モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「ターミネーターニューフェイト」感想ネタバレあり解説 君の選択が、未来を変える。

11月8日

ターミネーター:ニュー・フェイト

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デデン デンデデン♪

デデン デンデデン♬

B級アクションとして生まれた近未来SFアクションの決定版「ターミネーター」。

 未来で繰り広げられている機械と人間との戦いに終止符を打つため、過去に送り込まれた殺戮兵器に逃げまどいながらも抗戦する一人の男、そして標的にされた女性とのロマンスも描いた第1作は、低予算ながらも第一級の仕上がりになっており、ターミネーターを演じたアーノルド・シュワルツェネッガーを一躍スターダムに押し上げた記念すべき作品でした。

 

そのヒットを受け、制作された2作目「ターミネーター2」では、前作のヒロインと送り込まれた戦士の間に生まれた息子ジョンが標的に。

また前作で敵として登場したシュワルツェネッガーは、今作でジョンを守る側として登場し、液体金属で作られたT-1000型と死闘を繰り返す姿に誰もが興奮したことでしょう。

またジョンとT-800の間に生まれる絆、歴史を繰り返さないために自ら破壊の道を選んだT-800との別れ、そしてサムズアップのまま溶鉱炉へ落ちていくシーンは、誰もが涙を浮かべたはず。

前作からの大きな内容の変化と当時の最新鋭のVFXと大迫力のアクション描写によって、最高のエンタテインメント作品へと変貌を遂げました。

 

しかし、この成功がその後の作品に多大な影響をもたらしたことはご承知のはず。

 T-X型という新たな強敵の登場にもかかわらず全く印象に残らなかった「3」、初の未来世界を舞台に、半分機械の人間と共にスカイネットに立ち向かうジョンの活躍は、モンキー的には大好きだけど、時系列の変更やややこしい内容に低評価になってしまった「4」、そしてシュワちゃん復帰、1と2の世界観やオマージュなども取り入れたものの、別の世界軸やらジョンのキャラが違うとか、割り切って見ようにも割り切れない込み入った思いが我々にはあるんだから壊さないでいただきたい!と不満タラタラだった「ターミネーター新起動(ジェニシス)」。

 

そう、3以降何度生まれ変わっても、「2」を超える作品を生み出すことができなかったのであります。

 

そして迎える「T2」の正当な続編。

未来は変えられたとしても、運命を変えることはできないのか。

それって何度リブートしても成功できないこの作品のことを指してるんじゃないのか…

いや違う!

きっと今回は運命を変えられるはず!

「T2」成功の呪縛から解放されるはず!

そう願っております。

てなわけで早速鑑賞してまいりました!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

1984年の第1作目から続いてきた「ターミネーター」シリーズ。

2作目で大成功をおさめたものの、3作目以降道に迷うなどの低迷期をたどった計5作は、満を持して創造主であるジェームズ・キャメロンに制作権利が戻ったことで、今回「T2の正当な続編」と銘打って新作を製作。

前作で復帰したアーノルド・シュワルツェネッガーに加え、2でサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンが復帰。

最新型ターミネーターにスーパーソルジャーと、「T2」のはるか上をいく機能を持った機械の登場や、予想の斜め上をいくアクション描写など、今だからこそできる「ターミネーター」が完成した。

 

 

1997年8月29日の「審判の日」を回避できたはずの人類。

未来を変えたはずなのに、なぜサラは戦い続けているのか。

溶鉱炉に沈んだはずなのに、なぜT-800は生存しているのか。

いよいよ、その全貌が明らかになる!

 

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あらすじ

メキシコシティの自動車工場で働く21歳の女性ダニー(ナタリア・レイエス)が弟のミゲルとともに、ターミネーターニューフェイト❝REV-9❞(ガブリエル・ルナ)に襲われる。

彼らを守ったのは、同じく未来から送り込まれた強化型兵士のグレース(マッケンジー・デイヴィス)だった。

かろうじて工場から車で脱出するダニー、ミゲル、グレース。

執拗に追いかけてくるREV-9を、待ち構えていたのは、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)だ。

ターミネーターを宿敵として人生を送ってきた彼女は、REV-9とも激しい死闘を繰り広げ、「アイルビーバック」と言って、その場を去っていった。

 

再び合流しサラは、ターミネーター情報のメールが誰かから届くと告白。

グレースはその発信元がテキサス州のエルパソだと突き止め、3人はメキシコからの国境越えを決意する。

しかし、国境警備隊員になりすましたREV-9が彼らを指名手配していた。

 

そして、エルパソでダニーやサラを待っていたのは、あの男だった…。(HPより抜粋)

 

 

 

 

 

監督

今作を手掛けるのは、ティム・ミラー

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創造主であるジェームズキャメロンは、今回も監督ではなく製作総指揮という形で参加。

早くアバター2を作ってください。そこまで期待してないけどw

 

ティムミラーといえば「デッドプール」を手がけたことでも有名ですよね。

過去作から今作もすさまじいアクション描写が予想されます。

それ以来の長編映画監督作品になるようです。

 

その間は、Netflixアニメシリーズ「ラブ、デス&ロボット」を手掛けてたようですね。

見てないので存じ上げないんですが、彼の持ち味が出た作品なんでしょう。

彼の作品はこちらをどうぞ。

 

www.monkey1119.com

 

次回作は決定されてないようですが、「ソニック・ザ・ムービー」の製作総指揮を担当するようです。

 

 

 

 

 

登場人物紹介

 

  • サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)

 

〈審判の日〉を回避するためにターミネーターと戦い続ける女戦士。

のちに人類となるはずのジョン・コナーの母。

人類の未来のために、次々と出現するターミネーターと戦い続けている。

ターミネーターが出現する時と場所については、謎の相手からメールを受け取ることがあり、今回REV-9が現れた際もメキシコシティへ急行する。

そこでダニー、グレースと出会い、ダニーを守ることが人類の未来と大きく関わることを知るのだった・・・。(HPより)

 

  • T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)
 
旧型のターミネーター。
一度はサラ・コナーを抹殺するため、そして二度目はジョン・コナーを守るために未来からやってきた。
T2のエンディングはで自ら溶鉱炉に入り、消滅した。
しかし、その後送り込まれた別のT-800により、再び彼女の人生に大きな影響を及ぼすようになった。(HPより)
 
  • グレース(マッケンジー・デイヴィス)

 

2042年の未来から送り込まれた兵士。

戦闘中に重傷を負ってしまい、手術を受けて強化型スーパー・ソルジャーに改造される。

骨髄が強化され、折れない骨となり、筋肉繊維にも特殊な組織が織り込まれた。

脳の処理能力もレベルアップ。

超人的な反応速度を上げるために、大量の薬品を摂取しているため、数分で相手を倒さなければならない。(HPより)

 

  • REV-9(ガブリエル・ルナ)

 

人工知能が作り出した、最新型のターミネーター。 

触れた相手の外見に変身することが可能。

一つの肉体を、二体に分離することもできる。

皮膚は液体金属、内骨格は金属炭素で、それぞれタイプの違う刃のついた武器を作り出す。

破壊的なダメージを受けても、約30秒で元どおりの姿に戻り、相手を攻撃。

現在のダニーを抹殺すために、リージョンが未来から送り込んだ。

任務をクリアするためなら、あらゆる手段を使う。(HPより)

 

  • ダニー・モラス(ナタリア・レイエス)

 

メキシコシティに暮らす21歳の女性。

父親、弟と暮らし、弟と一緒に自動車工場の製造ラインで働いている。

父親の姿をしてに工場に現れたREV-9に襲われ、グレースに助けられる。

突然目の前に現れた彼らに戸惑いながらも必死に逃走し、そしてサラ・コナーとも遭遇する。(HPより)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、メキシコですか…。もろに国境問題やりそうですね…。

それ以外にも全てにおいて、「運命」を絡めてきそうですが。

ここから鑑賞後の感想です!!

 

感想

中々の強引な設定の物語・・・。

これが正当な続編でいいのかい…?

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命を決めるのは君だ。

サラが30億人もの命を救った「2」から22年後の世界を舞台に、再び送り込まれてきたターミネーターに逃げまどいながらも、新たな強化型ソルジャーらを味方に起死回生を狙う女性の運命に抗う姿を、CGを駆使したREV-9のビジュアルと執拗に追いかける姿、それにそれに立ち向かうグレースの鮮やかな身のこなしを含めた豪快で素早いアクション描写、かつての強さに加え貫禄まで身にまとい、これ見よがしにスマートに登場したサラ、そして良心を学んだことで過ちを認め正しい選択をしたことによって、人間臭さを醸し出した新たなるT-800の頼もしさなど、どれもキャラ立ちしていたことで物語の魅力が増した作品でございました。

 

 

父を殺され弟まで殺され絶望にさらされた女性ダニー。

いくら逃げても付きまとう恐怖に立ち向かうには、今の状況を飲み込み立ち上がり立ち向かうしか道はない。

その選択によって彼女は定められていた運命に抗い、希望という名の未来を切り開くのです。

 

そんな運命交差点に絡む3人の人物。

かつて世界を救ったはずなのに悲劇は突然訪れてしまう。

それが彼女の意識を変え、女戦士へと変貌を遂げたサラ。

長きにわたってターミネーターと対峙してきた彼女の前に、最大の敵が現れたことでダニーを守ることを決意。

彼女にとってダニーは、未来の救世主であるジョンと重なり、また彼女の三浦井の姿は今の自分とも重なる。

膨らんだ気持ちが出した答えは、「彼女を守ること」だと悟り、使命を全うすることを選ぶ。

 

未来の時代で司令官を守るために体を張って守ったグレース。

たった3日間で変わってしまった世界の中で逃げるしか術のなかった少女時代。

ターミネーターに怯え、食料を奪おうとする輩に狙われ、行き場を無くしていた彼女を救った恩人。

やがてグレースは自分を救ってくれた恩人の思いに応え、戦場の第一線で戦うことを誓う。

その人のためなら命も惜しまない。

戦う意志はあるものの重傷を負った自身の身体。

彼女は強化型ソルジャーへの改造を望み、2042年の時代で勝利するために、また自分のような人たちが生まれないことを願い、過去へ向かい、使命を全うすることを選ぶ。

 

22年前に自分の任務を全うしたT-800。

未来に戻ることもできなかったために、その時代で人間に順応していくことを選ぶ。

自分の高い学習能力と優しい人間との関わりの甲斐もあって、彼は良心に似たような感覚を覚える。

きっとまた未来から送り込まれてくるであろう機械たちの追撃に備え、彼は贖罪にも似た行動を起こす。

彼女に生きる目的を与えるために。

新旧の救世主と対面した彼は、再び自分の正しい行いをするために、正しい選択をする。

もうかつての自分じゃない、そう決意し、掛けようとしたサングラスを戻し、共に旅立っていく。

 

 

4人の登場人物が、今置かれた状況に対してどう選択するかを色濃く描いた今作。

其々の選択が、定められた運命を回避するため正しい未来を切り開こうとする姿は、今の自分たちにも深く刻まれることでしょう。

立ち上がらなければ未来は変わらないということを。

このまま何も考えずのらりくらりと過ごしていれば、望んでいなかった未来が訪れるかもしれない。

変えるなら、変わるなら今、なのかもしれない。

その選択が自分の世代、次の世代にも大きく影響されるのだと思います。

ダニーが最後に語った「彼女を決して死なせない」という言葉は、正にそれを想起させる意味合いを持っていたことでしょう。

輝かしい未来は、みんなの「選択」によって決まるということを。

 

近未来アクションという仮面をはがせば、そういった今の混沌とした時代へのメッセージが含まれていたのではないでしょうか。

 

 

2を超える必要はない、しかし。

感想の冒頭から慣れない書き出しになりましたが、見終わった感想を率直に申し上げるならば、いたって普通のアクション映画だったなぁ、という印象。

 

一応1のような「狙われた女性が、戦士へと覚醒していく」ような話でもあり、2のような「未来への希望を守るためにひたすら逃げながら戦う」展開でもあったわけで、ファンとしては楽しめた部分でもあります。

 

それこそ始まってすぐやってきたREV-9と、ダニーを守りながら戦うカーチェイスのシーンはド迫力満点の仕上がりで、よくもまぁあそこまで高速道路を知っちゃかめっちゃかにして暴れてくれましたね!最高!と声を上げたくなる盛り上がり。

 

からの、ターミネーターを熟知した女戦士サラの登場に大興奮で、しかも「アイルビーバック」泥棒までしちゃってカッコイイ!!と、さらにテンションはアップ。

 

そしてどうブチのめしても死ぬことをしないREV-9の執拗な追撃によって、何度も何度も戦うことを余儀なくされるシーンは大変楽しかったですね~。

国境を越えるところではドローン機を使って襲ってくるし、収容所に送り込まれても軍隊に紛れて襲ってくるし、輸送機に乗って逃げてもさらにデカい飛行機で追いかけてくるし。

彼のしつこさと、顔色一つ変えない表情と、いくらやっても倒せない姿は、ターミネーター2のT-1000同様、結構な怖さを秘めていて、しかも何、分裂までしちゃって2体になって追いかけてくるから余計に怖い。

片方にトラックやらヘリやら運転させて本体は襲ってくるって、そりゃあずるいわぁ~w

こういうのがターミネーターの面白さですよね~。

 

 

一応今回正当な2の続編と銘打っての宣伝でしたけど、果たしてこの謳い文句通りのお話なのか、と問われると僕としては微妙でした。

正当な続編にするなら、冒頭のあのエピソード要りますか?

大きなネタバレになっちゃいますけど、スカイネットが起こした審判の日を回避して、いつも通りの暮らしを送れていたのに、結局ジョンは再び未来から送られてきたターミネーターによって殺されてしまう、って所から始まるわけです。

 

続編という意味合いは、確かにあの後の話、時系列自体は繋がってるわけだから合ってるわけですけども、おおよその部分をリセットした様な展開になっちゃってますよね。

 

ジョンもサラも2で死んだT-800なしのまま戦い続けてきていて、再びやってきた脅威が別のターゲットを殺そうとするのを防ぐためにグレースたちと合流して、って展開こそ正当な続編だと思うんですよね~。

なんかその方が、「未来を変えたけど運命を変えることができなかった」ってことに納得がいくというか。

要はジョンが死んだから、未来は変わってねえじゃんていうか。

 

で、こうなると、もはやT-800のシュワちゃんは今作に必要だったのかって所まで行っちゃうんですけど。

今作のT-800は決して2の時のT-800ではないということ。

未来から新たに送り込まれた殺人マシンで、ジョンを抹殺することが任務。

で、ミッション遂行したけど、そのままこの時代にとどまって生活していくことで、人間の良心に似たものを学ぶことができた、だからジョンという希望を失ったサラに生きる目的を与えるために、自分の能力を使って新たにやってくるターミネーターを探して、彼女に倒しに行ってもらうように場所と日時をメールで教える、というモノだったんですね。

 

まぁ一つ思うのは、わかってるなら自分で倒しに行けってこと。

わざわざサラを危険にさらしてまで行かせるのはどうなのかと。

むしろ自分が戦ってるところをサラに見せて、くらいの気持ちが欲しかったよなぁと。

確かにサラに生きる目的としてターミネーターを倒させるって考えにケチはつけたくないけど、本当ならサラの手で自分を倒させてあげた方が、より彼女に生きる目的が生まれるんじゃない?って。どうせ簡単に死なないんだから。

 

いかにもシュワちゃんを起用するための無理矢理な設定と登場のさせ方だなぁって思っちゃったんですよね。

 

別にシュワちゃん自体は以前のターミネーターのような機械じみた発言とか行動ではなく、ちょっと人間臭い感情の趣があって、演技という面では良かったとは思うんですけどね。

 

 

まぁ今あれじゃないですか、世代交代を匂わせる映画が多いじゃないですか。

スターウォーズ」でも当時の俳優を出して死なせて、次の世代へ希望を託すみたいな流れですし、「クリード」だってロッキーからクリードへと魂が受け継がれていくみたいな。

今作もその匂いがあったと思うんですよ。

サラが背負っていたものを、ダニーが受け継ぐような感じはそうじゃないですか。

だから続編やるとしたら、次はサラ死ぬよなぁ…とか思っちゃいましたよねw

でもそれをやるのはサラじゃなくてジョンの方がよかったかなぁ。

 

 

とにかくですね、2を意識し過ぎたことによっての感想ではあるんですけど、今の技術によってアクションはすごく楽しかったと思うんです。

倒しても倒しても勝てない相手こそターミネーターの怖さであり面白さであり、その道中で仲間との絆を見せてくれる感動のシーンがあって。

今回だってサラがT-800に対して「誰がお前を名前なんかで呼ぶかよ!」とか「お前を殺す」とか散々憎しみを露わにしていたのに、最後に「カール!」って呼ぶじゃないですか。

ああいうところですよ、ターミネーターのいいところは。

 

 

 

最後に

 

僕が思うのは、4人の登場人物がいることで、全員のエピソードを語ることが必要になってしまってることが今回一番つまらないところだと思うんですよ。

それを会話の中で語るシーンが異常に多くて、せっかくのアクションでの盛り上がりを削いでしまってるというか。

やはり一人減らすくらいはしたほうがよかったかなぁと。

だからT-800は今回必要なかったかなぁって思っちゃうんですよね。

ダニーとダニーを守るグレース、そこに絡んでくるサラだけでもよかったかなぁと。

その方が話がスマートに思えちゃう。

 

てか皮肉ですよね、後のスカイネットを破壊したのに、リージョンって別のAIが誕生しちゃってる。人間て学習しないよなぁ…。

メキシコでの国境を越えるシーンも、特に僕が予想していたような内容ではなかったしなぁ。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10