モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「ゴールデンカムイ/網走監獄襲撃編」感想ネタバレあり解説 ついにのっぺら坊の正体が明らかに!

ゴールデンカムイ2 網走監獄襲撃編

続編ありきの内容だったなと昨今よく見かけるシリーズ方式ならびにIP、コンテンツホイホイなやり口にため息が出た第1作「ゴールデンカムイ」。

 

VFXの使い方もよくアクションも見事、原作でおなじみと思われるアイヌのしきたりに食事の描写、ユーモアセンスなど、実写化エンタメとしてクオリティの高さに驚いたが、なんとこの続きはWOWOWドラマでお楽しみください!って正気かっ!?

 

ふざけるなもう二度と観ねえ!

…と当時は激オコでしたw

映画⇒有料配信プラットフォームドラマ⇒映画というパターンで言えば「沈黙の艦隊」ですが、あちらさんは日常生活においても会員になっておくべきAmazonで、月額費用も数百円程度。

だからドラマも観てみようというハードルは多少は低いからまだ許せた。

 

しかしこっちはWOWOWでしか見られない、月額2000円以上!U-NEXTに加入してるから今更WOWOWで映画も見ない!

何の旨味もない!って意味で怒ってたわけです。

 

だから劇場版2作目は観なくていいかなと思ったんですが、知れっとアマプラで配信開始!しかも短縮版を金曜ロードショーでも放送!と、2作目の本作を見てもらおうと必死のプロモーションをしてるじゃないか、なんだかわいい奴…、とドラマ版を一気見して観ることにしましたぁ、テヘ!怒ってごめんねw

 

今回も不死身の杉元の暴れっぷりを堪能したいと思います!

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

作品情報

野田サトル原作の大人気コミックで、明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちが躍動するサバイバル・バトルアクション「ゴールデンカムイ」。

 

1作目の続編となるドラマ「北海道刺青囚人争奪編」をWOWOWで放映、その後のエピソードであり第1部完結編にあたる史上最大の闘い「網走監獄襲撃編」を描く。

 

「全ては網走監獄編のために」というプロデューサーの熱い思いに続けと、前作からスタッフ・キャストが揃い製作された本作。

ドラマ版の5~8話を担当した片桐健滋が監督し、前作のクオリティに感銘を受けた原作者・野田サトルからの励ましの言葉と映画ならではの改変といったアドバイスを受けながら、新たに加わったキャストらと共に、本シリーズ最大の見せ場となる網走監獄でのアクションをはじめ、全員が全身全霊で魂を注いだ。

 

キングダム」シリーズの山崎賢人、「恋に至る病」の山田杏奈をはじめとする俳優陣が揃って続投。

そして今回から稲葉友國村隼杉本哲太も加わり錚々たるメンツで金塊の在りかを巡る攻防が繰り広げられる。

 

金塊を強奪し囚人に刺青を彫って脱走させた「のっぺら坊」とは、アシㇼパの父なのか。

そして囚人の刺青争奪戦の行方や如何に。

 

 

 

 

あらすじ

 

「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争から帰還した元兵士・杉元佐一(山﨑賢人)は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。

 

金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊を隠し、網走監獄に収監後、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。

刺青は24人全員で一つの暗号になるという。

 

そんな折、杉元は、アイヌの少女・アシㇼパ(山田杏奈)と出会う。

アシㇼパの父は金塊強奪犯に殺されており、事件の真相を知るため、杉元と行動を共にすることに。

 

同じく金塊を狙うのは、日露戦争を命懸けで戦うも報われなかった師団員のために北海道征服を目論む大日本帝国陸軍第七師団の鶴見中尉(玉木宏)。

そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したはずの新撰組「鬼の副長」こと土方歳三(舘ひろし)。


それぞれの使命を果たすため、杉元VS. 鶴見率いる第七師団VS. 土方歳三による三つ巴の刺青囚人争奪戦が勃発!

 

闘いが苛烈を極める中、「のっぺら坊」がアシㇼパの父・ウイルクであるという証言が...。

真偽を確かめるため、杉元はアシㇼパとともに網走へ向かう。

 

誰が敵で、誰が味方か・・・⁉

様々な思惑が交錯する中、ついに、闘いの舞台はすべての謎を知る「のっぺら坊」が収監された、鉄壁の要塞“網走監獄”へ――。

 

網走監獄とは
出典:博物館 網走監獄

明治期に北海道開拓の労働力として集められた凶悪犯が多く収監され、監視体制が非常に厳しかったこと、また、北海道の厳しい気候と地理的条件から「日本一脱獄の難しい監獄」の異名を持つ。

中央見張所を起点に5つの舎房が放射状に伸びる「五翼放射状平屋舎房」は、少人数で多数の囚人を監視できるように設計された世界最古級の木造行刑建築物。

(公式より抜粋)

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キャラクター紹介

杉本一派

  • 杉元佐一(すぎもとさいち)(山﨑賢人)
    元大日本帝国陸軍第一師団の隊員。並外れた度胸と驚異的な回復力をもち、日露戦争での鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれる。除隊後、戦死した親友との約束を果たすべく、ゴールドラッシュに沸く北海道へと赴く。そこで、埋蔵金の存在を知った杉元は、その在りかが描かれているという「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて旅をする。
  • アシㇼパ(山田杏奈)
    アイヌの少女。杉元と共に埋蔵金の在りかの手掛かりが描かれた「刺青人皮」を求めて旅をする。
  • 白石由竹(しらいしよしたけ)(矢本悠馬
    “脱獄王"の異名を持つ天才脱獄犯。関節を自在に外すことができる特異体質と、身体のあちこちに忍ばせている釘や針金などの道具を駆使し、脱獄を繰り返している。今では脱獄での懲役が元の罪で課せられた懲役を上回るほど。埋蔵金の在り処を示す刺青が刻まれた24人の脱獄囚のひとり。
  • 谷垣源次郎(たにがきげんじろう)(大谷亮平
    第七師団一等卒。狩猟を生業とする東北マタギの生まれで、山で生きるすべを心得ている。物静かで多くを語ることはない。ある目的のため、故郷の秋田を捨てて屯田兵に志願し、日露戦争後も軍に残る。
  • インカㇻマッ(高橋メアリージュン
    「見る女」を意味する名の通り、占いが得意なアイヌの女性。
  • キロランケ(池内博之
    アシㇼパの父の旧友。杉本と行動を共にする。

 

第七師団

  • 鶴見篤四郎(つるみとくしろう)(玉木宏)
    大日本帝国陸軍第七師団の中尉。情報収集および分析能力に長けた情報将校で、勘の鋭さから上官にも危険視されるほど。杉元とアシㇼパが探す、金塊を同じく狙う。
  • 宇佐美時重(稲葉友)
    鶴見中尉に心酔し、強い忠誠心を持つ上等兵・宇佐美。スイッチが入った時の攻撃性の高さが持ち味。
  • 鯉登音ノ進(中川大志
    第七師団少尉。鶴見中尉お気に入りの「薩摩隼人」。薩摩に伝わる古流剣術・自顕流の使い手で、初太刀は受けた相手を武器ごと叩き斬る破壊力がある。興奮状態に陥ると早口の薩摩弁になったり、猿叫と呼ばれる自顕流の気合を発したりするため、まともなコミュニケーションを取るのが難しい。
  • 二階堂 浩平/洋平(にかいどうこうへい/ようへい)(栁俊太郎
    第七師団一等卒。双子の軍人。外見だけでなく、挙動や好戦的な性格まで似ている。小樽で刺青人皮を探していた杉元を連行する際に抵抗されたことを恨む。
  • 月島基(つきしまはじめ)(工藤阿須加
    第七師団軍曹で鶴見中尉の側近。日露戦争でも鶴見中尉の補佐として参加し、戦後も彼が掲げる軍事政権樹立の野望を実現させるために動く。実直な性格で、第七師団のなかでは珍しく常識的な人物。

 

土方一派

  • 土方歳三(舘ひろし)
    元新選組・鬼の副長。土方は箱館戦争で戦死したとされていたが……。杉元・鶴見と同じく金塊を狙う。
  • 永倉新八(ながくらしんぱち)(木場勝己
    元・新選組二番隊組長で剣の達人。普段は穏やかな好々爺だが、剣の腕はいまだ健在で、戦闘になるとすさまじい剣さばきをみせる。
  • 牛山辰馬(うしやまたつうま)(勝矢
    10年間無敗を誇ったことから「不敗の牛山」と呼ばれる柔道の達人。鍛え上げた強靭な肉体をもち、ハンペンのように分厚く盛り上がった額は、突き立てられた釘を跳ね返すほど硬い。一方で、抑えの効かない旺盛な制欲を持て余しており、時としてそれが仇となる……。
  • 家永カノ(桜井ユキ
    刺青を持つ脱獄囚のひとりで元医者。実際は年老いた男性だが、脱獄後は若い女の姿になって札幌世界ホテルの女将に身分を詐称。ホテル内に無数の罠や迷路を設置し、訪れた客を次々と餌食にしていた。
  • 奥山夏太郎(塩野瑛久
    茨戸の賭場を仕切る日泥親子の手下だったが、土方たちを用心棒に迎え入れて戦った馬吉一味との全面抗争で日泥家が壊滅。そのまま土方の下で働くようになった。
  • 尾形百之助(おがたひゃくのすけ)(眞栄田郷敦
    大日本帝国陸軍第七師団上等兵の凄腕スナイパー。300メートル以内なら確実に相手の頭を打ちぬくことができるほどの精密射撃を得意とする。情勢によって身の振り方を変える狡猾さから“コウモリ野郎”とも呼ばれる。

 

網走監獄

  • 犬童四郎助(北村一輝
    網走監獄典獄。「鬼典獄」と呼ばれる一方、囚人の処遇を恣意的に弄ぶ歪んだ一面も併せ持つ。
  • 門倉利運(かどくらとしゆき)(和田聰宏
    「網走監獄」の看守部長。凶運の星の元に生まれ、不運にも網走監獄の激戦に巻き込まれ、引いては埋蔵金争奪サバイバル・バトルにも巻き込まれる。
  • 都丹庵士(杉本哲太)
    網走監獄への侵入計画に協力。網走監獄の典獄・犬童四郎助によって収監中に硫黄採掘労働を強いられ視力を奪われた、刺青を持つ脱獄囚の一人。
  • ウイルク(井浦新)=のっぺら坊?
    アシㇼパの父。ポーランド人と樺太アイヌの母の間に生まれ、名前はポーランド語で「狼」を意味する。

(以上Fashion Pressより抜粋)

 

 

 

 

 

キャラの多さや現在までの刺青の内訳など、細かい部分はドラマ版を見ないと把握できないでしょう。

それこそ、なぜ杉元と土方一派の牛山、尾形などと関りが強まってるのかや、谷垣がアイヌの恰好をしてるのかなど、ついてこれないかも。

恐らく映画の冒頭でこれまでの説明があると思いますが、堪能したい人は「北海道刺青囚人争奪編」を見てから臨みましょう。

あ、コミック読めばいっかw俺は読まないけど。

ここから鑑賞後の感想です!!

 

 

感想

なんだあのふざけたオープニングはww

前半ギャグと一方通行な思いが交錯するドラマ性、後半は全員野球でミッションインポッシブル、からの壮絶なバトル、バトル、バトル!

娯楽大作はこうでなくっちゃ!な楽しい続編でした!!

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

前半はギャグ!メシ!そして恋愛要素!?

金塊争奪を巡る「和風闇鍋ウエスタン」と称される本作。

三つ巴のチーム編成が明確だった第1作目から、本作はドラマ版での利害関係を経た展開が継続され、杉元一派と土方一派VS鶴見一派という対立構造。

 

彼らが狙うのは金塊の在り処を唯一知る男「のっぺら坊」。

彼を確保することで金塊の在り処に一歩リードできるわけだから、使える仲間は多い方がいい。

しかし多ければ多いほど、裏で暗躍してる者もいるからこの物語は気を抜いてみることができない。

 

その辺の話は後半に書くとして、本作の面白さはトレジャーハンティングといった冒険要素ではなく、魅力的なキャラの一挙手一投足なのかなと思います。

というのも、めちゃんこ強い不死身の杉元も終始クールな尾形も、そして伝説の侍・土方さえも、時にはユーモア描写をやってのけるというギャップが楽しい。

 

前作でも杉元と白石が極寒の湖に震えながら入るというユーモア描写を筆頭に、うんこネタ等色々笑かしてくる部分がありました。

原作未読故、当初はなぜそんなことまで描写しなきゃいけないのか疑問でしたが、実はこうした要素が杉元とアシㇼパの重く背負った宿命を和らげる緩和剤になっているわけですよ。

 

当時は受け入れられなかった演出も、ドラマ版を経てようやく受け入れられるようになって臨んだ本作。

まさかオープニングからギャグをかましてくるとは思いませんでしたw

 

各々が夜の食事を調達する中、夫婦と勘違いされた谷垣とインカㇻマッは、アイヌの老人からラッコをもらうことに。

必ず二人きりで食べろとアイヌ語で言われた谷垣は、頬を赤らめるインカㇻマッを見て不思議がる。

 

ゲリラ豪雨のせいで足止めを喰らった女性陣、無事宿に付いた男性陣はそれぞれ暖を取るが、男性陣はとりあえずそのまま煮込んだラッコ鍋で腹ごしらえをすると、妙な気分になっていく。

どうやらラッコの肉はアイヌでは男女が同じ人数で食べなければならない決まりがあるとか。

実はラッコを食べるとムラムラしてしまうからってことらしいが、無論男性陣はそのことを誰も知らない。

杉元はなぜか白石が色っぽく見え、白石も谷垣にクラクラしてくる。

尾形は気分が悪くなって横になるが、なぜか男性陣がやたら服を脱がして「楽になれ」とせっつく。

そこへ彼らを探していたキロランケが合流、濡れた身体を拭くキロランケに白石が興奮していく。

 

この欲情をどうにも我慢できなくなった杉元は、「相撲しようぜ!」と提案。

汗と熱気で蒸れる男臭ムンムンの室内で相撲を取る姿を、みんなにじっくり楽しんでもらおうとスローモーションで見せる演出。

肌と肌がぶつかることで汗が飛び散る杉元とキロランケに、白石と谷垣が飛び込んで妙な展開に。

 

この、あまりにもふざけた彼らの食事シーンと、アシㇼパとインカㇻマッが真剣にウイルクの話をしているシーンをクロスカッティング。

真面目と不真面目が交錯しながらオープニング最大の盛り上がりを見せ、ふんどし姿の男衆5人が満面の笑みで尾形の体を枕代わりにして寝そべる姿と共に「網走監獄襲撃編」の文字が浮かぶ。

 

なんですかこれはw

 

前作にはなかったパターンすぎてどう受けとめたらいいのか複雑な冒頭。

笑ってしまうし、女性陣2人は深刻な話してるしで感情を整理できないままドラマが進むっていうねw

 

これをやったということは「ラッコ鍋」のシーンは原作でもかなりウケの良いエピソードだってことでしょう。

男性俳優陣はよくやってくれましたw

 

その後は都丹庵士ら夜の盗賊たちとの攻防中に土方一派が網走に到着。

網走監獄にどう潜入するかを作戦会議し、脱獄王・白石による「トンネル作戦」を実行。

監獄の壁の前でアイヌに扮した一行が、鮭の収穫を装ってテントを張り、ひたすら地中を掘り、土を鮭を吊る際に捨てるという「大脱走」システムでミッションインポッシブルをしていきます。

 

もうね、刺青人皮を奪い合う、何なら寝込みを襲われても仕方ないくらいのライバル関係なのに、お互い利用価値があるからってことで協力し合う杉元一派と土方一派のチームプレーが良すぎるわけですよ。

 

だいたい尾形なんて杉元に恨みあるし、それこそ間者だと思ってたらちゃんと味方だった白石は、土方一派にボコられても仕方ない二重スパイだったわけでしょ?

よく一緒に行動できるなぁって。

 

そんな、お互いいつどこで出し抜くかわかったもんじゃない彼らが、のっぺら坊が収監されてる監獄にいよいよ突入する前夜。

収穫した鮭をいただくというゴールデンカムイ恒例の「突撃隣のアイヌごはん」の幕開けでございます。

 

何と今回、あのチタタプの意味がようやく明かされるという「ガッテン ガッテン」な豆知識アリの展開。

そもそも本当のチタタプとは鮭のチタタプのことだそうで、チタタプ大好きな杉元はここぞとばかりにノリノリ!

 

しかも白子と一緒にチタタプしてそこに塩昆布を加えて完成!ってこれまたうまそう!

他にも鮭を切り身を焼いたモノや、すじこをいくらにしていただくおかゆのようなものまで、これがまぁうまそう!

今夜は鮭ハラス焼き定食(いくら付)一択ですw

さすがにラッコの鍋は食べる気がしないけど、こうした「俺も食べてみたい」って思えるグルメなシーンをちゃんとやってくれるのが、ゴールデンカムイの良さだと思うし、原作ファンも喜んでくれるんだと思うんですよ、ええ。

 

そしてこのシーンでもユーモア描写が。

ドラマ版では全然「チタタプ チタタプ」と言ってくれなかった尾形が、ようやく口にするという伏線回収的なユーモア。

もちろん誰よりもアシㇼパちゃんが喜ぶんだけど、他の連中はノーリアクションw

一応杉元がしたり顔で覗いてましたけどねw

 

他にもみんなでチタタプしようと、谷垣とインカㇻマッと共についてきたチカバシが、土方の刀でチタタプさせてと近づく。

隣で座っていた永倉が「こら!」とチカバシに注意するが、次のシーンでは土方と共にチタタプするチカバシの姿がw

鬼の副長と呼ばれた土方も、老人になると子供がかわいいと思えるのか!とつい笑ってしまったシーンでした。

 

 

本作は主人公である杉元とアシㇼパの動向ばかり目を追いがちですが、今回谷垣とインカㇻマッとの恋模様にスポットライトが当たる物語でもありました。

 

冒頭アシㇼパに「監獄にいるのはウイルクではない」と言っていたインカㇻマッでしたが、今回谷垣についてきたのは「自分の運命を変えてくれた存在」だったから。

自分の占いで「死ぬ」運命だった彼女は、谷垣の存在のおかげで生きながらえることができた、だからウイルクに会ってそれまで想っていた過去と決別し、谷垣と新しい未来を歩みたいと、告白するのです。

 

谷垣はアシㇼパを故郷へ送り届けるという大事な使命があるので、ここでの返事は保留しますが、無事任務を達成した暁には夫婦になりたいことを口にするのです。

 

それを知った牛山が後半生きな計らいをするっていう伏線もあるので、是非見届けてくださいw

 

後半は怒涛のアクション!

典獄である犬童四郎助は、のっぺら坊を奪おうとしている鶴見たちの動きに注意を払っていましたが、杉元たちの動きまでは気づかず。

 

作戦通りのっぺら坊の独房までやってきた杉元たちでしたが、実は偽物。

土方たちに騙され、アシㇼパは案内役だった都丹庵士に連れていかれることに。

土方のもとに届けられたアシㇼパは、本物に会わせると教会堂まで向かいます。

 

一方残された杉元と白石は、土方と密通していた監獄の看守・門倉に裏切られ足止めを喰らう。

ちょうどその頃鶴見たちが乗る駆逐艦が監獄の壁の前に到着し、激しい攻防戦の火ぶたが切って落とされるのであります。

 

裏切った土方一派VS監獄の看守VS鶴見一派VS杉元一派という四つ巴の壮絶な戦いは、門倉による囚人解放によって、激しい肉弾戦へと突入。

ガトリング銃でところかまわず撃ちまくる鶴見や月島、刀で片っ端から斬りまくる鯉登の見せ場が映る中、不死身の杉元もようやく臨戦態勢にはいってのフルボッコアクション!!

 

目の前にいる奴はみんな敵!といわんばかりに、殴る蹴る撃つの3連発で圧倒する姿は爽快です。

杉元って決してものすごく強いわけではないと思うんですよ。

どっちかっていうと撃たれ強いイメージ。

それこそ二階堂とのタイマンでナイフが口の中を貫通するかなり痛そうな顔や、なんなら背中刺されたり打たれたりするんだけど、それでもへこたれず打撃の手を抜かないわけですよ。

その「絶対負けない」気持ちが観る者の心を掴んで離さないんですよね。

 

他にも駆逐艦の砲撃によるダイナミックな破壊描写や閃光弾によって輝く監獄の風景は見事なもの。

大体駆逐艦が登場するだけでスケールが上がるってもんだし、二百三高地戦と比較してはいけないけど、前半一番の山場だと謳ってるだけある、セットや撮影含めかなり凝った力の入れ様だったと思いますよ。

土方VS犬童の一騎打ちもかっこよかったし、のっぺら坊と会った杉元二人にまさかの展開など、まだまだ続く物語の行方がめっちゃきになる2作目でした。

 

 

最後に

ふと思ったんだけど、これだけ金のかかったシリーズを、これ以上に金のかかった大型プロジェクト「キングダム」と並行して座長をやってる山崎賢人って、普通にすごくないですか?

ハリウッドでも大作シリーズを2つも抱えてる俳優って、そうそういないですよ。

規模が違うと言えばそれまでだけど、マジで並行してやってる俳優いないですよ。

年の近いティモシー・シャラメがDUNEとMCUを二つやってないし、スパイダーマンとアンチャーテッド二つ同時にやろうとしたけどアンチャーテッドのその後が全く聞こえなくなったトム・ホランド以上の事をやってる。

 

それこそ映画のプロデューサーが「山崎賢人をトムクルーズにしたい」とよく口にしてるみたいだけど、その素質はあるよなぁと。

トムちんだってミッションインポッシブルとジャック・リーチャーを同時進行したかったんだろうけど、ジャック・リーチャーは消えちゃったよね・・・。

だからめっちゃすごいことなんですよ。

 

あと足りないのはスター性ですかね。

木村拓哉くらいのパワーが欲しいですね。

行けると思うんだよ、お世辞じゃなく。

 

と、山崎賢人褒めはこれくらいにして、まだまだ続くゴールデンカムイ。

アイヌを殺した首謀者がキロランケだと発覚し、舞台は樺太へと移る模様。

死んだと思い込んでる杉元が今度は鶴見一派と手を組むという、これまでにない展開も面白くなりそうですね。

 

あれか?また一回ドラマ版挟むのかな…。

映画で続いてほしいけど、エピソードが弱いならドラマでもいいかな…。

あ~マンガ読みたいけど映画が作られることを見込んで、我慢しよw

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10