モンキー的映画のススメ

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モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「新宿スワン2」感想ネタバレあり 登場人物とアクション多いなっ!!

TVドラマ・マンガ原作

1月21日

新宿スワンⅡ

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いつの間に綾野剛はこの頭に戻して撮影したのか?ひっきりなしに映画の舞台挨拶やメディアに顔を出していた彼ですが、しれ~っと撮影を終え、まさかの続編の公開です。

 え?前作ってそんなに人気だったの?興業的にOKだったの?ソニーピクチャーズ的に大事なコンテンツだったの?などなど、個人的にはあの前作からよく続編作れたな!と。

年末の土竜の唄のようになってたら承知しねぇぞ!なんて思いを胸に秘め、「続編やるならきちんと見届けます」精神で早速見てまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

作品紹介

金髪で天パーの一文無しが歌舞伎町のスカウトマンとして成り上がっていく熱い男のドラマとして、「週刊ヤングマガジン」で連載されていた和久井健原作の人気コミックを、綾野剛主演で2015年に映画化、そして今年キャストをそのままに続編として蘇りました。

今作では原作でも特に人気の高いといわれる「横浜王国編」をベースにしてるということで原作ファンも楽しめそうなないようになってるようです。

 

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あらすじ

南秀吉(山田孝之)の死から1年。歌舞伎町を仕切るスカウト会社・バーストのスカウトマン、白鳥龍彦(綾野剛)は、ある夜マユミ(広瀬アリス)と出会い、助けを求められる。
ヤミ金からの借金返済に追われるマユミに、龍彦は涼子ママ(山田優)の店・ムーランルージュを紹介する。
その頃、ハーレムとの合併によりスカウトマンの数が倍増したバーストでは、スカウトする女の取り合いが起こっており、社内の雰囲気は最悪だった。
業を煮やした社長の山城(豊原功補)はシマを拡大するため、横浜に進出することを決断。
その任務を横浜出身の関(深水元基)と、龍彦に命じる。
嫌がる龍彦だったが、突然新宿から姿を消した同僚・洋介(久保田悠来)が横浜にいるという話を聞き、歌舞伎町にしばしの別れを告げる。

山城が関と龍彦を送り込んだのは、全日本酒販連合会の会長・住友 (椎名桔平)が横浜に大規模店舗を出店するという情報をつかみ、勝算ありと踏んだからだった。
しかし横浜には、ヤクザや警察と裏で繋がる武闘派スカウト会社・ウィザードを率いる滝マサキ (浅野忠信)によって支配された、難攻不落の「タキ王国」があった。(HPより抜粋)

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監督

監督は前作に引き続き園子温

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前作が公開した一昨年、「ラブアンドピース」、「リアル鬼ごっこ」、「みんな!エスパーだよ!」と監督の作品が立て続けに公開されては、すべて肩透かしを食らったことで去年公開した作品は1本も見ませんでした。特にエスパーはナシだったなあ。

そんな思い出もあり未だ抵抗感がある監督作品でしたが、まさか続編やるなんて思わなかったし、まぁ見とくかと。てか続編やるのって初めてじゃない?

 

まぁ一丁前にあーだこーだ言っときながら監督の昔の作品はほぼ見ておりません。なんか怖そうなのばかりで・・・。

そんなビビりな私でもこれは面白いってのを挙げるとするならば、カリスマ盗撮変態男の純愛の行方を、宗教を絡めながら描いていく4時間にもわたる壮大な愛のドラマ「愛のむきだし」や、監督の実体験をベースに作り出したという、やくざが映画を撮るアクションコメディ「地獄でなぜ悪い」は特に好きです。

 

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愛のむき出しは、主役の西島隆弘満島ひかりの演技力に脱帽しましたし、地獄でなぜ悪いは、その年のベスト1位にしたほどぶっとんでて笑いが止まらない作品でした。血が出ても笑えるなら見れるんですよねぇ。

今まで監督作品からブレイクした俳優女優がたくさんいますが、その理由は監督が徹底的に芝居や演技指導ができるからだと思ってます。おそらくこういう人ってほぼいないんじゃないですかね。だから見てると役者の躍動感がものすごく伝わる。

そういう意味では前作の「新宿スワン」もラストのタイマンはかっこよかったんですよ。話は別にして。今回もそういうところは期待したいですね。

 

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キャスト・キャラ紹介

主人公白鳥龍彦役には前作同様綾野剛。

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本作の主人公。通称タツヒコ。一文無しで歌舞伎町に流れて来たところを真虎に拾われ、新宿バーストのスカウトマンになる。金髪・天パーがトレードマーク。バカで破天荒な性格だが、純情で情にもろい一面もある。関とともに横浜進出の任務を命じられる。

去年は、「怒り」や「日本で一番悪いやつら」などですんばらしぃ演技でした。今年は嵐の二宮和也主演「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」と、再び熊切和嘉監督とタッグを組む意欲作「武曲 MUKOKU」が控えてます。

 

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滝マサキ役には浅野忠信。

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タキ王国と恐れられる武闘派スカウト会社・ウィザードの社長。警察やヤクザと裏取引をして勢力を拡大、クスリの取り引きにも関わるなど手段を選ばない。関とは幼馴染みだが、12年前に決別。バーストの横浜進出で因縁の再会を果たす。

どこにでも顔を出すなじみの人気者・浅野忠信はここにも出てるのか!

去年は見逃してしまった「淵に立つ」が大好評でしたね。これ見てないのホント悔やんでます。今年の待機作としてM・スコセッシ監督の「沈黙~サイレンス~」(同日公開だけど舞台挨拶どうすんのよw)、家族とは何かを模索していく重松清原作の映画「幼な子われらに生まれ」に出演予定です。

 

 

あとはキャスト多いんでざっくり紹介。まずは新宿バースト組から。

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左上から

  • 真虎(伊勢谷友介

バースト幹部で腕利きのスカウトマン。龍彦を拾い、スカウトの世界に引き入れた張本人で、気にかけてもいる。瞼と上唇に傷を持ち、その過去は謎に包まれている。

  • 関玄介(深見元基

バーストきっての武闘派幹部。龍彦をすぐ殴るが実は可愛くも思っている。見かけに寄らず情に厚い所もある。ウィザードのタキとは幼馴染みで因縁の間柄。

  •  葉山豊(金子ノブアキ

 元ハーレムのナンバー2で現バースト幹部。死んだ秀吉とともにクスリの売人をやっていた。秀吉殺しに関わったのではとの疑いを周囲から持たれている。

  •  山城神(豊原功補

 新宿歌舞伎町を仕切るスカウト会社・バーストの社長。世渡りの上手さと腹黒さでのし上がってきた男。勢力を拡大するために、横浜進出の大博打に打って出る。

  •  時正(村上淳

 バーストの最古参幹部で本部長を務める。社長・山城の右腕的な存在で、信頼も厚い。ケンカが滅法強く、怒らせると凶暴になる面もある。いつもサングラスを着用している。

  •  鼠賀信之助(桐山漣

 バースト所属の若手スカウトマン。バーストの横浜進出に、関や龍彦とともに駆り出されたメンバーの一人。チームタツヒコの中心的な戦力。

  •  森長千里(上地雄輔

 渋谷のスカウト会社・パラサイツの幹部。龍彦とはケンカばかりしているが、心は通じ合っているらしい。龍彦のバーストの横浜進出に手を貸すことになる。

  •  小沢マユミ(広瀬アリス

 ヤミ金からの借金返済に追われ、龍彦に助けを求める。龍彦の紹介で涼子の店・ムーランルージュで働くようになるが、返済が追いつかない。

  •  涼子(山田優

 クラブ「ムーランルージュ」のママ。その美貌ときっぷの良さは新宿を仕切る紋舞会会長・天野修善を足繁く通わせるほど。龍彦を気に入っており、何かと手助けをする。

 

 

 

 

続いて、横浜ウィザード組。

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左上から

  • 住友宏樹(椎名桔平

 全日本酒販連合会(全酒連)の会長。資金力にものを言わせて横浜に大規模キャバクラを2軒オープンさせる計画を立ち上げる。カタギだが、狡猾な男。

  •  洋介(久保田悠来)

 元バーストのスカウトマン。龍彦とは仲が良く、半年先輩であったが同期としか見られていない。突然給料も受け取らずに、新宿から姿を消した。横浜にいるらしい。

  • アリサ(高橋メアリージュン

美貌とグラマラスなボディを持つタキの女。タキとは昔からの付き合いで、関との因縁も知っている。洋介とも関係を持っており、クスリ漬けになった洋介を何とか助けようとする。

  •  ハネマン(中野裕太

 横浜ウィザードのナンバー2。タキに対し心からの忠誠を誓っており、その命令には決して逆らわない。その一方で敵対する相手に対しては極めて凶暴、情け容赦がない。

  •  天野修善(吉田鋼太郎

 新宿一帯を縄張りとする暴力団・紋舞会の会長。山城とは古い付き合いで、バーストのケツモチ。利害関係が絡むと生来の冷徹さが顔を出す。

  •  田坂晃(中野英雄

 神奈川県全域を牛耳る暴力団・宝来会の会長。横浜ウィザードのケツモチで、古くからの付き合いであるタキには深い信頼を寄せている。全酒連・住友とも繋がりがある。

  •  砂子(笹野高史

 神奈川県警の老刑事。現金と引き換えに、影でタキとウィザードが関わった事件を揉み消すなど特別な便宜を図る。長年横浜に勤務していることから、関とも浅からぬ関係がある。

  •  梶田(要潤

 全酒連の会長・住友の側近。ウィザードを使って新規オープンのキャバクラのキャストを集めようとする。生真面目な性格で、大胆気ままな住友の発言にいつも振り回されている。

  •  倉石(神尾祐

 全酒連会長・住友の側近。ウィザード1社に依頼したスカウトを、バーストにも依頼し競わせることを住友に提案する。思ったことをすぐに口に出してしまうところがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という前作よりも豪華なキャストで臨んだ人気映画の続編。新宿対横浜の一騎打ちやいかに!!

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

アクションが前作比150%!!なのにスッキリしない結末に。

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事務所主体なので大目に見たいが。

まずは率直な感想をば。

前作同様綾野剛の所属事務所主導の作品、しかも今回の脚本は事務所の社長であり、作品のプロデューサーである山本又一朗ということで、これは嫌な予感しかしませんでした。なんてったって、ルパンやクローズEXPLODEなどを手掛けた方ですからね。

その予感は的中。2時間半という長尺の中で、これ時間稼ぎだろとしか思えない演出、事務所が推したい俳優やミュージシャンのチラ見せ、大勢のキャラを活かしきれてない筋書き、クライマックスに至ってはコンテストと滝とのタイマンを同時進行することで、緊張感を生まない展開などなど、なぜスマートに描けないのか?と疑問の連続でした。

今作で完結なのか?という淡い期待も叶わず、秀吉の死の真相も明かされたかと思えば闇の中。まだまだ稼ぎたいってことなんですかね。

とはいえ、役者陣のコワモテっぷりは前作同様素晴らしく、特に滝演じる浅野忠信の、関との過去に尾を引きながらも、後には引けない立場を醸し出しながら、ケンカでは狂犬ぶりを見せるあたりはお見事。動きもキレてるしいいキャスティングだったと思います。

 キャスティングに関していえば、脇に中野英雄と山口祥行というVシネ俳優をちゃんとおいてる辺りもヤクザな雰囲気を出していたし、鼠賀演じる桐山漣と、その後輩スカウト役の佐藤祐基という仮面ライダー俳優同士の絡みは面白かったですね。

 

スカウトマンたち強すぎ。

今作は前作以上にアクションモリモリでございました。これは嬉しい

いきなり、渋谷のスカウト会社に所属の森長(これ以降見せ場ナシ!)が歌舞伎町に乗り込み、龍彦と道のど真ん中でタイマン!!前作でも思いましたが、なぜスカウトマンはこんなにケンカがお強いのでしょうか?

その後も、横浜でのウィザードとの乱闘もどこでそんな技覚えたの?と思うような高度な技を繰り出し、街のあらゆるものをぶっ壊すド派手なケンカ!

ちゃっかり栗原類が手拳でアチャチャチャチャチャ!とマウントで繰り出しバーストのスカウトを打ちのめしていましたが、君はそういうの向いてないと思うよ、と心でつぶやきました。

 

そして龍彦とハネマンとの一騎打ち。中盤で一番の見せ所だったんじゃないでしょうか。これまた駐輪していたバイクに体を突っ込み将棋倒しにしたり、挙句の果てにはホストの顔が大きく張られたパネルごとなぎ倒す大掛かりな演出。ほんとに歌舞伎町でやったのこれ?

その中でひと際キレのいい動きをするハネマン。強すぎますハネマン。加えタバコでよくもまぁ飛び回れますね。ちなみにハネマン演じた中野裕太は前作でアゲハを追いかけていたお店のボーイ役でちょこっと出演してました。まさかあれがハネマンじゃないよね?

 

やはり龍彦VS滝のクライマックスバトルは見逃せません。途中マユミのバニーステップダンスに集中力をそがれるという腹立つ演出(広瀬アリスがかわいいから許す)をちょいちょい挟んでくるものの、倉庫においてある、ありとあらゆるものをぶっ壊しまくるリアルガチな殴り合いは爽快です。

明らかに優勢な滝に、一矢報おうと捨て身の覚悟で突進する龍彦の性格さが出たバトルでございました。

 

園監督は細かいカット割りはあまり使わず、そのままカメラを回してアクションシーンを撮ってましたね。ちょこっと編集してスピード感ある動きもしてました。逆に細かくカットしたやり方だとケンカのプロっぽく見えるだろうから、こっちのほうが本物っぽくていいですね。

 

 

話はなんとも。

原作未読ならではの疑問が多かった今作。前作では龍彦の成長も描きながら、暗躍する秀吉たちハーレムと戦うプロットだったのに対し、今回は横浜という、ちと遠い場所を行ったり来たりラジバンダリに加え、マユミのエピソード、そしてコンテストで勝つなど詰め込み過ぎて落ち着かない流れ。

 

冒頭ハーレムと合併したせいでスカウトが多すぎて利益が下がった、成績低いそいつら切ったらスカウトが育たない、じゃあシマを広げよう、どうしようこうしようここにしよう横浜にしよう、なぁ関?、と。話を追っていけば関と横浜との関連性はわかるんだけど、しっくりこないんだよなぁ。だったら手打ちにした渋谷攻めたほうが面白いと思うんだけど。

 

あと前作を見た時にアゲハのエピソードいらねぇよなぁと思ったけど、今回もマユミのエピソードは必要なかったなぁ。マユミがもっと本筋に絡んだりカギを握るのなら必要だけど、結局は龍彦との絡みオンリーで、どう見ても助かる高さから川に飛び込んでもその命を絶つ覚悟が伝わらない。しかも利息が超高いっていう借金の件はどうなった?頑張って返すで終わり?

 

で、結局のところ本格的な全面戦争はなく、お金とコネで滝を追い込むという展開も白けてしまう。

結局自滅にも感じるし、龍彦がケンカに勝ったわけでもなければ、滝と関の友情もエピソードに盛り上がりがなく薄いから盛り上がらない。まぁ、2人が意思疎通できた描写があるのでいっか。

てか、ここ回想が多すぎるんですよ。大きく2つにしちゃえばすっきり感じるのに4つも5つも出てくるんだもの。

 

あとコンテストの審査基準がよくわからん。人数の多いほうが勝ちなのか?店2つ持てるんだし1000万入るんだから、ウィザードももっと悪だくみして何かしら手を打てばよかったのに。大体滝はこれ自体興味なかったし。

 

やはり原作読んでから見に行ったほうが話が入りやすかったのかな。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

前作をおさらいした時に、意外とちゃんと見られたんですよ。だからちょっと楽しみだったんですけど、こんな感想になってしまいました。

話の詰めの甘さをアクションでカバーしてるので全くつまらないことはないんですが。

これ次回作やるとしたらもっとキャスト増えるの?それは勘弁だなぁ。

とにかく前作の方がよかったなぁ。どうでもいいけど監督は高橋メアリージュンのこと好きだよねぇ。出てくるたびドアップなんだもん。

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆☆☆★★★★★★★3/10