ラストクリスマス
クリスマスが今年もやってくるぅ~♪
はい、僕にとって1年で最も縁のない日が近づいてまいりました。
一体何度この日を一人で過ごしたことでしょう。
今となってはいい思い出のわけがありません。
そんな一人ぼっちのクリスマスを過ごす僕に寄り添ってくれるのは、映画しかありません。
「ホームアローン」、「ラブ・アクチュアリー」、「素晴らしき哉、人生!」、「三十四丁目の奇蹟」、そして「ダイ・ハード」!など、クリスマスを舞台にした映画がこの世にはたくさんあるわけで、僕はこれらの映画によってその日を乗り越えてきました。
とはいうものの、クリスマス映画ってその時期にならないと見たいと思わないんだよなぁ…って気持ちがどうしてもありまして、そこまでマストな1本としては思えない節があります。
ただ最近まともなラブロマンスモノとか、ラブストーリーだとか、ラブコメだとか、どっか敬遠していたなぁと。
で、クリスマス映画でラブコメモノの映画が公開するというベストタイミングに加え、ずぅ~っとぼっちinクリスマスな俺のぽっかり空いた心の穴を埋めてくれそうな匂いがしたので、これは見に行こう!と。
しかもですよ、クリスマスソングといえばマライアキャリーと彼らでしょ!って人の代表曲を題材にした映画っていう。
この歌、色んな人がカバーしてますよね。
EXILEもそうですし織田裕二もBoAも、海外ではテイラーちゃんやアリアナちゃんまでカバーされているあの曲。
この曲からどんな物語へと発展していくのでしょうか。
というわけで早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
1984年の発売以来、クリスマスの時期になれば世界中で流れるほど定番の人気曲である、ワム!の「ラスト・クリスマス」。
この曲からインスパイアされた、ユニークで心温まるオリジナルストーリーが生まれた。
クリスマスのロンドンを舞台に、クリスマスショップで働く主人公の前に突然現れた青年との奇妙な出会いから、近づくと遠ざかってしまう二人の関係と隠された秘密を、飛び切りロマンティックでちょっぴり切ないラブストーリーとして描いていく。
ヒロインの自分探しを通じて特別な季節に相応しい願いを込めた、愛と感動の奇跡がたっぷり詰まった物語。
「いつか晴れた日に」でアカデミー賞脚色賞を受賞し、「美女と野獣」や「メン・イン・ブラック/インターナショナル」のエマ・トンプソンが脚本を担当し、昨今女性の多用な面をフォーカスした、娯楽要素たっぷりの作品を手掛け続けている監督によって、「ラブ・アクチュアリー」に匹敵し、さらにはクリスマス映画の歴史に新ページを刻む作品が誕生した。
また音楽には、ワム!の「ラストクリスマス」以外に、2016年のクリスマスに惜しまれつつもこの世を去ったジョージ・マイケルの楽曲もふんだんに使用。
肌寒いこの季節に、一人淋しい気分が色濃く出てしまうシーズンに、あなたの心に温かな灯をくべるような、そんな素敵な映画です。

ラスト・クリスマス オリジナル・サウンドトラック Featuring The Music Of ジョージ・マイケル&ワム!
- アーティスト: ジョージ・マイケル
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
あらすじ
突然現れた謎のオトコ
想定外のドキドキ
どんどん加速するトキメキ
いつも心のそばに──
あなたにもあなたを大切に想うひとがきっと…
ロンドンのクリスマスショップで働くケイト(エミリア・クラーク)は、小妖精の格好をしてきらびやかな店内にいても仕事に身が入らず、生活も乱れがち。
そんなある日、不思議な好青年トム(ヘンリー・ゴールディング)が突然現れ、彼女の抱えるいくつもの問題を見抜いて、答えに導いてくれる。
ケイトは彼にときめくけれど、ふたりの距離は一向に縮まらない。
トムを捜し求めつつ自分の心の声に耳を傾けたケイトは、やがて彼の真実を知ることになる……。(HPより抜粋)
監督
今作を手掛けるのは、ポール・フェイグ。
見てください、この紳士な装い。
正にジェントルマンですよね。
そんな彼は「ブライズメイズ~史上最悪のウェディングプラン」や、女性版「ゴーストバスターズ」、「シンプルフェイバー」など、女性を主人公にした作品が定番ですが、そこには彼なりのポリシーがあります。
ようやく女性が主役になれることが普通になりつつある昨今ですが、それでもまだまだ女性が輝くことが難しいということを深く考えているそう。
ならば彼女たちを主役にした映画を作ることが、自分にできる事なのではないかと。
直接語っているわけではありませんが、監督がコメディエンヌや女優を主役に起用した映画を製作している背景には、彼のジェントルマンたる姿勢が色濃く出ているからなのではないでしょうか。
今作でも脚本を担当したエマ・トンプソンが「心を大切にして生きること」をテーマに執筆したそうで、監督もそれに呼応するように、女性が自分自身を愛することの大切さを念頭に作ったのだと思います。
一体どんな物語になるのでしょうか。
監督に関してはこちらもどうぞ。
キャスト
主演のヒロイン、ケイトを演じるのはエミリア・クラーク。
僕は全く見ていないんですが、彼女といえば映画ももちろんですが、ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のイメージが強い人が多いのではないでしょうか。
そんな彼女の映画の過去作をサクッとご紹介。
先に挙げた「ゲーム・オブ・スローンズ」でブレイクし、最終シーズンまで出演する活躍と共に、映画にも複数メインキャストで出演。
SFアクション映画の金字塔「ターミネーター」シリーズの第5弾であり、シリーズの1と2の世界観をベースに、人類の未来をめぐる時空を超えた崇会が繰り広げられる「ターミネーター:新起動/ジェニシス」でサラ・コナー役に大抜擢されます。
その後も、不慮の事故で麻痺となってしまった元実業家の青年と介護士として雇われた女性の恋模様を描いた「世界一キライなあなたに」や、「スター・ウォーズ」でも屈指の人気を誇るパイロット、ハン・ソロがルークたちと出会う前の若き日の活躍を描いた前日譚「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」にも出演するなど、大きな作品で存在感を示しています。
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今回は歌も披露しているそうなので楽しみですね。
他のキャストはこんな感じ。
謎の青年トム役に、「シンプルフェイバー」、「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディング。
ケイトの母アデリア役に、「いつか晴れた日に」、「ウォルト・ディズニーの約束」のエマ・トンプソン。
サンタ役に、「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」、「グリーン・デスティニー」のミシェル・ヨーなどが出演します。
果たして僕の心をときめかせるラブコメになっているのでしょうか。
そろそろ誰かと映画見に行きてぇなぁ…
ここから鑑賞後の感想です!!
感想
いやぁ~ただのロマコメだと思ってたらちょっとナメてた…
これ見たらきっともっと自分を大切に思えるでしょう。
そして人にやさしくも。
以下、核心に触れずネタバレします。
ただのロマコメじゃない。
子供の頃に旧ユーゴスラビアから移民としてイギリスにやってきた主人公ケイトの、自暴自棄にも似た踏んだり蹴ったりの毎日に突然現れた謎の青年との夜の散歩を皮切りに、恋愛に発展するかと思いきや、日々の小さな行いがやがて自分を作っていくというメッセージを添えることで、自分を大切に優しくすることは、他者をも優しくしていく、それって凄く幸せなことじゃない?と問いかけると共に、EU離脱問題、移民問題、社会的弱者といったマイノリティや社会問題にまで愛の手を差し伸べていくって内容を、ジョージ・マイケルの名曲たちにのせて届ける最高にハッピーなクリスマス映画でした!!
いや~やられた、やられました。
僕はてっきりロンドンの素敵な街並をバックに、なかなか幸せになれない女性がステキな男性と巡り合うことで、本当の自分を取り戻してくかのような,極々ありふれたクリスマスロマンスコメディだとばかり思ってましたが、これはヤラレた!
クリスマスのラブコメってのはあくまで表面的なもので、すごくパーソナルな部分に着目しながらも、そこをすくいあげることで社会全体が幸せになれるっていうヒントを提示してくれる、幸せの在り処を見出してくれる、そんなお話だったわけですよ。
他にも言いたいこと山ほどあるんですけど、まずはそのパーソナルな部分から。
あのぉ僕はワガママなんですよ。自分中心で相手のことなんか考えないクズそのものでして。
なんか嫌なことあったら酒に逃げて自分を全く労わらない野郎でして。
だからどこかで皮肉をこぼしたり卑屈になったり、どうして俺ってこんな人生送ってんだろ、それって俺のせいじゃないよね?オレ以外の全てが悪いからだよね、みたいな考えがどこかにあって。
主人公のケイトもそんな感じに見えました。
家に帰りたくないからって理由で、バーで酔っ払って男ひっかけて身を委ねて結果放り出されたり、友達の家に当たり前のようなツラして転がり込んでめちゃめちゃにして謝罪もせず出ていって。
挙句の果てには自分の都合最優先で急いで出ていくもんだから店の鍵もかけずオーディションに行って、よく朝店に行くと泥棒に入られてサンタって名前の女主人に怒られれる。
こうなってくると、とにかくツイてないだけとか開き直る前に、下を向いて歩いちゃうんですよね。
あ~あまたやっちまった、どうして私っていつもこうなんだろ、どれもこれも自分のせい?いや違うでしょ、こんな私を受け入れてくれない相手が悪い、泥棒に入った奴が悪い、出ていけというやつが悪い、とあれこれ悪循環に考えてしまうわけで。
そんな時に現れる謎の青年トムが颯爽と現れ、夜の散歩をすることに。
これまで下を向いてばかりいたケイトは彼とのステキな夜のお散歩をすることで、いつも通っていたはずの道なのに、新しい発見を沢山していくわけです。
こんな素敵な人とお付き合いで来たら・・・って展開になるかと思いきや、物語の方向は、僕が予想していたような物語ではなくなっていくわけなんですが。
トムはとにかく「Look Up」、上を見て、とケイトに言うんです。
誰も歩かないような裏通り、大きなバッタがそびえる看板、草木が生える中ライトアップされたベンチのある公園。
どれも下を向いていた彼女では到底見つけられなかった場所ばかり。
常にスマホは戸棚の上に置いているトムだからこそ、こういう場所に気付けるわけで、それをケイトに教えたかったってこと。
そう、下を向くってことは実は何も気づけないってことなんですよね。
今の人たちはスマホに夢中で、ネットニュースに夢中で、ゲームに夢中で、LINEに夢中で、それって実は何も見ていなくて何も気づけていなくて、せっかくの時間を台無しにしていることかもしれない。
かのクリストファー・ノーランは「インターステラー」のインタビューで映画評論家の町山智浩さんに、「今の人たちは下を向いてスマホをいじってばかりで上を見ようとしない、上には空があって、宇宙があって、未来がある。だから僕はその思いを映画に込めたんだ」みたいなことをおっしゃってたんですよ。
上を見ることは、そういった些細な発見から心を豊かにする、人生を豊かにする、皆がそれをすれば世界が豊かになることの最初の一歩だと、ノーラン監督もトムも言ってるわけです。
見上げることで、女主人のサンタにナイスフォローをすることができる、家族とちゃんと対話できる、ホームレスの人たちがシェルターで食べ物をもらっていることに気付く、移民の人たちがヘイトされていることに気付く、気づけば次に自分に何ができるか考えることができる、結果相手に優しくできる、その積み重ねがやがて自分を労わることができる、という好循環になると。
彼女のバックボーンが大きなキーポイントに。
何故トムがそこまでしてケイトに「上を見ろ」といい続けるのかは核心に触れるので伏せますが、今作は「日々の小さな行いが自分自身を形成する」という格言をキチンと抑えたお話になってたんですね。
だから僕もトムの精神性をしっかり受け止めて自分を大事にしよう、そしたら僕の我儘な性格も治ったりしないかなぁ…なんてめちゃんこ映画に影響されてますw
実はこの映画、ケイトのある部分を説明せずにお話が進んでいくんですね。
それが彼女が過去に起こした病気と、ケイト以外の名前。
序盤いきなりお姉さんがケイトが働くクリスマスショップに尋ねてくるんですね。
なぜかというとケイトは母親からの連絡を断っていたからで、あまりの心配さにお姉さんまで引っ張り出されてしまうからってのが理由。
ちゃんとお母さんお電話に出て!あなたは病気から治ったばかりなんだからお母さんもまだ心配が抜けてないんだから、と。
でもケイトは、もう病気は治ったし大人だしちゃんと一人でやっていけるしの一点張り。
こんな具合で中々家に帰ろうとしないってのと、彼女はかつて病気だったことが明かされるんですけど、それから具体的な説明がないまま、トムとの馴れ初めに入っていくわけです。
実はケイトは心臓移植を受け、命をつなぎとめた過去がありました。
それまで彼女はきっと家族の中で特別な扱いを受けていたんでしょう。
何せ重病ですから。
母親もさぞ心配したでしょうし、そっちばかりに目をかけてきたことでお姉さんは目をかけてもらえなかったという複雑な過去があったはず。
ケイトの病気によってそういう関係性が現在のこの家族にはあるわけです。
これがケイトをも複雑にしていたんですね。
病気を患っていた頃は、皆が心配し注目されてきた。
それが治った途端普通の人として過ごさなくてはいけなくなった。
このギャップが彼女を自堕落にしてしまう要因だったわけです。
そこでありがたい言葉と暖かい抱擁をくれるトムの出番。
誰もが特別な自分でいたいってのは、少なからずとも願望としてあると思います。
だから自分をアピールできる格好の場としてインスタはじめとしたSNSてのが盛んだと思うんでんすが、トムいわく、そもそも俺たちって特別じゃん、普通にしろって、そもそも普通って何なん?誰の物差しをもって「普通」なん?
トムの言葉にまたもや救われていくケイト。
彼女はこれを機に、本当の自分を見出していくんです。
で、もうひとつ彼女と家族は旧ユーゴスラビア出身なんですが、1999年以降イギリスに移民としてやってきた過去があります。
大人になった彼女は自分の事をケイトと呼んでいいますが、家族はカタリアと呼ぶんですね。
最初どういう意味かよく分からなかったんですが、要は語り合って名前は本名で、略してケイトだと。
この背景が物語に大きく影響していくんです。
現在イギリスはEU離脱という大きな問題を抱えていて(Brexit=イギリスから出るっていう造語もあるそう)、劇中では、それに対するデモ行進だったり、怯える母親の姿が出てきます。
離脱問題の大きな要因は、豊かな国が貧しい国を支える構図が浮き彫りになり、移民で溢れたイギリスが彼らによって雇用を奪われることから、EU離脱の是非を問う国民投票へと発展してしまったわけです。
結果、年代が高い人ほど離脱の意志が強い傾向にあったため、離脱が決定してしまいました。
それが2016年の出来事です。(劇中は翌年の2017年が舞台)
現在も離脱合意に向けて激しく揺れているイギリスですが、今作はそれに向けて言及しているお話でもありました。
ケイトも最初こそカタリアと呼ばれるのが嫌な態度を示してましたけど、トムの触れ合いによって少しづつ変化し、カタリアと名乗って同じ移民と交流していくシーンもありました。
また家族にとっても大変な時期を祖国で過ごし移住してきた過去によって、生活を一変にさせられたわけですから、その闇を簡単に晴らすことはできないわけで、そういう部分も隠さず描いているんですね。
上でも書きましたけど、排除することで自身を守るよりも、やはり他者を優しくすることが何よりの幸せへの近道なんだってことを、脚本を手掛けたエマ・トンプソンは強く言いたかったんじゃないかなぁと。
またLGBTQやホームレスたちなどのマイノリティにも目を向けた内容も見事に織り交ぜていて、ケイトの優しさが彼らにも降り注ぐ後半は楽しさが凄く溢れています。
ラストクリスマスの歌詞
今回ワム!の「ラストクリスマス」をフィーチャーしたお話なのですが、そもそもこの歌、男がフラれて嘆くんだけどめっちゃ強がってる歌なんですよね。
サビの部分の歌詞を和訳すると、
去年のクリスマスに僕は君にハートを捧げたのに、翌日君は捨てたんだ
今年はそうならないように特別な人に捧げるんだ、って内容なんです。
毎年この曲を聞くたびに、なぜこれを恋人たちと聞くんだろう、と不思議がっているんでんすが、まぁメロディラインが美メロですからね、クリスマスには持って来いなんでしょう。
と、とにかくフラれた男のわびしい気持ちをジョージマイケルの美しい歌声にのせて聞く楽曲なんですけども、これも僕の見る前の予想の材料ともいえる部分で、この歌を直訳したかのような物語になるんだろうなと。
男女の出会いと別れを通じて一つ大人として成長するみたいな。
ところがどっこい、この歌がとんでもない歌に変化する物語になっていたことにビックリで。
全部言っちゃうと核心に触れるので伏せますが、男の侘しい歌になってないんですよ。
なんていうのかなぁ、僕の心を大切にすることであなた自身が大切な存在になるよ、って解釈がいいかなぁ。
また、マイハートって部分を誰かに捧げるってことは、それは愛であり優しさであり、それを特別な人にあげるって意味で考えると、もっとグッとくるというか。
あ~ダメだ、全部言いたいw
てか読んだら分かる内容になってしまってないか・・・。
まだまだうまい文章が書けないw
とにかくだ!
この歌がこんな素敵な解釈ができる歌になるなんて!という驚きのエンディングに期待してほしいです。
最後に
エミリア・クラークのコメディエンヌな演技もすごく際立ってて、しゃべくり倒す勢いも面白いし、ダメダメな女の子を見事に演じられていて、サンタ演じるミシェル・ヨーとの掛け合いも笑えて、それだけでも楽しいし、ヘンリー・ゴールディングのムチャ紳士ぶりも「クレイジー・リッチ!」同様眼福だし、キャスト面でも最高です。
まとめていえば、今生き辛いと感じている全ての人に、愛と優しさと温もりを与えてくれる、エールが込められた映画でした。
愛ってのは決して恋人だけじゃなくて、自分に関わる関わらず全ての人に与えるものだと。
それがまわりまわって世界を愛で包むきっかけになるよと。
それってさ、幸せなことじゃない?とスピードワゴン小沢的な着地でいかがでしょうかw
あ~また思い出して涙が・・・
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10