ジュラシック・ワールド 復活の大地

地球そのものが「恐竜の世界」と化し、新旧メンバーが揃って危機を乗り越えた「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」。
恐竜と共存するしかない世界で、うまく機能している部分もあればそうもいかない部分もあるなど、かなり大変そうな様子が描かれてました。
ただ前作は、そうした世界観を描いておきながらも、アクション満載すぎる面や無理やり同窓会のように集結させたところに重きを置いているせいで、せっかく「炎の王国」でのラストのセリフが薄れてしまったように思えてなりません。
シリーズを通じて「神と勘違いする人間の愚かさ」という一面を見せてきたのに、全く反省しない奴らが今回も暴れまわるのでしょうか。
いい加減、新しい視点を見せてほしいんですけどね。
とはいいつつも「夏は恐竜だろ!」と少年心震わせるのが本作の見どころですから、大きなスクリーンで堪能したいと思います。
早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
巨匠スティーブン・スピルバーグの手によって世界中を興奮させた「ジュラシック・パーク」。
その衝撃は「ジュラシック・ワールド」シリーズへと受け継がれ、シリーズ全世界興行収入は9400億円という金字塔を打ち立てた。
本作は前作「新たなる支配者」から5年後の世界を舞台に、3つの恐竜からDNAを採取するために危険な任務に挑むハンターたちの姿を、これまで以上に壮大かつ圧倒的なスケールで描く。
監督は、「ゴジラ」や「ローグ・ワン」、「ザ・クリエイター創造者」のギャレス・エドワーズ。
今回突然変異した獰猛な恐竜が登場するのが大きな見どころだが、監督はそれを実現するために、「とことん型破りなコンセプトアート」を集め、新たな恐竜を生み出した。
既にゴジラで怪獣を作り出した経験のある彼なら、きっと我々が望むスケールを見せてくれるに違いない。
本作から一新されたキャストには、シリーズ初の女性主人公となるスカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドウ)、マハーシャラ・アリ(グリーンブック)、ジョナサン・ベイリー(ウィキッドふたりの魔女)、ルパート・フレンド(オビ=ワン・ケノービ)、エド・スクライン(デッドプール)といった面々が務める。
陸海空に生息する巨大で凶暴な恐竜たち、
メンバーは無事DNAを採取することができるのか。
そして訪れた「禁断の島」で明かされる秘密とは。
あらすじ
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』から5年。
かつて世界中に放たれた恐竜たちは、気候や環境に耐えられず数を減らし、今は赤道直下の限られた地域にだけ生息していた。
秘密工作の専門家ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、製薬会社の代表マーティン・クレブス(ルパート・フレンド)から、ある危険な任務を引き受ける。
それは、人類を救う新薬を開発するため、陸・海・空の3大恐竜のDNAを採取するというものだった。
チームとして集められたのは、ゾーラが最も信頼する傭兵ダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)と古生物学者ヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)。
チーム一行は、かつてジュラシック・パークの極秘研究が行われていた“禁断の島”へとたどり着く。
そこは陸・海・空のどこから恐竜が襲ってくるかわからない、地球上で最も危険な場所だった。
そして彼らは、世界から長年のあいだ隠されてきた、衝撃的な秘密とも直面することになる──(HPより抜粋)
キャラクター紹介
- ゾーラ・ベネット…スカーレット・ヨハンソン(吹替:松本若菜)…熟練の特殊工作員。強い信念とユーモアを持つ女性。極秘チームで活動し、陸・海・空を舞台に活躍。世界最大の恐竜から、”心臓病に奇跡的な治療効果をもたらす薬”の鍵となるDNAを確保するため奮闘する。しかし、その任務に向かう途中、凶暴な海生生物に襲撃されてしまう。
- ヘンリー・ルーミス…ジョナサン・ベイリー(吹替:岩田剛典)…古生物学者の博士。恐竜のDNA研究を担当する。ゾーラらの極秘任務に同行するものの、恐竜に襲われて遭難、禁断の島にたどり着く...。
- ダンカン・キンケイド…マハーシャラ・アリ(吹替:楠大典)…新薬開発のための極秘任務に参加する傭兵。ゾーラにとっては長年の相棒であり、最も信頼するチームリーダー。
- マーティン・クレブス…ルパート・フレンド(吹替:小野大輔)
大手製薬会社の代表。企業の利益を最優先する。 - ニーナ…フィリッピーヌ・ヴェルジュ(吹替:高山みなみ)
ダンカンらとともに危険な島へ向かうクルー。 - ルクレール…ベシル・シルヴァン(吹替:大西健晴)
ダンカンらとともに危険な島へ向かう、頼れるクルー。 - ボビー・アトウォーター…エド・スクライン(吹替:玉木雅士)
ダンカンらとともに危険な島へ向かうクルー。
- ルーベン・デルガド…マヌエル・ガルシア=ルルフォ(吹替:三上哲)…民間人一家の父親。ボードで海に出ていた所海生生物に襲撃され遭難。 そして、ジュラシック・パークの極秘研究施設が存在した禁断の場所に漂流する。家族を守るため、ゾーラのチームと合流し共に行動することになる。
- テレサ・デルガド…ルナ・ブレイズ(吹替:吉川愛)
ルーベンの長女で、家族の中で冷静なタイプ。 - ザビエル・ドブス…デヴィッド・ヤーコノ(吹替:小林千晃)
デルガド家の息子で、冒険心旺盛な若者。 - イザベラ・デルガド…オードリナ・ミランダ(吹替:水瀬いのり)
デルガド家の末娘で、好奇心が旺盛で恐竜にも興味を持つ。
(以上FassionPressより抜粋)
「インディ・ジョーンズ」のような冒険譚になってるという声も聞く新たなシリーズ1作目。
ここから鑑賞後の感想です!!
感想
#ジュラシック・ワールド #復活の大地 鑑賞。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) August 8, 2025
スカヨハたちの手に汗握るミッションは良いがドラマは明らかに遭難家族の方が良く、なぜパーティーを2つに分けたのかわからん。アンブリンらしさもあって子供たちには大興奮だろう。
いつも大人しいキャラばかりのマハーシャラ・アリが今回は男気キャラ! pic.twitter.com/MxE5Cyt6wa
デスプラの音楽とアンブリンらしさがある大アトラクション娯楽映画。
とはいえ、なぜ2つにグループが別れる構成にしたのか謎。
おかげでスカヨハチームにドラマ性やキャラの良さが無く、後半は退屈な場面が目立つ。
以下、ネタバレします。
新薬開発のためのミッション。
心臓発作のための新薬を作るため、禁断の地に生息する「陸・海・空」の恐竜たちからDNAを採取するというミッションを遂行すべく集められた傭兵ゾーラと、ヘンリー博士、そしてゾーラの仲間であるダンカン。
製作会社のCEOクレブスに雇われた一行は、赤道付近に生息するモナサウルスを探すべく、サン=チュベール島へと向かう。
一方、家族水入らずでヨットで大西洋横断を目指すルーベン一家は、モナサウルスに襲われ遭難してしまう。
彼らからの救難信号を受けたダンカンは、目的地まであとわずかの中、彼らがいる場所へ舵を切ることに。
無事救助したのもつかの間、獲物であるモナサウルスに見つかってしまった一行は、仲間が命を失う中、必死でサンプル採取を目指す。
無事サンプルをゲットしたものの、今度はスピノサウルスの群れに囲まれてしまう。
近くの島に不時着しようと試みたダンカンだったが、恐竜に幾度も船に体当たりされたことで、ルーベンの娘テレサが海を落ちてしまう。
家族を助けるためルーベン一家は皆海へ飛び込んでしまう。
彼らを助ける余裕のないゾーラ一行は、サン=チュベール島に降り、残りの恐竜のDNAを採取するため、禁断の島へと足を踏み入れていく。
そこはかつて、インジェンン社が極秘に遺伝子操作で新たな恐竜を生み出すための施設だったが、事故によって恐竜たちが暴走、やがて廃墟と化したこの施設は、変異した恐竜たちが野放しの状態で生息する「禁断の島」だった。
果たして一行は無事ミッションを遂行し、島を脱出できるのか。
というのが、簡単な流れ。
キャラ描写が薄い。
正直新たなジュラシックワールドを制作するのに、スパンが短すぎやしねえかと疑問に思った新シリーズ1作目。
そのスパンの短さ故、急ごしらえで作ったかのようなプロットと薄いドラマやキャラクター、若干合成感のあるCG技術が目立った凡作でした。
そもそも「新たなる支配者」からたった5年の月日で恐竜がほぼ絶滅し、恐竜に興味のない世界へと変貌を遂げてしまったこと自体がリアリティが薄い。
あくまで「新しい映画シリーズを作るための言い訳」にしかすぎず、例えほぼ絶滅したからと言って、それを活かしたビジネスや環境の変化がもう少しあってもいいはず。
そうした前シリーズから断絶したかのような世界観にまず入っていけないのが残念な所。
一応檻から逃げたアパトザウルスが道路を塞いで大渋滞という、前作からの引継ぎがあったものの、大量発生したイナゴの行方はもちろん、5年経ったからといってまだ恐竜へのロマンを持っている市井の人たちの描写があってもいいのではないかと。
そうした人たちの思いを受け、難しいミッションを引き受けるヘンリーの姿があってもいいはずだ。
今回パークやワールドといった新たな施設を作ろうというバカがいない反面、命を救うという建前で再び恐竜を利用しようと目論む製薬会社のお偉いさんが登場。
いつ地球から見放されるかわからない人類が、あいかわらず「俺たちの方が恐竜より上」という支配者の分際で登場するのだから頼もしい。
こういう奴が恐竜に食われてしまうからジュラシックシリーズは面白いのだ。
しかしこの製薬会社のCEOクレブスははっきり言って中途半端。
現地まで同行して色々あれこれ指示したり傲慢になってテレサを救おうとしなかったりと私利私欲な面をみせるわけだが、これがどうにも「悪役」としての魅力が弱い。
ルーベン一家とはぐれてからはゾーラ一行にしっかり帯同し、ミッションをこなす様を見届けながら、ちゃんと一員といて協力する姿勢をみせているのに、急にルーベン一家と合流して化けの皮が剥がれたところで本性を見せるキャラになるのだが、このキャラ変わりが弱い。
物語の端々でもっと「拝金主義的」な一面を見せたり、平気で仲間を見捨てるようなクソ野郎ぶりを出しておけば、彼の顛末に興奮するわけだが、そうした蓄積がない分、エイリアンの様なツラをした恐竜に食われても、大して盛り上がらない。
キャラクターで言えば、一応主人公にあたるゾーラの影も薄い。
前のミッションで仲間(もしくは恋人?)を救えなかった背景があり、それが同じ境遇を持つダンカンと呼応して、目先の目的よりもルーベン一家を救うことを優先するという「良い面」を持ったキャラなのは理解できるし、ヘンリーから「もしDNAをクレブスに渡せば特許を取られて本当に救いたい人に新薬が行き渡らなくなるけど、それでもいいのか?」という問いに、金と命どちらを取るか?と言洗濯を迫られる場面が用意されているかため、彼女の中で今回のミッションがその後の傭兵人生に影響を与えることは容易な物語になっている。
とはいえ、そうした「金と命どちらをとるか」という葛藤の面が以上に少ない上に、一人黄昏て夜の海を見て泣く場面や、やたら仲間意識のあるいい子ちゃんキャラの面が多すぎる。
みんなの前ではミッションを遂行するために鼓舞する意味で「金、金、金!」と息巻くものの、実際は金とかどうでもいいんだろうなという本性が見え見えのキャラに成り下がっている。
また、みんなを引っ張る立ち位置のキャラの割には、ダンカンやヘンリー、ルーベン一家らに埋もれがちのリーダーシップで、ピンチの時に誰かを助けるような場面も少なければ傭兵ならではの屈強な姿も少なく、主人公にしてはスポットライトが当たる回数も少なければ、多くもない無難なキャラに見えてしまった。
逆にマハーシャラ・アリ演じるダンカンは魅力的に感じた。
そもそもマハーシャラ・アリ自体、ちょっと陽気で頼もしい強キャラをこれまで演じてきたような俳優ではなく、どこかインテリチックで大人しいキャラばかりが目立った。
そうしたフィルモグラフィを知っていれば、今回演じた「頼もしいキャラ」もできるんだ!という収穫はかなり大きかったように思う。
仲間が恐竜に食われれば思いっきり悔やみ、恐竜に囲まれる危機的状況を回避すれば雄たけびを上げ喜び、終いには自らの命と引き換えに恐竜の囮になって皆を助けるという熱いキャラを、大きな声を張り上げて演じるのだから、マハーシャラ・アリの新たな一面として非常にナイスキャラだったと思う。
またジョナサン・ベイリー演じるヘンリーも、この中で唯一恐竜への関心や興味を持つキャラクターであり、彼がいなければ本当にこの映画は成立しなかったのではないかと思えるほど、恐竜への惜しみない愛を見せたキャラクターだった。
恐竜博物館の入場券がたった12枚しか売れないほど、誰もが恐竜への興味を失っていることを危惧している彼が、本来前向きではないミッションに半ば強引に誘われる中、禁断の島で遭遇した数多の生物たちに心奪われる表情は、まさしく「ジュラシックシリーズ」で感動してきた我々と同じ姿に違いなく、彼を通じて再び恐竜への興味を持ちたくなるような素晴らしいキャラだった。
古生物学者の割には週一で通ったジムで作り上げた肉体でロッククライミングをこなす辺りは、もう少しステレオタイプなヘナチョコ草食系男子でもよかったかもしれないが、幾度となく訪れる危機的状況にも臆することなくアクティブな活躍をするヘンリーから、目を離さずにはいられないだろう。
そして本作で一番魅力的だだったのは、間違いなくルーベン一家。
娘の彼氏とどうも馬が合わない中、遭難にあって以降引きずりこまれた恐竜探検に付き合わされる不幸な一家になるわけだが、ゾーラたちと違いこうしたサバイバルには慣れてない分、もし一般人がこんな目に遭ったらどんなリアクションをするかというかやらとして非常に効果的だった。
父である故、2人の娘が心配であるという眼差しから、今回の一件で娘の彼氏に対する偏見を払拭できたことや、家族がチームとなって危機から逃れるために協力していくことで絆が深まる描写、それまで見たことがない凶暴な恐竜たちに脅えながらも一丸となって逃亡する姿は、アトラクション感覚も加わってドラマとして非常に魅力的だった。
また下の娘であるイザベラが、幼い恐竜にリコリスをあげることで生まれる情は、アンブリンならではの「未知との遭遇」であり、小さなドラマに可愛らしさが加わって非常に好感を持てた。
こうしたドラマ性を一つの少ないチーム編成で見せるのが定石と思っている自分としては、ミッション遂行優先の「ゾーラ一行」と、家族優先の「ルーベン一家」を並行して描くことに大きな疑問を感じてならない。
ぶっちゃけ本作に必要なドラマはルーベン一家だが、本筋に必要なのはゾーラ一行。
別に分けて描く必要がないのに、キャラを分けてまで尺を使って描くことに、脚本の下手さを感じてならない。
もしかしたらルーベン一家は、ゾーラ一行のみではドラマが薄いために後付けで加えたキャラなのかもしれない。
実際どちらが欠けても作品の良さが落ちるので削りたくはないが、一緒にするのは難しい。
ゾーラとダンカンの背景をもっと前面に出すことで、仲間を失うことの辛さをウェットに描けば、「新薬のためのミッション」のバカバカしさに嘆くみたいな物語にもできたのに、その選択をせずにこんな無暗にパートを分けた話にしたのには、正直納得がいかない。
最後に
一応本シリーズの主人公は「恐竜」であることは十分に理解している。
ザトウクジラのようなダイナミックな水しぶきをあげるモササウルスや、群れを成して襲い掛かるスピノサウルス、長い首と首を近づけながら仲間とコミュニケーションを計り、大草原を練り歩くティタノサウルスの見事な造形、そして空を舞うケツァルコアトルスや川の中から襲い掛かるTレックスの凶暴性など、やはり本シリーズの恐竜たちは恐ろしくありながらも大迫力なアクションに心奪われる。
しかし、どうしたことか最後に登場した変異した恐竜たちのキャラデザには正直戸惑いを隠せない。
一体はまるでギャレス版「ゴジラ」のムートゥーのような細く長い脚で、もう一体のラスボス恐竜は、デコッパチ感丸出しのミュータント系恐竜で、もちろんどちらも怖いが恐竜という分類で見るには正直受け入れがたい造形だった。
それはもう恐竜でなくエイリアンだろうと思えてならない彼らを見て、これが新しいジュラシックワールドなのか?と考えると、正直受け入れがたい気持ちだ。
また、内容の話に戻るが、ジュラシックシリーズは「なぜ人は夢見たさに科学で暴走するのか」といった倫理的な問題が皆無になっていて、せっかくスピルバーグが生み出した根底にある問題を無視して、短なる娯楽映画にしてしまったのか非常に残念。
今後本シリーズがどんな舵取りをするのか見届けようと思うが、正直まだ前シリーズの方が娯楽と問題点を意識した作りで良かった気がする。
とまぁ、固い文面で色々書きましたが、子供たちは大興奮すると思うんで、それならいいなかなと思っちょりますw
夏休み映画も盛り上がってますから、是非映画館で頭空っぽにして大迫力の恐竜を体感してほしいものです。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10

![[バンダイ(BANDAI)] ジュラシック・ワールド/復活の大地 たまごっち Spinosaurus ver. Tamagotchi nano [バンダイ(BANDAI)] ジュラシック・ワールド/復活の大地 たまごっち Spinosaurus ver. Tamagotchi nano](https://m.media-amazon.com/images/I/41aW6OyQvdL._SL500_.jpg)