モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「サマーオブ84」感想ネタバレあり解説 胸クソ映画史に新たな1ページを刻んだ青春ホラー。

サマー・オブ・84

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 新宿の野外上映イベントで「スタンド・バイ・ミー」が上映されるってんで、先日、夏の夕暮れ時、ビール片手に鑑賞してきたんですけどね。

いやぁ名作って何度見ても染みますよね。

 

 思春期真っ盛りな少年4人。

それぞれが抱える将来や現在への葛藤をあぶりだしながら、一つの事に向かってひた走る青春ジュブナイル映画。

いつの時代に見てもこの手の映画は、かつての自分を思い起こさせ、知らず知らずのうちに登場人物に自分を重ねてみてしまうものです。

 

で、これを引き合いにして話したいのは、今年はそんな少年たちが大活躍する青春SFスリラードラマシリーズ「ストレンジャーシングス」のシーズン3がNetflixで配信されまして。

もうね、映画とTV合わせて年間ベスト作っていいなら僕1位にしちゃうんじゃないかってくらい面白かったんですよ、はい。

 

スタンドバイミーを彷彿させる設定に加え、84年とか85年とかが時代設定になってて、あらゆるポップカルチャーをうまく使って描かれてるんですね。

スティーヴン・キング原作作品にオマージュをささげていたり、スピルバーグ、ゼメキス、カーペンターといったクリエイターや、シュワちゃんスタローンといったアクションスターが台頭し、MTV全盛期を彩ったポップス、TVドラマやCM,当時流行ったおもちゃや飲み物に至るまで、細かく使ってるんですよ。

正に僕の「好き」が詰まった作品で、この手の映画やドラマに弱いんだなぁって、つくづく実感しました。

 

僕はこの時代に生まれてはいるものの、青春を過ごしたわけではないんですね。

なのにあのしょぼい電子音楽が流れると、どこか懐かしさを感じ、あの頃青春時代を送った人たちに憧れさえ抱いてしまう感情が芽生えるんですよ。

 

10数年前から「80年代ブーム」って灯が消えることなく存在してる気がするけど、今空前の80年代ブームだと思うんです。

レディ・プレイヤー1」もそうだし、「IT/イット」もそう。

まだまだ当時が舞台の青春スリラー物が生まれてきそうだよなぁ、と思ったら今回の映画ですよ!!

 

田舎町、少年4人、オタク、一人がデブ、自転車、トランシーバー、事件、推理、冒険!!

大人への階段を少しづつ登ると共に、そんな大人に不信感を抱くようになる年代の彼らが、街で起こった不穏な事件に自分たちだけで挑む、という最高のシチュエーション!!!

映画版「ストレンジャーシングス」といっても過言ではない、84年の夏を舞台にした青春スリラー。

今目の前で起きていることこそ全てと思い込む少年4人が、この事件を通してどんな大人へ成長していくのか、それともとんでもない結末が待っているのか。

早速鑑賞してまいりました!!!

 

 

作品情報

80年代の名作たちの要素をごちゃまぜに取り入れながらも、世紀末の荒廃した時代を低予算ながら見事に構築し、ボーイミーツガール・ヒーローアクションムービーとして、世界中の映画祭で大暴走をしたB級映画「ターボ・キッド」。

映画ファンの間では、BMX版「マッド・マックス」と呼ばれるほど隠れた良作を手掛けた監督が、再びファンの心を鷲掴みした作品を作り上げた。

 

「サマー・オブ・84」と題された今作は、読んで字のごとく「84年の夏」を舞台にした青春ホラー映画。

無邪気な思春期真っただ中の少年4人が、好奇心と冒険心から事件の真相を追うが、クライマックスでトラウマ級のとんでもない展開へと進んでいく。

 

監督の前作同様、今作でも80年代へのオマージュを惜しみなく詰め込んでおり、見れば誰もが子供の頃にしたであろう体験を想起させ、懐かしさと共に物語のリアルな描写に驚かされることだろう。

青春の光と闇が交錯する今作。

あなたはこのトラウマ級のエンディングを受け止めることができるか!

 

 

 

Summer of '84

Summer of '84

 

 

 

 

 

あらすじ

 

 1984年、オレゴン州イプスウィッチ。

緑豊かな郊外の住宅街で暮らすデイビー(グラハム・バーシャー)は、エイリアン、幽霊、猟奇犯罪などの記事の収集に余念がない少年だ。

 

そんな彼の15歳の夏に、近隣の町で同年代の子供たちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。

その犯人が向かいの家に住む警官マッキー(リッチ・ソマー)ではないかとにらんだデイビーは、親友のイーツ(ジュダ・ルイス)、ウッディ(カレブ・エメリー)、ファラディ(コーリー・グルーター=アンドリュー)とともに独自の捜査を開始する。

 

はたしてデイビーの推理は正しいのか、それとも行きすぎた空想なのか。

 

やがてデイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった……。(HPより抜粋)

 

 

 

監督

今作を手掛けるのは監督集団RKSS(ROADKILL SUPERSTARS)。

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左からヨアン=カール・ウィッセルアヌーク・ウィッセル、フランソワ・シマールさん。

 

 

今作が長編映画2作目となる彼らは、これまで様々な短編映画で注目を浴び、前作「ターボキッド」でSXSW映画祭で最優秀観客賞を受賞し、世界のファンタスティック映画祭を駆け抜けていきました。

 

ターボキッド [Blu-ray]

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完全武装の猛者たちがBMXで暴走する文明崩壊後の世界で悪に立ち向かう青年の戦いを、1980年代B級映画テイスト&血みどろ描写満載で描いた低予算映画。

僕は劇場で見ることが無かったんですが、SNSで絶賛されていたことで興味を持ち、自宅で鑑賞しました。

ひたすらショボいシンセ音で構成されたビートロックが鳴り響くBGMや、これでもかというほど飛び散る残虐描写とこれぞB級!と思わせる映像が続くのに、物語は常にチャリンコで走る少年と謎の女性の純愛ドラマで、昔の東映特撮モノを見てるかのようなワクワクするアクション。

明らかにマッドマックスを意識しているこの映画なんですが、それ以外の80年代の映画愛が詰まった、映画好きのツボを完全に抑えた痛快ヒーローアクション映画です。

 

これを作った監督ですよ!

楽しみじゃないですか!

バカが付くほどの愛をきっと詰め込んでいることでしょう。

子供心を忘れない彼らの思いを堪能しましょう。

 

 

 

 

キャスト

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すいません、どなたもわからないのでざっくり。

 

デイビー・アームストロング役(左から2番目)に、TVシリーズ「FARGO/ファーゴ」に出演したグラハム・バーシャー。

トミー❝イーツ❞・イートン役(一番右)に、「雨の日は会えない、晴れた日は君を思う」のジュダ・ルイス。

デール・❝ウッディ❞・ウッドワース役(右から2番目)に、「ローガン・ラッキー」、「グースパンプス/モンスターと秘密の書」などに出演経験のあるカレブ・エメリー。

カーティス・ファラディ役(一番左)に、TVドラマ「レジェンド・オブ・トゥモロー」、同じくTVシリーズ「ハンドレッド」に出演したコリー=グルーター・アンドリューが出演します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレンジャーシングスと明らかに違うのはSF要素が無い部分。その分ホラー要素やスリラー要素はかなり多めに見えますね。

言葉を失うほどの結末だそうなので、怖いの苦手な僕は見る前から怯えていますがw

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

感想

スタンドバイミーを胸クソ悪くしたらこんな映画になったのだろうか・・・。

好奇心の代償を巧く表現した心地悪い青春映画でした!!!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陰謀論や都市伝説に夢中の夏。

連続殺人鬼だって誰かの隣人だ、と始まる冒頭。

地元の町では少年少女や大人など13人の失踪事件が相次ぎ、子供たちは外出を控えるよう注意喚起がされている中、主人公たちは夜な夜な鬼ごっこで遊び倒し夏を満喫していた。

そんな中向かいに住む警察官マッキーの家を覗くと、小さな少年の姿が。

何の気なしに鬼ごっこを続けていたが、ある日デイビーは食事中に飲んだ牛乳パックに書かれた行方不明の少年の写真を見て驚愕する。

「マッキーの家にいた少年だ」

兼ねてから陰謀論やエイリアン、未解決犯罪などの都市伝説に興味を抱くデイビーは、親友3人と共に、マッキーの監視を始めることになる。

 

大人になる手前に起きた謎の失踪事件の真相を探るべく、彼らにとって忘れられない冒険が始まる・・・。

というのがおおまかなあらすじ。

 

僕らが子供の頃には今のようなネット社会ではなかったため、情報収集する手段がなく、根も葉もない噂や都市伝説に夢中になっていた時期が確かにありました。

口裂け女が出た、とか、人面犬をみた、とか、あの大きな浄水場には死体がある、とか、志村けんが死んだ(ニュースにもなったなぁw)とか。

今考えると誰が言い出したのかってソースもわからんし、大体この手の話は、友達の友達の姉ちゃんが見た、みたいな見たこともあったこともない人から伝えられたもので、なんであんなこと信じたんだろうと。

 

でもある意味では夢があったというか、非現実的なことに遭遇したかった、みたいなある種の憧れにも似た思いがあったように思えます。

 

そんな好奇心旺盛で噂大好きになりがちな子供たちに起きる、ホントかウソかはあなた次第な出来事が起きてしまうってお話。

 

率直な感想を申し上げるならば、非常にスタンドバイミー的な映画だったように感じました。

スタンドバイミーは別々の道を歩むことになる少年4人の最後の夏を舞台にした青春映画で、こっそり聞いてしまった死体の場所を探しに向かう中で、一生忘れられない時と友情を描いた物語だってのは皆さんご存知かと思います。

まぁネタバレにはなりますが、この体験を機に彼らは別々の進路を歩み始め、これまで通り仲よく遊ぶこともしないくらい疎遠になってしまうんですね。

それでも主人公ゴーディはこの夏に起きた出来事と彼らに対し、12歳の時に出会った友人ほど友人と呼べる人はいないと語るんです。

あの時の経験が大人への通過儀礼になっていて、そういうときほど忘れられない日々はないよなぁと。

 

で、そっちはまぁ甘酸っぱさとほろ苦さが同居した、何とも言えない切ない気持ちにさせる映画だったんですが、こっちはその真逆を行くかのような恐怖を描いたお話だったんですね。

 

後半から一気に加速する恐怖。

まずデイビーがマッキーの家の外から覗いた少年の姿から、マッキーが犯人ではないかという仮説から本筋が始まるんです。

そこからイーツの兄貴が話していた「ホームセンターで毎週土を45キロ購入している」という情報。

それからデイビーがマッキーに荷物を運ぶのを手伝うために入った地下室の奥にある開かずの部屋。

これらの情報からマッキーは怪しい、となっていきます。

 

正直ね、これだけの情報じゃマッキーが犯人だ!なんて結びつかない。

牛乳パックに書かれた行方不明者の少年と、マッキーの家にいた少年を見間違えたかもしれないし、地下室の開かずの部屋だって隣にある暗室の不気味さとボイラーのバカでかい音に怯えたことで、恐怖心が芽生えただけかもしれない。

まぁそういう演出だっただからなんですけども。

ホームセンターの土購入問題も、実際マッキーは庭いじりをしょっちゅうしているから趣味が高じて、なのかもしれない。

 

だから僕はデイビーたちの思い違いだろう、犯人はきっと身近に入るだろうけど彼ではない、そういう流れになるんだろうと踏んでいました。

 

しかしマッキーを追跡しているとおかしな行動パターンが浮き彫りになってくる。

夜中ジョギングするけど、どこかの倉庫に立ち寄って車で移動したり、その倉庫には腐蝕臭を防ぐ役割を持つ水酸化ナトリウムがあったり、隙を見て入った離れの倉庫から少年が来ていたと思われるTシャツが、しかも血の付いた状態で発見されたり、次々と怪しい証拠が出てくるわけです。

 

まぁ当初より真相に近づいてはいるんだろうけど、それでも僕はこの時点でも半信半疑、というかいやいやこれミスリードでしょ、どうせマッキーは犯人なんかでなくて、誰も自分を信用してくれない聞く耳持ってくれなうことでデイビーが人間不信に陥って、恐怖のトラウマ体験、てオチなんでしょ~と。

 

しかししかし、デイビーは両親にこのことを打ち明けると信じてもらえないどころか、お前人んち勝手に入って何やってんだ!このバカ息子!謝りに行くぞ!とマッキーにこれまでの経緯を説明し謝罪するんですね。

で、親友からももうダメだなみたいに飽きられてしまうんだけど、どうしても腑に落ちないデイビーは再び夜にマッキーの家を覗くと、マッキーがこっちを監視しているではないか!

そしてマッキーがデイビーの家を訪問し仲直りしようと手を差し伸べるんだけど、やはり彼を犯人と思い込んでるデイビーは、犯人じゃない証拠として、謝罪した時に話した「あの少年は甥っ子」だってことを証明しろと電話の受話器を渡すんですね。

結果甥っ子は出なかったんだけど、マッキーが帰った後にどこへ電話したか調べるとマッキーは甥っ子の家ではなく、自分の家に電話していたことが発覚するわけです。

 

おーっとぉ!!これは急展開。

僕がここまでデイビーたちを疑ってみていた感覚がぐらついてきたわけです。

なぜ彼はそんなことまでしたのか、もしかしたら近所のガキごときにプライベートなんぞ教えてたまるかってことなのか、いやいや警察官なんだからまず身の潔白をちゃんと証明するべきでしょうに、と。

ちなみにこの後犯人が逮捕されたというニュースがTVで放送されて、これはもう詰みだよデイビーとなるんですけど、それでもデイビーにとってはあの電話のことと監視されていたことがひっかかるわけです。

 

そして親友4人は最後の監視を始めるわけですが…

 

はい、ここからは核心に触れるので伏せますが、ここからスタンドバイミーのような親友皆が別々の道を歩んでいくって流れになってくんですね。

正に、あの夏、彼らと過ごした時間を忘れない、ってキャッチフレーズに相応しい結末に。

いや忘れないだろ、これは…ってね。

 

キャラ設定が正にジュブナイル映画。

一応本筋をサラッとネタバレしてしまったわけですが、これ以外にもサイドストーリー的エピソードがありまして、いわゆる少年たちの抱える想いとか思春期ならではの性に対する思いってのがまぁ溢れていたんです。

 

デイビーは小さい頃にベビーシッターをしてくれた年上の女性ニッキーに好意を寄せていまして。

夜に双眼鏡で彼女の部屋を覗いてるんですね。これ大人になったら確実にアウトですけど、これくらいの年頃ならまぁセーフっちゃあセーフなのか、いやアウトかw

ニッキーの家はどうやら両親が別居状態にあるそうで、いつも彼女一人なんですよね。

で、ちょうど親友たちとニッキーが部屋で着替えてるところを覗いてるのがバレたことで、ニッキーが急にデイビーの家に尋ねてくるわけです。

ここからデイビーとニッキーの淡くほろ苦い恋模様が始まるわけです。

 

僕の家の近くにも4つくらい年の離れた仲のいい年上の女の子がおりまして、小学校の時は集団登校してたので、よく登校中に話したりしょうもないイタズラしたりしていたんですけど、彼女が中学生になった途端交流の場はなくなってしまったんですね。

で、何かの都合で彼女の家を訪ねると、まぁ大人の女性になってたわけです。

一緒に登校していた時は何とも思ってなかったわけですが、あぁ女の子ってこんなにも変わるのかと。

久しぶり、あがってく?なんて言われたけど僕もその時にはなんつーか、下の毛もちょろちょろ生えてきてエロに対する純粋な気持ちが芽生えた時期でもあり、彼女見た途端なんかモヤモヤして、い、いや、大丈夫…っス…みたいな。

いや下ネタじゃねえぞ。男の子ならわかるだろう、なんとも言えないあの感覚!

急に見た目が変わったことで、これまで近しい存在だった人がどっか自分とは別の領域に行ってしまって、しかもキレイになってて、あれ、やだ、なにこれ!なんかドキドキしてる!おれどうしちまった!?的な。

 

まぁ俺の話はこんくらいでw

まぁデイビーみたいな甘酸っぱい恋をして見たかったって話です、はい。

 

 

イーツは見た目不良チック。皮ジャン着てロック聞いてるカッコつけ野郎だけど、お前そんな格好してるけどやってること鬼ごっこだからな!とイキってるイーツ君に近づいていってやりたいくらいどこか生意気なスタイル。

彼は常に女とヤッた武勇伝を語る癖があり、4人の中では一番オトナの経験を積んでるように見えるんですが、僕としては彼には兄貴がいて、兄貴の武勇伝をさも自分が経験したかのようにしか聞こえなかったんですよね。

アメリカンビューティーのアンジェラみたいなキャラ。

でも、彼には悩みがあり、両親のケンカが絶えないことでストレスを抱えている点。

不良になる理由の一つってやっぱ両親の不仲が原因みたいなのあるじゃないですか。

そっち方向に行っちゃうのかなぁ、と不安になった瞬間もありましたね。

 

ファラディは4人の中ではそこまで立ったキャラではなかったように思えたんですが、4人の中では一番頭のいい子。

図書館に行って勉強するって言ってたし、水酸化ナトリウムの化学式を唯一知っていたし、本読みたいから今日は帰るとか言ってたし。

そして一番他人に流されない感じにも見えます。

というか、4人の中では一番早く大人の自覚を持つキャラだったかな。

最後の監視も最初こそ断るけど、親友のために別行動で監視してあげる優しさを持ってて、でもこれは絶対違うって思ったらちゃんとはっきり断るとことか。

あとね、顔が窪田正孝みたいだったww

 

 

そして最後ウッディ。

こういう4人の少年にはつきもののおデブちゃん。

性に関して貪欲でエロ本に執着する奴なんだけど、誰よりもお母さんを心配している。

デイビーの家に泊まるって言った時もお母さんが心配で行かなかったエピソードもありましたし、お母さんの車を勝手に借りて運転した時も、やはりお母さんに怒られることを気にしてましたね。

あと海外特有の母ちゃん悪口(マザーファッカー的なやつね)も、結構真面目な顔で止めろ、と言う姿。

体は大きいけど優しくて繊細なんですよね~。だからこういう映画でデブキャラは好かれるんだなぁ。

でもデブだけどお菓子とかご飯にがっつくキャラではなかったですね。ちょっと意外。

 

 

この4人を中心に事件の真相を探るわけです。

時には二手に分かれて追跡したり、イーツの家の隠れ家でわちゃわちゃしたり、デイビーの家で作戦会議したり、離れてるときはトランシーバーでやりとり。

てかお前らすぐ応答するよな。肌身離さず持ってるのか。

そしてひたすら下ネタトーク。

まぁ大人になってもこういう話は尽きないですが、この頃の下ネタトークは女性への憧れからの妄想とか下ネタですよね~。内容が初心なんだよなぁ。

今でもできないことはないけど不純過ぎるし生々しい話題になるから、もうあの頃の下ネタトークには戻れん!w

 

 

最後に

え~核心に触れず書いてはいるものの、胸くそ悪いって言ってる時点で察してしまう方も多いかと・・・。

すいません僕の文章力が乏しいせいで。

まぁどのように胸くそ悪いかってのは見なければわからないかとは思いますので、ぜひこの夏鑑賞してみては、ってことで。

 

好奇心に対する代償ってのが一番伝わるかな。

郊外くらいの地域だと挨拶はするし何気なく交流する機会があるから、顔と名前は把握はしてる距離感なんですよね。

でも彼らが家でどんなことをしてるのかって部分は見えないわけです。

だから連続殺人鬼も誰かの隣人で、隣人がもしかしたらシリアルキラーなのかもしれないと。

しかもこの80年代のアメリカはそんな郊外に引っ越し新しいコミュニティーを作っていく時代だったそうですが、そうなると見ず知らずの人たちが集まるような場所になるわけで、そこからどことなく不安が募るわけです。

そういう時代背景を当時のホラー映画はよく題材にいれていたそうで(すんませんホラー映画全然見てないからこういうの疎くて…)、それを今作ではモロに取り扱っていると。

覗いたらとんでもない事態になってしまった、覗くもんじゃねえ・・・・と。

 

ストレンジャーシングスよりかはスタンドバイミー的でした。

あぁマジでこれは凹んだし怖かったなぁ…。

というわけで以上!あざっした!!

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10