スーパーガール

どうも、DC映画は俄然ザック・スナイダー派のモンキーです。
「スーパーマン」から指揮をとり始めたジェームズ・ガンの新たなDC映画構想はやはり肌に合わない物語構成や設定。
アクションの面白さはあれど、スーパーマンの力を弱め、レックスを何でもできちゃうキャラにしてしまうのはマジでなし。
しかもレックスにもこんな側面が…とかいらんねん。
おまけにサブキャラまで出し、今後のユニバース構想の断片を見せてくるMCUと同じやり口。
ガンよ、キャラを増やすことが物語の厚みを増すことじゃないんだぞ。
とにかく何でもかんでも鼻に突くガン主導の新たな作品は、スーパーマンの従姉妹!!
DCのドラマでやってたのは知ってるけど、従姉妹って設定は知らなかった。
コミックでもそうなん?
今回期待できるのは、反骨精神を持つ女性を描くのがお得意のグレイグ・ギレスピーが監督なので、ガンが製作総指揮だとしても、どんな権力に中指立てるのか楽しみ。
クリプトの本当の飼い主が彼女というオチが面白かった「スーパーマン」のその後を描くことになるんでしょうか。
早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
ザック・スナイダー監督主導によるDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)からジェームズ・ガン監督によるDCU(DCユニバース)へと生まれ変わったDC映画。
大ヒットを遂げた「スーパーマン」の従姉妹であるスーパーガール/カーラ・ゾー=エルを主人公に描いたヒーローアクションを、「クルエラ」や「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のグレイグ・ギレスピー監督が手掛ける。
「スーパーマン」のその後の世界を舞台に、謎の敵により愛犬が命の危険にさラされることになってしまった主人公が、解毒剤を手に入れるため自身と同じ境遇の少女と凶暴な賞金稼ぎと共に、ボロボロで粗削りになりながらも愛すべきモノのために戦う姿を映し出す。
ジェームズ・ガン監督から方針を聞き製作に乗り出したギレスピー監督。
過去作で反骨精神と孤独さを映像に落とし込みヒロインを輝かせてきたが、本作でも自滅的な現実逃避から抜け出そうともがくヒロインを、センチメンタル且つパワフルに見せるよう努めたと語ってます。
そんなヒーロー、スーパーガールことカーラ・ゾー=エルを演じるのはミリー・オールコック。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚をドラマ化したドラマシリーズ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』での出演が注目を集め大抜擢された。
他にも、ルーシー・メアリー・ノール役を新星イヴ・リドリー、賞金稼ぎのロボ役を、「アクアマン」「マインクラフト」のジェイソン・モモア、本作のヴィランとなるクレム役を「アムステルダム」に出演していたマティアス・スーナールツ、そしてスーパーマン/クラーク・ケント役を、デヴィッド・コレンスウェットが続投します。
スーパーマンを超える人気となるか。
あらすじ
スーパーマンが地球を救ったその後の世界。
故郷クリプトン性を失った壮絶な過去を持つカーラ・ゾー=エル(スーパーガール)(ミリー・オールコック)は、唯一の心の拠り所である愛犬クリプトと静かに暮らしていた。
そんな時突如現れた謎の敵・クレム(マティアス・スーナールツ)の攻撃によってクリプトが毒に侵されてしまう。
解毒剤を求めるカーラは、同じくクレムに家族を奪われた少女・ルーシー(イヴ・リドリー)、そして宇宙最凶の賞金稼ぎ・ロボ(ジェイソン・モモア)と共に、宇宙を股にかけた壮大な冒険へと乗り出していく。
残された時間はわずか〈3日間〉。
果たして、カーラはクリプトを救えるのか。
そして、銀河を揺るがす戦いの行く末とは——。(公式より抜粋)
キャラクター紹介
- スーパーガール/カーラ・ゾー=エル...ミリー・オールコック …スーパーマンのいとこ。故郷クリプトン星を失った過去を持つ。自由で少し自堕落なところもあるが、愛犬クリプトの危機を前に、守るために戦う覚悟を持ち始める。スーパーマンと同じルーツを持ちながら、彼とは異なる痛みや葛藤を背負う。
- クリプト(スーパードッグ)…スーパーガールの相棒である犬型ヒーロー。映画『スーパーマン』ではスーパーマンの愛犬のように見せつつ、実は本来の飼い主がスーパーガールだった、と明かされ話題になった。『スーパーガール』ではカーラの身近な存在として登場し、彼女の心の支えとなっている。
- ルーシー・メアリー・ノール...イヴ・リドリー …クレムに家族を奪われた異星人の少女。宿敵・クレムへの復讐を心に誓う。クリプトを救おうとするカーラと出会い、ともに宇宙へ旅立つ。
- ロボ…ジェイソン・モモア …宇宙最凶の賞金稼ぎ。スーパーガールにとって味方となるのか、それとも新たな敵となるのか?大型バイクにまたがり葉巻をくわえながら、ただならぬオーラを放つ。顔に刻まれた紋様や、戦闘用の特製武器、挑発的な仕草が、ワイルドなカリスマ性と底知れぬ迫力がある。
- クレム…マティアス・スーナールツ …謎の敵。クリプトを毒に侵し、ルーシーからも家族を奪った。
- スーパーマン/クラーク・ケント…デイビッド・コレンスウェット …地球を救ったヒーローで、カーラのいとこ。カーラを気づかう静かな優しさを見せる。
(以上Fashion Pressより抜粋)
海外のアーリーレビューでは、「マッドマックス」だなんて声があるけど、どういうことでしょうか。
ここから鑑賞後の感想です!!
感想
#スーパーガール 鑑賞。終始クソ焦ったい。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) June 26, 2026
なんでこんな話にしたん?
カーラがどう成長するかとかにせず、ロボをもっと絡めてトゥルーグリットをやった方がおもろかったのでは。
西部劇を意識しながら上辺だけで薄い。マッドマックスも取ってつけただけ。… pic.twitter.com/7Nz8gbq4nR
いくら故郷を失った悲しみがあるからって23歳で飲んだくれの女の子ってどうなん?
ロボの存在が全く無意味で邪魔で、尚且つルーシーとカーラの心情がそこまでリンクしない。
あんなトドメはダメだろ。
以下、ネタバレします。
ざっくりあらすじ。
スーパーマンの物語のその後、23歳の誕生日をクリプトと元に他の惑星で迎えたカーラは、旅先の惑星でルーシーという少女が、イエローヒルズのリーダー・クレムに両親を殺された復讐に加勢してくれる者を募っているところに遭遇する。
黄色い太陽を浴びていないせいか、騒ぐクリプトに静かにするよう促すカーラだったが、報酬の名剣欲しさに群がる輩を見て心変わりする。
外で輩を仕留めたモノの、ルーシーの復讐の手伝いなどごめんだと追い払うカーラだったが、そうこうしてるうちに母船を無くし足止めを喰らっていたクレムに宇宙船を奪われてしまうどころか、クレムの放った毒矢がクリプトに命中して麻痺してしまう。
カラダじゅうに毒が回るまでのリミットが3日という短い時間の中、カーラはルーシーにクリプトを見守るよう命じ、解毒剤を持っている単身クレムのいる場所へ向かう。
乗り込んだ宇宙船では追いかけてきたルーシーも同乗し、頭を抱えるカーラ。
そこへ宇宙海賊が宇宙船をジャック、乗客の荷物を奪う中、カーラは黄色い太陽を浴びて海賊たちを一網打尽にする。
海賊からクレムの居場所を聞いたカーラは、崩壊寸前の惑星ビルクで若い女性をオスの繁栄のために誘拐していることを聞きつける。
バーの店主ボマから情報提供者を紹介してもらえるということで彼の家に匿ってもらったが、差し出されたお茶に毒が混入しており、カーラは気分を悪くしてしまう。
ボマとその妻マレクはクレムに娘を人質にされており、カーラとルーシーを差し出す代わりに娘を解放してもらえるという条件で、自宅におびき寄せたのだった。
タイミングよく現れたクレムだったが、ミルクで毒を吐き出すことに成功したカーラは力づくで解毒剤を奪おうと戦闘態勢に。
クレムらブリガンドが匿う少女たちを解放することに一役買いながら闘うカーラだったが、クレムを殺害しようと忍び寄るルーシーを制止、その代わりボマとマレクそして彼らの娘がクレムに殺されてしまう。
復讐を果たしたい一心のルーシーに、殺めたところで気は晴れないと責めるカーラだったが、故郷を失い酒を飲みまくって自暴自棄になっているカーラが言ったところで耳を貸すはずもなかった。
救える命を見過ごしてしまい罪悪感に苛まれたカーラは、怒り任せに残党を脅し強制的にクレムの居場所を吐かせる。
ルーシーを置いて単身彼らの拠点に降り立ったカーラだったが、そこは黄色い太陽と緑の太陽、2つの太陽が昇る場所。
そう、クリプトン人にとって天敵であるクリプトナイトを帯びた太陽により、カーラは降り立った瞬間力を奪われてしまう。
しかし、隠れて宇宙船に乗っていたルーシーがカーラを救う。
意識を失っているカーラは、故郷で過ごした日々を回想する。
コアの爆発により崩壊してしまったクリプトン星からシールドにより分離された街アルゴシティで生まれたカーラは、すくすくと成長していったが、クリプトナイトが露出したせいで、両親ともども放射線により体を患ってしまう。
このままではカーラ自身の命も危険に及ぶと考えた父は、兄がカル=エルを地球に送ったポッドを開発、カーラに地球に向かうことを命じる。
体が弱っている中、自身の「痛み」と向き合ったカーラは、囚われてしまったルーシーを救うため、そして命のタイムリミットが迫っているクリプトを救うため、クレムの乗っている宇宙船に向かうのだった。
・・・というのがざっくりしたあらすじ。
物語自体がつまらん。
両親を殺されたルーシーと、故郷を失ったカーラ。
2人の未熟な女性たちが、若いオンナを食い物にするゲスな野郎たちを玉砕していくって話なら、最高によかった。
しかしどうしてもルーシーの復讐の方がカーラよりグッとくるので、体が弱ってる時に故郷を失った時を思い出してナニクソ!!となっても見てるこっちは全然気持ちが乗らん。
それ以前にこの物語、前作「スーパーマン」でもあったように、強すぎるカーラにうまいこと制限を与え過ぎていて面白みに欠けるのだ。
黄色い太陽を浴びないと本領発揮できないクリプトン人のカーラは、地球で酒を飲んでいてもちっとも酔わないので、赤い太陽のある惑星でばかり放浪しては飲んだくれている、という設定のため、最初での輩を一発で粉砕できない。
その後も海賊に襲われても同じ理由で最初は対等の力しかない。
その後も「毒を飲んでしまった」とか「緑色の太陽が」とか、何かとカーラに本気の力を出させないための「措置」が多すぎるせいで、終始じれったいのだ。
で、そういう状態の時に他力本願てことでロボが登場すればいいのだが、こいつが全然本筋に絡んでこない。
惑星ビルクのバーで遭遇したものの、あいつヤバすぎるってだけで絡みに行かないカーラ。
しかし、飲んだくれて自暴自棄のくせに自分を子ども扱いして全然私の協力をしてくれないと半ば不満を持っているルーシーからしたら、クレムの首が欲しいだけって理由で力を行使しているロボの方が頼りになるという展開が待っている。
そう、ルーシーが2人の間を上手く取り持って復讐を手助けするグループになれば、ロボの存在がしっかり意味をもつ。
なのに物語は、ビルクで暴れ回った後、バイクを奪われただけでわざとクレムに捉われたロボが、カーラを呼び寄せるエサとして捕らわれたルーシーと遭遇するというかなりムチャな結びつけをしているのである。
これは自分が想定したビジョンに捉われているだけかもしれないという前置きで語るが、トゥルーグリットをやればよかったのにと思っている。
トゥルーグリットの物語の内容は割愛するが、確固たる意志を持って親の敵を取りたいルーシーが、カーラとロボという相性の悪い強力な相棒を取り持ちながら、3人の友情と復讐の代償を映していく、そんな物語にした方がよかったのではないかと。
もしかしたら監督も頭の中でよぎったかもしれない。
でもそれだとカーラの物語にならないと思ったんだろう、だから復讐したいルーシーを制止したいけど、彼女を制止できるほど大人になれてないカーラが、ヒーローとしてどう振る舞うかを自分と向き合うことで殻を破る物語にしたかったんだろう。
総じて、力の制限をしなくてはならない措置と、ロボの存在の無意味さが浮き出てるせいで物語自体が機能してないことが、俺がつまらないと思った理由だ。
あとこれは別にどうでもいいことなんだけど、カーラが自分と向き合うとか地球を故郷と呼べないとかって悩みより、まずやらなきゃいけないのはクリプトの躾だと思うんだよね。
冒頭から小汚い宇宙船の部屋で新聞紙に向かって放尿し、そのままソファで寝ているカーラに飛び乗って顔ぺろぺろ舐めるって、いくら愛犬でも不衛生すぎるって。
それ以外もバーのジュークボックスにつなげた配線に勝手に絡まって迷惑かけたり、メトロポリスの喧騒を見つけて黄昏るカーラの後ろで、クッション噛みちぎって羽根をまき散らしてるのとか、マジでよくないよ。
ラストシーンでもクラークの家のキッチン漁ってチョコ食おうとしてるんでしょ?
いくらいとこでもさぁ、自分ちだと思って注意しないカーラは、飼い主として失格だよね。
今回は毒を撃たれて瀕死の状態だったからあまり目立ってなかったけど、旅に帯同してたらどうなってたろうね。
躾する気がないならさ、寧ろ毒に打たれてフェードアウトなんかせずに、一緒についてきてもらって大暴れしてほしかったけどね。
多分さ、この設定をしないとロボの役目がもっと減るからそうしたんじゃないかな。
あ~そう考えたら益々この映画つまらないな。
最後に
とはいえ、崩壊した宇宙船の砂嵐と、囚われた少女たちが一矢報いるために反撃ののろしを上げる描写はマッドマックス怒りのデスロードを彷彿とさせる展開で、あそこは取ってつけた感はあるモノのワクワクはした。
他にも黄色い太陽を浴びてフルパワー全開になるアクションを、屋外でも屋内でも見せるあたりは、スーパーマンと差別化を図るような見せ方にも見えていて、悪くはなかったかな。
とはいうものの、やっぱり退屈な内容だったのは変わらない。
友情を深めていく過程も構築が上手くできてないし、やっぱり色々チグハグしてんのよ。
スーパーマンも大したことないなと思ったけど、こっちの方が問題だったな。
カーラ演じたミリー・オールコックですか?
悪くないけど正直あの表情できるなら、もっと悪態ついてバッドガール感を見せてほしかったですね。
中指立てるのが凄く似合ってるので、それこそアヴリル・ラヴィーンのようなパンク感あふれるヒーローというか。
色々好みはあるんでしょうが、正直冒頭で書いた通りジェームズ・ガンのDCなど毛頭期待しておりません。
とはいえ、次回作と言われる「マン・オブ・トゥモロー」でのスーパーマンとスーパーガールの共闘には期待しております。
ちゃんとヒーロー映画としての、これまで制限されていた圧倒的な力を観せてほしいです、はい。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10

