モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「ミラベルと魔法だらけの家」感想ネタバレあり解説 ディズニー版「俺の家の話」。

ミラベルと魔法だらけの家

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ディズニーと言えばミュージカル。

実写映画はもちろんのこと、「白雪姫」、「シンデレラ」、「美女と野獣」、そして「アナと雪の女王」など、アニメーション映画だけでも数々の名作が歴史に名を刻んでいます。

 

今回鑑賞する映画は、そんなディズニーミュージカルの歴史に新たな名を刻む物語。

 

魔法を使うことができる一家なのに、なぜか魔法が使えない一人の少女が家族を救うというお話。

モンキー的に傑作である「ズートピア」の監督が家族をテーマに、私たちにどんな魔法をかけてくれるのでしょうか。

 

早速鑑賞してまいりました!!

 

作品情報

動物たちが暮らす世界を舞台に、偏見やバイアスなどをテーマにした刑事バディムービー「ズートピア」で世界を席巻した監督が送る新たな物語は、誰にでも身近にあるコミュニティ「家族」をテーマにした物語。

 

南米コロンビアの山奥にある魔法の力に包まれた家を舞台に、唯一魔法の使えない少女が、家族の危機を救うため大冒険の旅に出る姿を、華麗なミュージカルと美しい色彩で描くアニメーション映画。

 

昨今多様性やステレオタイプを壊しながら、新たなプリンセス像を生み出してきたディズニーが、本作でも「女性らしさ」を壊しつつ、優れた楽曲を用いてエンタメに昇華させる。

 

そんな本作の音楽を担当するのが、「イン・ザ・ハイツ」や「tick,tick…BOOM!/チック・チック・ブーン」などのミュージカル映画を手掛けるリン・マニュエル=ミランダ

トニー賞やグラミー賞など、多くの賞レースで輝かしい実績を重ねてきた彼が、「アナと雪の女王」や「リトル・マーメイド」のように「主人公自身が本当に求める姿」をテーマにした楽曲で物語を彩っていく。

 

ミラベルの迷いや葛藤、それによる決断を、彼が手掛けた歌に乗せて勇気をもらえる1作。

魔法の力のない彼女は、一体どのようにして家族を救うのか。

 

 

あらすじ

 

魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。
家族全員が家から与えられた“魔法のギフト(才能)”を持つ中で、少女ミラベルだけ何の魔法も使えなかった。

ある日、彼女は家に大きな”亀裂”があることに気づく──

それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。

残された希望は、魔法のギフトを持たないミラベルただひとり。

 


なぜ、彼女だけ魔法が使えないのか?
そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは…?(HPより抜粋)

 

 

監督

本作を手掛けるのは、バイロン・ハワードジャレド・ブッシュ

 

共同監督として「ズートピア」を手掛けた二人は、本作の製作時に起きたコロナ禍によって、沢山の困難にぶつかったそうです。

普通ならスタジオに集まって作業したり意見交換をするわけですが、全員が自宅で作業しなければいけない状態になり、コミュニケーションに手間取ったとのこと。

 

しかし、「家が壊れてしまう」本作のような問題を時間によって乗り越え、無事完成したとのこと。

 

 

また、本作は「家族」という身近なコミュニティをテーマにした物語。

魔法が使える家族の仲で唯一魔法が使えない少女が、家族を救うために行動していく過程で、家族が相手との関係を見直し理解していく物語になっているとのこと。

勝手知ったる家族の一員に対し、私たちは知らぬ間に役割を与えたり一面だけを見て決めつけたりすることがあります。

そんな家族を違う角度から見ることで、互いを理解できるかもしれないというメッセージを取り入れたとのこと。

 

「ズートピア」で培ったテーマ性をブラッシュアップした作品になりそうですね。



 

キャラクター紹介

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  • ミラベル(CV:ステファニー・ベアトリス/齊藤瑠希

 

さまざまな魔法のギフトをもった家族の中で、たった1人だけ“魔法のギフト”をもらえなかった“普通”女の子。

心の奥底に疎外感や不安を抱えながらも、持ち前の明るさで毎日を過ごしていたが、ある日、家族が危機にさらされていることを知り、マドリガル家を救うために立ち上がる。

 

  • イザベラ(CV:ダイアン・ゲレロ/平野綾

 

ミラベルの長姉
魔法のギフト(才能):花の魔法

植物を成長させ、花を咲かせる“花のギフト”を家から与えられる。
彼女の周りにはカラフルで美しい花が咲き乱れ、家族や町の人々を笑顔にする。

 

  • ルイーサ(CV:ジェシカ・ダロウ/ゆめっち(3時のヒロイン)

 

ミラベルの次姉
魔法のギフト(才能):力の魔法

“力(パワー)のギフト”が与えられ、5頭のロバを担ぎ上げ、レンガで出来た橋を簡単に持ち上げてしまうなど、強くて力持ちで優れる働き者として、家族や町の人から頼りにされている。

 

  • フリエッタ(CV:アンジー・セペダ/冬馬由美

 

ミラベルの母
魔法のギフト(才能):癒しの魔法

アルマおばあちゃんが生んだ三つ子の1人で、愛情を持って作った食事によって人々を癒す。

 

  • アグスティン(CV:ウィルマー・パルデラマ/関智一

 

優しいミラベルの父

マドリガル家に生まれたフリエッタと結婚。ミラベル、イサベラ、ルイーサ3姉妹の父。
ちょっとおっちょこちょいな所もあるが妻と娘たちを愛している。

 

  • アルマおばあちゃん(CV:アルマ・セシリア・ボテロ/中尾ミエ

 

ミラベルの祖母

マドリガル家の女家長。
フリエッタ、ぺパ、ブルーノという三つ子を育て、“魔法”に溢れる家族の伝統を引き継いできた。
マドリガル家の家族に与えられた魔法を尊重し、彼らの住む町の人々を助けるために使うようにと家族に言い聞かせてきた。
孫のミラベルとは仲が良かったものの、彼女が5歳になり魔法のギフトが与えられなかったことから、2人の間には少し距離が空いてしまう。

 

  • ペパ(CV:カロリーナ・ガイタン/藤田朋子

 

ミラベルのおば
魔法のギフト(才能):天気の魔法

フェリックスの妻でドロレス、カミロ、アントニオの3人の子供の母親。
感情で“天気をコントロールするギフト”を持つ。

 

  • フェリックス(CV:マウロ・カスティージョ/勝矢

 

陽気なミラベルのおじ

マドリガル家に生まれたぺパの夫で、ドロレス、カミロ、アントニオの3人の子供の父親。
ペパの天気の魔法に振り回されながらも彼女をとても愛している。ダンスが得意。

 

  • ドロレス(CV:アダッサ/大平あひる

 

ミラベルのいとこ
魔法のギフト(才能):聴力の魔法

両親はぺパとフェリックス。
彼女の持つ聴力のギフトはどんな小さな声も音も聴き逃さない。

 

  • カミロ(CV:レンジ-・フェリズ/畠中祐

 

ミラベルのいとこ
魔法のギフト(才能):変身の魔法

ぺパとフェリックスを両親に持つ。
“変身のギフト”を与えられ、頭で思った人物の見た目に、一瞬にして変わることができる。

 

  • アントニオ(CV:ラヴィ・キャボット=コニャーズ/木村新汰

 

ミラベルのいとこ
魔法のギフト(才能):動物の魔法

どんな動物ともコミュニケーションをとることができる。
5歳になったばかりの、とてもシャイな男の子。

 

  • ブルーノ(CV:ジョン・レグイザモ/中井和哉

 

ミラベルのおじ
魔法のギフト(才能):未来を見る魔法

ミラベルが覚えていないほど長い間ずっとマドリガル家と疎遠になっている。
アルマおばあちゃんが生んだ三つ子の1人。
未来を見ることのできる能力を授かったブルーノは、頻繁に災厄を予言するため、家族たちにとって問題児となってしまい、家族の前から姿を消したのだった…。

 

  • マリアーノ(CV:マルーマ/武内駿輔

 

花のギフトを持つミラベルの姉・イサベラの婚約者。
母想いで、愛にあふれた青年。

(以上HPより)

 

 

 

 

 

 

個性豊かな大家族の内輪の話に見えますが、リン=マニュエル・ミランダが手掛ける音楽にのせた楽しい物語の予感です。

ここから鑑賞後の感想です!!

 

感想

大家族で町全体を支えるとなると、出来損ないは居場所ないよね~。

知らぬ間に与えられた役割や求められる完璧が、家族の亀裂を生んでしまうよというお話でした。

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミラベルの立場考えたら凹むよこれ

魔法の力を授かった一家の血を受け継ぐも、唯一魔法の力を持っていない少女が、家族のピンチを救う物語は、家族内の内輪話というミニマムな部分を、屋内で繰り広げる大冒険に仕上げてしまう大胆かつアイディア満載のプロットを作り上げてしまうディズニーの底力を見せつけられたことに加え、町を支えであり象徴ともされる大家族だからこそ与えられた役割や完璧を求められるプレッシャーが、やがて大きな亀裂を生んでしまう問題を孕んだ作品でございました。

 

僕自身は4人家族の長男という小さな家族構成。

正直大家族で育ったわけでもなく、はたまた町を支えるほどの力を持った一家に生まれたわけでもないので、本作で伝えたいテーマってのに大きな共感は感じません。

 

しかし「魔法の力を持つのが当たり前」みたいに使命を持たされて育ったけど、結局魔法の力はもらえませんでしたって境遇の中で育ったミラベルの事を思うと、さぞつらかったろうなと感情移入したことは事実。

 

みんながみな魔法の力を使って町の人の役に立ったり、家族から褒め称えられたりしてるのに、自分は力を持ってない。

それでも何かの役には立ちたいと孤軍奮闘する姿や、その頑張ってる姿を見て両親から「おまえはおまえのできることをすればいい」とか、一体どの口が言ってんだよ結局魔法の力持ってるからマウントにしか聞こえねえんだよ!と、ひねくれ根性満載で鑑賞してました。

 

別に俺が家族の中で劣ってるとか優れてるとか、そんな風に育てられた覚えはないのですが、これだけの大家族の中で何をどう言われても、どう慰められても相手が差し出す救いの手をペチンと叩いてしまいたくなるというか。

 

だってさ、味方になってkれる家族がいたとしても、町の人は「ミラベルは魔法を持ってない」という先入観によって声をかけるもんだから、どう聞いても悪意にしか聞こえなくないですか。

最初にミラベルにプレゼントを渡したおっさんが「君は魔法の力が無いから役に立つ者を持ってきたよ」とか平気で言うんですよ。

ぶっ飛ばしたくないですか。

 

そうやって町の人にもあれこれ言われてるんだとか考えたら、ミラベルマジ超かわいそうじゃないですか。

 

大好きな婆ちゃんも、儀式の失敗以来距離を取られて、何かやろうとしても「あなたは何もしなくていい」とか「あなたにはあなたのやれえることをしなさい」とか言ってさ。

儀式の前のミラベルへの態度ではないわけですよどう見ても。

 

こんな風に物語はおのずと魔法を持たないミラベルと、一家を仕切るばあちゃんの構図になっていくんですね。

 

ザックリ説明と妄想

ザックリ内容を説明すると、じいちゃんとばあちゃんが住ん出た町がならず者に襲われ山奥へ逃げるんだけど、じいちゃんは町のみんなを守るため自ら身を投げ出したことで命を落としてしまう。

そんな悲劇に見舞われたばあちゃんの前に奇跡が訪れ、魔法の力を備えたろうそくを手に入れ、大きな家を手に入れることから、じいちゃんの形見のように子供たちと家と町のみんなを守るために、灯を絶やさないようにしてきたと。

 

子どもたちは儀式を受けることによって、様々な魔法の力を手に入れるんです。

怪力や癒し、予知能力、花を咲かせたり変身出来たり天気を変えたりと、家族はもちろんのこと町のみんなを助けるために一役買っているわけです。

 

そんな中ミラベルは儀式でギフトを授かることができなかった。

それ以降ばあちゃんとの関係はどこかギクシャク。

従弟のアントニオの儀式でも彼をエスコートすると、みんなはミラベルの儀式の事を思い出し不安がる。

儀式は成功したけど、ミラベルは率先して喜ぶことができない。

不安に押しつぶされそうになった時、家に亀裂が入り倒壊寸前になる現象が。

 

一体なぜ?

ミラベルは力を失いかけている姉から姿を消したおじさんの話を聞きつけ、おじさん探し。

未来を予知できる力を持つおじさんから、何故亀裂が入ってしまうのか、なぜ未来を映す鏡に自分の姿が映ったのか原因を探し解決するために、お婆ちゃん主導の姉の結婚式を目前に控える一家の裏で一人究明に急ぎますが…という話。

 

 

例えばこれ町の中で絶大な勢力を持つ一家の話と仮定すると面白いのかもしれません。

田舎町とか行くと代々街を仕切ってるような一家あるじゃないですか。

○○建設から○○商店まで、全部同じ苗字の会社や店ばかりあるような。

そこで実力を全然発揮できず一家の中で厄介な存在な奴を主人公にすると、僕のように核家族で育ったような環境の人は身近に感じるのかもしれません。

 

または一族経営で会社をやってる一家。

じいちゃんが会長で親父が社長、ばあちゃんが取締とかで母ちゃんは専務、兄貴姉ちゃん皆役職があって、会社のためにあれこれ尽力してるけど、主人公の末っ子だけは影で一生懸命頑張ってるのに、なかなか認めてもらえない。

重要な会議にも参加させてもらえない。

 

そんな役立たずな主人公が会社の帳簿を偶々見つけ覗いてみると、とんでもない赤字発覚。

家族に知らせなきゃ!といったところで全員おじいちゃんである会長の権力は絶大で何を言っても響かない。

寧ろ問題を持ち込むなと言い返される。

 

頼りになるのは、会社の本当の事情を知ってしまったが故に姿を消したおじさん。

彼から色々聞かされた主人公は、実は傾いている会社を立て直すために奮闘し始める。

するとこれまで邪険に扱われてたおじいちゃんの本当の気持ちが見えてくる。みたいな。

 

なんか山崎豊子が書いてそうな家族の話にできそうなw

 

こんな妄想をしながら見ても面白いんじゃね?という話でした。

 

 

結局のところこの物語を紐解いていくと、知らぬ間に与えられた役割の中で暮らす大家族は首長であるばあちゃんからのプレッシャー故に、これまた知らぬ間に本当の事を言えなくなってしまっている問題を描いたお話だと。

 

ミラベルは役に立ちたいのに何もさせてもらえないこと。

姉二人は、もっと町の人の役に立てとプレッシャーを与えられ、時に押しつぶされそうになることと、美しく華やかであり続ける完璧な女であれと教えられ、好きでもない男との縁談まで決められてしまう辛さ。

孫たちのこういった不安や辛さが、家の中に徐々に亀裂として出てしまっているという見方ができるのではないかと。

 

だからと言ってばあちゃん全てに責任を押し付けると、ばあちゃんはばあちゃんで事情があんだよと。

魔法の力(ギフトや才能)が消えてしまった今、互いがフラットになり理解することでようやく亀裂は無くなり、ハッピーエンドと。

 

じいちゃんがいなくなったと同時に授かった魔法の力なわけだから、ギフトを与えたのは多分死んだじいちゃんだと思うんですよ。

天国で家族を見守るじいちゃんは、ミラベルに何故魔法の力を与えなかったのかは、きっといずれ訪れるかもしれない家族間の亀裂を修復できる力を持ってるからなんじゃないのかなと。

 

アイディアが面白いよね

本作は、無理矢理例えるならディズニー版「俺の家の話」ってくらい超内輪の話なんですよ。

凄くミニマムな話。

その中でどうやってアドベンチャーに見せるかと考えた時、家の中を壮大に見せればいいじゃないかと。

 

だから魔法の力を授かった家族の部屋は、その能力に見合ったような内装になってるんですね。

ミラベルはその部屋の中で様々な危機を乗り越えゴールへたどり着く映像になってました。

 

動物の声が聞こえる力を授かったアントニオの部屋はジャングル。

大木を真ん中に、滝や生い茂った草木が生えており、その中でトラに乗ったアントニオは走り回り、木でできた滑り台や枝に絡まってる大蛇をブランコ代わりにして遊んだりするんです。

 

花を咲かせることができるイザベルの部屋は、全部華やかなお花で構成されたお部屋。

ピンクや黄色や赤い花々が壁一面に咲いており、いかにもフローラルな匂いで頭おかしくなりそうな感じ。

険悪ムードのミラベルが入るや否や、バラの蔦をブランコ代わりに降りてきては、そのつたで格子を作って近寄るミラベルを通さない。

もはや幽遊白書の蔵馬です。

多分テリトリーに入ったら、風華円舞陣を喰らうことになるでしょう。

 

他にも行方知れずのブルーノおじさんの部屋は、魔法の力を使ってないために扉は光っておらず、中に入ると砂だらけの上に、標高何百mはあろうかという岩場。

いくつあるかわからない階段をゼエゼエハァハァ言いながら登りつめると、まるでインディジョーンズに出てきそうな洞穴と妙な仕掛け。

砂まみれになりながらもおじさんの小道具「ビジョン」を手に入れ、崩れ落ちる洞穴をギリギリで脱出する姿は正にアドベンチャーです。

 

しかもブルーノおじさん、家で仕方と思ったら家の壁と壁の間に作った小さな未知の奥に部屋を作って暮らしてるではありませんか。

なんでもありの家だなホントと思った瞬間でした。

そんな抜け道あったら楽しいけどね。

 

そしてそして何が凄いっていえそのものが意志をもってるということ。

「カシータ」とみんなは読んでますが向こうの言葉で家と言う意味なんでしょうか。

石や木でできた床をカタカタ動かして時計の時間を知らせたり、スリッパ履かなきゃと思ったら、これまた床を使ってスリッパを履かせてくれる。

階段を駆け下りる時も滑り台にしてくれるし、急いでる時は床が歩く歩道みたいに早変わり。

食事の支度も家のあらゆる部分を使って手伝ってくれるんですね。

 

ホントこんな家なら住んでみたいと思える仕掛けが山ほど出てくるカシータでございました。

 

最後に

リン・マニュエル=ミランダが手掛ける音楽も、「リメンバー・ミー」のようなラテン音楽で、どの曲も楽しく聞けるものになってましたね。

 

正直ミュージカルパートを省くと、そこまで壮大なお話とは思えないこともあって、正味1時間で済む物語だったかなと。

逆にミュージカルパートで家族構成や能力を説明をする件は、仕方ないとはいえ事前情報なしで見ると覚えるのも大変かもしれません。

とはいえしつこいくらいにリピートして歌で説明してくれるので、案外覚えやすいかもしれません。

 

久々にちょうどいいテーマと内容のディズニーアニメだったかもしれません。

普段なら多様性だとか社会問題だとかデカいテーマを扱いがちですけど、こういう身近な部分にフォーカスを当てたディズニーアニメもいいですね。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10