モンキー的映画のススメ

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「ヴァレリアン/千の惑星の救世主」感想ネタバレあり解説 寄り道だらけのスペースオディティ。

ヴァレリアン/千の惑星の救世主

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 これがなければスターウォーズは生まれなかったといわれる伝説のコミックを、リュック・ベッソンが映画化した作品です。

 

巨額を投資して(制作費2億ドルだとか・・・)製作したものの、アメリカの初週の興行成績が1700万ドルという散々な結果になり、世界的に大失敗となってしまった今作。

 

 

 「フィフス・エレメント」で懲りたと思ったのに、再びSF映画に手を出した監督。

彼の歴史にまたもや汚点を作ってしまったのか。その中身は?

 

個人的にSF映画大歓迎ですし、奇抜なファッションを再び見られるのかと思うと普通に楽しみではあります。

 

そんなわけで早速観賞してまいりました!!!

 

 

 

 

 

作品情報

1967年フランスで発行された伝説的SFコミックを、熱烈なファンである、「レオン」、「フィフス・エレメント」のフランスの名監督リュック・ベッソンによって映画化。

 

銀河をパトロールするエージェントの男女が、全宇宙の存亡を揺るがす陰謀に立ち向かっていく物語。

 

スター・ウォーズに多大な影響を与えたとされるキャラやクリーチャー、壮大なスケールといった世界観を今回完璧に再現したことが評価され、フランス国内で大ヒットを記録。

コミックの世界観を完全再現した元祖ギャラクシーアドベンチャーです。

 

 

 

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あらすじ 

 

一つの恋よ、叶え。一つの銀河を、救え。

 

西暦2740年。

宇宙を守る任務を帯びたエージェントの
ヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は、
星から星へと飛び回り、あらゆる種族が共存する
“千の惑星都市・アルファ”へ派遣される。

 

しかし、その深部には謎の放射線反応が見られ、“アルファ”は滅亡の危機にあった。
「10時間以内にその原因を究明せよ」という極秘ミッションを託された2人の前に突如現れたのは、
30年前に消えたはずの惑星の住人たち。彼らの思惑とは一体…?

 

果たしてヴァレリアンとローレリーヌは“アルファ”の危機を救うことができるのか―!?(HPより抜粋)

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監督

今作を手がけたのはリュック・ベッソン。

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本作のジャパンプレミアに登壇した監督。

 

マスコミの写真撮影のときに途中で降壇してしまったことが各ネットニュースで報道されていましたが、原因を一緒に登壇したお笑い芸人のせいのように書いていたり、その時起きたことをきちんと書いたりと、媒体によって様々な書かれ方をしていました。

 

読んだ限りでは後者だよなぁと。

監督は早めに降りて、来てくれた人たちの挨拶やサインに応じたようで、決して芸人のネタに嫌気が指してって流れではないよなぁと。

 

そんな良い人、リュックベッソンですが、よくよく考えたら俺「レオン」と「フィフス・エレメント」しか観ていないことに気づきましたw

 

基本的にはアクション映画を撮る人なんですよね。

フランス人だからかあまりそういうイメージなかったんですけど、

そして女性が主人公という点も特徴のひとつでしょうか。

 

 

というわけでザックリ過去作を紹介。

フリーダイビングの世界記録に挑む2人のダイバーと、海に生きる男を愛してしまった女性のを描いた海洋ロマン「グラン・ブルー」や、政府の秘密工作員に仕立てられた女性のパワフルでスタイリッシュなアクション映画「ニキータ」で名が知られるようになります。

 

アメリカで製作することにもなり、ニューヨークを舞台に凄腕の殺し屋と12歳の少女の純愛と戦いを描いた「レオン」は、多くの日本人が好む作品として今でも取り上げられるほど人気に。

 

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その後も、今作の礎ともいえるSF映画で、5千年に一度の危機が迫る地球を救うためタクシードライバーと謎の美女が世界を救っていく「フィフス・エレエント」、フランスの英雄を少女という視点で描いた悲劇的スペクタクルロマン「ジャンヌ・ダルク」などを製作。

 

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一度引退を表明したものの復活。

新種のドラッグにより超人的能力に覚醒したヒロインの暴走を描いた「LUCY/ルーシー」などがあります。

 

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キャラクター紹介

 

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左上より。

  • ヴァレリアン(デイン・デハーン)

 

本作の主人公。銀河をパトロールするエージェント。

スカイジェットを乗りこなし、 宇宙連邦捜査官として名誉勲章多数受賞のデキる男。

ただし、私生活ではちゃらんぽらんなプレイボーイ。
常に相棒のローレリーヌを口説いているが、相手にされることはない。(HPより)

ポストディカプリオと言われてましたが、「アメイジング・スパイダーマン2」以来大作映画でお目にかかれてなかったなぁ。

 

 

 

  • ローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)

 

本作のヒロイン。宇宙連邦捜査官。ヴァレリアンの頼れる相棒にしてクールビューティ。
拗ねてもキュート。情報屋トリオのドーガン=ダギーズと仲が良い。
ヴァレリアンの愛の告白には辟易している。(HPより

スーサイド・スクワッド」で魔女エンチャントレスを演じた彼女です。

やっぱ超きれいだな。

 

 

  • フィリット司令官(クライヴ・オーウェン

 

ヴァレリアンたちの上官。遅刻に厳しい。
ふたりに惑星キリアンへの極秘任務を命ずる。
対暴動用戦闘アンドロイドであるK-トロンの部隊を護衛につけている。 (HPより)

 

紀里谷和明監督の「ラスト・ナイツ」以来でしょうか。

キングアーサー」とかもやってたから、モンキーにとって彼はもはや中世の人w

 

 

  • バブル(リアーナ

 

踊り子エイリアン。
特技はポールダンスと早着替え。ヴァレリアンとはバブルが働くショーパブで知り合う。
その素性を知る人はいない。(HPより)

 

 

 

  • 客引きジョリー(イーサン・ホーク

 

アルファ宇宙ステーション内の一大歓楽街“天国横丁”に住む客引き野郎。特技はピアノ。
ヴァレリアンを「グラム・クラブ」というパブに呼び込む。 (HPより)

 

 

 

  • 国防長官(ハービー・ハンコック

 

遅刻に厳しいが、フィリット長官ほどではない。
国際法の遵守に暇がない。(HPより)

 

なぜハービー・ハンコックが映画になんか出てるんだ・・・。

 

 

  • ネザ軍曹(クリス・ウー

 

宇宙連邦政府職員。
オクト=バー将軍の配下で働いている。まじめで勇敢。(HPより)

 

 

 

  • アイゴン・サイラス(ジョン・グッドマン

 

惑星キリアン周辺を縄張りとする屈強な宇宙海賊。
真珠(ルビ:パール)とミュール変換器(ルビ:コンバーター)を狙っている。 (HPより)

 

 

 

  • オクト=バー将軍(サム・スプリルエル

 

ネザ軍曹の上官。フィリット司令官同様、遅刻に厳しい。
非常に生真面目で常にリスクを考えて行動している。(HPより)

 

 

 

  • ドーガン・ダギーズ(吹替:THE ALFEE

 

5,000の言語を扱う愉快な情報屋トリオ。
3匹はいつも一緒に行動し、ローレリーヌに情報を売るために近づく。
料金は3匹分かかる。 (HPより)

 

 

 

 

 

 

 

他にもいろんなキャラやクリーチャーたちがたくさん出る模様。

果たしてすべて把握できるのかw

 

各映画誌のコメントを観ると、とにかくすんげー映像のオンパレードのようですが…果たしてどれだけぶっ飛んだ作品になっているのか楽しみでございます。

ここから観賞後の感想です!!!

 

 

感想

いや~~~面白くてつまらないw

美男美女の任務と称したちょっとした宇宙旅行記!!

正に「劇薬!」なぶっ飛びB級スペースオペラでした!!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがリュックベッソン。

地球を離れあらゆる種族と共存していくことで進化していくアルファ宇宙ステージョン。

その施設内で起きた不具合を、捜査官であるヴァレリアンとローレリーヌが謎を追求していく物語。

 

ガジェットや個性的な種族、街並、などなど様々なアイディアやビジュアルを惜しみなく詰め込み、果たして本編にそのエピソード必要なの?というくらい、とにかく寄り道、ヨリミチ、YORIMICHIしながら、2人の愛の物語を綴ると共に、アルファの危機を救っていく様を描いた大作とは名ばかりのB級チックスペースオペラでございましたw。

 

 

いやぁ~長いw長かったなぁ。

 

この映画、確かに面白いです。

 

色んな惑星の住人たちのビジュアルや、面白いアイテムの数々を掘り下げていくと、既視感はあるもののニヤケてしまうようのものばかり。

 

このように、確かにワクワクしながら見るということを十分感じたわけですが、もうとにかく本筋とは関係のないエピソードがどんどん入っていくから、寄り道のオンパレード…。

 

ヴァレリアンとローレリーヌって、ほんとに優秀な捜査官なの?とか、結局これって2人のハネムーンの予行練習なんじゃねえの?とかじっと見ていられなくなって雑念がガンガン沸いてくるというw。

 

 

いやね、寄り道しなければ壮大な宇宙に存在する異星人や、星々でどんなことが行われているか、彼らが使っている道具とかを堪能できないわけで、寄り道あっての本筋だろ?って言われても仕方のないことなんですが、やっぱり寄り道ばかりなわけですよ。

 

 

 

実は事前にリュックベッソン映画ってどんなんだっけ?ってのを呼び起こそうと思って、公開前に自宅で「フィフス・エレメント」を超久しぶりに監視賞したわけです。

 

当時はなんかすげえ面白え!ってなった記憶があったんですけど、年齢を重ねたからか、思いのほか楽しめないことに気付いてw

 

元々賛否あった作品だからってのもあるんでしょうけど、たくさん映画を見てきたせいか、視点が変わってきたんでしょうね。

 

とにかく音楽がダサいし、クリスタッカーがウザいし、物語に必要ないし、ヴィランがショボいし、あ、ビジュアルはかっこいいけどw、地球の危機を救う割にはなんか規模の小さい話だなぁと色々不満が出てきてしまってw

 

いいところって言ったら当時のミラ・ジョヴォビッチクソかわいいってのと、ヴァレリアンと一緒で「愛は地球を救う」ってことかな、くらいで。

 

 

要は年齢を重ねたことで色々見る目が変わっちゃったから今回の映画も面白いんだけど、つまらないよねって結論に至ったわけであります。

 

かといって、これまで上げた不満要素は、今まで見てきたような不満とは違った感覚で、なんか許せちゃうというか。

 

これぞ劇薬ってキャッチコピーがホントその通りで、終始トリップ状態で楽しめる映画だったってことですかね。

 

 

美男美女の掛け合いが楽しい。

楽しめる要因として一つ大きく挙げられるのは、主人公のヴァレリアンとローレリーヌを演じたデイン・デハーンとカーラ・デルヴィーニュの掛け合いと演技でしょう。

デイン君演じたヴァレリアンは、とにかくチャラい。服装もチャラいけど言動や素行がとにかくチャラいのであります。これまで俺リストに入った女性は数多く存在しており、モノにすれば別れの繰り返し。

そしてとうとう運命の人ローレリーヌを見つけ、あの手この手で求愛、求婚、俺って最高じゃね?なウザ~い傲慢ぶりを押し付けてくるわけですが、まぁ相手にされない。

 

そりゃあそうです、女性が求める男性はやはり誠実でなくては。こんなチャラくて軽薄で傲慢で、ただヤリたいだけ、モノにしたいだけのような男は門前払いってのが相場でございます。

ただなんでしょうね、女性って生き物はちょっと危険な匂いのする男に意識してしまうってのも事実でして、ローレリーヌは相手にしてない、というよりは彼をもてあそんでいるという接し方が適切だったのかなと。

ホントに嫌なら仕事でパートナーなんか組まないですもんねw

 

だから心の中ではヴァレリアンというとこに惹かれていたのは序盤で理解できたことでしょう。彼がピンチになれば援護するし、レッドゾーン区域からヴァレリアンの通信が途絶えれば、危険を承知で単身救助しに行くわけで、始末書行きにも拘わらず警備員を倒して逃げ出し、怪しい漁師と共に記憶の先を読めるクラゲを捕獲し、そのクラゲによってローレリーヌにとってヴァレリアンという男がどれだけ大切かというのが垣間見えたし、そこは仕事上の付き合いを超えた、ヴァレリアンへの愛が存在していたわけです。

 

なのに、なのにだ!

ヴァレリアンという男は、つくづく女心が分からない奴で、せっかく危険を冒して助けに来たローレリーヌに感謝もしない。こういうのはいけません。

まぁどうやら彼の弱さをローレリーヌに見られたくないってことのようですが、まぁ男ってこんな生き物ですよね。女には弱みを見せてはいけない、みたいな。

 

そして彼には大きな欠点がありました。それは愛が欠落していたということです。

結局女をとっかえひっかえしていたのも、責任というものに怯えていたからで、弱みを見せられないのもそういうことで、パール人があれだけのことさせられても赦すというのに、ヴァレリアンと来たら任務だからと言ってあるものを彼らに返そうとしない。

結局は相手の事を考えて物事言わない行動しない=相手への愛が足りない、ということなわけで、それをローレリーヌから諭されたことで気づくんですね。

 

 

壮大な宇宙の物語はあくまで世界の設定でだけで、実はごくごく普通の男女の愛の物語でもあったわけです。

これがデインくんとカーラちゃんという美男美女があれこれやり取りするもんだから画的にもすごく映えるし、楽しかった要因でもありました。

 

 

 

寄り道多いなぁ。

とまぁ、内容は寄り道だらけの本筋いつ挿入されんの?ってお話だったんですが、一体どう寄り道したのかってのをざっくり解説したいと思います。

 

 

冒頭、美しい惑星ミュールに何やら飛行体が落ちてきたことによって星もろとも消滅してしまうエピソードが始まるんですが、ここは物語において大事な場面です。

 

で、ヴァレリアンとローレリーヌのミッションが描かれます。

 

 

政府の所有する変換器てのが奪われたため奪還するってエピソードなんですが、惑星ミュールにいたパール人の存在と、変換器が彼らの所有していたものだってのがここで明かされます。

 

この変換器を盗んだアイドン・サイラスというモンスター。

「ヴァレリアン、必ずお前を見つけてこの恨み晴らしてやる!」

みたいなこと言ってましたが、この後出てきませんw

そこは伏線じゃないのかw

 

 

で、無事アルファに帰還。

ようやくちゃんとした任務。

 

安全保障委員会で司令官が演説するから護衛ということでしっかり装備して任務に就くんですが、ここで司令官が何者かにさらわれます。

 

 

はい、こっからが寄り道です。

 

ヴァレリアンがローレリーヌの指示のもと、さらった者たちを追いかけるんですが、近道を突っ走れと命令。

 

いや目の前壁だよ?

マジで言ってんの?

いいから行きなさい!、てな具合で、壁をぶちやぶって飛んで潜って走り抜けてと、とにかく一直線。

 

途中アルファに住んでいる種族のエリアの地域とか通るから、画としては楽しいんですけど、ここに果たしていくらお金をかけたんだろう・・・と。

 

 

結果ギリギリのところでカーブを撒かり切れずスカイジェットが破損。

レッド―ゾーンに入ったところでヴァレリアンとの通信が途絶えます。

 

ローレリーヌは心配になって警備員を煙に巻いて単身救助に向かう。

ただどこにいるのかわからない。

 

すると、彼女を気に入っている3匹の宇宙人ドーガン=ダギーズがやってきて、居場所がわかるところがあるよ?と、地下深くのガラナ海へ連れていかれます。

 

オスのクラゲを捕獲しにいきますが、ここでひと悶着。

そのクラゲはブロモザウルスという深海魚と共生しており、捕獲しようとすると襲ってくるわけで、ローレリーヌは大変な目に遭います。

 

何とか捕獲し皮コーテックス質クラゲを頭からかぶり、ヴァレリアンの記憶を探り、彼がどこにいるか突き止めます。

 

 

何とかヴァレリアンを見つけたのですが、まだまだ本筋に戻りません。

危険区域に生息する蝶があまりにも美しいのでローレリーヌが触れると、危険な種族ブーラン・バソールに捕らえられてしまうんですね~。

 

はい今度はヴァレリアンが助ける番。

 

彼らの縄張りには他の種族が入れず。

どうにか潜入したいヴァレリアンは、スーパーコンピュータのアレックスに相談し天国横丁で姿を変えられる人物との接触を図ります。

 

客引きジョリーに声をかけられ、パブで女性のダンスを堪能。

早く助けに行けや、というツッコミを堪えながら見てるんですけど、このダンスステージが思いのほか長い。

 

実は彼女こそが姿かたちを変えられるバブルというエイリアンで、彼女の素性を聞き身元がわかるIDをやるから助けてくれと交換条件で協力を依頼。

 

バブルの変身能力により、ブーラン・バソールに化けたヴァレリアンは見事潜入に成功。

 

 

一方捕らえられたローレリーヌは、ブーランバソールにお着替えを要求されます。

 

このブーランバソールに言葉は通用せず、どんなにローレリーヌが言葉でここから出せと説明しても、ひたすら洋服を自分の身体にあてて、この服にする?それともこっちにする?みたいなジェスチャーでへらへら笑ってるんですね。

この顔がめちゃめちゃアホ顔でわらけてしまいました。

 

 

結果ブーランバソールの長である皇帝3世の生贄だったというオチ。

 

何とか彼女を救出して難を逃れるんですが、バブルはケガをしてしまい、ローレリーヌを守ってと言葉を残し息絶えてしまいます。

 

 

そしてようやく、よ~やく本題へと突入。

 

まぁ長い長い寄り道で、パブでのシーンでイーサンホークとリアーナが登場するのに、2人とも速攻で退場ですからね。

 

ヴァレリアンとローレリーヌのソロパートと考えると、必要なエピソードだったかもしれません。

この単独行動によって、いかにお互いが大切な存在なのかというのが理解できるわけですから。

それにしてももっと簡潔に描けたろ。

 

 

 

色々細かいこと。

  • 変換器

惑星ミュールに存在する変換器。機器かと思ったら生き物なんですね。

 

見た目はちっちゃなドラゴンみたいなかわいい動物なんですが、こいつになんか食わせるとお尻から溢れんばかりの量を生産してくれる希少動物だったんですね。

 

惑星が滅んでしまったので意外と希少なんですが、だからって飲み込んだものをケツから大量生産てなんかやだなぁw

 

 

  • 様々なガジェット

序盤のミッションで訪れた惑星。

巨大市場に潜入して変換器を取り返す任務なんですが、ここで敵の監視をコントロールするガジェットが登場。

 

相手の体に付着させれば、神経を伝って意のままに操れる武器。

これはちょっとカッコよかったです。

 

他にも、巨大市場といっても辺り一面砂漠なんですが、みんなVRゴーグルを置付けてお買い物するんですね。

 

で、実際かったものは機械を通して実物のものに変換して持ち帰る設定だったり、体を透明にして箱型の銃を装着して潜入する武器だったり、首元に付ける翻訳機、クモのような機械が粘膜を引き裂くシュノーケル、スカイジェットなどなど、面白いアイテムがたくさんあったのはよかったですね。

 

 

  • スペースオディテイ

冒頭の映像がですね、めっちゃ良いんです!

 

初めて地球人が宇宙に行った時の映像から、アルファ宇宙ステーションがどのようにして大きなものへと変化を遂げたのかってのを、デヴィッド・ボウイの名曲スペース・オディテイを流しながら描いてるんです。

 

この歌の歌詞は、宇宙にいるトム少佐と管制塔とのやり取りを語りながら、この広い宇宙の中では僕のような存在はちっぽけで無力だ、というものなんですが、地球人が少しづつ他の惑星の住人と握手をしながら、交流を深めていく姿が描かれてるんです。

 

これがですね、あれ?もしかしてこの映画めっちゃいいスタート切ってるじゃん!

これは評判以上の映画なんじゃないか、と思わせてくれるんですが・・・まぁ勘違いでしたw

 

でもこのオープニングはですね、非常に良かった!あ、いいところあったわ他にもw

 

 

最後に

僕はこんな感想になりましたが、楽しめる要素が詰まった作品であることは間違いないです。

大前提として筋書きに粗があるのですが、とりあえず監督が描いた世界観を堪能できれば後は気にすんなよ!といえる映画だったように思えます。

 

だから視覚効果はすごいです。

若干背景がウソくさく見えますが、そこはこの映画の味ということでw

 

やっぱり黒幕はショボいんだよなぁ、フィフスエレメントと一緒で。

 

というわけで以上!あざっした!!

 

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満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10