モリーズ・ゲーム
よく両親から賭け事はやめろと口酸っぱく言われたおかげもあって、パチンコや競馬といったギャンブルには一切手を出さず育ってきたモンキー。
しかし、もし使い道がないほどお金を持っていたら、そのお金で退屈な毎日を刺激するものが目の前にあったら、きっとギャンブルに手を出し泥沼にハマっていたことでしょう。
ある意味貧乏ってのは生きやすいものなのかも。
今回鑑賞する映画は、モンキーのような最下層の人間ではなく、セレブ相手にポーカーゲームを運営する一人の女性の裏側を覗く物語。
しかもこのお話を監督したのは、近年最高と言われるあの脚本家。
一体どんな物語なのか。
早速観賞してまいりました!!!
作品情報
ハリウッドスターや大物実業家まで、ありとあらゆるセレブが顧客リストに名を連ね、高額でポーカーゲームを楽しめる場所が存在した。
そのオーナーは元トップアスリートにして後ろ盾も持たず運営する26歳の独身女性。
彼女の招待がなければ決して入ることのできない超VIP会員制のポーカールームを切り盛りしていたが、違法とみなされ逮捕されてしまう。
実在した女性のベストセラーとなった回顧録を、マーク・ザッカーバーグ、スティーブ・ジョブズ、ビリー・ビーンといった、成功した人間の裏側を映画にした脚本で才能を開花させ、今回満を持して監督に挑戦したアーロン・ソーキンが手がける。
オリンピック候補にもなったトップアスリートから、なぜ真逆の道へと歩んだのか、なぜ巨万の富を手に入れ、それを全て無くしたのか、彼女をはめたのは誰か?
世界一魅惑的で破滅的なゲームに秘められた、幾度もの失敗から立ち上がった《勝つために生まれた女》の感動の逆転ドラマ。(HPより引用)
あらすじ
運命に配られた敗北のカードを
自らの手で勝利に変えていった女性の
想像を超えた逆転劇が始まる――
2002年、冬季オリンピック予選の最終戦。
女子モーグル北米3位のモリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)は、五輪出場を目前にしていた。
心理学教授の厳格な父親(ケヴィン・コスナー)の下、幼い頃からひたすら練習を重ね、12歳の時の背骨の大手術からも復活した。
コロラド大学を首席で卒業したモリーは、ソルトレークで金メダルを獲得し、ロースクールを卒業して会社を設立するという人生設計を立てていた。
ところが、1本の松の枝がモリーの運命を変える。
枝にぶつかりスキー板が外れて転倒、モリーのアスリート人生は終わった。
その後、ケガから回復し、LAで1年間の休暇を取っていたが、バイト先のボスからポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれ、ハリウッドスターのプレイヤーX(マイケル・セラ)、映画監督、ラッパー、ボクサー……大金持ちの有名人ばかりが集まる高額ポーカー・ゲームの世界に足を踏み入れる。
ゲームの参加費は1万ドル(100万円相当)。
一夜で100万ドル(1億円)のお金が動くスリリングな世界、最高レベルの人々との交流に生き甲斐を見つけるが、数年後、突然クビを言い渡されたモリーは、秘かに練っていた計画を実行し、“モリーズ・ルーム”をオープン。
その後、NYに拠点を移し、並外れた才覚によって新たなる伝説を築く。
だが、2012年、FBIに突然踏み込まれ、ゲームは閉鎖。モリーは全財産を没収される。
2014年、現在。
回顧録「モリーズ・ゲーム」を出版後、モリーは違法賭博の運営の容疑で突然FBIに逮捕される。
「誤解です。2年もやっていない」と答えるが、「合衆国対モリー・ブルーム」と書かれた令状を前に成す術もない。
何人もの弁護士に断られたモリーは、チャーリー・ジャフィー(イドリス・エルバ)に弁護を頼む。
ジャフィーは、タブロイド紙に載る“ポーカー・プリンセス”は自分向きの事件ではないと断るが、モリーについて知るうちに彼女の弁護を引き受ける決意をする。
なぜポーカーをやめて2年も経つモリーが逮捕されたのか?
FBIの本当の目的は?
果たして無罪を勝ち取ることは出来るのか?(HPより抜粋)
監督
今作を手がけるのはこれが監督デビュー作となるアーロン・ソーキン。
数々の作品でアカデミー賞を受賞しているアーロンさん。
僕は最近の人だとばかり思ってましたが、90年代から活躍されてたんですね。
脚本家ではありますが、実際は原作を彼独自の視点で解釈して脚色をするというのがほとんど。
そして今回初の監督作品を手がけたということで話題となり、作品賞にはノミネートされませんでしたが、今作でアカデミー賞脚色賞にノミネートされています。
そんな監督の脚本、脚色作品をサクッとご紹介。
戯曲の執筆をしていたアーロンは既に劇作家としてそれなりの地位を獲得していたそうです。
そのときに書いたものが、米海兵隊基地で起きた殺人事件での弁護に臨む若き兵士を描いた軍事法廷サスペンス「ア・フュー・グッドメン」。
ゴールデングローブ賞脚本賞を獲得します。
その後も三人の男女の愛憎を描いた「冷たい月を抱く女」、政治ラブロマンス「アメリカン・プレジデント」を90年代に執筆しています。
しばらくドラマでの活動をし、映画からは遠ざかっていましたが、米ソ冷戦終結の真の立役者ともされるテキサス州の下院議員をモデル描く政治コメディ「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を脚本し、批評家から高い評価を得ます。
それからは、誕生からわずか数年で世界最大のSNS「facebook」の創設者、マーク・ザッカーバーグの創設秘話を描いた青春群像ドラマ「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー賞脚色賞を受賞。
低迷していた球団を常識を打ち破る理論で常勝チームへと成長させたゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンの苦悩と成功を描いた「マネー・ボール」でアカデミー賞脚色賞に再びノミネート。
様々な革新的デバイスを世に送り出し、今や日常生活に革命をもたらしたカリスマ経営者の知られざる素顔を3つのエピソードで物語る「スティーヴ・ジョブズ」でゴールデングローブ賞脚本賞を受賞するなど、華々しい活躍をされてきました。
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そして次作「シカゴ7裁判」も高い評価を得ています。
キャスト
主人公モリー・ブルームを演じるのはジェシカ・チャスティン。
映画に出てからはまだ10年くらいのようですが、出演するたび高評価を獲得する彼女。
モンキーも彼女を認識し注目するようになったのは「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」からでしょうか。
「女神の見えざる手」をまだ鑑賞していないのが私の詰めの甘さ…。
と言うわけで彼女の代表的な作品をサクッとご紹介。
彼女にとって2011年公開作品は輝かしい年でありました。
1950年代に暮らす家族の物語を圧倒的ビジュアルで壮大に描いた「ツリー・オブ・ライフ」、人種差別が根強く残る1960年代を舞台に、作家志望の白人女性と黒人メイド達が友情を育みながら勇気ある行動に踏み切っていく「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」に出演し、「ヘルプ~」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートします。
その翌年には、オサマ・ビンラディン暗殺を巡る驚愕の舞台裏をCIA女性分析官を中心に描いた「ゼロ・ダーク・サーティ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートします。
大作映画にも出演する機会が増え、食糧危機に陥った地球を救うため超遠距離惑星間移動に最後の希望を託し挑む宇宙飛行士とその娘の絆を壮大なスケールで描いたSF超大作「インターステラー」、不慮の事故で火星に独りぼっちになってしまった主人公が、化学と根性、底抜けのユーモアを武器にサバイブし地球帰還を目指すSFドラマ「オデッセイ」などで活躍し、存在感を発揮しています。
他にもミュータントたちの新たなな闘いを描く「X-MEN」シリーズ最新作、「X-MEN:ダークフェニックス」、「IT2/イット2 THE END」にも出演しています。
他のキャストはこんな感じ。
弁護士チャーリー・ジャフィ役に、「マイティ・ソー」、「パシフィック・リム」、「ダークタワー」のイドリス・エルバ。
モリーの父ラリー役に、「フィールド・オブ・ドリームス」、「ボディガード」、「ドリーム」のケヴィン・コスナー。
プレイヤーX役に、「ジュノ/JUNO」、「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」、「スーパーバッド/童貞ウォーズ」のマイケル・セラなどが出演します。
監督のことですから、巧みな脚本と印象的なセリフで見せてくれるのでしょう。
そして主要キャストの演技も見逃せません。
モリーが仕掛けたゲームとは一体!?
ここから観賞後の感想です!!!
感想
負けず嫌いな女は何度転んでも立ち上がる!
根性と才覚でのし上がった主人公の半生をハイスピードなテンポと会話の応酬で描く伝記映画でした!
以下、核心に触れずネタバレします。
さすがアーロンソーキン。
モーグルのオリンピック候補にまで成長したにもかかわらず、なぜポーカーゲームのオーナーという真逆の職に就いたのか。
そしてなぜ彼女はFBIに逮捕されてしまうのかを、圧倒的情報量の多いセリフ、現在と過去の回想を交互に魅せることで紐解く彼女の過去、ゴ―ジャズなファッション、設定や美術、脚本によって巧みに構成された作品でした。
今回初めて監督をしたアーロン・ソーキン。
やはり脚本家としてやってきたわけですから、これまで手掛けてきた映画同様、セリフの量が半端ない。
冒頭で描かれるモーグル米代表選考会でのハイテンポなカットと、モリ―演じるジェシカチャスティンの説明セリフは、物語に没入させてくれます。
はっきり言って、普通の人はスキー板の固定レベルはこんなもんだけど、あたしはここ、とか、自分より上のランクの人物が失敗したとか、コースはこうだとか、実はモーグルってジャンプ手前に松の枝を撒くとか、そんな細かい情報まで入れる必要あるのか!?というほどセリフで説明してしまう。
これぞアーロンソーキンといった印象。
それからもロスでのクラブのバイトからポーカーゲームにのめり込むまでを、これまたテンポよくモリ―の説明と共に描いたと思ったら、今度は現在に戻り、弁護士であるチャーリーとモリ―による会話会話会話!!
お前はどうせゴシップ記事に書いてあるような女なんだろ?
私はそんな女じゃない!いいから私を弁護して!
マフィアと絡んでたんだろ?
私はそんなことしてない!いいから私を弁護して!
みたいな内容の会話をひたすら早口で論戦し、どんどんヒートアップしていく様を魅せ、劇中こちらに息つく暇を与えてくれません。
全体的には前半から後半途中までハイテンポでモリ―の半生をどんどん駆け抜けていくんですが、クライマックスではモリ―に襲いかかる悲劇やアクシデント、再び転落人生を歩むことになり、父との再会そして和解していくまではテンポを落とすことでドラマチックに描いていたように思えます。
イメージとしては、「ソーシャルネットワーク」のような感じでしょうか。
とにかく主人公がしゃべる。
どうでもいい部分まで精巧に喋るからそれを聞き取ろうとして、結果置いていかれる。
だけどクライマックスでのモリ―の心の根っこにある部分が解き明かされた時の解放感によって、見終わった後は爽快感と疲労感がどっと押し寄せた状態でした。
だから脚本というか、こうやって進むんだろうなぁというのはアーロンソーキンだから覚悟はしていたわけです。
だけど彼が監督として何か特別なことをしたのか、という点においては特にこれといった印象はなく、まだ画で何か魅せる、伝えるというような映像はこれといって見当たらなかったなぁと。
一応ピラミッドと同じ角度を滑り落ちるモーグルという競技が人生に例えられてて、その途中で小さな松の枝に引っかかり転んでしまうというのが、違う道を進んでいってしまう彼女のその後そのものってのは構図としては面白かったです。
また、転んで気を失った後、彼女がとった行動で映画を締めるのも、モリ―という女性がどれだけ強い意志をもって生きているかってのが伝わる終わり方だったなぁと。
要は脚本としてはいつものアーロンで監督としては普通というのが僕の評価であります。
いつも通りセリフで足して足しての人だと思うので、引き算感覚で映画を作れないのかなぁと。
このセリフは省いて画として伝えるように演出しようとかって考えは無いんだと思います。
結果として疲れてしまうのが彼の作る作品の悪い部分で。
しかも140分もあるわけですから、もっとコンパクトにしても良かったと思うんです。
例えばポーカーで、いまA氏がこの手札でB氏がこの手札を持っている、伏せてるカードはこれとこれで、今B氏はA氏がこの手札を持ってると思い込んでる、でも実際は違う、とか、こういう部分はさらっと見せればいいんですよ。
時間を割いてまで詳細を描く必要性がないというか。
そこまで時間を割くならポーカーのルールをもっとしっかりわからない人のために教えてくれよって思ってしまうわけです。
何というかこういう部分がまだ脚本家としての彼の個性が強く出てしまってるというか。
これがソーシャルネットワークと違う点てのは、フィンチャーがしっかり画で表現してくれることで、視覚で印象付けたり緩急つけてたりするから間が持つわけで、そういう部分は彼の監督としての力量はまだついてないのかなぁと。
あくまでこれは僕の好みとしての話ですが、まだ1作目ですから、これを機に色々ブラッシュアップしてくれたらいいなと。
もちろん彼の持ち味であるセリフやテンポは失ってほしくないんですけども。
ジェシカの胸!
アスリートになるために育てられたことで、ちっちゃい頃から負けず嫌いで不屈の精神を身に着けてて、しかもしっかり英才教育を受けてきたことで放たれる品格と知性といった内面的な部分を持つモリ―という女性をジェシカチャスティンは見事に体現していたと思います。
今までの役柄で彼女がおバカな役をやってるのをあまり見たことがありません。
既に彼女がこの役をやるってことがどういう役柄なのかってのは想定できるってもんですが、それにしたってかしこなオーラがこの映画ではガンガン放たれています。
セリフひとつにしたってそうだし、見た目余裕だけど実際火の車なディーンの下で働いてる時も、彼の命令を一瞬で理解したり先回りしてあれこれやろうとする様も彼女だからこそリアルに見えるので、知的要素はもう序盤ですごく伝わるんです。
そして彼女の持つ野心的な面とか、転んでもただで起きない負けん気の強さとかってのも、クライマックスで明かされるわけですが、そんなの抜きにしたってジェシカからバンバン出てるわけですよ。
あと決して感情的にならないんですよね。
腹の中では怒りマックスだったり、どんどん掛け金が上がっていく時も平静を保ちながら内心ひやひやしてんだろうなってのを、表情で見せない。
そういった部分をうまく表現していたのではないでしょうか。
要はジェシカ以外モリ―の役は考えられないよね!ってことです。
あと彼女、当時42歳だそうですが、競技でのシーンのモリ―は20歳くらい。
彼女がそのまま演じてるんですね。
一瞬あれ彼女ってまだ30歳いってなかったっけ?いくつだっけ?と思ってしまったので鑑賞後調べたらおいおい40歳かよ!と。
石田ゆり子もびっくりだよと。
それからはもう、すいません男なんでいわせてもらいますけども。
ポーカーゲームを仕切る以上はゴージャスでなければならない、というかセレブが来るのだからセレブリティな空間で夢のひと時を過ごしてもらわなければならない。
だからモリ―が着る衣装というのが、まぁ胸元の開いたドレスでして。
おっぱいがまぁこぼれそうでこぼれそうで…。
すいませんそこばかり目が、そこばかり目が!!
もうすっかり抵抗がなくなったのか、普段着も胸元ががっつり開いた上着を着ておりまして、弁護士のチャーリーの元へ行くときもそんな服着てるわけですよ。
で、チャーリーは娘思いというか、しっかりした人格のある父親で、正義感が凄くあるような人なんですね。
だから彼女の自伝や新聞記事を読んで、これは僕のやる仕事じゃないとかいうわけですよ。
で、まぁ彼女がお金の面でいろいろ話すんですけど、腑に落ちない部分があって罪状認否の時に問い詰めるんですね。
そこで彼女の真意に気付いて弁護緒を引き受けるって流れなんですけど。
お前絶対モリ―のおっぱい見たいから引き受けたんじゃねえのかよ!と。
本編では決してチャーリーがモリ―を口説くようなこともなければ、おっぱいチラ見すしたり、モリ―全体を舐めるような目で決して見ておりません。
しかぁし!
しかし男なら条件反射で見ちゃうだろう!
だっておっぱいこぼれ落ちそうな服着て、ソファーに座って前かがみでこっち観てんだぞ!
どうだ!わお!
劇中ではこんな服ばっか着てるわけですよ。
もう俺だったら男が出ちゃうんだろうなぁ。バカだから。
僕がこれだけ取り乱してるのに、しっかり彼女をクライアントとして扱ったチャーリーはナイスジェントルマンでした。はい。
そんなチャーリー演じたイドリス・エルバもいい演技してましたよ。
彼ってもう佇まいだけで怖い役出来たり、突っ立ってるだけで最高にカッコイイわけですよ。既に一流の雰囲気というか。
今回彼が会話の応酬して熱を帯びるような演技観るのが初めてだったんですけども。
これがまぁ素晴らしい。
特に司法取引がらみで検事とオフレコではあるものの、いろいろ聴取されてるシーンで、あまりの検事側の質疑がマヌケすぎて、熱く語りだすんですよね。
最初自分がモリ―に言ってるようなことを検事も言うもんだから、彼女をちゃんと調べろよと。
お前ら目ついてんのか!何調べてきてんだ!
そんなのデマに決まってんだろが!
くらいの勢いでまくし立てるんですね。
まさに彼女を弁護してるわけです。
このシーンのイドリスエルバは素晴らしかったですね。
最後に
厳格な父によって、彼に認めてもらいたくて一生懸命モーグルに励んできたものの、ある出来事によって父への敬意はなくなり、競技人生にもピリオドを打たなくてはいけなくなった。
ただほかに道はいくらでもあったのに、モリ―ほどの頭の良さがあればなんにでもなれたのになぜポーカーゲームの主催者なんて道を選んだのか。
全ては父への思いと裏切り、そしてすれ違いによって形成されたものでした。
誤解が解け、和解する親子の姿は感動的であり、ようやくモリ―という女性の根幹というか原動力が垣間見えた瞬間でもありました。
それが冒頭でのモーグルのシーンや、ビデオカメラでの質問のシーンへと繋がって点と線が結ばれ爽快感を得ることができると思います。
ただ正直僕の情報処理能力が劣っているためか、全てしっかり理解しようと望んだことが災いしたのか、それとも寝不足によるコンディションの悪さが出てしまったのか、それほど楽しめたわけではありませんでした。
もしギャンブルがらみの人生一発逆転劇だと思って見に行ってしまうと肩透かし食らうかもしれません。
決してそういう話ではありませんので。
話は面白いですよ。ええ。
というわけで以上!あざっした!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10