ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー

正直ナメていた「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。
任天堂のゲームで育った、もしくは一度でも触れたことのなる人なら。あの映画を観ただろうし、観たら「ゲームをやりたくなる」と思ったはず(ごめん断定的でw)。
ゲームそのものが映画になることは今では普通のことだけど、やっぱり映画化にするなら「ゲームしてえ!!!」って思えるような内容にしないとダメだと思う。
それくらい任天堂はある種の成功例を打ち出したんじゃないかと思ってます。
そんなマリオ映画の続編が作られたってことで、「スーマリ3」世代としては見ないわけにはいかない。
ただぁ!
予告編見たら知らんキャラいっぱい出ててついていけなさそう…。
なんですかあの小さなクッパは、あれ?USAのキャラも登場すんの!?、あの赤ちゃんマリオは何?
などなど、随分プレイしてない俺が悪いんだが、それでも「マリオやりてえ!!」ってなるんでしょうか。
早速鑑賞してまいりましたっ!!
作品情報
スーパーマリオブラザーズの世界観を基にしたアニメーション映画で、2023年に公開され全世界で13億ドル以上の興行収入を記録した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に続く作品。
前作に引き続きイルミネーションのクリス・メレダンドリと任天堂の宮本茂が共同で製作し、アーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニックが監督、マシュー・フォーゲルが脚本、ブライアン・タイラーが音楽を担当する。
2007年に発売されたゲーム「スーパーマリオギャラクシー」にちなんだ本作は、再びクッパにの邪悪な野望を阻止するため、宇宙を舞台に新たなキャラとともに立ち向かう姿を、前作以上にアトラクション要素や小ネタ満載で描くアドベンチャーアニメーション映画。
今回ワールドプレミアを任天堂本社のある京都で行った本作。
その際のインタビューで監督のアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニックは、スーパーマリオギャラクシーの大ファンであること、そしてクラシックでレトロ感ある前作で出し切ったと思っていた力を、ギャラクシーというさらに自由度の高い、そして巨大な舞台で発揮することができたと語っています。
劇中ではスター・ウォーズさながらのスペースオペラや重力を利用した遊び心あふれるアイディアなど、宇宙を舞台にしたことで生まれた遊び心あふれるアイディアが盛りだくさん。
様々なサプライズや他ゲームとのマッシュアップ、予想外のキャラの登場など見どころも満載とのこと。
キャラクターボイスには前作と同じく、マリオ役を「MERCY/AI裁判」のクリス・プラット、ルイージ役を「パシフィック・リム」のチャーリー・デイ、ピーチ姫役を「ザ・メニュー」のアニャ・テイラー=ジョイ、ピノキオ役を「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のキーガン=マイケル・キー、クッパ役を「俺たちのアナコンダ」のジャック・ブラックが担当。
本作より登場するヨッシー役を「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のドナルド・グローバー、「ほうき星の天文台」で暮らす姫ロゼッタ役を「マーベルズ」のブリー・ラーソン、クッパの息子クッパJr.の役を、「オッペンハイマー」のベニー・サフディが担当する。
既に世界を席巻しているマリオの続編。
ゲームがやりたくなる魔法に再びかかってみよう。
あらすじ
双子の配管工マリオ(CV:クリス・プラット)とルイージ(CV:チャーリー・デイ)は、「レッツゴー!」精神でキノコ王国の日々の問題を解決している。
ピーチ姫(CV:アニャ・テイラー=ジョイ)をサポートし、封印されたクッパ(CV:ジャック・ブラック)の更生に奮闘するなか、マリオとルイージは新たな相棒ヨッシー(CV:ドナルド・グローバー)に出会う。
そしてピーチ姫の誕生日パーティーをきっかけに、クッパJr.の邪悪な野望を阻止するため、ロゼッタ(CV:ブリー・ラーソン)を守るため、彼らは宇宙へ冒険の旅に出る。
感想
#映画スーパーマリオギャラクシー 字幕版で鑑賞。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) April 24, 2026
アトラクションムービーの極みを観たが、極みが過ぎるのか昨今のショート動画の影響か、ずっと山場のような展開がことごとく押し寄せ、90分なのに妙に疲れる続編。… pic.twitter.com/nfenH7c7j5
アトラクション映画でジェットコースター映画。
あまりに展開が早すぎて、何が起きたか思い出すのに一苦労。
小ネタ満載だし、画的には相当凄いことしてるのでそれはそれで見ごたえあるんだけどねぇ…ハイライトがないんよ。
以下、ネタバレします。
ざっくりあらすじ。
ほうき星の天文台。
ロゼッタ姫は星の子たちを寝かしつけるため、ピーチ姫の物語を語り始めるが、星の子たちはマリオとルイージの話を聞きたがる。
そこに、クッパJr.とカメックが操縦するメガレッグで襲い掛かる。
ロゼッタは魔法の杖を使ってメガレッグを倒すが、メガレッグは星の子たちのいる家めがけてミサイルを発射、ロゼッタは子供たちを守ろうとするが、小さな黄色いチコと共にジュニアに捕らえられてしまう。
ブルックリンから離れ、キノコ王国で暮らしているマリオとルイージはバイクに乗って砂の王国の町トスタレーナへ向かう。
パイプに異変が起きていると町の人たちから告げられた二人は、ファイアフラワーを使ってピラミッドを調査、ブルックリンで孵化したが、人間に捕獲されそうになった際にワープパイプを通って逃げ出したヨッシー(ドナルド・グローバー)と出会う。
兄弟はすぐにヨッシーを気に入り、家に連れて帰る。
ジュニアはロゼッタをクッパ星に連れ去り、彼女が持つ強力な能力を利用し、宇宙を征服しようと企む。
ロゼッタは力を振り絞って拘束を解き、チコを解放してピーチを探しに行かせることに成功するが、ジュニアは再び彼女を監禁する。
キノコ王国では、兄弟はピーチの誕生日を祝うための盛大なお祭りがおこなわれている。
マリオはピーチにプレゼントを渡すことに緊張しており、時折ルイージにいじられている。
城の屋根の上にいるピーチを見つけたマリオは、実は今日がピーチ自身の誕生日ではなく、キノピオたちが自分を見つけて引き取ってくれた日だと聞かされる。
そんなピーチを励まそうとマリオは日傘をプレゼント、ピーチはそれを気に入った。
すると、空の上を無数の流れ星が流れたことで皆見惚れるが、流れ星の一つが森に墜落するのを目撃。
ピーチと兄弟は調査に行き、ピーチを探しに来たチコを見つける。
ロゼッタ姫が捕らえれたことを知ったピーチとキノピオは、城のみんなやマリオたちに黙って彼女を救出するためにゲートウェイギャラクシーへ向かう。
キノコ王国を任された二人はヨッシーの助けを借りてキノピオたちの用事を一日中こなした後、前作で小さくなったままで捕らえたクッパの様子を見に行く。
クッパは、アンガーマネンジメントの一環で絵を描いていた。
マリオとルイージが彼を訪ねると、クッパはピーチ姫の隣でたくましく見える自分の絵を披露するが、マリオの小バカにされて怒りを露わにする。
そんなやりとりをしていた矢先、クッパを解放しようと宇宙船に乗ったジュニアが城語と浮かび上がらせ襲撃を開始。
マリオとルイージの前に合わられたジュニアは、魔法の絵筆を武器にマリオとルイージに立ち向かう。
カメックが操縦したメガレッグをマリオが宇宙船に衝突させたせいで、城はミツバチ王国に落下してしまう。
改心したと訴えるクッパは、元の大きさに戻ろうとマリオたちに懇願し、半ば騙した形ではあるモノの元の大きさに戻してもらう。
クッパはジュニアにとって悪い父親だったと思っているが、マリオが父親を助けたいと言った後、クッパは兄弟に息子の悪だくみを思いとどまらせようとすると誓う。
ミツバチ王国の主ハニークイーンは、城が崩れたことで残された被害に不満を抱いており、マリオたちに投獄するよう命じるが、息子の事をマリオたちに託し、クッパが自らが捕まることを申し出る。
しかし、強制労働が始まって間もなく、クッパはジュニアの船に引き込まれる。
一方、ピーチとキノピオはゲートウェイギャラクシーに到着。
ロゼッタの画像を見たピーチは、彼女といた時の記憶がフラッシュバックする。
泥棒猿にキノピオの持ち物が盗まれてしまい、二人はウキキを追いかけて下水道に入る。
するとそこはマムーが経営する隠れカジノだった。
ピーチはロゼッタの居場所について知っていることをマムーに問い詰めるが、マムーは手下をピーチとキノピオに仕向け、戦いを余儀なくされる。
ピーチは日傘で手下を撃退し、キノピオはペンギンの着ぐるみを着て反撃、ピーチはキノコを食べて大きくなり圧勝。
マムーを脅してロゼッタがスペースギャラクシーに閉じ込められていることを白状させる。
二人が去った後、マムーはジュニアに連絡を取るのだった。
ジュニアは父親と久々に面会し、父から聞かされた作り話に夢中になっていたジュニアは、念願の宇宙征服を実現するために作った惑星クッパをみせることに。
ピーチとキノピオはギャラクシーへ連れて行ってくれる人を探すが、誰も危険を冒そうとしない。
そんな時、一連の任務の末に仲間とはぐれてしまった宇宙パイロット、フォックス・マクラウド(グレン・パウエル)に出会う。
マリオ、ルイージ、ヨッシーが合流したことで、一行はロゼッタがいるであろう目的地へ旅立つのだった。
マリオたちが惑星に接近していることに気づいたクッパは、ジュニアに彼らを殺さないよう説得するが、ジュニアはスーパースコープを使ってマリオとルイージを撃ち、二人を赤ちゃんに変えてしまう。
そのせいで操縦を奪われたフォックスの宇宙船は化石の滝に墜落。
ヨッシーとキノピオは、赤ちゃんのマリオとルイージをティラノサウルスから守ろうと奮闘したのち、二人を元に戻すことに成功。
その後一行は、ルイージの通報で居場所を知ったチコたちに救出される。
改心したはずのクッパは、ジュニアに感化されたことで悪の道に戻り、クッパ軍を率いて征服に乗り出す。
果たしてマリオとピーチ姫たちは、再び悪の道に戻ったクッパたちの陰謀を阻止し、囚われたロゼッタ姫を救うことができるのか。
・・・というのがざっくりしたあらすじです。
中々疲れる90分。
上映時間90分強。
前作もアトラクションが満載で、ジェットコースターの如く話が展開される物語でしたが、今回はそれ以上に展開が早い。
早すぎて正直何やってるかわからんし余韻もへったくれもない。
細部まで見ずとも「ロゼッタ姫を救う」話であったし、結局クッパが敵に戻ってしまったことは理解できるが、基本マリオたちがガチャガチャ動くし、ひとつひとつのエピソードがその後どう繋がるかを知りたい=物語を深く見たい人にとっては、非常に疲労感の出る映画出たのではないでしょうか。
と、いきなり貶しても仕方ないので、本作の褒めポイントを語るとしましょう。
やはり今回もマリオたちがまるでゲームをしているかのようなアクションは見ものです。
登場するや否やバイクで砂漠をアクロバティックに走行したと思ったら、今度はピーチ姫の留守の間キノコ王国の民を連れ帰るためのミッションに。
これがいわゆるゲームの「スーパーマリオブラザーズ」さながらのアクションで、ハンマーブロスはじめ馴染みの敵キャラ相手にクリティカルな攻撃と回避を披露し、巨大なプクプク相手にカエルマリオとなるサプライズもあって、本筋とは全然関係ないシーンではあったものの、本作がゲームから生まれた映画であることを強調したシーンだったと思います。
もちろん本筋に戻れば、クッパJr.とのアジリティが勝敗を決めるかのようなスピーディーなアクション、崩れた城から逃れるために猛ダッシュするハリウッド映画さながらのド派手なシーンもあれば、赤ちゃんマリオになって危機感ゼロのおっかねえ行動もありと、どんな姿でもどんなシチュエーションでもお手の物。
見せ場があるのはもちろん彼らだけではなく、今回ピーチ姫も奮闘するのが前作からパワーアップした部分かもしれません。
マリオUSAのボスであるマムーがいるカジノでの戦いは、マリオからプレゼントされた日傘を駆使して、まるでマトリックスリローデットの無限増殖スミスの如く襲い掛かってくる敵キャラ相手に、機敏な動きとてこの原理の応用など、これまたマリオに引けを取らないアジリティでアクションを披露。
その横でペンギンスーツを身に纏ったキノピオは、本作の「カワイイ担当」だけあって可愛い動きで魅了。
冒頭でも本作のキーパーソンであるロゼッタ姫が、星の付いたステッキを武器にメガレッグをこてんぱんにするこれまたアクロバティックなアクションで楽しませてくれます。
やはり動いてこそのマリオたちですから、この辺りは想定内ではあったものの、今回もサプライズが盛りだくさんでしたね。
マリオたちは、今回はてなブロックからさまざまなアイテムをだして敵と戦う姿が、前作以上に用意されてました。
それこそ先ほど挙げたカエルマリオを筆頭に、アイスマリオ、ファイアマリオ、赤いスターを使ってのフライングマリオなど「マリオギャラクシー1」で登場したマリオや、マントマリオなど「マリオワールド」で登場した懐かしのマリオ、「ギャラクシー2」で登場した雲マリオやバルーンヨッシー、「マリオワンダー」で登場したドリルマリオなど、自分がプレイしたことないゲームのキャラが登場したこともあって、こんなマリオがいるんだと知ることができたと同時に、本作の面白さを際立たせてくれましたね。
クッパもスカルキングに変身したりとかなりの変化が用意されてました。
また、前作ではお助けキャラとしてドンキーコングが登場してくれましたが、今回は「スターフォックス」のフォックスが登場。
まるでトップガンのトム・クルーズの様なカッコイイ振る舞いで魅了してくれました。
他にも任天堂キャラというだけでピクミンが登場したり、ドッスンやボムへい、キラーやパックンフラワー、でかクリボーにワンワンなど懐かしのキャラもいれば、カニーナやクワカブト、メガレッグなどギャラクシーに登場したキャラも多数いた様子。
エンドロール後のシーンではデイジー姫が登場するなど、今度のマリオシリーズ製作の予感も用意されたサプライズだらけの続編でしたね。
極めつけは、ピーチ姫とロゼッタ姫が「姉妹」であったという設定。
ピーチはロゼッタ姫の手配写真を見るや、ロゼッタの手から離れ土管に吸い寄せられる過去の記憶をとり戻します。
冒頭でロゼッタ姫がチコたちにピーチ姫の物語を効かせようとしたことを含め、今回の冒険がピーチ姫のための物語であることが強調されます。
実際のゲームではそうした設定があったという記述が見当たらなかったので、今回初めての設定だったように思えます。
ピーチ姫があれだけ動ける理由がこれでわかった、ということでいいんですかねw
とはいえ、最初に申し上げた通り、次々と用意されたシーンの連続とまるでショート動画をつなげたかのような余韻の無い忙しいシーンばかりが映し出され、いつしか疲労の色が隠せない、悪く言えば後半あたりから飽きてくる部分も。
今回マリオとルイージとヨッシー、ピーチとピノキオが別行動をしているせいで、物語が分割されてしまってるのがその最たる要因かもしれません。
決してアクションやアトラクションを削れと言ってるのではなく、各々が何か障害にぶつかりそれをクリアするためのミッションが用意されてるせいで、「またアクションか」という飽きが生じてきたのが悪かったのかと。
それを活かすには全体の尺を伸ばして余韻を残すような構成にするか、別行動にならないような導線を考えるべきだったのかと。
最後に
まぁ、ミニオンズのイルミネーションアニメだからこんなもんだ、といえば片付く話でしょうが、個人的には明らかに前作の方がノスタルジーでありながら誰もが楽しめるアトラクションムービーだと感じたので、今回は少々欲張り過ぎ、もしくは盛り上げ過ぎといった課題の残る続編だったように感じます。
前回同様字幕版で観賞しましたが、相変わらずクリス・プラットの声はアニメーション映画にハマりますね。
またピーチ姫を担当したアニャ・テイラーー=ジョイも前作よりよりインパクトを残した仕事をしたように思えます。
怒り心頭で石ころを蹴とばしてるシーンでの声の出し方、最高でした。
さて、今後のマリオ映画はどこへ向かうんでしょうか。
未だ登場してないキャラもいるでしょうし、ドンキーコングにフォックスが頭女王したら自ずと「スマッシュブラザーズ」の映画化なんてのも想像してしまいがち。
権利関係上出せないキャラもいるみたいで、実現には難しそうだし、宮本さんがどのような構想をしてるかは未知数です。
しかしどう転んでんも世界中のマリオユーザーは待ち望んでいると思うので、まずは「ゲームさながらの面白さ」を映画で表現してほしいですね。
それが任天堂の強みですから。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10

