レディ・プレイヤー1
近未来、現実では貧富の差が激しくなり、現実逃避したくなった彼らのために生まれたVR(ヴァーチャル・リアリティ)の世界を舞台に、仮想現実の中で争われるトレジャーハンティング。
しかもその世界の中には、僕らになじみのあるポップカルチャーが満載。
さらに日本のキャラまで出てくるってよ!!!
馴染みのキャラがスクリーンの中で一堂に会してウジャウジャしてるんだから興奮せずにはいられない。
はい。
モンキー、あれだけ原作と映画は別モノだから、映画で説明できないものは挿入するなとか、補足を原作小説でしようとするな、みたいな原作読まない派だったのですが、今作における期待と予告観賞時の興奮が収まらず、原作上下巻読破いたしましたw
あまり本読まないからペース配分とかわかんなくて、結果夜更かししまくって夢中になって読んでしまいました。
正直言うと難しい専門用語や知らないポップカルチャーなんかもあってついていけない箇所もあったりしたんだけど(主人公のオタク度がとんでもなさ過ぎてねw)、ただの貧乏アバターが、あることをきっかけに第一関門をクリアしたことで、物語が一気に盛り上がっていって、そこからはもう!!!
いちいち「えっ!?」、
「マジかっ!?」、
「キターーーッ!!」
とか声に出してしまうほど夢中でした。
もちろん今回は映画ですから、原作から色々改変したり脚色してると思うし、原作のようにはいかないにしても、原作者が脚本に参加してるからきっと上手くやってくれてることでしょう!
スピルバーグが監督するということもあって、かなりの期待を寄せています。
ということで早速見に行ってきましたよ~~!!
作品情報
80年代ギークでもあるSF小説家アーネスト・クラインが発表した同名小説を、奇抜なアイディアで未来を想像し、数々の人気映画で僕らを魅了し続けてきたスティーヴン・スピルバーグによって映画化。
ゴーグル一つつけることで全ての夢が実現するVR(ヴァーチャル・リアリティ)ワールド「OASIS(オアシス)」。
寝食以外は誰もがそこを訪れ望んだ者へと変化し、現実ではできなかった願望をかなえていく最高の世界。
その「オアシス」の創設者が残した遺言により、全世界を巻き込む宝探しが始まった。
日常とオアシス内で起きる数々の謎解きやアクションやドラマを、最先端のテクノロジーと楽しくさせる魔法をスピルバーグが詰め込んだ。
映画でしか味わえない興奮と感動を体験せよ!
- 作者: ジーナ・マッキンタイヤー,スティーブン・スピルバーグ(序文),アーネスト・クライン(前書)
- 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2018/03/30
- メディア: 単行本
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あらすじ
2045年。
多くの人々は荒廃した街に暮らす現実を送っていたが、若者たちには希望があった。
それはVRの世界、「オアシス」。
そこに入れば、誰もが理想の人生を楽しむことができる。
ある日、そのオアシスの創設者、ジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)が亡くなり、彼の遺言が発表された。
“全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの鍵を解いた者に全財産56兆円と、この世界の全てを捧げよう”。
突然の宣告に世界中が湧き立ち、莫大な遺産を懸け争奪戦が始まった。
地球で最も発展した町、オハイオ州コロンバス。この現実でパッとしない日常を送り、オアシスに自分の世界を求めていた17歳のウェイド(タイ・シェリダン)もまた参加者の一人だ。
オアシスで出会った仲間たち、そして謎めいた美女アルテミス(オリビア・クック)と協力し、争奪戦を勝ち残ろうとするウェイド。
しかしそこに世界支配のため、すべてを手に入れようとする巨大企業、IOI社も出現して・・・。
3つの鍵に隠されたメッセージの秘密とは?
アルテミスとの恋の運命や仲間との絆も試されるウェイドは、謎を解き、IOI社の陰謀を阻止することができるのか?
現実の世界とオアシス。その両方で繰り広げられる冒険は、信じがたい次元へと発展していく――。
想像を超えた戦いの先に勝利を手にするのは一体誰だ!?(HPより抜粋)
監督
監督はこの方、スティーヴン・スピルバーグ!
今作で、過去10年の作品の中で一番の興行収入をたたき出したスピルバーグ。
最近の作品は実話を基にしたシリアスな作風のものばかりだったこともあり、今回のようなSFアドベンチャーは我々にとっても待望のジャンルだったと思います。
本作がこうして結果として出たこと、批評家の評価も上々ということで、まずは一安心といったところ。
そして彼の黄金期でもある80年代に生まれたポップカルチャーを惜しみなく盛り込んだ本作は、当時を謳歌した人にとっては涙モノだったに違いないと思います。
僕も後になってから触れた世代とはいえ、原作で扱われたキャラや作品のオマージュは読んでいて興奮を隠せなかったし、スピルバーグが映画にすることは当然であり適役であり必然だったと、製作発表の段階で感じていました。
彼がこの映画にどんな魔法をかけたのか楽しみで仕方ありません。
彼に関してはこちらをどうぞ。
キャラクター紹介
左上より。
- ウェイド・オーウェン・ワッツ/パーシヴァル(Parzival)(タイ・シェリダン)
オハイオ州コロンバスに住む17歳の少年。両親を亡くし、トレーラートラックが詰まれた通称スタックパークの7階にある叔母の家で育つ。
アバター名アーサー王に仕える円卓の騎士から拝借。アルテミスから親しみを込めて「Z」と呼ばれる。
イーストエッグハンター、通称ガンターとしてオアシスで争奪戦に挑む。
- アルテミス(Art3mis)(オリヴィア・クック)
オアシス内では有名な「シクサーズ殺し」であり、戦闘能力の高いガンター。IOIからオアシスを守るため日々奮闘している。
第一の試練でパーシヴァルに助けられ、それ以降パーシヴァルと関係を続けていく。
- エイチ(Aech)(リナ・ウェイス)
オアシス内ではパーシヴァルと親友。ラボには様々なアイテムがあり、改造したり自分で作ったりとメカニックに強い。
アノラックゲームを攻略すべく、ハリデーが愛したさまざまな作品やゲームを二人して議論したり遊んだりして親睦を深めている。
現実世界ではキャンピングカーに乗って場所を転々としている。
- ダイトウ(森崎ウィン)
日本人のガンター。礼儀正しくお辞儀を欠かさない。
トップラスの戦闘能力を誇るガンターとしてアノラックゲームを攻略している。 アバターは三船敏郎をモデルにしている。
- ショウ(フィリップ・ツァオ)
中国人の少年ガンター。こちらもトップクラスの戦闘能力を誇り、トリッキー且つクイックな動きで敵を倒していく。ダイトウと共に協力しながらアノラックゲームを攻略している。
- ジェームズ・ハリデー(アノラック)(マーク・ライランス)
VRソーシャルシステム「オアシス」の創設者。オグデン・モローと共に会社を立ち上げ瞬く間に億万長者となる。
オアシスで行われるゲームの勝者に遺産とオアシスを譲るという遺言動画を、全ユーザーに向けて発信。瞬く間に争奪戦が始まる。
青春時代を過ごした80年代を愛しており、ゲームではそれが謎を解く鍵となっている。
- ノーラン・ソレント(ベン・メンデルゾーン)
世界的企業IOI( Innovative Online Industries)の責任者の一人。ハリデーの死後、オアシスを買収するために企業の力を集結して挑む。雇われガンターのシクサーズを従え非情なやり口でゲームを進めていく。IOIナンバーは655321。
- オグデン・モロー(サイモン・ペッグ)
ハリデーと青春時代を過ごし、彼と共にオアシスを創設する。
近年はハリデーとは距離をとっており、遠くからアノラックゲームの様子見をしていた。
コミュ障だったハリデーとは違い、社交的な振る舞いで会社の運営全般と担当していた。共通の女性キーラと3人で青春時代を過ごし、後に結婚している。
- アイロック(T・J・ミラー)
ソレントが裏で取引をする一匹狼のガンター。最初のカギコッパ―キーを手に入れたウェイドを水面下で捜索し、困らせる行動を起こす厄介者。
- シクサーズ
IOI社が率いるガンター集団。会社から言いくるめられ金で雇われた存在で、様々な分野に精通した者たちで組織編成し、他のガンターを寄せ付けないよう結託して邪魔をする。
全員がIOI社のロゴがはいったヘルメットを被り黒のライダースーツを着ている。
名前の由来は全員6桁のIDナンバーを持っていることから彼らを馬鹿にした言い方として「sixers」と他のガンターから呼ばれている。
現実に希望を持てなくなった近未来。
なりたい者になれる仮想現実空間で少年達は悪の巨大企業に邪魔されず、無事3つの鍵を手に入れることができるのか!?
そしてパーシヴァルの前に現れるアルテミスとは何者なのか!
さらに一体いくつのイースターエッグが隠れているのか!!
ここから観賞後の感想です!!!
感想
あ
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が
と
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バ
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グ
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一度見ただけでは探せないキャラの数々はもちろんのこと、現実に生きがいを感じられない若者たちが、ゲームを通じて現実の素晴らしさを教えてくれる、最高にアドベンチャーで最高にハッピーになれる映画でした!!!
今回はネタバレ全開でいきます!!
期待通りでした!
人々が現実に生きがいを感じられなくなり、理想の生活が出来なくなった近未来。
オハイオ州コロンバスで生活する主人公がオアシス内で仲良くなった仲間と友情を築き上げていく中で、世界企業第1位になりたい一心で汚い手を使いながらゲーム攻略を企む悪の企業IOIの魔の手からゲームの秩序を守るために、そして1位を目指すために冒険していく、友情、努力、勝利の3拍子揃ったジュブナイルムービー。
冒頭から最後までとにかくたくさんのキャラやガジェット、ゲーム、音楽、小ネタが散りばめられていて、決して1度見ただけではオアシス内を把握できない贅沢な映像の数々と、様々な事情を抱え現実逃避に勤しむ少年少女たちが、ゲームを通じて互いを理解し尊重し友情を深めることが攻略のカギとなり、大きな敵と戦いながら宝探しを繰り広げる楽しさと、自分でもオアシスで体感できるような没入感、そして何といっても最後に語られる「非現実な世界では得られないことが現実の世界では存在すること」をしっかりメッセージとして伝えることで、目の前の事を見失いがちな人々の心を打ち、最高にクールに仕上げた作品でございました!!
あと4杯おかわりしたいくらい最高に楽しい映画でございました!!!!
僕がこの映画をどれだけ楽しみにしていたことか。
原作上下巻を2周し、登場する観てない映画、聞いてない音楽、やったことのないゲームを熟知し、ハリデーの事ならウェイドの次に負けないくらいの知識を得て挑んだわけです。
そんなに事前学習して楽しさ半減しちゃうんじゃないか?と思うじゃないですか。
ぜんぜん大丈夫!!
知識詰め込んで観たって超楽しかったんですよ!!!!
やっぱりね、原作読んだって文章だけでしかないから、脳内でしか画が浮かばないわけです。
それを良くここまで再現してくれた!ってだけでまず満足なんです。
予告をみただけでもアガる要素が満載だったじゃないですか。
デロリアンと金田のバイクが並走するんですよ?
で、追いかけるのがTレックスやキングコングですよ?
ガンダムとアイアンジャイアントがメカゴジラと戦うんですよ?
DCキャラの大軍に混じってストⅡキャラやキティちゃんが普通に歩いてるんですよ?
んなもんサイコーに決まってるじゃねーか!!
日米ポップカルチャーがこれだけ融合して一つの映画に描かれるってだけでもう殿堂入りですよ。
で、そこで使われる音楽もね最高なんですよ!
ヴァンヘイレンの「JUMP」から始まって、テンプテーションズやアース・ウィンド&ザ・ファイア、ビージーズといった60's、70'sの名曲が流れて、プリンスや最終決戦で流れたツイステッドシスター!エンディングはホール&オーツ!!
どれも知ってる曲だし馴染みのある曲ばかりに加え、アラン・シルヴェストリが作ったメインテーマがまた映画にピッタリで、80年代エンタメ映画を彷彿とさせる仕上がりで!
またゲーム関連に関しては一番苦手な分野で調べないとよくわからなかったんですが、アドベンチャーやジャウストといった80年代70年代を代表するゲームから、セリフの端々で出てくるマリオカートのような名作ゲームも出てきて、どこも見逃せない、聞き逃せない作り。
当時の世代を生きた人も、そうでない人も引き付ける魅力を放ってるんですよね。
まぁこの辺はおかわりして観るので、あとで徹底解説したいと思います。
現実逃避しちゃうよね。
この物語の舞台は、荒廃した街に暮らす人々がトラックを積み上げて共同生活をする世界。
貧富の差は今以上に開き、人々は現実を直視せずにヴァーチャルリアリティに没頭するという設定。
監督はVR登場時、悲観的な考えを持っていたそうですが、本作を製作するときは考えを変えたそう。
遅かれ早かれこういう時代が来るのだから、VR時代の到来を受け入れることで生きることを楽しめばいいと仰っていて。
辛いことや逃げ出したいことがあれば、なりたい自分になれる仮想現実は素晴らしいことだと。
物語の主人公ウェイドはおばさんの家に住ませてもらい、おばさんの彼氏から殴られたり、おばさんから追い出すよと脅される日々。
サマンサは自分の顔にできた母斑によって見た目を気にして暮らさなければならない。
ヘレンは黒人の女性ということで差別的な扱いを受けてきた。(原作ではレズビアンでもあります。)
そんな現状を変えてくれるのがオアシスだとしたら。
なりたい自分になれるとしたら。
オアシスにいる間は周りのアバターは仮の姿だから、誰からも偏見の目を持たれず、差別もされず、事と次第によっては裕福にも強くもなれる、暴力だって受けない。
もし現実で辛い状況にあるのならば、この仮想現実は全て問題をクリアできる。
だからVRって非常に便利なツールなのではないでしょうか。
ただ本作は決して仮想現実を全肯定しているわけでもない。
VRファーストな世界を肯定しながらも、映画を通じて現実の素晴らしさもきちんと提示してくれてます。
当初のウェイドはこのクエストをクリアすることだけが生きがい。
だからエイチとよく絡んでも実際会いたいという欲求は芽生えてこない。
オアシスで会ってるんだからそれでいいと思っている。
でも、最初のゲームをクリアすることで注目され、IOIから目をつけられてしまう。
自分一人では解決できない問題にぶつかっていく。
ピンチの時、必要になってくるのが仲間。
彼らとともにミッションをクリアすることで絆を結んでいき、力を合わせていくことで友情が芽生える。
ここで直に会っていたら見た目の先入観から違う選択肢を選んでいたかもしれないけど、オアシス内ではそんな心配もなく平等な目で見ることができ、心と心でわかりあえる。
そして心はやがて好意にかわり、たとえ相手がどんな姿であろうと直に会いたくなる。会ってみたくなる。
目で情報を入れないから素直な気持ちで会えるんですよね。
だから母斑があるサマンサを見ても決して偏見で見ない。
そして現実世界で会うことになった仲間たちは、IOIから身を隠しながらミッションを遂行していく。
既にアバターとして仲がいいから心で繋がっている。
そんなハイ5の面々がやがて勝利し、ハリデーから現実の大切さを教わる。
現実は決していいことばかりじゃない。嫌なことも辛いこともある。
でもオアシスの中では決して体感することのできない素晴らしい出会いが現実ではあったり、なんてたってメシがうまい。
実際ハリデーは現実から逃げてしまったことで、キスをする勇気を持つこともなければ、一番大事な友達をも失ってしまった過去があり、自分の殻に閉じこもてしまった。
それでもいいと思っていたけど、いざ自分に死期が近づいたときに、果たしてこの人生は是か非かと考えた時、後悔の念を抱くことになります。
だからこのゲームを通じて自分を好きになってもらいたいという思いと同時に、他の誰かが自分と同じようなことになってほしくない思いを持っていました。
VRでは体感できるかもしれないけど、体験することはできない。
あくまで疑似体験でしかないのです。
リアルは現実でしか体験できないということを、スピルバーグはハリデーを通してしっかり語ってくれるのです。
あえて不満を。
原作を2度読んでも興奮してしまうくらい、この作品が原作も映画も大好きになりました。
もちろん満足度はかなりのものです。
しかしながらちょっと待て!と言いたくなるような部分もなくはないです。
これはしょうがないよなぁ、という思いが一番強いんですが、あえて、あえて!不満を述べたいと思います。
まずはこの映画2部作にはならなかったんだろうか。
140分という上映時間は、どの場面も中弛みもなく終始ワクワクしていられるんですが、実際には試練はもっと難しくないといけないわけです。
なんてたってハリデーコンテストが始まって5年も経っているのですから。
この「難易度」を排除してしまってるのが非常に残念なんです。
例えば第一の試練。
コッパ―キーの在り処がサクッと見つかって、みんながこぞってカーレースに参戦しています。
キングコングが邪魔でどうしてもゴールにたどり着けない。
どうすれば攻略できるか。
ウェイドはハリデー図書館へ赴きヒントを見つけに行くんですが、この攻略、5年かからずともクリアできるんじゃない?ってくらい簡単なんですよ。
最初こそみんながこぞって図書館でハリデーの過去をほじくり返して探っていたみたいですけど、いやいや500億ドル手に入るんだからみんな諦めんなよw
そうなってくると、二つ目のカギ、ジェードキ―の攻略もおかしい。
ハリデーが愛したポップカルチャーがゲーム内には蔓延っていて、クリアするにはどれだけハリデーを知っているかがカギなのに、エイチと来たらシャイニングを見ていないw
ちょっと待て!ってなりますよそりゃあ。
まぁエイチはガンターとしてはかなりの戦闘力を持つアバターなので、劇中では敵をガンガン倒す方に尽力してたかもしれませんが。
実際コレクションハンパないし。
一番のおかしいところは、IOIの研究グループです。
あいつらバカでしょw
あれだけの精鋭が揃っていながら、全然攻略できてないんですから。
原作でもそこまで頭良くないですけど、そこそこの力は発揮してるんですよ。
で、全然役に立ってないのに、3つ目のカギクリスタルキーの在り処は速攻で見つけてしまうw
もちろん時間内で納めなくてはならないから、ガチで難しくしちゃうと尺が足らない、観衆が理解できないって問題が生じちゃうわけで、仕方がないんです。
だから例えば2部作にわけて、ハリデーに関してはめっちゃ知識あるけど、軟弱で貧乏でどこにも行けないアバターのウェイドをしっかり見せた後、ひらめきと知識でジェードキーを手に入れることで、こんな弱い僕でもクリアできるぞ!ってのを見せて前編終了!
このワクワクの続きは後編で!
みたいにしたらすごく盛り上がると思うんですよ。
要は原作に忠実にやったら最高だよね!ってことなんですけども・・・。
もう明らかに矛盾してますw
散々映画は映画、原作は原作って区別して見ろって言っておきながら、実際は原作に忠実にやったらもっと面白くなるって・・・。
でも、あえての不満ですから。僕はこの映画超好きですよ!
そして一番大きな不満。
それはウルトラマンが出てこないということ!!!
小学生時代からウルトラマンを見てヒーローを好きになった僕としては、原作でこのウルトラマンに変身できるベータカプセルが登場して3分間変身して、メカゴジラ相手にスペシウム光線と八つ裂き光輪で撃退する場面を読んだとき、口をハフハフしながら読んだくらい興奮しましたよ。
いやもちろん劇中でのアイアンジャイアントとガンダムがメカゴジラ相手に戦う場面は鳥肌が立ちまくりでしたよ。
これぞ日米ポップカルチャ-の融合じゃないですか!
最高じゃないですか!
でもでもでもですよ!
ここにウルトラマンがいたら俺興奮しすぎて「いけー!!!ウルトラマーーーン!!」とかマナー無視で勝手に叫んじゃいそうになるくらい、おしっこ漏らしちゃうんじゃないかってくらい興奮したと思うんです。
まぁそこまで迷惑行為しちゃうならいなくて正解でしたけどもw
今回は残念ながら版権が裁判中のまま製作に入ってしまったということで泣く泣く使えなかったそうですが、これを円谷プロダクションの方がもし読んでくれたのなら、ぜひ僕のこの思いを汲んでほしいなと。
もし原作通りになったらこれだけ興奮するいい大人がいるということを。
原作ではですね、ガンダムに乗るのはエイチなんですね。
でもここは日本人が乗った方がいいんだろうと思ったんでしょう。
もうゴーグルに「機動戦士ガンダム」ってロゴが反射してるところとか感動ものだし、ちゃんと「俺はガンダムで行く!」って言ってくれるのが最高ですよね。
てかダイトウよ、お前あそこまで溜めてでなくてもいいだろうw
仲間がピンチだってのにw
まぁ2分間しか起動できないから慎重だったんだとは思いますけど。
またまた原作の話ですけど、ウェイドは東映スパイダーマンのロボ、「レオパルドン」、アルテミスはマジンガーZのミネルバX、ダイトウは途中で死んでしまってるのでいないんですが、ショウは勇者ライディーンで出陣するという、日本人、いやスパロボファンにはたまらない陣形なんですよ。
どうですか、これ聞いただけでも読んでみたくなりませんか?
そしてなんで映画で出てこないんだよ!って思いませんかw
というわけであえての不満でございました。
むしろニタニタしながらの不満です、はい。
最後に
もっと書きたいこといっぱいあるんですけど、全部いれると5万字くらいいっちゃうのでこの辺でw
とにかく最高なんですよ!
一応物語にはツッコミどころもあるかもしれませんが、沢山のキャラや馴染みのある映画、ゲーム、音楽という沢山の情報がそれを気にさせないくらい、ちゃんとエンタメ映画として出来上がっております!
スタンリーキューブリック監督の「シャイニング」を見てない人、見ておいた方がいいかもしれません。
まさかこんなにモロに出てくるとは思ってませんでした。
これは原作にはないので。
いやあるんですけど、別の映画の主人公を完全に演じるというクエストで、これをうまく映画に落とし込んでるなと。
最後に、本作に登場するキャラやトリビアなどをまとめた記事も書いてますので、ご覧になった方は是非ご活用ください。
それくらい僕はこの映画を愛してます。
というわけで以上!あざっした!!
レディ・プレイヤー1 プレミアム・エディション (4K ULTRA HD&3D&2D&特典ブルーレイセット)(限定版/4枚組/ブックレット付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆★9/10