モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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アニメ映画「グリンチ」感想ネタバレあり解説 クリスマスなんて大嫌い!なんちゃって。

12月14日

グリンチ

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やってきました!

冬のアニメ映画興行。

今作の公開週から、ドラゴンボール妖怪ウォッチ、その翌週にはシュガーラッシュが控えており、冬休みが始まる子どもたち向けの映画がガンガン投入されていきます。

まさに子供たちを映画館に囲え!とばかりにできた包囲網、どれがヒットするかわからない群雄割拠な事態となっております。

正直僕はアニメ映画が得意ではありません。(ディズニーは別ですがw)

しかし、今年はTOHOシネマズにいくと、今作を製作しているイルミネーションスタジオのインタビュー動画が必ず流れていて、ちょっと見たくなる気持ちにさせるんですよね。

 それが今回の映画「グリンチ」なんですが。

やっぱりグリンチっていうと、ジム・キャリーがかつて主演した実写映画が思い浮かびますが、あれとおんなじでいいんだよね?

 

グリンチ [Blu-ray]

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今回も実写と同じでクリスマスを盗もうとするのか、それとも差別化を図るのか。

てか、久しく観てないからおさらいするか。

 

やっぱりアニメーションだから、実写では難しいアニメ特有の動きを堪能したいですよね。

特にアメリカのはテンポがいいから楽しい。

 

冬休み映画でしかもクリスマス映画。

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

 

ドクター・スースが1957年に発表した児童文学「いじわるグリンチのクリスマス」をアニメーション映画化。

クリスマスを嫌うグリンチが町をめちゃめちゃにしようと企む姿と、サンタクロースに会いに行こうとする一人の少女との出会い、幸せを嫌うグリンチがなぜそうなってしまったのか、また彼に一体どんな変化が訪れるのかを、アニメーションならではの愛らしい表情や動きたっぷりに描いていく。

 

字幕版にはベネディクト・カンバーバッチが、吹替え版では大泉洋ら豪華声優陣をキャスティング。

この冬いちばんの話題作がクリスマスを目前にやってくる!

 

 

 

グリンチ ちょっこりさん グリンチ 高さ約17cm

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「グリンチ」オリジナル・サウンドトラック

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グリンチ

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  • 作者: ドクター・スース,Dr.Seuss,いつじあけみ
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あらすじ

 

 

今年のクリスマスはど~なっちゃうの!?

 

家族も友達もいないグリンチ(声:ベネディクト・カンバーバッチ/大泉洋)はいつもひとりぼっち。

ずっとさびしい毎日を過ごしていた。

だからオトナになって・・・

ひねくれ者になってしまった!!「

 

そんなグリンチがいちばん嫌いなのは、村中が幸せな気分に包まれるクリスマス。

みんなの笑顔が我慢できないグリンチはとんでもない作戦を思いつく。

 

「サンタクロースに変装して村中からプレゼントを盗んでやる!」

 

その頃、フーの村に住む少女シンディ・ルー(声:キャメロン・シーリー/横満菜帆)は、ある“願い”を叶えてもらうため秘密の計画を立てていた。

 

そしてクリスマスイヴ、シンディはサンタの格好をしたグリンチと出会う・・・(HPより抜粋)

 

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監督

今作を手がけるのはヤーロウ・チェイニースコット・モシャー

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チェイニー監督は右、モシャー監督は左、みたいです。

チェイニー監督は、犬や猫をはじめとしたペットを主人公に、飼い主が留守の間彼らがやらかす大騒動をコミカルに描いたイルミネーションアニメ「ペット」の監督を務めたお方。

モシャー監督は、元々製作や編集などに携わったお方だそうで、これまでレズビアンの少女と青年が織り成す奇妙なラブストーリー「チェイジング・エイミー」、妻を失った男が一人娘の世話に奮闘し人生を取り戻していくハートフルコメディ「世界で一番パパが好き!」などを製作しています。う~んどっちもベンアフ!

今回初の監督ということですが、ペットを大ヒットさせた監督と共同ならきっと大丈夫でしょう。

 

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キャラクター紹介

 

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左上より。

  • グリンチ(声:ベネディクト・カンバーバッチ/大泉洋)・・・人の幸せが大嫌いな超ひねくれ者。緑色のふさふさした毛に覆われた赤いマフラーがトレードマークのやつ。
  • マックス・・・グリンチに忠実な愛犬で、唯一の友達。
  • フレッド・・・グリンチの仲間になるちょっとおバカなトナカイ。
  • シンディ・ルー・・・サンタクロースに願いを寄せるフー村の少女。
  • ドナ(ラシダ・ジョーンズ/)・・・シンディの母。双子と娘の世話に毎日忙しくしている。
  • ブリクルバウム(秋山竜次)・・・グリンチのことを親友だと思っている、クリスマス大好き隣人。
  • 天の声(宮野真守)・・・グリンチを温かく見守るナレーター。

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスを盗むってのはどうやるんでしょうか。実写版との比較もしながら楽しめたらいいなという気持ちですが、果たして。

ここから鑑賞後の感想です!!

 

感想

映像にすごく力を入れてるし、グリンチのクリエイティビティが楽しい!

しかし内容が薄っぺらい!!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひねくれ者ってその程度か。

小さな頃のトラウマが原因でクリスマスを忌み嫌う孤独な男が、大胆不敵な計画を立て、町に迷惑ををかけようと企む姿を、彼の孤独な生活から生まれた発明の数々や愛犬との仲睦まじい日々、プレゼントなんかいらない代わりに私の願いを叶えてほしいとクリスマスを待ちわびる少女の健気な日常という2人の視点を、細部にわたってブラッシングされたCGアニメーションならではの表現豊かな動き、まるで移動遊園地のような町の構造やそこに集う人たち、1年に1度のクリスマスをどれだけ盛大にやるんだwという気合の入れ様に、楽しさ際立つ作品でございました。

 

僕もまぁどちらかというとひねくれ者的部分があるので、グリンチという人物がどれだけひねくれているのか共感できる部分があるか楽しみにしていたわけですが、これがまぁそこまでひねくれた奴か?と思ってしまう程度のひねくれっぷり。

買いためた食糧が底をついてしまったことで、クリスマスムード一色の村へ行き買い出しへ向かうグリンチの一行動がひねくれ者としての性格を見せることができる部分だったわけです。

雪だるまに人参の鼻を衝けようとするも届かない子供に対し、ニンジンを顔に押し付けすぎて首ごと落としてしまう行動、スーパーでもクリスマスに使いたい食材を取ろうにも届かない主婦を横目に食材をかっさらい、それ買うの?と聞かれたので別に~とさらに高い一の棚へ戻す意地悪っぷり。しかもその後棚にぶつかり、その食材が入った瓶を落として割ってしまうとどめの一発。

いやな奴ですねぇ~。

でもこれがひねくれているかどうかって描写とは思えないのが非常に残念。

それってただの意地悪おじさんでしかないじゃないかと。

どちらかというと行動でなく思考で示してほしかったなぁというのが僕の意見。

例えばスーパーでそういう意地悪な行動をしたあと、したり顔をするんでなく平然とした表情をした方がこいつひねくれてるなぁってのが伝わると思うし、クリスマスを盗むという計画の詳細を、ただ装飾やプレゼントを盗むのでなく、発想の転換で盗んで欲しかったなぁと。

みんなが向かう方向とは違う方向に行くような発言とかを言ってくれると、あ~こいつひねくれてるなぁって感じると思うんです。

 

ただね、このひねくれている性格が他の人とは違う発想を持っているからこそ、彼の発明の数々にはさすがと思ってしまったんですね。

コーヒーを淹れるマシンを犬でも入れられるように開発してしまう点や、そりを改造してサイドカー的なものに作り替えてしまう技術、どういう仕組みかわからないけどプレゼントを吸いつけてしまうステッキや、ツリーを一瞬で括ってしまうロープなどなど彼の発明には驚かされるばかりです。

 

 

まるで天使のような少女。

そんな彼を変えてくれる少女、シンディ・ルーの存在が観る者の心をピュアにさせてくれます。

シンディ・ルーはサンタクロースからプレゼントを欲しいとねだるのではなく、プレゼントがいらない代わりに私の願いを叶えてほしいと思う人物。

その願いは、夜勤で働き朝家に帰ると自分と下の双子の面倒を嫌な顔せず観ながら、昼間家事をこなすとってもハードな毎日を送っている母親を楽させたいと願っている。

実にいい子だ!実にいい子なんだけど!

だったら君が家の手伝いをするという描写が無いのが惜しい。

いや実際には家の手伝いをしている。お母さんが朝洗い物や子供の食事の支度をしている際に、部屋を片付けたりしておいたよ、とセリフで言っているので彼女なりに母を楽させようとしているのはわかるんですが、そこは母の影に隠れて家の手伝いをしているシーンなんかあっても良かったなぁと。

 

その後何とかサンタに会うために行動しようと試みるシンディ・ルー。

北極までちょっと行ってくる!とスキーウェア4枚も重ね着して夜な夜な出かけようとするわけですが、無論北極など散歩感覚で行ける距離ではないですから、母親に止められる始末。

ここもお母さんがいいですよね、のせるだけのせてじゃあ1か月後ねとさらっというとことか、すごくいい関係だなぁと。

他にもサンタがプレゼント持ってくる当日に向けて友達と寝ないで待つ!とか、部屋に超わかりやすい仕掛けを作ってしまうあたりとか、とにかくサンタに会いたい一心で行動しているシンディ・ルー。

こういう素直な考えや行動を見てるだけでなんてかわいい子なんだ!と思ってしまいます。

 

グリンチの行動や性格と真逆の道を進む彼女との対比がよく表れていたと思います。

そんな2人が出会うことで、グリンチは彼女の親切な対応によって改心していくんですね~。

 

ただ内容が薄っぺらい。

この二人を軸に物語は進むわけですが、なぜグリンチがこんな性格になってしまったのかってのを、天の声のナビゲートによって我々は知らされます。

その理由はまぁ劇場でご覧いただくとして、いかにも唐突な描写。

せめてグリンチが何かクリスマスの事で記憶を呼び覚ましてしまうような部分を見せて、そこに回想シーンを入れるってだけで十分なのに、二度も三度も天の声のナビで断片だけ見せてもったいぶるんですね。

ここはスマートにやればいいのにと。

またグリンチが改心していく理由が超単純。そんなきっかけで心入れ替えちゃうのかと。

見終わって思ったんですけど、町の人たちは最初からみんなグリンチに優しいんですよ。特にグリンチを親友と思っているブリクルバウムとかめっちゃ親切に接するじゃないですか。

てっきりあまりにもひねくれてて意地悪なことするから町の人たちから嫌われてるのかと思ったらそうでもない。

グリンチはその優しさに気付いてなかっただけで、それをシンディ・ルーの行動によって気づくんですけど、多分ねブリクルバウムも絶対メシに食いに来いよ!って誘ってたと思うんですよね~。親友っていうくらいなんだから。

だったら、彼だけがグリンチの本当の姿を知ってるんだけど、街の人は全然理解してなくて、それで彼がシンディ・ルーの優しさに気付いて彼がこれまでしたこと謝ります、みたいな流れだったら説得力ある気がするんだけど、とにかくこの心変わりが浅いんですよね。

全く深みが無いしカタルシスすら生まれない。

もう物語の設定からぶち壊すようなこと言っちゃいますが、そんなにクリスマスが嫌いなら、なぜクリスマスが大好きな町の近くで暮らしてるんですかって話で。

いやそこは実はクリスマスを楽しく過ごす人たちに憧れていた、ってのはもちろんわかるんですけど。

 

もちろんフレッドというバカでかいトナカイと触れ合うことで若干彼の心情に変化があったというのも理解できるし、ひねくれていた理由が環境による孤独からくるものだったtってのはちゃんと描かれているから筋は通るんですけど、せっかく相反する性格の持ち主が接触することで改心するのなら、その道筋はもっとドラマチックにできたというか。

 

これは劇中にやってほしかったシーンなんですが、エンドロールでシンディ・ルーのお母さんがグリンチが作った器具で家事を楽にこなしたり、これまで時間ギリギリで乗っていたバスに飛び乗るのでなく、グリンチが作った機械で移動できるってのを流すんですけど、これって要はシンディ・ルーの願いが叶ったってことでグリンチはある意味シンディ・ルーにとってのサンタクロースだったって意味に繋がるのだから、エンドロールでサラッと流すシーンじゃないよなぁと。

 

とまぁ何を言っても愚痴になってしまうお話でありました、はい。

 

 

最後に

映像面に関してはこれぞイルミネーションスタジオ!と思わせるCGアニメーション描写でした。

グリンチの毛並み感とか雪の質感も細かく描いてたし、みんな動きが特徴的。

そこよりも町の作りね!

行ってきまぁ~すッて玄関出たらボブスレーが待っててそれ乗って町の下へ下るのとか、移動販売のやつとか玄関開けたら一瞬で準備できちゃう花屋とか、すごくユニークな街並。

 

しかしイルミネーションて画は力入れてるけど肝心のお話は緻密に作ってないというか。そこはディズニーアニメとは比べちゃうと映画としてすごくもったいないというか。

 

不満な点ばかり目が行きがちになってますが、あくまでこの映画は大人対象の映画でなく子供の、しかもかなり小さい子たちへ向けたお話だったのかなぁと。

グリンチはじめキャラはかわいいからそういう点は観ててすごく癒されると思います。

 

環境によってクリスマスを嫌いになってしまった彼を変えたのは、優しく手を差し伸べること。

人にやさしくすれば相手も優しくなれる、というまさに人間関係においての教科書のような映画だったのではないでしょうか。

是非小さなお子さんがいる親御さんは見せてほしい映画だと思います。

僕はお口に合いませんでしたが是非に。

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆☆★★★★★★★★2/10