モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「カラダ探し THE LAST NIGHT」感想ネタバレあり解説 続編はやっつけ映画だろ。

カラダ探し2 THE LAST NIGHT

学校内で繰り広げられた「死のループ」から抜け出せたと思ったら、なんと続編。

今度の舞台は遊園地のようで、予告編を見る限り「ファイナルデッドコースター」のオープニングの様なアトラクション型ホラーへと進化しております。

 

正直前作は、男女6人のキラキラ感前回の序盤から、後半は予想だにしてなかったアクション感満載の攻防戦が妙に笑えて楽しめてしまう青春ホラー映画でした。

今回も恐らく「赤い人」から逃れるためにあの手この手で撒きながら、戦闘力の高い生徒が勝ち目のないタイマンを要求するなんて件があるんでしょう。

こういう逃げ続けりゃいいのに妙な青春やら友情やらしちゃう無茶苦茶な感じ、嫌いじゃないですw

 

ハシカンが高校生役なのももうそろそろ厳しくなっていてる年齢ですから、彼女の制服姿みたさに行くのもいいんじゃないでしょうか。

俺は全く興味ねえけど。

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

作品情報

小説投稿サイトでNo.1になり話題を呼び、漫画版やコミックスで数々の記録を樹立、今やZ世代なら誰もが一度はことがあるホラー小説を実写化し、2022年のホラー映画で興収No.1となった「カラダ探し」。

 

前作のラストで消えてしまった主人公を救い出すため、恋心を抱く生徒が新たな参加者を巻き込んで「死のループ」に再び挑む姿を、前作を超えるスケールと、新たに加わったルールに翻弄されるキャラクターたちが、絆を深めながらも「明日」を手にれるために奔走するアトラクション型青春ホラー。

 

海猿」シリーズや「MOZU」、「太陽は動かない」など、常にハリウッド映画を意識したスケール感で映画を堪能させる羽住英一郎が、前作から監督を続投。

新たに加わった俳優陣に様々なアクションや芝居を指導しながら、前作以上にスリリングな恐怖を演出する。

 

前作のラストで消えてしまった主人公・明日香役、そして彼女に恋心を抱きながらも救うことができずにいた高広役を、「禁じられた遊び」の橋本環奈と「東京リベンジャーズ」の眞栄田郷敦が続投。

新たに「推しの子ーThe Final Act-」の櫻井海音、「赤羽骨子のボディガード」の安斉星来、「KAPPEI カッペイ」の鈴木福、本作で女優デビューするプロフィギュアスケーターの本田真凛、全てを知る謎の女性を、「騙し絵の牙」の木村佳乃が出演する。

 

果たして、高広ら6人は無事明日香を救い出し、赤い人の呪いから脱することができるのか。

 

カラダ探し

カラダ探し

  • 橋本環奈
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あらすじ

 

深夜0時。

バラバラになった体を見つけ出すまで、同じ日を繰り返す「カラダ探し」。

明日香(橋本環奈)と高広(眞栄田郷敦)がカラダ探しを終わらせた直後、高広の前で明日香がこの世から消えてしまう。

 

その3年後、陸人(櫻井海音)たち5人の高校生が目を覚ますと、そこは真夜中の遊園地だった。

すると全身血だらけの少女”赤い人”が現れ、彼らは無惨に殺されてしまう。

しかし目を覚ますとそこは同じ日の朝だった…。

 

「カラダ探し」に選ばれたことに気付く陸人たち。

そんな彼らの前に、かつての面影を失った高広が現れる。

 

高広は3年間、恋心を寄せる明日香を探し続けていた。

6人は”呪いの連鎖”によって消えた明日香を救い出すため、”赤い人”の恐怖と対峙する。(ランランエンタメより抜粋)

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キャラクター紹介

  • 森崎明日香…橋本環奈
    3年前に「カラダ探し」を終わらせた直後、高広の目の前から消えてしまう。
  • 伊勢高広…眞栄田郷敦
    恋心を寄せていた明日香が目の前から消え、3年もの間探し続けていた。唯一、明日香の記憶を持つ人物。

 

  • 一ノ瀬陸人…櫻井海音
    明るくお調子者だが、⾃信がなく何事も無理だと諦めてしまう性格の高校生。

     

  • 早川岬…安斉星来
    空手部で気が強く、男勝りな性格。陸人の幼なじみ。

  • 田辺大和…鈴木福
    陸人のクラスメイトであり、お調子者の親友。

     

  • 木下有紗…本田真凜
    いつもクラスの中心にいる、美人で明るい高校生。

  • 鮫田航…吉田剛明
    他人と会話できず、コミュニケーションが苦手な高校生。偶然「カラダ探し」のメンバーに選ばれてしまった。

(以上Fassion pressより抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

そもそもカラダ探しに選ばれてない高広はどうやって合流できるんでしょう?

選ばれてんのかな?よくわからん!

ここから観賞後の感想です!!

 

 

感想

ハシカン石壊して石になるだけ。

前作の要素をそのまま引き継いだキラキラ感とアクションホラーだけど、どうしてこんなややこしい設定にした?

端折りまくってグループの関係性も弱く、眞栄田郷敦のせいでサブキャラ止まり。

それダメだろ?

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

ざっくりあらすじ。

前作のラスト、無事カラダ探しを達成した一行だったが記憶は消えていた。

しかし翌日、高広の前で明日香が消えてしまう。

 

それから3年後、陸人と親友の大和は、好きな子に声をかけることもできず、幼馴染の岬に小バカにされながらも二人だけで遊園地を堪能する。

恋心を寄せる意中の相手に見とれていた陸人だったが、運休中のジェットコースターに入っていく少女を見かけ注意がてらに追いかけてしまう。

 

暗がりの中で少女を見つけた陸人と大和だったが、「私のカラダを探して」という言葉を聞いた途端、眠りに落ちてしまう。

 

目が覚めた陸人と大和、そして同じく少女と遭遇した岬と有紗、航の5人は、これが「カラダ探し」の呪いにかかってしまったことを知る。

半信半疑な岬たちだったが、真っ赤に染まった少女に襲われ、一瞬にして命を落としてしまう。

 

目を覚ました陸人は、遊園地に到着したバスの中でようやく確信する。

カラダ探しが始まったと。

 

この死のループから抜け出すにはカラダを探すしか手段はないことを知った一行は、手分けして体のパーツを探し始める。

岬にからかわれながらもビビる陸人。

赤い少女に襲われたり、黒いフードを被った青年に逃亡を制止されたりと、中々進捗できず再び昼を迎える。

 

黒いフードの正体は高広だった。

カラダ探しをするなと命じる高広は、事の全てを語り始める。

 

明日香がこの世から消えたことで、過去の記憶が書き換えられていた。

明日香はこの遊園地でバラバラ死体となって発見され、世間を騒がすものとなっていた。

かつての同級生も明日香の存在が記憶から抜け落ちており、高広以外誰も真実を知らないでいた。

独自で調べた結果、「始まりの儀式」なるモノが手掛かりだと分かった高広。

 

資料を覗いた岬は、赤い少女に殺される直前、「始まりの儀式」が行われた島の断片的な映像を見たことを語り始める。

 

一行は遊園地を抜け出し、クルーザーで島へ向かう。

カラダ探しを忘れつかの間のひと時を過ごす高校生たちを横目に、明日香をより戻す希望に想いを馳せる高広。

陸人はなぜ高広だけ記憶が残っているかを問うと、明日香に渡したネクタイピンに強い思いが残っていたためと語る。

 

一方明日香は、死の世界で石になりかけている女から、呪いの根源は血を吸う石であり、それを壊せばこの世に戻ることができると教えられる。

壊せば強い呪いが襲い掛かるというデメリットがあるが、それさえ乗り越えればここダラ抜け出すことができることを知った明日香は、この世で儀式の場所にいる高広に伝える。

 

メッセージを受け取った高広は、カラダ探しを続行することを高校生たちに告げ、体のパーツをループを繰り返しながら少しずつ集めていく。

 

陸人は、死のループを利用して意中のクラスメートに猛アタックを繰り返し、その姿を見た岬は複雑な心境を見せ、常に無口でヘッドフォンをしている航は、少しずつコミュニケーションを取り始め、大和は思いを寄せる有紗と仲を深めていく。

 

普段の生活では決して交わることのなかった一行は、幾度となく繰り返す1日を利用し、つかの間の青春を謳歌していた。

 

あと一つでパーツ全てを揃えるまでになった一行。

未だ探せてないのは木造ジェットコースターのみとなったが、最上部で停止したコースターを搭乗口まで降ろすため、一行は主電源を入れる組とコースター内部を探す組の2手に分かれ、いよいよ決着をつける準備を始めていく。

 

しかし、主電源組の大和、有紗、航は赤い少女に殺されたところで、空に雷が走る。

なんと、死の世界で赤い石を破壊した明日香が石に取り込まれ、その代わり彼女に術を教えた謎の女性がこの世に蘇ってしまったのだ。

 

それにより過去が再び書き換えられ、明日香と殺された3人を含む4人が連続殺人事件に巻き込まれたことになっていた。

 

ループが止まってしまったことに動揺する高広は、連続殺人犯に面会することに。

それは死の世界から蘇った謎の女性の姿だった。

彼女はこの世に戻ったものの、子供たちを殺した直後の姿として蘇り刑務所に収監されていたのだった。

 

明日香が蘇れなくなったことを知ったことに激昂する高広は、女性から「赤い石のかけら」の居場所を聞き出し、明日香と3人を蘇らせるための最後のチャンスに挑む。

 

かけらに血を注ぐことで再び動き出す死のループ。

残された3人は、再びジェットコースターにあるはずのカラダのパーツを探し出すが、赤い少女が行く手を阻む。

 

果たして、高広たちは4人を蘇らせ、平穏を取り戻すことができるのか。

 

なんだこのやっつけ映画は。

上映時間94分、まるでジェットコースターのように話がぐんぐん進んでいく今回の続編。

明らかに編集で切りまくったことで、肝心の「キラキラ高校生群像劇」が御座なりになっていることはもちろん、ただ石を壊して石になりかけるハシカンと、それを救うために奔走する眞栄田郷敦のせいで、隅に追いやられてる感丸出しのダメダメ続編でした。

 

前作は、あくまで及第点の怖さと面白さだっただけに、今回もまた苦笑しっぱなしの青春群像描写を見せられる、でもそれが本シリーズの良さだよな、そんなことを期待しながら臨んだわけですが、どうしてこうなったの連発。

 

そもそも明日香のエピソードはまったく必要性のない部分で、経験者の高広が前に出るような物語にしてしまっていることがマイナス。

普通に考えて、もはや第一線で活躍してる二人は、これからの若手俳優に華を持たせるような脇に徹した役柄にしないと、せっかくの「若手の登竜門」的映画が台無しでしょう。

 

実際問題人を呼ぶために認知度の高い二人を前にした内容でないという大人の事情は理解できますが、明らかに続編作る気満々のエンドクレジットを見た時に、やっぱりそれはないだろと。

 

 

やっぱり本作は、カラダ探しというデスゲームを使って、色んな若手俳優が活躍できる場としてシリーズ化するべきだと俺は思うんです。

今回もわざわざ学校から遊園地という景観のある場所に舞台を移し、新たな殺しのアイディアやアクションを入れることでパワーアップできたわけですから、今回の「隅に追いやられる高校生」のエピソードはホント勿体ないなと。

 

今回これが一番許せなかったですね。

 

 

で、肝心のお話ですけど、なんで?っていうほど細部を削りまくって、前作の良さを打ち消してる感じがありました。

そういう編集をすれば、確かにテンポは良くなる。

しかし、高校生たちが死のループの中で友情や恋愛模様を育んでいく心理描写まで削る必要はなかろう。

 

今回もクルーザーに乗って呑気にはしゃぐ一行が描かれてました。

ぶっちゃけ必要ないんだけど、前作はそんなつかの間の青春があったから、命を懸けてカラダを探しながら、好きな人を守りたいという純粋な思いが現れていたように思うんです。

 

しかし今回はそういった部分を断片的に見せることで、全く活きてきません。

特に大和と有紗のエピソードは、もっとやってもよかった。

 

オタクな大和が、高根の花である有紗に近づけたのはぶっちゃけこの死のループのおかげ。

そんな繰り返される日常の中で、少しずつ有紗の中で大和への意識に変化が訪れ、最後のパーツを探すミッションの途中で、いきなり告白を受ける。

返事は明日!と返す有紗に浮かれっぱなしの大和だったが、惜しくも赤い少女に殺され、しかも突然の死のループ終了によって、その後どうなるかが全く描かれない、なんとも歯痒い締め方になってしまった。

 

それこそ大和が有紗を守るような描写があってもよかったし、昼間のシーンでもっといちゃいちゃするような、特に有紗の心境の変化を逃さないショットがあったりしてもよかった。

 

また、陸人に対する幼馴染の岬の心の変化もあってもよかった。

よくあるパターンではあるが、幼馴染故の「照れ隠し」みたいなものが随所にあったからこそ、岬の思いがどこかでもっと描かれても良かったように思う。

実際陸人が思いを寄せる相手はこのグループにはいないわけだから、陸人と二人のシーンをもっと作って、岬の思いを気付かせる箇所を入れることで、ジェットコースターで身を挺して赤い少女に抵抗するシーンがぶちあがるのに、それも御座なり。

 

このように、キラキラ要素をあっさりやりながら、しょうもないフォント入れた演出でポップに見せ、いかにも今の高校生っぽい演出をやってしまう本作。

 

さらにはこの高校生のエピソードを削ってまで、前作の主役をメインに持ってこうとするよくわからん構成。

正直、赤い石を壊すとか、それを教える木村佳乃とか、何が面白いのかさっぱりわからん。

 

カットバックして互いの世界で状況説明するのは我慢するとして、せめて木村佳乃から術を教わるってのがもうナンセンス。

まぁ結局木村佳乃演じる石の女性は、嘘を教えて自分が蘇るということをしたわけだが、現世に戻って何をしたいのかは次回作にお預けだけあって、消化不良感は否めない。

 

 

最後に

とまぁ、愚痴しか出てこない本作。

エンドクレジットでは恐らく木村佳乃演じる謎の女性が死のループなしのデスゲームを開催するような終わり方で、それはそれで面白そうなんですけど、もはやカラダ探しじゃなくね?と。

 

何度も言うけど、やっぱり若手俳優が活躍するようなシリーズを生み出してほしいんですよね。

変に続編たらしめるような続き物ではなく、様々な嗜好を凝らしたアイディアと舞台、アクションで楽しませてほしいわけですよ。

それこそ冒頭に書いた「デッドコースター」シリーズの様な、荒唐無稽だけど新しい死に方で盛り上げながら、普遍的な高校生青春ホラーとして。

 

とにかく、これでハシカンと眞栄田郷敦は退場してもらって、新たなシリーズとして続編をやってもらえたらと思います。

眩しい高校生の青春を見せておくれ。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10