宮本から君へ
僕は熱い男が好きです。
誰かのために自分を犠牲にできる男。
目標に向かって一直線な男。
どんなに倒れても絶対立ち上がる男。
本音しか言わない男。
こんな不屈の精神と圧倒的熱量で物事と向き合う姿を見ると、すぐに目頭が熱くなるんですね~。
で、こういう奴ほど頭でなく身体とか細胞レベルで動いて、情に厚くて喜怒哀楽が激しくて、周りをかき回しちゃってめんどくさかったりするんですよ。
でも、知らぬうちにそいつの屈託のない笑顔にやられて、心動かされてそいつの虜になって、気が付くと応援してたりフォローしてたりサポートしてたり共に行動したりしてる。
総じて好きになってる。
今色々と人間関係がめんどくさかったり何かに情熱を注げなかったりと、すぐに諦めたり楽な方向に進みがちな世の中の人たちに、こういうやつがもっと存在したらなぁと。
いたんですよ、ここに。
その名は「宮本浩」。
バカで傲慢で愚直で実直で理屈屋なんだけど、自分の信念があって自分に厳しくて、そのせいでうまく生きることができない不器用な奴なんだけど、こいつみたいなやつが消えてしまったら本当に世の中終わっちまうんじゃないかって感じてしまって、ほっとけないっつうか、応援したくなるっつうか、愛したくなるっつうか。
そんな男が主役の映画が公開するんですよ。
ぶっちゃけ全然この映画のこと知らなくて、ドラマやってたことも知らなくて、たまたま見た予告編観て、あ、これ俺が好きなヤツだってんで、公開日3日前にドラマ見だしたら止まらなくって!
今回この宮本が人生最大の試練に挑むそうで、しかも絶対に負けられない戦いがそこにあるんだそうで、ここはひとつ応援したい気持ちを込めて早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
「愛しのアイリーン」や「ワールド・イズ・マイン」など世代を超えてファンから絶大な支持を得ている漫画家・新井英樹の同名コミックが、TVドラマ版を経てついに実写化。
文具メーカーで働く熱血営業マンの、暴走ともいえる仕事への情熱と、女に対する自分への厳しさに、誰もが忘れかけていた真の「カッコよさ」を教えられた。
そんな彼に人生最大の試練が訪れる。
金なし!コネなし!勝ち目なし!
情熱だけを握りしめ、絶対勝たなきゃいけないケンカに挑む!
果たしてあなたは彼の暑苦しくも切ない愛を受け止めることができるか!?
究極の人間賛歌エンタテインメントが、そして令和に最も必要なヒーローが降臨する!!!
あらすじ
文具メーカー「マルキタ」で働く営業マン宮本浩(池松壮亮)は、笑顔がうまくつくれない、
気の利いたお世辞も言えない、なのに、人一倍正義感が強い超不器用な人間。
会社の先輩・神保(松山ケンイチ)の仕事仲間である、自立した女・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅での食事に呼ばれるが、そこに靖子の元彼・裕二(井浦新)が現れる。
裕二を拒むため、宮本と寝たことを伝える靖子。怒りで靖子に手を出した裕二に対して、宮本は「この女は俺が守る」と言い放つ。
この事件をきっかけに、心から結ばれた宮本と靖子に、ひとときの幸福の時間が訪れる。
ある日、営業先で気に入られた真淵部長(ピエール瀧)と大野部長(佐藤二朗)に誘われ、靖子を連れて飲み会に参加した宮本は、気合いを入れて日本酒の一升瓶を飲み干し、泥酔してしまう。
見かねた大野が、真淵の息子・拓馬(一ノ瀬ワタル)の車で送らせようと拓馬を呼びつけた。
そこに現れたのは、ラグビーで鍛えあげられた巨漢の怪物だった……!
泥酔する宮本と、宴会を楽しむ靖子、二人の間に、人生最大の試練が立ちはだかる————。(HPより抜粋)
監督
今作を手掛けるのは、真利子哲也。
映画としては「ディストラクションベイビーズ」以来2度目の作品鑑賞になります。
え!?この人が手掛けるってことは、またエグい暴力描写なのかな・・・とちょっと引け目に感じましたが、どうやらドラマ版から監督と脚本をやってたことを知り、それならドラあのテイストのままやってくれそうだな、とちょっと一安心。
ドラマ版では地上波ってっ事もあって、控えめな演出だなぁと勝手ながら思ってましたが、巧い演出がちゃんといくつかあって、例えば小田課長から「自分のケツ拭く紙くらい自分で用意せい!」と怒鳴られるセリフがあるんですけど、宮本が家に帰ってお菓子やけ食いした後、用を足しに行く際、ホントに自分のケツを拭く紙が無い、って流れがありまして、宮本の計画性の無さだったり、後先考えない性分てのが非常にわかりやすい脚本と演出だったし、刹那と哀愁漂う空気がまたたまらないという。
映画版でも、こういうお上手な運びが観れたらいいなぁと期待しております。
彼に関してはこちらをどうぞ。
登場人物紹介
- 宮本浩(池松壮亮)・・・文具メーカー「マルキタ」の営業部員。「ひなぎくハウス」201号室に住む。真っ直ぐで熱く、人生が不器用すぎる男。
- 中野靖子(蒼井優)・・・宮本の会社の先輩・神保の仕事仲間。飲み会で宮本と意気投合する。男勝りで、芯が強く自立した女。
- 風間裕二(井浦新)・・・靖子の元カレ。小説家志望の遊び人。女がほっとけないヒモ気質。
- 神保和夫(松山ケンイチ)・・・宮本の先輩。「マルキタ」の営業部主任だったが、独立し新会社を経営。
- 小田三紀彦(星田英利)・・・「マルキタ」の営業部部長。危なっかしい宮本を何かと気にかける。
- 岡崎部長(古館寛治)・・・「マルキタ」の営業部部長。小田に説得され、いつも宮本の尻拭いをさせられる。
- 田島薫(柄本時生)・・・宮本の同僚で良き相談相手。関西弁の気のイイ男。
- 大野平八郎(佐藤二朗)・・・太陽製薬・資材部部長。大学ラグビー部時代からの真淵の親友で、息子の拓馬の面倒を見るほど。宮本を真淵に紹介する。
- 真淵敬三(ピエール瀧)・・・泉谷建設・資材部部長。営業に来た宮本を気に入り、自分のラグビー部に入れる。
- 馬淵拓馬(一之瀬ワタル)・・・真淵部長の息子。現役ラグビー部で怪物と呼ばれるほどの怪力の持ち主。(以上、HPより抜粋)
ドラマ版でもそうでしたけど、主題歌がエレファントカシマシ宮本ってのがいいですよね。
まさに「宮本から君へ」ですよ。
果たして俺は宮本の熱い魂を受け止めきれるのだろうか。
ここから鑑賞後の感想です!!!
感想
決してTVドラマの延長なんかじゃねえ!
これぞ「映画 宮本から君へ」だ!
愛と魂と熱意がそこにあった!
以下、核心に触れずネタバレします。
こりゃ高カロリーだわ…
主人公とフィアンセである中野靖子に訪れる人生最大の試練の一幕を、限りなくぶつかり合い、限りなく叫び合い、限りなく醜く、そして限りなく美しく捉えた作品であったと同時に、ドラマ版とは一線を画したエピソードと描写にすることで、監督の作家性が際立った、不器用な二人の真剣な愛の物語でありました!!!
見終わってすぐの感想でありますが、あまりに圧倒されて魂が干からびております…
ものすごく抽象的でありますが、ものすごかった…ホントものすごかった…
男はこうあるべきだ、女はこうあるべきだ、という記号的でステレオタイプな表現や決めつけは、多様性の今の時代、非常にナンセンスでお堅い頭のやつが勝手に言ってろ的な風潮の世の中なのは十分承知の上でいうと、
男ならこれ見なきゃいかん!
一人の女を守るのが男の務めだ!
決して口先でだけでなく本気で体ごと!
一度掴んだら離さないくらい抱きしめて俺のそばにいろ!と。
そして俺もこんな熱い男になりたい!
そんな気持ちにさせてくれる映画だったように思えます。
さらに言えば、男とか女とかそういうの抜きで、限りある命燃やし尽くすまで生きてやろうぜ!
でもって、生きてる間は人間と人間、声張り合って魂ぶつけ合おうぜ!とも言われてるような。
宮本演じる池松君、そして靖子演じた蒼井さん、二人がとにかくぶつかる叫ぶ暴力に喘ぐ。
この女は俺が守る!と啖呵を切り、抱くぞ!と言って服を脱ぎ、照れ隠しのような勢いに堪えられない笑みを浮かべ、朝まで激しく抱き合う二人の体当たりなシーンもあれば、ある出来事を境にギクシャクしていく空気。
互いが「責任」と「けじめ」を感じながらせめぎ合う感情むき出しの口論は、確かに愛だった。
人間と人間が理解して愛し合うってこんなにも痛いのか、こんなにも激しいのかと。
正直ね、靖子にあんなことが起こってしまったら、俺どうするんだろうと。
あそこまで靖子が突っぱねたら、俺多分逃げちゃうんじゃないかな…
彼女の好きなようにさせようとか言って、結局一番かわいいのは自分だとかほざいて、適当な理由付けて言い訳考えて、最高にダサい男で終わってしまう気がする。
でも宮本は違う、俺みたいな腰抜け野郎とは違う。
どうにもならないことだけど、この憎しみは絶対拳で返すと、全力で拓馬にぶつかっていく姿に、気が付いたら俺も歯をギシギシ食いしばって、拳握りしめて心の中で応援していた。
頑張れ、負けるな、立ち上がれ!その意気だ!
決して真似できないその志と生き様に震わされっぱなしの2時間。
あぁ、またしても歯切れの悪い感想になっている・・・
それくらい頭の整理がつかない、いい意味で言いたいことが浮かばない・・・とにかく圧倒されました。
ドラマ版とはまるで違う。
今回鑑賞するにあたってドラマ版を鑑賞してから挑んだわけなんですが、TVドラマでの演出やエピソードとはまるで違う話の運びにまず驚き。
ドラマ版では、甲田さんとの切ない恋物語と、退職する先輩の贐も兼ねてのコンペ合戦における仕事編という2つの大きなエピソードがあるんです。
恋愛と仕事を通じて、いかに宮本がめんどくさい奴で、自分に厳しくて、不器用な性格なのに、周囲の心を動かしていくという、宮本のパーソナルな部分にフォーカスしたお話でした。
見ていて感じたのは、僕とは全く違う職種の人間の大変さがにじみ出ていたことや、甲田さんのような人と出会ったら絶対優しくしちゃうよなぁ、でもそれって自分を甘やかしてる事って解釈もできるよなぁ、みたいなことを宮本の決断を見ていて感じていました。
さらにドラマ版では、宮本自身がナレーションをして説明してくれることが見ている人に配慮した演出の一つになっていて、まさにTVドラマならではの部分だったなぁと。
きっと映画もこんな感じで社会人の情熱と悲哀と刹那を見せてくれるのだろう、と思っていたら、とんでもなかった!
まず時系列がぐちゃぐちゃであります。
冒頭傷だらけの宮本をアップで捉え、包帯撒いて歯の欠けた状態で出社し、岡崎部長に怒られるというシーンから始まります。
ん?
ん~??
ってなる人も多いかと思います。
要はこれ、拓馬との喧嘩の後から始まるというモノだったんですね。
これある意味ズルい。
既に人生最大の試練に勝ったってのが分かる始まりというか。
もうここで警察沙汰になったけど、相手は訴えないし被害届けも出さない、和解しましたってことをサラッといちゃってるわけですから。
だから我々はどういう経緯で宮本がそうなったのか、どういうプロセスによって宮本が絶対勝たなきゃいけないケンカに勝ったのか、ってのを見届けるような内容だったわけです。
その後も靖子との馴れ初めなどすっ飛ばして恋敵が登場すると思えば、妊娠した状態で親御さんたちに挨拶に行く件が挟まれたりと、なかなかの飛び具合。
もうね、今現在と過去どっちのエピソードなのかは、蒼井優が髪の毛が長いか短いかで判断せざるを得ないという、ドラマ版のような優しい流れは一切ない運び。
でもいいじゃない!
こういう風に時系列ぐちゃぐちゃにした方が観客が集中できる気がする。
今どこやってるかわからない?
ふん、知るか!
ちゃんと考えて観ろ!
と、映画の内容同様、見てる人に忖度しない作り方に惚れ惚れしましたねw
また描写も映画版ならでは。
一応R15指定ってことでしたので、かなりエグイ暴力描写があるんだろうと。
しかも真利子監督だから。
ハイ、その予感は的中でありまして、序盤から宮本と靖子の裸と裸のぶつかり合いです。
大事な所はうまく隠していながらも、二人が真っ裸になってあいなめし、アレくれ!とコンドームをせがむ宮本に対し、アレつけないで!とせがむ靖子。
それに応じる宮本は靖子を抱きしめ座位で体を揺らし、靖子は魂の喘ぎ声をあげる。
この展開は僕にとっては、Mr.childrenの隠れた名曲「隔たり」を想起させました。
あなたは私を守ると言ってくれました、だからあなたの全てを受け入れたい、そして私の全てを受け入れてほしい、隔たりなんかつけたらあなたを感じられないじゃない、愛してるってそういうことじゃない?
靖子のそんな声が聞こえた瞬間でもありました。
しかし蒼井優はすごいなぁ。
ぶっちゃけお尻がちょっと垂れ下がってたけど、トップの部分はうまく隠してたけど、ちゃんと体当たりするんだもん。
しかもここ1シーン繋いでやってて、めちゃんこ泣きだしてからの、ふとした笑いを見せてのセックスシーンて流れで、よくこれお芝居できたなぁと。
ほんの数分であんなに感情使い分けられます?
かなりの経験積まないとできないですよ。
いやぁこのシーンは素晴らしかった。
で、この後靖子は、宮本の営業先の部長の息子で、大学ラグビー界の怪物と称された拓馬に強姦されてしまうという衝撃の展開に。
まぁ人生最大の試練てなんだろうと考えた時に、こいつに犯されるんだろうなぁと予想してはいましたが、いざ見せられると目を伏せたくなる映像で。
しかもすぐそこで泥酔した宮本が寝ているという、なんとも歯がゆい光景。
後ろから羽交い絞めにされ、口をふさがれた状態で、どうにも抵抗できない靖子でしたが、何とか唇を噛んで出血させるまでの抵抗に成功。
しかし相手は大柄で巨漢で力持ち。
上から覆いかぶされたら、女性はおろか男でも抜け出せないんじゃないでしょうか。
助けてくれる相手がすぐそこにいる中での屈辱。
どう考えたって拓馬が一番の悪なのに、憎しみは宮本へ向かってしまうという辛さ。
だから彼女が終わりにしたいっていうの、すげえわかるというか。
ともかく辛すぎる映像でありました。
で、これ以上にすさまじかったのがケンカのシーン。
ディストラクションベイビーズでもそうでしたが、とにかく拳で殴る時のあの生々しい乾いた音と、攻撃によって吹っ飛ばされる宮本の倒れ具合が非常にリアル。
さらにクライマックスでの非常階段での喧嘩シーンは、どうやって撮ったのか理解できないカメラアングル。
恐らく10階以上はあろうかと思えるマンションの非常階段の手すりから、相手を落とそうとするカットを地上から映したり、別の建物から映したりすることで、マジで危険極まりない描写になっているのであります。
非常にに危険すぎて僕はこれ役者は保険かなんかちゃんと入ってるのか?とか、地面にちゃんとクッションとか用意してあるのか?とか、撮影風景の裏側はちゃんとケアが整ってるのか?、みたいな余計なことばかり考えてましたw
きっと拓馬役の一之瀬ワタルが落とそうとしながらも、しっかり支えてるんだろう思える形に見えたので、わかった瞬間からちょっとホッとして見れはしたものの、やはりよくこれできたなぁと。
拓馬が思いっきり殴る姿がほんとリアルだから、非常階段のドアにぶつかる宮本もホントに吹っ飛ばされてる気がして、それに加え歯が無い状態で血だからけになってる姿も手伝って、どう見てもガチのケンカにしか見えない。
あ~すげえ見てられねえ~と思ってましたが、ある事をきっかけに形勢逆転になってからは爆笑必至の展開に。
腰が抜けた状態で座っている宮本が、拓馬の短パンを引っ張ったら破けてスッポンポン、恥じらいを感じた拓馬の隙を狙って強烈な金的を何発も食らわすと、さすがの巨体もそこだけは鍛えてなかったかヒヨってしまい、逆に拓馬が階段の手すりにぶら下がってしまうという状態に。
そのぶら下がってる拓馬に上からしがみ付き、肩車状態で何発も顔面にパンチパンチパンチ!
そして痛がりながらも足で顔を蹴ってくる拓馬の金玉を、素手で握り蹴られた瞬間に金玉を引きちぎる!
これは痛い!
痛すぎる!
このシーンの前に、靖子の元カレ裕二に浴びせた金的と、怒ってる靖子を見てなぜかギンギン状態になってる自分の金玉を握られるというシーンがありまして、この手を使うしかないという宮本の作戦が見事に功を奏した、という決着だったんですね。
これはよく映像にできたなぁと思えるシーンでありました。
最後に
とにかく池松壮亮と蒼井優が本気の芝居をしていた映画でした。
池松君なんか前歯三本ない状態(さすがに抜いてはいないと思うけど)で、しかも喉潰してまで声張り上げて演じてたし、炊飯器ごと飯を食って、まだ口の中にご飯あるのにデカい声で感情たっぷりで喋るもんだからめちゃんこご飯飛び出しててw
そりゃあ靖子も笑うよなぁw
まぁあそこは違う意味での呆れ笑いでしたけども。
あとは真淵との病室でのシーンも、てめえの覚悟はその程度か!
親のくせに息子への愛情はそんなもんなもんなのか!
って口にめっちゃ泡溜めて啖呵きって、おまけに鼻水まで出して。
号泣シーンも喧嘩のシーンも含めてホント熱量が凄かったです。
蒼井優もそれに負けじとパッションむき出しで演じてました。
裕二に揺さぶられる時も強姦される時も、包丁持って追いかけた時も、カボチャに包丁突き刺した時も、その時何もしてくれなかった宮本へ不満をぶつける時もすごい表情。とにかく泣いて泣いて泣きまくってた。
俺あまり好みでない女優さんでしたけど、この映画をきっかけに彼女への見方が変わると思います。
他のキャストで言えば、ピエール瀧の怖さは健在だったし、実際いるよね~運動部あがりのガチガチの体格のおっさんwしかもラガーマンて。
佐藤二朗の普通の演技も久々に見た気がします。
あのセクハラ発言はマジで薄気味悪いw
てか、佐藤二朗もああいう役やると怖く見えるんですね。意外。
大人になると見てくれとか体裁とか世間体って服を着ないとやっていけない生活があるわけで、気が付けば着ぶくれしちゃって身動き取れなくなってることあるじゃないですか。
そんな時にこの宮本のように感情むき出しでエネルギー爆発で恋愛とか仕事とか、それこそ絶対勝たなきゃいけねえ喧嘩を逃げずに挑むのってやっぱりかっこいいなぁって。
端から見たら暑苦しくてめんどくさいんだけど、生きてるってどういうことだろうって人生の原点に立った時に、こうでありたい、こうであるべき、って思わせてくれる、奮い立たせてくれる男はやっぱりかっこいいなぁって。
かっこわるいことはなんてかっこいいんだろうって。
とにかく宮本と靖子に、幸あれ。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆★★8/10