モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「鋼の錬金術師」感想ネタバレあり解説 ハガレン実写化は俺の心も機械鎧にしてしまった。

12月1日

鋼の錬金術師

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ポスターに主人公がおらんッ!!

さすがジャニーズ・・・ってことで。

今月も残り1ヶ月。冬休み興行がいよいよ盛り上がってまいりました。

そんな話題作だらけの1発目を華々しいスタートで飾れるのか。

今年は人気コミック実写3大映画ということで、「銀魂」「ジョジョの奇妙な冒険」そしてこのハガレンが2017年の日本映画界を盛り上げてきたわけですが、結果はまさかの銀魂が続編製作されるほどの人気、逆にジョジョは評価は賛否あれど興行に結びつくような人気はなく大惨敗。

そしてハガレンはどういう末路をたどるのか・・・。

 

 公開前にもかかわらず、twitterでのハガレン感想キャンペーンがどうやら物議をかもしており、某映画レビューサイトのコメントにも明らかに日本人ではない方々の意味不明なコメントが羅列しておりサクラとも取れる印象操作。幸先の良いスタートが見込めない予感の本作。

ただでさえ人気コミックの実写化は、ファンあっての作品だけにデリケートに扱わないと大変なのことになるのに、色々と想定してなかったのでしょうか。

 

その上モンキー的にはこの原作もアニメも全く見たことがなく、ただただ興味があっての程度。

一体どんな内容なのか、怖いもの見たさで(失礼だなw)観賞してまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

全世界シリーズ累計発行部数7000万部の超ベストセラーである荒川弘原作の人気コミックを、日本映画史上最大規模のVFXを起用し、映像のスペシャリストによって作られた渾身の一作。

 

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あらすじ

 

錬金術— それはあらゆる物質を新たなものに作りかえる魔法のような科学。 

幼くして天才的才能を持つエド(山田涼介)と弟アル(声:水石亜飛夢)は、亡くなった母にもう一度会いたいと禁忌の「人体錬成」に挑んだ。しかし、結果は失敗。❝錬金術とは等価交換である——❞その容赦ない鉄則は、エドの左脚と、アルの身体全てを奪い去った。瀕死のエドは自らの右腕と引き換えに弟の魂をなんとか引き戻し、近くにあった鎧に定着させた。

多くを失ったエドだったが、諦めはしなかった。アルを元の身体に戻す。そう決心し、鋼の義肢、オートメイル(機械鎧)を付けた身で、史上最年少の国家錬金術師「鋼の錬金術師」になった。兄は自分が巻き込んでしまった弟のために。そして弟は、命を捨てる覚悟で自分の魂を錬成してくれた兄のために。

絶対の絆で結ばれた兄弟は、失った体を取り戻すため、カギとなる伝説の「賢者の石」を求めて旅に出る。

支え励ましてくれる人々との出会い。2人の前に現れる謎多きホムンクルス(人造人間)たち。その先に待ち受ける驚愕の真実。そして兄弟は再び、「人間の命とは何なのか—」という命題と向き合うことになる。

どんな困難が待ち受けていようとも、エドとアルは前へと進む。全てを圧倒する愛と信頼、そして兄弟の絆をかけた、超ド級の冒険が、今始まる。(HPより抜粋)

 

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監督

今作を手掛けたのは、曽利文彦

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基本VFXがすごい人!とかアクションが凄い人!みたいな監督は映画全体を考えた時にう~ん・・・な作品ばかり手掛けていることが多いです。山〇貴とかね。

正直監督もモンキー的にはその部類に入れちゃうんだけど、監督の代表作「ピンポン」だけは許せる。あとはナシw

てかピンポン以外何撮ってた?ってくらいこの人の作品は覚えておりません・・・。

 

とまぁいきなり失礼な書き出しで申し訳ないんですが、とりあえず監督の作品をサクッとご紹介。

 

TBSに入社後映画製作へと足を踏み入れ、アメリカで「タイタニック」CGアニメータ―を経験、後に「ケイゾク」や「池袋ウエストゲートパーク」などでVFXシーンを製作しキャリアを重ねていきます。

そして2002年にデビューした作品が、卓球に青春を賭ける高校生の栄光と挫折と友情をさわやかに描き、臨場感あふれる卓球シーンで観客の心を鷲掴みにした「ピンポン」。

この作品で日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞し、映画監督として華々しいスタートをきります。

その後も、ハイテク技術を駆使して鎖国を強行した日本を舞台に描いたSFサスペンスアニメ「ベクシル2077日本鎖国」、日本を代表するヒーロー座頭市を女に設定を変え挑み、男たちと繰り広げる戦いと、旅先で出会う男との切ない恋の行方を描いた「ICHI」、昭和の傑作漫画を実写化し、ケンカに明け暮れる青年がボクシングの道を歩み、傷害のライバルと死闘を繰り広げる青春スポ根映画「あしたのジョー」などを手掛けています。

 

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キャラクター紹介

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左上から順に。

  • エド(山田涼介)・・・一言で現すと瞬間湯沸かし器。史上最年少で国家錬金術師の称号を得た天才。彼の右腕左脚が鋼の義肢、オートメイル(機械鎧)であることから由来している。不屈の精神と抜群の行動力で試練を乗り越え、弟アルを思う心は誰にも負けない。
  • アル(声:水石亜飛夢)・・・エドが湯沸かし器なら、アルは冷却器。人体錬成により魂のみの存在となったエドの弟。鎧姿の見た目のゴツさとは裏腹に、とても優しい心を持ち、常に冷静なしっかり者で、暴走しがちな兄をたしなめることもあるが、最良の理解者でもある。
  • ウィンリィ(本田翼)・・・オート―メイル(機械鎧)技師として、エドとアルの兄弟を心身両面から支え、そばで見守り続ける幼馴染。2人がケンカを始めると、すかさずしかりつける気の強い一面も。

 

  • マスタング大佐《ロイ・マスタング》(ディーン・フジオカ)・・・軍のトップになる野望を胸に、エリート街道を突き進む若き将校。発火布で作られた手袋から繰り出す火炎錬成を得意とする「焔の錬金術師」。
  • ホークアイ中尉《リザ・ホークアイ》(蓮佛美沙子)・・・マスタング大佐の信頼あつい副官。「鷹の目」の異名をとる一流の狙撃手として、その背後を命を賭けて守り続ける。凄惨な戦場を体験してきた彼女は常に緩みなく、感情を表に出すことも少ない。
  • ヒューズ大佐《マース・ヒューズ》(佐藤隆太)・・・マスタング大佐とは同期で盟友。彼の理想に共鳴し、支え続けている。お調子者に見られがちだが、友情と家族愛に満ちた人物で頭も切れ部下の信頼も厚い。

 

  • ハクロ将軍(小日向文世)・・・軍部の将軍。温厚な性格かつ部下への理解があり、弟の身体を取り戻そうとしているエドたち兄弟の身の上を聞くと、彼らの力になれそうなタッカーを2人に引き合わせた。
  • ショウ・タッカー(大泉洋)・・・キメラ(合成獣)研究の権威として知られる「綴命の錬金術師」。郊外の自宅兼研究所で、一人娘のニーナと飼い犬のアレキサンダーと共に暮らしている。
  • ロス少尉《マリア・ロス》(夏菜)・・・左目の下にある泣きボクロが特徴の、凛々しい女性。ドクター・マルコーによる賢者の石研究についての調査を行う。

 

  • グレイシア・ヒューズ(原田夏希)・・・ヒューズ中佐の妻。料理上手で家庭的。とくに自家製のアップルパイは絶品ともっぱらの評判。
  • ラスト(松雪泰子)・・・「色欲」の名を持つ、美しい女性の姿をしたホムンクルス(人造人間)。高い知性を持ち、エンヴィー、グラトニーを率いるリーダー格として、暗殺、工作活動を行う。伸縮自在の爪を鋭利な刃物に変えることができ、相手の身体を容易く貫く。
  • エンヴィ(本郷奏多)・・・「嫉妬」の名を持つホムンクルス(人造人間)。性別は不明。変幻自在の変身能力を持っており、見知った相手なら外見をそっくりに変化させることができる。その力を使って敵陣深くまで潜入し、攪乱や暗殺の任務を得意とする。

 

  • グラトニー(内山信二)・・・「暴食」の名を持つホムンクルス(人造人間)。巨体に見合った無尽蔵の食欲を持ち、いつでも腹をすかせた状態にある。ラストを特別に慕っているようで、彼女にだけは従順。
  • ドクター・マルコー(國村隼)・・・生体錬成を説くとする元軍属の錬金術師。かつて軍では指導的立場の研究者として賢者の石を研究・精製実験に携わっていた。賢者の石を探し求めるエドに重大な秘密を託す。
  • コーネロ(石丸謙二郎)・・・レト教の教主。ホムンクルス(人造人間)から与えられた不完全な賢者の石を使い、「奇跡の業」と称して町の人々を騙していたが、エドたちにその化けの皮をはがされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、というわけで、賭けに失敗した兄弟が元に戻るためのお話ということでよろしいでしょうか!!・・・ってそんな簡単にまとめるなって?w

いやいやこれは失礼、兄と弟の絆を感じながら賢者の石探しに奮闘する姿、その道中で仲間に出会いながら、命とは何かを学んでいく。そして主人公を邪魔する奴らの目的は何か!てことですね?何か見てしまったような気分が・・・、おいおいこれから鑑賞なんだよ!はい!

とにかく原作未読、アニメ未鑑賞のモンキーは楽しめるのか。

ここから鑑賞後の感想です!!!

 感想

見事なまでにコミック実写化映画の悪い部分を見てしまいました。

原作ファンのみなさんはこれでよかったと思えるのでしょうか。

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思った通り。

自分たちの愚かな過ちによって失った弟の肉体を取り戻すべく、軍の戌となり存在すらわからない賢者の石を探し求める兄弟の旅路の行方を、日本屈指のVFX技術によって実写可能となった本作。

兄弟の絆を感じさせるエピソードや、命とは何を指して「命」と呼ぶのか。魂なのか心なのか、それともただの記憶なのか。そういった自問自答や葛藤を繰り返しながら、ただただ弟のために何が何でも賢者の石を手に入れてみせるという兄の無鉄砲さながらの心意気と、その兄を冷静にたしなめながらも影で支える弟との、美しい兄弟の物語でありました。

 

だがその実態はあまりにも陳腐で陳腐でちんぷんかんぷんな脚本と、学芸会(演劇界って書いてましたw訂正します)レベルの俳優陣の演技によって、何とも苦痛な2時間ちょっとの無駄な時間を過ごしてしまったわけであります。

 

愚痴が止まらない。

話の背景について

現に私、原作もアニメも知りません。等価交換がどうたらこうたらってのは何かで知った程度なので、そういった設定はわかるんですが、この国が錬金術師を国家規模で育て上げている理由もよくわからず、かつてこの国で何があったのかといった背景も全く描かれず。

暴動が起きている理由は何なのか、その暴動の首謀者は誰なのか。ただのレジスタンスなのかテロリストなのか、それとも市民の反乱なのかさえもよくわからず、なぜそこから場所を特定できるのかヒューズ!俺にはよくわからないよ!

 

エキストラまで日本人。

そして一番の違和感は全員日本人が演じていること。

冒頭の幼少期のエドとアルが無理矢理金髪にしている時点で失笑です。それから出てくる町の民も全員日本人が無理矢理かつらやウィッグをつけて西洋人を演じており、しゃべり方はどこか時代劇のような、下町風情な「仕方ないねぇ~」みたいな口調。

不完全な和洋折衷という言葉が適切でしょうか。とにかく石畳でレンガの家を練り歩く日本人がこれほど画にならないのは、それだけ日本で暮らしてきたという見慣れなさからくるものなのか。

だからといって、主要キャストだけが日本人てなると余計違和感が生まれるから仕方ないと言えば仕方ないんでしょうけど、もっとやり方があったんじゃないか。そもそも設定に無理がある。

とにかく不自然極まりない映像の連続でありました。

 

 

その後も何だこれ・・・という描写は続き、母をよみがえらせる人体錬成で起こる不可解な現象も、アルが吹き飛ばされてしまうわけですが、板の上でグルグル渦にのまれておにい~ちゃぁ~ん!!といってても、そのスピードだったら板から飛び降りれば助かるんじゃね?と思える竜巻のスピードの遅さ。

コ―ネロとの攻防戦で家から道から飛び出る石柱に小走り程度で逃げるエドから伝わるあらゆるアクションでの迫力の無さ、「CanningCompany」や「Food」「MauroHospital」といった安っちい看板から見える街並の再現度の低さ。

たとえイタリアでロケをしようが、ただコスプレをしている役者が歩いてるだけにしか見えない作り込みの低さなどなど、どこをどう切っても予算が足らない部分が見え見え。

また序盤の話ですけど、コ―ネロと戦うシーンで街を歩いてる人が全くいないのはおかしいでしょう。なんでみんな市場みたいなところにしかいないんですか。これどう考えても、その後のCG処理にお金がかかるから、できるだけ最低限の人物だけで映吸って魂胆でしょう。その後も街に人なんかこれっぽっちも歩いていない現象。ここはゴーストタウンですか?

 

CGについて。

錬金術で作り上げた武器やら壁やらもショボいです。

あの粘土質のような物体じゃあ幼稚すぎます。何年前のCGをやってるんですか。もっときめ細かいCGでないと通用しませんよ。

もちろんよくできた部分はありました。マスタング大佐の焔で人間が燃える件はちょっと直視できないほどよく燃えていて、これ小っちゃい子が見たらトラウマにならないかな・・・とも感じられるしーんだったし、賢者の石によって命を吹き込まれたできそこないの一つ目ホムンクルスも、妙にグロテスクでそれが何百匹もいるわけで、あ~こういうのは気持ち悪さが出ていて良いなと。

しかしながら、全体を通してみればやはりショボさが目立つCGで。

よくこれで「東京国際映画祭」のオープニングを飾れましたね。海外でも人気なんですよねこれ?エズラ・ミラーがコスプレまでする認知度ですよ?これ海外に持っていくんですか?やめてくださいマジで。

アルに至っても重量感が全く感じられないです。あの図体で動くんだからもっと重みのある動きにしないと。中身が空っぽだからってそんな軽くないでしょ。軽いのか?

あとなんですか合成獣?あの展開はさすがに「嘘だろ・・・タッカーてめぇっ!!」ってなる気持ちにもなりますが、犬のお人形にロン毛のかつら被せて合成獣って、コントの置物レベルですよ。やっと感情が揺さぶれられるシーンが来たかと思えばこれかよ、と。

 

カメラワークについて。

後はカメラワークも硬いです。やはりコミック原作の悪いところで、全部漫画の1コマで映そうとするからせっかく映像にしたのに意味がない。

「ジョジョの奇妙な冒険」でも言及しましたが、アクションでの引きの画が全くないんですよ。これも予算の都合上の事だとは思うんですが、全部片っぽの役者に寄っての戦い方しか映していない。これではせっかくのアクションが台無しです。

 

細かいところで言えば、三日三晩賢者の石について調べものしていたエドがヒューズの差し入れで気が緩んで爆睡しているシーン。ヒューズとロスが核心に迫っていくところで急に起きてしゃべり出すところ。

あそこはカメラが切り替わったらもうエドは起きているんですが、そこは普通仰向けに寝ながらしゃべり出すのがリアルってもんです。起きたことに気付かない軍人二人っていうのが狙いですか?

心理の扉のシーンもあのデカい扉に飲み込まれるまでの画をとらず、カメラが切り替わったら扉の中で触手みたいなのに既に飲み込まれている。一連の動作を描くことが欠けているようでは、せっかくの映像化が台無しです。

 

演技について

大作映画の主役としてそれなりに大きなプレッシャーを感じながらもなんとかエドを演じきった山田涼介ですが、そもそも彼は引き出しが少ないから、こういうキャラを演じるのが力不足だったんじゃないかというのがうかがえます。

その一番の理由は表情の硬さ。本田翼のとにかくキーキーいって嘘くさい笑顔を見せればなんかとかなるくらいの割り切った演技ができればいいのですが、その端正でクールなお顔立ちでは、喜怒哀楽がどれも同じパターンで、どれも強度が少ない。

端的に言えばもっとオーバーにやっちゃえばよかったのにどこか恥じらいがあるのかな?とも感じられる演技でした。泣く演技と怒る演技はまぁ形になってるけどそれ以外はリミッター外してやらんとこれからきついぞ。

 

本田翼はもう予想通りで典型的な大根役者です。

嘘くさい笑顔とキーキーわめいて怒る口調、何かショッキングな出来事や声に出せない嬉しい表情をするときはとりあえず口を手で覆うという引き出しの少なさ。

ここに関してはまぁ期待値は低いので逆にこれ以上言うことはないです、はい。そもそもこの子は何で売れて主要キャストに入れたんだい?

 

ディーンフジオカはよくわかりません。マスタング大佐はあんな感じなんですか?ヒューズ大佐演じた佐藤隆太はそのまんま佐藤隆太でしたね。あれはあれで役者を見るという点では唯一心の拠り所だったかもしれません。ヒューズ中佐を知らない分佐藤隆太としていい奴を演じていた気がします。ちょっと生え際後退してきたかな。

 

まぁ抜群に存在感を醸し出していたのは松雪泰子でしょう。

「やだ・・・一回死んじゃったじゃない・・・」言葉ひとつひとつから妖艶さと恐怖を放つキャラへの入り込みはさすがベテラン女優といったところでしょうか。またああいう衣装も似合うというか。一番コスプレしてない感じが良かったですかね。

 

話に関して

これが一番ひどいですが、長い巻数を誇る原作を2時間ちょっとにまとめるのは仕方ないとして、絶対的な悪が存在しないせいで、話がころころ変わる。タッカーが黒幕なのか、将軍なのか、大佐なのか、ドクターなのか、ホムンクルスなのか。

きっと原作では各々のエピソードで敵として描かれてるんでしょうけど、全部やる必要ないんじゃないか。

後はもう感情移入が全然しない。おそらく見せ場である兄弟げんかは、タッカーの話を鵜呑みにしたアルの暴走が如何にも突発的で、そんな理由のケンカこれまでに何度もしてるだろきっと。今になって始まったことじゃないだろ。てか他人から言われないと気づかなかったかアルよ。

マスタングとヒューズが同期としてどれだけの仲なのかも描かれてないから、ヒューズの敵!って言われても、それ多分自分をダシに使われた腹いせじゃない?と思っちゃうし、ウィンリィとの幼少期のカラミもないから兄弟との仲もイマイチわからない。

しかもそれを順を追って描くからテンポが悪く鈍重で、しかもユーモアが全くない。

一応頂いた0巻をぱらぱらっと読みましたけど、コミカルな描写もいくつかあって楽しそうじゃないですか。そういう細かなやりとりもないし、やった箇所もあったかもしれないけど笑えない。

 

 

 

とりあえずですね、海外ロケを敢行して世界観を崩さないよう配慮した「ジョジョの奇妙な冒険」の方がまだマシで、CGってのはこうだ!モーションキャプチャーってのはこうだ!って技術を駆使してアクションメインにシフトした「亜人」の方がましで、ちゃんと原作から日本人に改編して大勢の日本人を使った「進撃の巨人」のほうがマシなもんです。

 

 

最後に

原作ファンに受け入れてもらうために、またはそのファンを恐れて忠実に描くという話の内容、またはキャラ設定、もうやめませんか?

先日マーベルの人が日本のマンガ実写映画に関して言及してましたけど、予算は仕方ないとして、もっと原作を咀嚼して映画として大胆に改変しなければいけないと思うのですよ、そろそろ。

コミックはコミック、映画は映画としてもっと割り切って作ってほしいというか。

もちろん忠実に再現して成功した事例もあるんですけど、今回のような内容でしかも長期連載したものだと、やはり無理があるというか。

 

とりあえず映画の日で1000円で見られるし、一応話題作だから抑えとくか、という程度で見たわけで、かなり辛口な感想になりましたが、コミック実写化映画の悪い部分をすべて見たという印象が率直な感想です。

原作ファンの方で楽しく鑑賞できた方には申し訳ありませんが、こういう形になりました。お察しください。

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆★★★★★★★★★1/10