公の大学教授マシューズを演じるのは、演技派俳優ニコラス・ケイジ。

自身のキャリアでも「ベスト5」と豪語するほどお気に入りの作品となったニコラス・ケイジは、「ミッドサマー」のアリ・アスターの作品に出演できないかとメールでやりとりしていた際に、本作の脚本を薦められたそう。

 

実際ケイジ本人も「知らぬ間にネットでミーム化」されていた経験を持っていたことから、本作で活かしたいと考えるように。

見得を切るような歌舞伎風の芝居で一世を風靡した彼は今、「ヌーヴォーシャーマニック」なるイタコ的芝居へと変化を遂げており、自身の経験とイタコ的演技がどのような化学反応を見せるか注目だ。

 

他のキャストに、「ブラック・スキャンダル」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」ジュリアンヌ・ニコルソン、「ボーはおそれている」のリリー・バード、「スーパーバッド 童貞ウォーズ」、「JUNO/ジュノ」のマイケル・セラなどが出演する。

 

本作でゴールデングローブ賞にノミネートしたことで、再び注目を集めているニコラス・ケイジが、今年あなたをトラウマにする!!

 

シック・オブ・マイセルフ

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  • クリスティン・クヤトゥ・ソープ
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マッシブ・タレント

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あらすじ

 

ごく普通の暮らしをしている大学教授のポール・マシューズ(ニコラス・ケイジ)。
ある日、何百万という人々の夢の中に一斉にポールが現れ、一躍有名人に。

 

人々にもてはやされ、メディアの注目を集め、夢だった本の出版まで持ちかけられ、ポールは天にも昇る気持ちだった。

 

しかし、そんな夢のような日々は突然終わりを告げる。

 

夢の中のポールが様々な悪事を働くようになり、現実世界で大炎上。

その人気は一転、ポールは一気に嫌われ者になり、悪夢のような日常が始まる。

 

何もしていないのに人気絶頂を迎え、何もしていないのに大炎上したポールの運命はー!?(公式より抜粋)

youtu.be

 

 

感想

これはあまりにも不条理過ぎて泣けてくる。

しかし現実でも似たようなことが起きていることを危惧するべきだ。

しかし、ニコラス・ケイジという男は、ホント芸達者だよ!!

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

俺のニコラスケイジ愛。

この映画を語る前に俺が今どれだけ「ニコラス・ケイジ」にハマっているかを語りたい。

 

借金返済のために年間4,5本もの映画に出演していたニコラス・ケイジが、借金を完済し、新たな家庭を築き、それが見事に仕事に反映し、再びキャリアの黄金期に入っているというのは、映画ファンなら聞いたことがあるかもしれない。

 

そうした彼の環境に関して個人として、イチ映画ファンとして非常に喜ばしいことだが、そんな俺は彼のいわゆる「低迷期」と呼ばれた頃の作品をまるで見てこなかった。

 

「マッシブ・タレント」で、「ゴーストライダー2」以来の彼の主演映画を劇場で観賞した際は、色々な思いがこみ上げてきたと同時に、俺はまだ彼を語れるほど映画をているのか?という疑問に陥った。

 

確かに「マッシブ・タレント」の予習と称して、未見だった「リービング・ラスベガス」や「アダプテーション」、「月の輝く頃に」といった、アクション俳優以外の面を見せた初期や全盛期の作品を網羅はしていた。

 

これまで「フェイス/オフ」や「コン・エアー」、「ザ・ロック」といった彼の代名詞的映画以外にも、こんなに良質な映画が、良質な芝居を見せる人だとは思わなかったことにいたく感激したのを覚えたが、「マッシブ・タレント」によるニコラス・ケイジブームも一過性のものに過ぎず、気が付けば、すっかり別の映画に夢中になっていた。

 

 

しかし、そんな俺にも転機が訪れる。

映画仲間とのXスペースで「直近10年のニコラスケイジ作品を見まくって語る」という会を行ったのだ。

その時俺が見たのは、「オレの獲物はビンラディン」、「フローズン・グラウンド」、「Pig/ピッグ」、「ウィリーズ・ワンダーランド」、「レンフィールド」、「アースフォール/JIU JITSU」、「ゲットバック」だった。

 

はっきり言って全てが優れた映画とは言い難かった。

しかし、どのニコラス・ケイジも「一生懸命」役を全うしていたことに感銘を受けたのだ。

声色を変え、仕草を変え、大見得を切るかのような芝居もあれば、鋭い目つきで淡々とこなす芝居もあった。

 

ギャラは全盛期よりもだいぶ下回っただろう。

それでも彼は一切を手を抜くことなく、役と向き合うことで、どのように演じれば伝わるか、観客を楽しませることができるかを考えて演じていた、ように思えた。

 

特に「ウィリーズ・ワンダーランド」は彼は一切声を発しないのに、なぜかかっこよく、時にクレイジーで、常にスクリーンで映える姿を見せていた。

「Pig/ピッグ」ではこれまでとは全く違ったアプローチで芝居をしながら、内面からあふれ出る凄みを感じた。

 

この二つは、久々に「本当に見ておいてよかった」と思った作品で、これをきっかけに、2024年は少しずつ「ニコラス・ケイジ映画」を見続けることを決意したのでした。

 

それからというもの、「マッド・ダディ」や「ブレイクアウト」、「バット・ルーテナント」、「ラストリベンジ」、「ペイザゴースト」、「ドッグ・イート・ドッグ」、「ドラッグチェイサー」、「カラーアウトオブスペース」と、最低月に1本は観賞しながら、ニコラスケイジに惚れていったのでした。

 

彼のフィルモグラフィは合計で100を超える作品があり、まだまだ道半ばではあるものの、今後公開が予定されているといわれる「Longregs」では連続殺人鬼を演じるらしく、2024年のハロウィンではその仮装をしていた人が欧米では多数いたくらいの反響がったそうで、非常に楽しみにしているし、彼の初のドラマシリーズとして話題を呼んでいる「スパイダーマン・ノワール」の実写版も絶対見たいと思っているので、現実世界はちっとも楽しくないけど、ニコラスケイジの映画が見れるなら俺は今幸せだと思いながら生きております。

 

そして今日、彼の新作をようやく拝めることに、ウキウキして臨んだのであります。

 

 

本作は上でも書いた通り、知らんうちに誰かの夢に登場したことから世間でバズッたものの、突然それが悪夢になってしまったことで世間からバッシングされることはもちろん、仕事にも家庭にも影響を与え、キャンセルカルチャ―の被害に遭ってしまう大学教授をにニコラスケイジが演じたというお話。

 

率直な感想から申し上げれば、ぶつ切りの場面転換に不可解なサブリミナル演出、きっかけとなった夢に対する原因の究明、ギリギリ笑いと怖さの線上をふらついた不条理コメディなど、色々スッキリしない点や、どう受け止めていいかわからない辺りなど、最高に面白い!!とは言い難い作品ではありました。

 

しかし、これまでのニコラス・ケイジ主演映画と比べたら俄然面白いし、興味の枠内容であったことは事実。

 

その辺はおいおい語るとして、まずはニコラスケイジの演技を余すことなく語りたいと思っております。

 

 

そもそも彼は本作のインタビューで、自身が演じた作品の中で「ベスト5に入る脚本」だと語るほど偉く気にっており、そのお気に入り具合が芝居から見て取れるほどノリにノッていた印象を受けました。

 

彼は「初めてネットミーム化されたハリウッドスター」という経験をしていたようで、当時は知らぬ間に自分の映像や切り取り画像で遊ばれていることに、大きく戸惑いを受けたそう。

インタビューでは物腰柔らかく話していたものの、実際は怒り狂ったかもしれないし、思いっきり悲しんだかもしれない。

過去の映画でやってたような表情だったら、是非間近で見て見たいモノですが、恐らく私生活ではそうではないんだろうな。

 

とにかくそんな経験をした数少ないスターだからこそ、本作での「知らぬ間にバズって知らぬ間に邪険にされる」大学教授の一挙手一投足を演じることができたんだろうと。

 

劇中では彼が動物心理学を教える大学教授という役柄から、「シマウマはなぜあの模様なのか」という質問から語られていく。

一見シマウマは白黒の模様のため、一頭だけではすぐ獲物にされてしまうが、群れを成すことで身を守ることができるという特性を持っているとのこと。

 

人間が群れを成して行動すれば「目立たない」という例えにスライドし、本作のテーマへと繋がっていくのであります。

 

実際主人公ポールは、過程でも職場でも大して目立つことのない人物で、家でも娘からはそこまで頼りにされてない様子だったり、授業中生徒が普通に喋ってしまうほど、大して注目されていないことが窺えます。

 

しかし彼はかねてから研究していたアリの成体(インテリジェンスならぬアンテリジェンスと言ってたのは笑ったw)を本にしたい夢があったようで、その研究を大学の同期に奪われたと思い込んでおり、彼女に「同課自分の名前を入れてほしい」と懇願してたシーンがありました。

 

このシーンを分析するに、ポールは目立たぬよう生きていたが本音は注目を浴びたい気持ちが知らぬ間に芽生えていたのかもしれません。

 

この大学の同期との食事のシーンで、ニコラスケイジは首を左右に3回振る癖を見せてたんですよね。

あれ、一体何の動作なんだろうと考えながら見ていました。

多分なんですけど、首をふることで本音を感情的にぶつけることを恐れ平常心を保とうとしたのではないかと。

違う違う違う!俺の本音よ消えろ!みたいな。

 

そうした細かい動作を瞬時にナチュラルに挟む彼の芸当に思わずゾクッとしたのを覚えています。

 

細かいところで言えば、今回も声色を変えて役に臨んでるし、歩き方もどこかしら頼りない感じで歩いてるんですよ。

もっと言えば、微妙に猫背な佇まいも、意識して立っているかのよう。

悪夢にうなされたことで授業をボイコットしている学生のために、セラピーを開き、彼を見るだけで不安にあってしまうトリガーを取り払おうとするんだけど、奥から少しずつ近づいてくるポールを見て、皆一斉に部屋から出ていくシーンでは、まさに「佇まい」だけで、怖いのか優しいのか判断できないような不気味さを放っていたのはさすがだと思いました。

 

 

そもそも今回ニコラスケイジは、現実の世界での自分とは全く違う物体を、夢の中で表現しなくてはならないという、非常に難しい芝居をしなくてはならず、劇中で何度も現実のポールと夢のポールが交差することで、果たして本当のポールはどっちなんだ!と思えるほど別人格をこなしていたんですよね。

 

それこそ一番印象的だったのは、二番目の娘が悪夢にうなされるシーン。

部屋のドアの隅に人影が見えるので起きてみると、いきなりポールが腕を大きく振って満面の笑みで行進してくるではありませんか!!

 

こ~~~わっ!!と同時に、爆笑もんでしたね。

 

序盤の夢では「何もしない」という立場で出てくるので、何もしない姿のポールにクスッと笑ってしまうんですが、悪夢に切り替わった瞬間、首は締めるわ鈍器で殴るわやりたい放題で最高でしたね。

 

こうしたギャップがあるからこそニコラスケイジを愛してやまないわけですw

 

このギャップは終盤にも訪れるんですよ。

悪夢によって妻との生活にもヒビが生じ、別居状態となってしまったポールが、彼の夢騒動を発端に誕生した「夢の中に入ることができるデバイス」を使って、妻を助けに行くシーン。

なぜか夫が夢に現れないことを不思議がっていた妻が「あなたが夢に出るならトーキング・ヘッズのダボダボのスーツで助けに来てほしい」と語るシーンが序盤にあるんですが、それをエンディングでやるというシチュエーションに、俺は号泣しましたよ…。

 

しかも「現実で助けたかった…。」なんてセリフを漏らすもんだから、もう感極まってしまって。

おそらくあの夢はポール自身の夢で、妻の夢ではないんでしょう。

だからこそ、この不条理極まりない男の末路に、涙しか出てこないという。

 

ここに至るまでのシーンが、非常にぶつ切り編集のシーンの連続なのに加え、特にポールが気持ちを吐露するようなシーンもなく、淡々とポールの単独生活を見せられる羽目になるんですよね。

 

それでも一人の生活は何かと不便で、一人でいることが淋しくてってのが伝わるように作られていて。

それまでの夢騒動から一転して、その後のポールにしっかりフォーカスした映像になってるんですよね。

 

時の人になってしまった代償が、ここまで悲痛なモノになってしまうのかという姿をニコラスケイジが体現したからこそ、ラストの本音は号泣ものだったということです。

 

 

何故悪夢へと変換したのか。

ニコケイにフォーカスしたことばかり書いてたら映画の内容をすっかり忘れてましたw

 

それだけニコラスケイジが素晴らしいんだということが伝わればいいなぁと。

 

さてさて映画の本題ですが、序盤では「何もしない」だけだったポールが、なぜ急に人を攻撃するようになり、それが悪夢へと変わっていったのか、正直さっぱりわかりません。

 

そもそも本作はたびたびSNSで起きるキャンセルカルチャ―を題材にしたような話だったと思うんですが、みんなが誰かを批判する運動が起きる時って、当事者の発言や言動がきっかけで起きる現象だと思ってたんですが、劇中のポールは現実世界で「何もしていない」んですよね。

 

 

でも、きっと何かアクションを起こしたはずなんです。

それが「欲」なのではないかと。

 

劇中では、大学の同僚が研究した論文に自分の名を入れてほしいという「欲」が出たり、一気に注目を浴びたことでメディアのインタビューに応えたり、それによってご無沙汰だった妻と久々の行為に及んだりしたかと思えば、今度は新たに立ち上げたというメディア媒体から本を出版する話をもらって意欲を出す「欲」を見せたかと思えば、そこで出会った女性と行為寸前までいくという「欲」が出たりするんですね。

 

こうした「欲」が、人々の夢を悪夢に変えたのではと。

 

本来ポールは現実世界でも「何もしなかった」ような気がするんですよ。

それは「目立ちたくない」意識から来たものだと思うんですけど、「目立ってしまった」ことで人間そのものが持つ「欲」に駆られてしまったと。

 

序盤の授業の中でも、シマウマの話を人間に置き換え、「目立つにはどうすればいいか」という質問に、生徒が「繁殖」って答えるんですよね。

行為をしたこと、行為寸前に陥ったことが「繁殖=目立つ」ことならば、やはり悪夢に変換してしまった原因はポールにあるのではないかと。

 

もしポールが目立ってしまっても目立たないようにおとなしくしておけば、みんなの夢は「悪夢」にならなかったんじゃないかと。

 

それはやはりSNSでも同じことで、バズを連発してインフルエンサーになった途端、ちょっとしたことでも反感を買ってしまう人を見かけますが、もはやそういうことなんじゃないかと。

 

それこそちゃんと「悪夢」を見た人ってどの程度いたんでしょう?もしかしたら見てないのに「見た」と言い張って、キャンセルカルチャ―をさらに過熱させた奴もいたかもしれません、

SNSでもそうでしょ?

 

また悪夢によって不協和音が出てくる後半のポールの立ち振る舞いは、非常によくなく、それじゃ妻も離れていくよなと。

実際良くも悪くも「目立ってしまっている」ことに対して、やはり「おとなしくする」することが一番の火消しなのかもしれないのに、「俺は何もしていない」という正しさが、逆に人を困らせていくという状態に繋がるわけで、それが分かった時にはすでに遅いって話なわけですよ。

 

 

最後に

しかし、あれですね、なぜ妻は夢の中に旦那が登場しなかったんでしょうね。

そして、なぜ若い女性の夢だけポールは「何かした」んでしょうね。

これに関しては俺は「ハニトラ」だと思いますけどね。

 

ポールが出てくる夢を見た人と見なかった人の違いは果たして何だったんでしょうか。

そこは俺程度の低偏差値では解明できませんw

 

とにかくこの映画でニコラスケイジがゴールデングローブ賞にノミネートしただけある演技だったのは最高でした。

ヌーヴォーシャーマニックを体現する「抑えの芝居」をすることで、人間臭さがこぼれる面白さ、それがあるからこそ人間の本質が見え、ウェットなラストへと持っていく彼の技量に、心底惚れました。

 

 

ふと思いましたが、なぜ劇中で彼の味方をする人または擁護する人が出てこないんでしょうね。

SNSを題材にしたならそこも必要だった気はするんですけどね。

「ちょっと待ってくれ、彼の意志ではないのに危害を、しかも夢の中で喰らったからのけ者にするって、人としてどうなんだ?」みたいな。

フランスで本を出版できたって需要があったから、彼らがそれにあたるのかな。

 

とにかく今夜、彼が夢に出てきてくれないか、今からワクワクですw

最悪首絞められてもいいやw

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10