マンハント/ManHunt
ひとつの拳銃を二人で構えて撃つという、翼くんと岬くんのツインシュートを連想させる、ちょっとBLっぽいけどバリ男くさいこのポスター。
アサヒスーパードライの縁あって、とうとうマシャも中国に本格的に進出を狙っているのでしょうか。
いやいや待て待て、ライブでもアグレッシブなステージングをしないのに、あなたにアクションが務まるんですか?
しかも「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイク。
ちゃんと新宿で馬を走らせてくれるのか。
クマに襲われてくれるのか。
北海道からセスナで東京までいっちゃうのか。
え?そこをリメイクするわけないって?
わかんねぇよ?
だってこれ監督ジョン・ウーよ?
何でそんな所からハトが出てくんの?って人よ?
要は高倉健主演の元の作品がツッコミどころ満載の映画なので、これもそういう風に観ないと楽しめませんよってことです。
それにしてもジョン・ウーいつ以来だろう。
「レッド・クリフ」以来かな?楽しみです!
というわけで早速観賞してまいりました!!!
作品情報
1974年に刊行された西村寿行原作のサスペンス小説「君よ憤怒の河を渉れ」。
76年には高倉健主演で映画化し、中国では「追捕」というタイトルで、文化大革命後初の外国映画として大ヒットを飛ばし社会現象にまでなる作品となった。
そんな多くの人の心に刻まれた作品を、この映画の、そして高倉健のファンである、アクション映画の巨匠ジョン・ウーが、お馴染みの演出や革新的なアクションで大胆リメイク。
日本と中国を代表するキャストを従え、新たな作品として生まれ変わった。
無実の罪を着せられた弁護士と彼を追う刑事。
運命を激しく交錯させた男達が、事件の真相を探るために奔走していく、2018年を代表するアクション映画です。
あらすじ
酒井社長(國村隼)率いる天神製薬の顧問弁護士であるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)がパーティの翌朝、ベッドで目を覚ますと、社長秘書・希子(TAO)の死体が横たわっていた。
現場には自身の指紋が付いたナイフが置かれるなど、突如として殺人事件の被疑者となった彼は、何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走。
そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・矢村(福山雅治)は、新人の部下・里香(桜庭ななみ)とともに独自の捜査で追っていく。
カギとなるのは、天神製薬研究員だった婚約者を3年前に失った謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。
次々と警察の包囲網を潜り抜けていく被疑者に近づくほどに、この事件に違和感を覚え始め、次第に見解を変えていく矢村だったが、ついに真由美の実家である牧場にいるドゥ・チウを捕らえることに成功。
だが、手錠をかけた彼とともに、女殺し屋・レイン(ハ・ジウォン)たちからの襲撃に立ち向かった矢村は、彼の無実を確信する。
何者かによって捜査が妨害されるなか、身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人はともに手を組み、事件の真相に立ち向かうことを決意する。
だが、そこには恐ろしくも、巨大な陰謀が待ち受けていた――。(HPより抜粋)
監督
今作を手がけたのは巨匠ジョン・ウー。
男なら彼の作品を1度は見ているはず。
手に血を染める男達の運命と悲哀をバイオレンスに描き、香港ノワールから世界へと羽ばたいたアジアが誇る映画監督です。
これは超有名ですが、彼の作品には必ず「鳩」、「二丁拳銃」、そして「スローモーション」がつき物。
今作の予告でもしっかりハトが彼らをさえぎって出てくるではありませんか!!!
そんな彼の作品はタランティーノや「マトリックス」といったハリウッドに携わる人や作品にまで影響を与えており、アクション映画を語る上で避けてはは通れない人物と言っても過言ではないでしょう。
そこまで言っておいて、モンキーは有名どころしか見ていない超ミーハーですが、「男たちの挽歌」はブルーレイ持ってますよ~!!これは大好き。
というわけで監督の代表作をサクッとご紹介。
それまでコメディとカンフー映画が主流だった香港映画に「香港ノワール」と呼ばれるムーブメントを起こし、組織の陰謀に関わった3人の兄弟と親友の友情と悲痛な運命を、度肝を抜くガンアクションで描いた「男たちの挽歌」で一躍有名になります。
その後、父を探す女弁護士が元軍人を護衛にし、捜索していくアクションドラマ「ハード・ターゲット」でハリウッドに進出。
憎むべき相手と顔を入れ替えた二人の男が繰り広げる死闘を描いたアクション巨編「フェイス/オフ」や、トム・クルーズの人気シリーズを、監督流に大胆にアレンジを加えた「ミッション・インポッシブル2」で成功を収めます。
異色の作品としては、監督作で唯一人を殺さない作品として語り継がれており、多額の報酬と引き換えに3年間の記憶を消された男が陰謀に巻き込まれたことで、記憶と真実を追い求めるSFサスペンス「ペイチェック/消された記憶」があります。
約10年前に中国に戻り、三国志の有名なエピソードである「赤壁の戦い」を2部作で製作した「レッド・クリフ」が日本でも大ヒットしています。
それ以降は日本での公開が少なく、今作が久々の日本公開作品となります。
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人物紹介
ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)・・・天神製薬の顧問弁護士。殺人事件に巻き込まれ、無実の罪を着せられ逃亡する。一夜にして最重要指名手配者と転落する。
矢村聡(福山雅治)・・・大阪府警捜査一課係長。持ち前の気迫としぶとさが売りの孤高の敏腕刑事。愛する妻と死別した過去がある。
遠波真由美(チー・ウェイ)・・・地方で牧場を経営する中国人と日本人のハーフ。3年前の結婚式当日に婚約者の北川が自殺した過去があり、彼の死の原因を探っている。
酒井義廣(國村準)・・・天神製薬社長。新しい治験薬を開発し、会社をトップブランドに押し上げた製薬業界の大物。政界にも太いパイプを持つ。
百田里香(桜庭ななみ)・・・大阪府警の新人。矢村刑事の助手を務める。
伊藤(竹中直人)・・・矢村、浅野の上司。刑事部捜査一課課長。
酒井宏(池内博之)・・・天神製薬社長の息子で次期社長の野心家。
レイン(ハ・ジウォン)・・・謎めいた美貌の女殺し屋。跡を残さぬ完璧な仕事ぶりに裏社会で恐れられている。相棒のドーンにだけは心を開いている。
ドーン(アンジェルス・ウー)・・・大胆不敵な女殺し屋。レインと共に、ドゥ・チウの命を狙う。
なんとオール日本ロケだそうで、大阪の街を駆け回るアクションに期待です。
一体どこまで変更を加えリメイクしたのか。
いつもの監督の演出は堪能できるのか。
話ももちろんですが、アクションガッツリ観たいですよね。
というわけで観賞後の感想です!!!
感想
そうか!日本でアクションやるならこの手があったか!
思わず笑ってしまうジョンウー節がこの映画を楽しませてくれる!!
以下、核心に触れずネタバレします。
真面目に見てはいけません。
これを待ってた!
無実にもかかわらず罪を着せられた男の逃亡、それを追う孤高の刑事。
やがて明らかになる巨悪の存在。
緊迫感漂う逃亡と追走の果てに男の友情が絡み、監督得意のアクション、お決まりの演出、ツッコミどころ満載の娯楽大作アクションサスペンス映画を堪能できました。
大筋は高倉健版「君よ憤怒の河を渉れ」と変わらず。
心当たりのない事件に巻き込まれ犯人にされ、結果ハメられた弁護士が、弁護士のくせにその身のこなし、アグレッシブな逃亡、鋭い勘などで見事に包囲網を潜り抜け、そこまで必死に逃げるのには何かワケがある、と刑事と結託し、巨悪の陰謀、そして事件の真実を追う、という流れ。
そもそも高倉健版の方もツッコミどころ満載であり、冒頭でも書いた通り、この映画は真面目に見たらバカを見る、というのが大前提なのであります。
それに加え誰もが愛すジョンウー監督が手掛けるのですから、ツッコみ具合に拍車がかかるのは見え見えであり、鑑賞後、これを待ってたんだよ!と拍手したくなる出来栄えでした。
日本人に中国語をしゃべらせる、または中国人に日本語をしゃべらせるというのは吹替えで対処。
しょうがないとはいえ、ちょっとぎこちないしやや強引な会話ではありましたが、そういうところもこの映画を楽しむためには我慢して見てほしいですね。
ジョンウーといえばこれ。
二丁拳銃、鳩、そしてスローモーションというジョンウー三種の神器が今回も健在。
実際二丁拳銃をお使っていたのは殺し屋ドーンのみ、ジョンウー監督の娘さんが演じていたということで、父の意志を映画で表現したのが娘というのはなんか感慨深いものがあります。
なぜ崖の上に鳩小屋があるのか、なんて疑問はスルーしてもらってそこに車ごと突っ込み、ドゥ・チウと矢村の間を羽ばたく鳩。
平和の象徴とされる鳩を彼らの間に飛ばすことで、後に彼らが手を取り合うという伏線孕んだ演出は今回もさすがであります。
スローモーションも、アクションシーンで随所に挿入する緩急をつけた演出。
水上チェイスでも真由美の自宅でもうまく使っていたように思えます。
アクションごちそうさま。
この映画の醍醐味でもあるアクションも、監督お得意のカット割りで鮮やかに映画を彩ってくれていました。
何が凄いってこれ舞台が日本でロケも日本。
日本の大都会は、大掛かりなロケーションでアクション映画の撮影をするには規制がありすぎ。
ハリウッド映画はセットを作って日本を描いてますが、さすがお隣の国だけあって、でたらめな日本という演出は一切ないし、その規制の隙間をうまくついた大掛かりなアクションは、是非今後日本映画でアクションやるときの参考にしていただきたい。
中でも水上オートバイを使っての水上チェイスは一見の価値ありです。
所々CGを使っている節はあるけれど、スピード感あふれる追走劇、接近戦、そして水も滴るイイ男の表情!
よいではないか!よいではないか!!この手があったよニッポン!
カーチェイスも山の峠を使っての撮影。
たぶん徐行運転でぶつけ合ってる気がしますが、そこは監督の見事な編集で疾走感と緊迫感を生み出すのだから素晴らしい。
その後繰り広げられる大草原の小さな真由美の家で行われる銃撃戦も息を飲むシーン。
ここで馬を使うのか!と元の映画を思わせる演出にニヤリ。
バイクで家に突っ込んでも、明らかに隠れ蓑から貫通してるだろと思ってしまう銃弾の嵐。
それでもなかなか死なない両者の攻防。
手錠で繋がれたドゥ・チウと矢村の二人合わせて一人=二丁拳銃!!
銃がなければ日本刀!
お前らどうやったらそんな息の合ったコンビネーションで戦えるんだ!?
なんて考える間も与えない阿吽の呼吸で、刀を矢村に足で救って見事にキャッチ!
振り向きざまにサクッと一刺し!
お~カッケ~っ!!
クライマックスも銃撃戦が用意されてます。
きちんとトライアングルで三者が銃を構える構図もあったり、なぜホームレスの坂口という男があの倉田保昭さんだったのかようやく理解できる場面も。
そうだよあなたが出るんだからアクションしないわけがないw
マシャごちそうさま。
記事の冒頭で、ライブでアグレッシブなステージングをしない福山雅治にアクションは務まるのか?なんて書いてましたが、そもそも彼はるろうに剣心や龍馬伝で華麗に剣術を披露してましたもんね。
その華麗な動きは今作でも。
薄毛疑惑のマシャの髪がずぶ濡れになった!
大丈夫か!次のカット、髪が整ってる~w
なんて細かい部分は置いといて、最初から最後までアクティブに走る!動く!撃ちまくる!
そして剣裁きまで拝める!極めつけはマシャのドアップでフィニッシュ!
ちゃんと水上チェイスも本人がやってるんですね。
たぶん遠目でのシーンはスタントマンだと思いますが。
とにかく、あ~なんて美しいお顔立ち・・・。
女性陣は是非彼の美しくも勇ましい顔を拝めるだけで見る価値ありでしょう。
ただ一言言わせてもらえれば、高倉健版では矢村の役は原田芳雄。
彼の男くさい風貌や狼のように獲物を追いかける野心的な役柄とは一転、クールで頭のキレる刑事という設定はちょっと残念。
一応今作はドゥ・チウが泥臭い感じなので、それとは対照的な人物にしたかったのかな?と考えるとアリなのかなと。
健さんも泥臭かったから、もっと男クサいキャスティングでもよかったんだけどね。
ツッコミどころ満載だよw
冒頭から日本という場所を借りての中国映画感が出まくりの演出。
日本の小料理屋に中国人の女将ってだけで不自然で、古い歌謡曲が流れるのが逆に新鮮。
昔の映画のセリフ(あれは「君よ憤怒の~」で大滝秀治が高倉健に言ったセリフです)口説き文句に、いきなり歌い出すドゥ・チウ。
そこへヤクザっぽい奴が現れ、いきなり女将に胸ぐら掴むってどういうこと!?と苦笑の連続。
ドゥ・チウをいったん外へ出したと思ったら銃撃戦をおっぱじめるオープニングのツカミ!!
お~お~お~最高じゃねえかっ!!ww
全員ぶっ殺した後逃げる女殺し屋たち。
昔の映画の話で一目ぼれしちゃう女殺し屋の心情って・・・。
そして戻ってきたドゥ・チウはその後どうしたんだい・・・。
場面は変わり天神製薬のパーティーへ。
社長の挨拶で顧問弁護士を紹介するって普通どうなの?
そしてなんだあの変な踊りはw
日本の会社のパーティーではあんなことしませんってw
で、このパーティーに真由美が既に登場。
高倉健版では真由美お嬢様はこんなところにおりません。
木の上でクマから逃げているのです。
実はこのシーンを密かに待っていた自分としてはあっさり登場してしまっていることに少々がっかり。
ドゥ・チウが自宅へ帰り目が覚めるとベッドの隣に死体!
天神製薬から離れることになったドゥ・チウを引き留めるために社長が送った女刺客のぷりっケツがたまらない。
ただ残念ながらモノの数秒で死体となってしまったTAO。
ウルヴァリン:SAMURAIでも思ったけど、この人ほんとキレイね。
そんなこたぁおいといて弁護士だから死体が隣にいても超冷静。
しっかり警察に自分で電話して現場は荒らさない。さすがっす。
ただ家政婦が取り乱し過ぎているのはちょっとw
一応あなたのご主人さまだし、こいつが殺したのよ~!!ってw
お前殺したとこ観てねえだろw
高倉健版ではここで矢村を呼べっていうんですけどね。
今回は面識ナシって設定だったようです。
そしてめっちゃ隙を作って逃がす刑事。
あ~これは怪しい。
そこからドゥ・チウの逃走劇が始まります。
場面は変わって子供を誘拐して身代金を要求している犯人2人を捕まえに行く矢村。
報道マンと嘘をつき近づき、いとも簡単に犯人を撃退してしまう矢村。
その前に速攻で撃たれて死んだ警察官たち、矢村が来るまで何もできなかった他の刑事たちの無能さ・・・。
てか、斎藤工一瞬で出番終わったな。
ここからこの映画で一番ウザくて必要あったのか疑問の百田刑事の登場。
中国では確か知名度のある桜庭ななみをここに置くことで、映画で描かれる男くささを緩和させる役割なんでしょうが、まぁセリフ回しヘッタクソw
まぁ新人刑事ってことで、そのピュアさだけはハマってましたが、劇中ではそこまでのインパクトはなかったですね。
まぁ後は矢村の過去を引き出す役割もあったけど、それは竹中直人が核心ついてるわけだから、やっぱりいらなかったなぁ。
彼女成長するわけでもないし。
逃亡中に建設現場の作業員に紛れ、そのまま逃げればいいのに、なぜか鉄骨に上って足を踏み外しセメントに落ちてしまい、そこを百田刑事に保護されるという不運な展開。
それから矢村を人質に車で逃走。
隙を狙って車内で銃の奪い合いによる格闘。
鳩小屋に突っ込んで外で大乱闘!
ここでジョンウー節炸裂。
鳩はここ以外あまり出てこなかったですね。
ホームレスに保護され何とか逃げることに成功したドゥ・チウ。
全国的にニュースになってる中、なぜかホームレスの坂口は彼の真意を一瞬で見抜き助ける。
これは後々明かされることなので伏せますが、どうしてそう簡単に心を許すのだ?とここで疑問に感じましたねw
とりあえず天神製薬の社長に会って話をしたいと電話で告げるドゥ・チウ。
そこで同僚の弁護士と落ち合って事情を話すも、冒頭の女殺し屋によって命を狙われる羽目に。
今作は女殺し屋の視点も描いてます。
孤児院で育った2人の女性がある人物から殺人マシーンとして教育されたのですが、冒頭でドゥ・チウに優しくされたことで情が沸き、それからの任務でドゥ・チウが絡むと気持ちが揺らいでしまうという心情の変化が要所で加わっていました。
丁度この場面がそうで、レインは葛藤の嵐でしたね。
それに引き換え任務をしっかりこなすドーンの乱射は逆に見てスカッとしますw
ここから矢村が到着し水上チェイス。
その頃社長は大阪の祭りに参加して神輿の上で景色を眺める。
いやいやドゥ・チウと会う約束してたんちゃうんかいw
祭り優先にして部下に行かせたってことですかw
しかもその下で水上チェイスしてるんですから。
あれだけドンパチやって警察がすぐに検問やら交通規制やるだろうに、普通にお祭りってw
その後真由美と合流。
真由美の実家で匿ってもらうドゥ・チウ。
ここで3年前彼が携わった訴訟がきっかけでフィアンセを失ってしまうという事実が発覚。
真由美は彼を憎んでいることを知ります。
なぜかそれを他人の青空結婚式を観ながら会話。
他人の結婚式ってそんな簡単にみられるもんなんですか?
要は自分も3年前にここで結婚式をしたの、っていう意味があっての場所だったわけですが、その結婚式が訴訟で敗訴した翌日に挙げる予定だった、そこにわざわざ遅れてフィアンセが現れて、みんなの目の前で自殺。
わ~お。
死ぬならせめてみんなのいないとこで死ねよw
なんでこれ見よがしに挙式似合現れて死ぬんだよw
婚約者めちゃトラウマになるだろそりゃあw何考えてんだw
そしてバイクで再び殺し屋登場。
彼女たちはボスからターゲットの連絡が入り行動するんだけど、真由美の家ってどうやって分かったんだ?と疑問。
なぜかというと、真由美と合流したのは劇中ではこの時点で矢村と百田しかつきとめてないわけで、他の誰かに漏らす、もしは本部に報告はしないと思うんですが、どうやって情報が漏れたのか。
ボスはどうやってこの情報を掴んだのか。
いやいやその前に、この女殺し屋たちはドゥ・チウを殺さなければならないのに、任務に失敗。
で、次のターゲットが真由美って。まだドゥ・チウ追いかけなきゃいけないんじゃないの?
矢村も追いつきドゥ・チウを追いかける。
色々考えた結果、彼は無実だと確信し、手錠をかけ鍵を捨て二人で殺し屋から逃げます。
真由美の家で待機し殺し屋が来るのを待ちます。
真由美は2階から猟銃を持参。
6歳のころからやってるのよ、っていかにも強引な設定w
矢村もドゥ・チウに銃を渡して撃てと指示。
いや俺撃てないから・・・殺せないよ・・・と躊躇。
じゃあ足を狙えと矢村のアドバイス。
まぁ殺し屋たちに囲まれてるからこの場合自衛も含めて銃で応戦、ってのはわかる。
でこの後、ドゥ・チウは思いっきり胴体狙って銃を乱射するってていうねw
そこの葛藤はナシかい。
人普通に殺してるよw
真由美の家には鍵の掛かった部屋がるんですが、銃で鍵が外れその部屋に3人は逃げ込みます。
そこには、3年前に行った挙式で使った血まみれのウェディングドレスと自殺したフィアンセのタキシードが飾られていました。
なんかいやだなぁ!
そんなの飾っておくなんて!
まぁここを強調したいんでね、銃撃戦は一時中断です。
ドラマモード突入です。
この間殺し屋たちは何やってたんでしょうね。
ターゲット探してたんですかね。
この後コンビプレイもあって殺し屋ドーンを見事撃破。
ここでもう片っぽの殺し屋レインが唯一無二の親友を亡くしたことで、本当の悪は誰なのかという疑問にぶつかります。
そして負傷した矢村を病院へ送り、ドゥ・チウと真由美は今回の無実の罪の裏側に天神製薬の3年前の新薬を巡る訴訟、天神製薬の新薬の実態を掴むため、研究センターへ単身乗り込んでいくという流れ。
高倉健版でもここは一緒です。
単身乗り込んで、新薬を飲まされ実験材料にされる件があります。
こっちはうまく飲んだふりして吐いてをかなりの期間やっていて、組織の人間はよく気づかねえなぁと笑ってたんですが、今作はこの辺りを投薬ではなく脳波やら注射やら結構本格的な実験。
なんか急にハリウッド映画的な流れ。
実験材料になったドゥ・チウは凶暴になってセンターに訪れた矢村に襲いかかります。
矢村は病院で絶対安静だったんですが、抜け出してドゥ・チウを助けにきたんですね。
でも結果ドゥ・チウによってフルボッコ。
その後も共闘して戦いますが、アナタ絶対安静ですよね。
よく動けますね。
社長の息子とも激闘しますが、社長の息子、矢村が撃たれた箇所をなぜか知っていて、ひたすらそこを突く卑怯っぷり。
最後に
あ、結構ネタバレしちゃったな・・・。
いや大丈夫か。事件の発端は書いてないし・・・。
まぁあれですよ、親父のものは俺のものっていうバカ息子が悪いってことで。
とにかく全編ツッコミどころ満載であります。
ここがつまらないのではなく、ここが楽しいところだよ!って意味のツッコミです。
やっぱりね男同士の友情っていいっすよね。
それを手錠でしっかりつないで戦う。
二人で一つの銃を構える姿や、二人で一丁づつ銃を使うことで二丁拳銃になる。
この発想は結構発明なんじゃないかなと。
他の映画で見たことないし。もしかして有名映画のオマージュなのか?いや違うよな・・・。
最後二人が握手して自己紹介するってのもなんかオツな感じ。
今までの事はお互い水に流して友情を育もうぜって。
この映画の最大のツッコミは、日本てここまで銃が横行してるわけないじゃんてことだと思うんですが、そんなこと思っちゃダメw
それはジョンウーがかわいそうだ。
彼からガンアクションを奪ったら何が残る。
鳩とスローモーションだけだぞ。
やっぱりアクションはすごいし、中弛みも感じさせないテンポの良い作りなのできっと飽きずに観られる作品だったと思います。
今回もダラダラ書いてしまいましたが、楽しく鑑賞できたってことだけ伝わればいいかなw
というわけで以上!あざっした!!
満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10